カレマ・モトランテ
カレマ・モトランテ Kgalema Petrus Motlanthe | |
任期 | 2008年9月25日 – 2009年5月9日 |
---|---|
任期 | 2009年5月9日 – 2014年5月26日 |
元首 | ジェイコブ・ズマ |
出生 | 1949年7月19日(75歳) 南アフリカ連邦トランスヴァール州(現 南アフリカ共和国リンポポ州) |
政党 | アフリカ民族会議 |
カレマ・モトランテ(Kgalema Petrus Motlanthe、1949年7月19日 - )は南アフリカ共和国の政治家。第10代大統領。アフリカ民族会議副議長。大統領退任後は2014年まで副大統領を務めた。
経歴
[編集]1949年7月19日に南アフリカ連邦トランスヴァール州で生まれる。13兄弟の末っ子であり、父親は鉱山で働く労働者。ヨハネスブルグに転居、そこで教育を受けた。その後、アパルトヘイト(人種隔離)政策に反対し、1976年4月14日にアパルトヘイト法で逮捕され、11か月間服役した。更にテロの疑いをかけられ、1987年までロベン島の刑務所に投獄された。服役後、彼は刑務所生活について次のように語っている[1]。
We were a community of people who ranged from the totally illiterate to people who could very easily have been professors at universities. We shared basically everything. The years out there were the most productive years in one's life, we were able to read, we read all the material that came our way, took an interest in the lives of people even in the remotest corners of this world. To me those years gave meaning to life.
私達の中にはさまざまな人がおり、完全に文盲の人から、すぐにでも大学教授になれるような人までいた。私達は基本的に全てを分かち合った。あの時代は人生の中で最も生産的な月日だった。読書する時間があり、手に入るものはなんでも読み、世界のもっとも遠い片隅に暮らす人の生活にまで関心を向けた。私にとって、生きる意味を与えてくれたのはこの年月だ。 — 翻訳は引用者による。
服役後の1992年1月には、南アフリカ鉱山連合の一般事務代行となった。その後、着々と自らの地位を高め、2008年5月に南アフリカ下院議員に選ばれた。また、9代大統領タボ・ムベキ内閣の大臣に任命されている。タボ・ムベキが2008年9月24日に大統領を辞任すると、それに伴う下院の投票で、2008年9月25日に10代大統領に就任した[2]。
2009年5月から2014年5月まで副大統領を務めた。
脚注
[編集]- ^ James Myburgh (25 September 2008). “Who is Kgalema Motlanthe?” (英語). Politicsweb. 2009年4月20日閲覧。
- ^ “南アフリカ大統領にモトランテ氏”. 産経新聞 (2008年9月25日). 2009年4月29日閲覧。
関連項目
[編集]公職 | ||
---|---|---|
先代 アイビー・マトセプ・カサバーリ (代行) |
南アフリカ共和国大統領 第10代:2008 - 2009 |
次代 ジェイコブ・ズマ |
先代 バレカ・ムベテ |
南アフリカ共和国副大統領 (アパルトヘイト後)第6代: 2009 - 2014 |
次代 シリル・ラマポーザ |