ヤドリバエ
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ヤドリバエ科 Tachinidae | ||||||||||||||||||||||||
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クロツヤナガハリバエ Zophomyia temula
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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英名 | ||||||||||||||||||||||||
Tachinid fly | ||||||||||||||||||||||||
亜科 | ||||||||||||||||||||||||
ヤドリバエ(寄生蠅)は、ハエ目(双翅目)・ヤドリバエ科(Tachinidae)に属する昆虫の総称。狭義のハエ(環縫短角群)に含まれ、ニクバエ科、クロバエ科などとともにヒツジバエ上科を構成する。和名の通り、幼虫は他の昆虫などに捕食寄生する。ただし同じヒツジバエ上科のニクバエ科、クロバエ科など他の科にも幼虫が昆虫などに捕食寄生するハエは散見され、無弁翅類のメバエ科、デガシラバエ科など科全体が捕食寄生性であるハエもある。そのため、「寄生蝿」「寄生バエ」と表記したときにヤドリバエ科以外の捕食寄生性のハエをも含むことがしばしばある。
分類
[編集]- アシナガヤドリバエ亜科 Dexiinae
- アシナガハリバエなど。
- ヤドリバエ亜科 Exoristinae
- ヨトウクロヤドリバエ、マメコガネヤドリバエ、マガタマハリバエ、エゾシロヤドリバエ、トガリハリバエ、ブランコヤドリバエ、ミノムシヤドリバエ、カイコノウジバエなど。
- ヒラタヤドリバエ(ヒラタハナバエ)亜科 Phasiinae
- シナヒラタヤドリバエ(シナヒラタハナバエ)、マルボシヒラタヤドリバエ(マルボシヒラタハナバエ)、ダイミョウヒラタヤドリバエ(ダイミョウヒラタハナバエ)など。
- セスジハリバエ亜科 Tachininae
- クロツヤナガハリバエ、セスジハリバエ、ヨコジマオオハリバエ、コガネオオハリバエなど。
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アシナガハリバエ
Thelaira nigripes -
ヨトウクロヤドリバエ
Blondelia nigripes -
マガタマハリバエ
Epicampocera succincta -
エゾシロヤドリバエ
Phryxe vulgaris -
マルボシヒラタヤドリバエ
Gymnosoma rotundata -
ダイミョウヒラタヤドリバエ
Phasia hemiptera
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 木野田君公 『札幌の昆虫』 北海道大学出版会、2006年、ISBN 4-8329-1391-3
外部リンク
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