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キモグリバエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キモグリバエ科
Cetema cereris
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: ハエ目(双翅目) Diptera
亜目 : ハエ亜目(短角亜目) Brachycera
下目 : ハエ下目 Muscomorpha
上科 : チスイコバエ上科 Carnoidea
: キモグリバエ科 Chloropidae
学名
Chloropidae
英名
grass flies
亜科
  • Chloropinae
  • Oscinellinae

キモグリバエは、ハエ目(双翅目)キモグリバエ科(Chloropidae)に属する種の総称。世界で約160属2000種が記録されている。一部の種の幼虫がイネムギなどの植物を食害するため、農業害虫として扱われることもある。

特徴

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小型のハエで、成虫の体長は約1.5-5.0mm[1]体色は黒、黄、赤などで、黒や赤の縞模様がある場合もある[1]。額の単眼三角区が非常に大きく艶がある種が多い[1]

食性は非常に多様で、腐食性、植食性、肉食性、虫こぶを作る種、さらには寄生性の種など多岐にわたる[1]。中でも、幼虫がイネを利用するイネキモグリバエ Chlorops oryzae 、ムギを利用するムギキモグリバエ Meromyza nigriventris などは農業害虫として扱われる[2]

分布

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世界中に分布する。知られている種だけで約160属2000種がある。日本では、Kanmiya (1983) で52属145種が記録されている[3]

脚注

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  1. ^ a b c d Curtis W. Sabrosky (1989) Family CHLOROPIDAE. pp.650-665. In. Catalog of the Diptera of the Australasian And Oceanian Regions: Bishop Museum Publication
  2. ^ 平尾 重太郎, 長谷川 勉 (1958) ムギキカラバエに関する研究 : (予報) 日本応用動物昆虫学会誌 2(3), 215-222
  3. ^ K. Kanmiya (2005) Chloropidae (Diptera) from the Akasaka Imperial Gardens, Tokyo. Memoirs of the National Science Museum 39, 337-345