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カーネイ・ランスフォード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カーネイ・ランスフォード
Carney Lansford
2010年7月20日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州サンノゼ
生年月日 (1957-02-07) 1957年2月7日(67歳)
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手
プロ入り 1975年 ドラフト3巡目でカリフォルニア・エンゼルスから指名
初出場 1978年4月8日
最終出場 1992年10月4日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
コーチ歴

カーネイ・レイ・ランスフォード(Carney Ray Lansford、1957年2月7日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼ出身の元プロ野球選手三塁手)。右投右打。

経歴

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1975年MLBドラフトカリフォルニア・エンゼルスから3巡目に指名され、入団。1978年4月8日にメジャーデビューを果たす。この年121試合に出場して打率.294、本塁打8、打点52、盗塁20の活躍で、ア・リーグ新人王投票でも3位に入った。

1979年9月9日には3打席連続本塁打を記録。エンゼルスでは3年間レギュラーとして活躍したが、1980年限りでボストン・レッドソックストレード。移籍初年度の1981年にはストライキのためシーズンが短縮されたが、この年打率.336を打ち首位打者を獲得。 シルバースラッガー賞も受賞した。

しかし、1982年一塁手としてデビューしたウェイド・ボッグスが打率.349と活躍。1983年からはボッグスが三塁に転向するため、外野手トニー・アーマスとの交換で、オークランド・アスレチックスに移籍した。

1983年と1985年には故障のためそれぞれ80試合、98試合の出場に終わったが、その2年を除けば1989年までは150試合前後に出場し、主に三番打者として活躍。1986年には一時一塁に転向したが、1987年には新人マーク・マグワイアが一塁に定着し、三塁に再転向。打順はホセ・カンセコの成長や、移籍組のデーブ・ヘンダーソンデーブ・パーカードン・ベイラーリッキー・ヘンダーソンらの起用もあって一番になったり流動的であったが、1988年から1990年にかけてチームの3年連続ワールドシリーズ出場に貢献し、1989年にはサンフランシスコ・ジャイアンツを下してワールド・チャンピオンとなった。

その1989年には打率.336を記録し、首位打者争いを繰り広げる。カービー・パケットミネソタ・ツインズ、.339)にわずか3厘及ばなかったが、かつて自分を追い出したボッグス(.330)は上回った。ボッグスが首位打者を逃したのは1984年以来であった。

1991年は休暇中にスノーモービル事故で両足骨折の重傷を負い、わずか5試合の出場に終わった。余談だが、この時アスレチックスは三塁候補としてその前年に中日でプレイしていたバンス・ローを獲得したが、期待外れで途中解雇した。

1992年に復帰し、135試合に出場したが打率.262に終わり、この年限りで現役を引退した。同年ハッチ賞を受賞している。

引退後は、1994年から2年間アスレチックスでベンチコーチ、1997年セントルイス・カージナルス2008年から2009年までサンフランシスコ・ジャイアンツ2011年からはコロラド・ロッキーズで打撃コーチを務める。

息子ジャレッド・ランスフォード2005年のドラフト会議でアスレチックスから2巡目に指名され、入団した。

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
1978 CAL 121 500 453 63 133 23 2 8 184 52 20 9 5 7 31 2 4 67 4 .294 .339 .406 .745
1979 157 712 654 114 188 30 5 19 285 79 20 8 12 4 39 2 3 115 16 .287 .329 .436 .765
1980 151 670 602 87 157 27 3 15 235 80 14 5 7 11 50 2 0 93 12 .261 .312 .390 .702
1981 BOS 102 438 399 61 134 23 3 4 175 52 15 10 1 2 34 3 2 28 6 .336 .389 .439 .828
1982 128 539 482 65 145 28 4 11 214 63 9 4 1 8 46 2 2 48 15 .301 .359 .444 .803
1983 OAK 80 328 299 43 92 16 2 10 142 45 3 8 0 4 22 4 3 33 8 .308 .357 .475 .832
1984 151 651 597 70 179 31 5 14 262 74 9 3 2 9 40 6 3 62 12 .300 .342 .439 .781
1985 98 432 401 51 111 18 2 13 172 46 2 3 4 5 18 1 4 27 6 .277 .311 .429 .740
1986 151 640 591 80 168 16 4 19 249 72 16 7 1 4 39 2 5 51 16 .284 .332 .421 .753
1987 151 631 554 89 160 27 4 19 252 76 27 8 5 3 60 11 9 44 9 .289 .366 .455 .821
1988 150 607 556 80 155 20 2 7 200 57 29 8 5 4 35 4 7 35 17 .279 .327 .360 .687
1989 148 616 551 81 185 28 2 2 223 52 37 15 1 4 51 2 9 25 21 .336 .398 .405 .803
1990 134 564 507 58 136 15 1 3 162 50 16 14 2 4 45 4 6 50 10 .268 .333 .320 .653
1991 5 16 16 0 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .063 .063 .063 .126
1992 135 561 496 65 130 30 1 7 183 75 7 2 7 8 43 0 7 39 14 .262 .325 .369 .694
MLB:15年 1862 7905 7158 1007 2074 332 40 151 2939 874 224 104 53 77 553 45 64 719 166 .290 .343 .411 .754
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

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一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS)
















































1978 CAL - - 117 93 182 17 18 .942 2 1 4 1 0 .833
1979 - - 157 135 263 7 29 .983 -
1980 - - 150 151 250 19 29 .955 -
1981 BOS - - 86 70 180 13 17 .951 -
1982 - - 114 83 216 10 19 .968 -
1983 OAK - - 78 60 163 10 19 .957 1 0 0 0 0 ----
1984 - - 151 137 268 18 27 .957 -
1985 - - 97 85 119 5 11 .976 -
1986 60 413 22 2 24 .995 1 0 1 0 0 1.000 100 67 147 4 13 .982 -
1987 17 58 9 0 5 1.000 - 142 98 249 7 15 .980 -
1988 9 12 1 0 2 1.000 1 0 0 0 0 ---- 143 113 220 7 16 .979 -
1989 15 91 5 0 9 1.000 - 136 104 183 13 11 .957 -
1990 5 28 1 0 2 1.000 - 126 100 194 9 22 .970 -
1991 - - 4 0 3 0 0 1.000 -
1992 18 112 5 2 13 .983 - 119 86 162 9 10 .965 1 1 0 0 0 1.000
MLB 124 714 43 4 55 .995 2 0 1 0 0 1.000 1720 1382 2799 148 256 .966 4 2 4 1 0 .857
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル

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表彰

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背番号

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  • 12(1978年 - 1980年)
  • 5(1980年、1983年)
  • 4(1981年 - 1982年、1983年 - 1992年)

関連項目

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外部リンク

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