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彭帥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
彭帥
Peng Shuai
彭帥
基本情報
国籍 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
出身地 湖南省湘潭市
生年月日 (1986-01-08) 1986年1月8日(38歳)
身長 173cm
体重 61kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2003年
ツアー通算 24勝
シングルス 2勝
ダブルス 22勝
生涯獲得賞金 9,617,653 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2011・15)
全仏 3回戦(2011・12)
全英 4回戦(2011・12・14)
全米 ベスト4(2014)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 準優勝(2017)
全仏 優勝(2014)
全英 優勝(2013)
全米 ベスト4(2017)
優勝回数 2(仏1・英1)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 14位(2011年8月22日)
ダブルス 1位(2014年2月17日)
獲得メダル
女子 テニス
アジア大会
2010 広州 シングルス
2010 広州 団体
2010 広州 ダブルス
2019年1月15日現在

彭 帥(ポン・シュアイ、ピン音表記:Péng Shuài、日本語音読み:ほう すい、1986年1月8日 - )は、中国湖南省出身の女子プロテニス選手。2013年ウィンブルドン選手権2014年全仏オープン女子ダブルスの優勝者である。WTAツアーでシングルスで2勝、ダブルスで22勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス14位、ダブルス1位。フォアハンド・ストローク、バックハンド・ストロークとも両手打ちの選手。そこから繰り出す強打のショットとタフな体格、強気な性格などから「中国女子テニス界の猛女」と呼ばれることがあるという[1]

2021年11月2日に張高麗からの性的暴行被害を告白して以来、安否不明となっている(詳細は#性的暴行被害の告白と失踪)。失踪には中国政府の関与が疑われており、女子テニス協会(WTA)の中国での大会が中止になるなどの余波が生じている。

来歴

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彭帥は父親が警察官という家庭に生まれ、8歳の時からおじの勧めでテニスを始めた。2000年から中国国内のトーナメントに出場し始め、2001年に15歳で女子テニス国別対抗戦・フェドカップに中国代表選手として初出場する。2003年にプロ入りし、2004年ウィンブルドン4大大会本戦にデビューした。2005年夏、彭はシングルスの自己最高ランキングを「31位」まで上げたが、これは当時の中国女子の最高位であった。翌2006年1月に同僚選手の鄭潔晏紫全豪オープン女子ダブルスで初優勝し、ここから中国女子テニス界の盛り上がりが始まった。彭もそのひとりとして、シングルス・ダブルスともに実力を上げていき、この年からフェドカップの中国代表選手として起用される機会が増えた。

2006年5月、彭はフランスストラスブール大会(全仏オープンの最後の前哨戦)で初めてWTAツアーのシングルス決勝に進み、第2シードのニコル・バイディソバに 6-7, 3-6 で敗れた。全仏オープンでは2回戦で途中棄権したが、2006年ウィンブルドンで初めて3回戦に勝ち上がり、第16シードのフラビア・ペンネッタと対戦した。このウィンブルドンで、李娜が中国女子選手として初のシングルス・ベスト8に進出する。2007年9月末に開かれた中国・広州市の大会で、彭帥は晏紫とのペアで女子ツアーのダブルス初優勝を達成した。

2008年3月初めのインドバンガロール大会で、彭帥は同じ中国の孫甜甜とペアを組み、決勝で台湾ペアの詹詠然&荘佳容組を破って優勝した。この年は女子ツアーのダブルス戦で、大半のトーナメントを孫とのコンビで出場し、ダブルスの自己最高ランキングを18位まで上げた。それから、彭はウィンブルドンで2年ぶり2度目の3回戦に勝ち上がった。

2009年1月、メディバンク国際の女子ダブルスで謝淑薇と組んで優勝。全豪オープンでは、初進出の3回戦で第2シードのセリーナ・ウィリアムズに 1-6, 4-6 で敗れた。謝淑薇と組んだダブルスでもベスト8まで進み、ビーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹組に 2-6, 6-4, 3-6 で敗れたため、彭は単複ともS・ウィリアムズに道を阻まれたことになる。全仏オープンで、彭は初めて女子シングルス「第31シード」を得た。シングルスは1回戦敗退に終わるが、謝とのダブルスで準決勝まで進み、ビクトリア・アザレンカ&エレーナ・ベスニナ組に 3-6, 5-7 で敗れて決勝進出を逃した。

2010年11月の広州アジア大会ではシングルス準決勝で日本クルム伊達公子を 7-6, 3-6, 6-2 、決勝でアクグル・アマンムラドワを 7-5, 6-2 で破り金メダルを獲得。団体でも金メダル、晏紫と組んだダブルスでは銅メダルを獲得した。

2011年1月の全豪オープンでは、2回戦で第7シードのエレナ・ヤンコビッチを 7-6, 3-6 、3回戦では森田あゆみを 6-1, 3-6, 6-3 で破り4大大会初のシングルス4回戦に進出した。4回戦ではアグニエシュカ・ラドワンスカに 5-7, 6-3, 5-7 で敗れベスト8進出はならなかった。全仏直前のブリュッセル大会で4度目の決勝に進出したが、世界ランキング1位のキャロライン・ウォズニアッキに 6–2, 3–6, 3–6 で敗れた。全仏オープンフランチェスカ・スキアボーネとの3回戦を途中棄権したが、ウィンブルドン全米オープンでも4回戦に進出し、自己最高のランキング14位を記録している。

2013年ウィンブルドン選手権では謝淑薇とペアを組み初めて4大大会ダブルスの決勝に進出した。決勝ではアシュリー・バーティ&ケーシー・デラクア組を 7–6(1), 6–1 で破り大会初優勝を果たした。最終戦のWTAツアー選手権でも決勝でエカテリーナ・マカロワ&エレーナ・ベスニナ組を 6-4, 7-5 で破り優勝した。2014年全仏オープンでも決勝でサラ・エラニ&ロベルタ・ビンチ組を 6–4, 6–1 で破り4大大会ダブルス2勝目を挙げた。

2014年全米オープンでは2回戦で第4シードのアグニエシュカ・ラドワンスカ、3回戦で第28シードのロベルタ・ビンチ、4回戦で第14シードのルーシー・サファロバを破りノーシードから初めて4大大会シングルスでベスト8に進出した。準々決勝ではベリンダ・ベンチッチに 6-2, 6-1 で快勝しベスト4に進出したが、しかしキャロライン・ウォズニアッキとの準決勝を途中棄権した[2]

2016年10月の天津オープンでシングルス7度目の決勝進出。決勝でアリソン・リスクに7-6(3), 6-2で勝利し、30歳でシングルス初優勝を果たした[3]

彭帥はオリンピック中国代表として、2008年北京五輪2012年ロンドン五輪2016年リオ五輪の3大会に出場している。

2017年のウィンブルドン選手権において、ダブルスのパートナーを変更するため、相方に棄権を強要しようとしたとして不正防止機関「テニス・インテグリティ・ユニット(TIU)」から6か月の出場停止と1万ドルの罰金処分が課された。なお彭帥は本大会には出場しなかった[4]

2019年1月の深圳オープンでは、謝淑薇とともにダブルスで優勝した。また、10月の蘇州オープンではシングルスで優勝した。

2020年1月のホバート国際では、張帥とともにダブルスで準優勝した。

性的暴行被害の告白と失踪

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2021年11月2日、彭帥は中国の元副首相政治局常務委員張高麗から性的関係を強要されたと微博で告白した[5]。しかし、中国のネット環境は厳しい統制下にあるため、中国共産党の上層部に初めて波及した#MeToo運動は検閲対象となり、ネット上から関連情報を含めて全て削除された[5]

彭帥の微博での告白によると、張高麗が北京市のトップである党委書記時代(2007-2012年)に二人は不倫関係にあり、張が党最高指導部入りしたのち関係は途絶えたが、2018年に張が引退後彭帥に連絡をし、妻同伴で彭帥を訪ねて自宅に連れ帰り、性的関係を迫った[6]。彭は一度は断ったが、恐怖により頭が混乱して同意し、その後も関係が続いたものの2021年の10月末に言い争いになって以降連絡が途絶えた、という[6]。告白の投稿は30分ほどで削除されたが、海外のSNSに転載され拡散した[6]

その後、彭帥は消息不明となった。中国政府は、政府を批判する個人や人権活動家を拘束・拷問しており、強要した自白を公開することもある[7]。一例として、ジャーナリストでMeToo活動家であった黄雪琴英語版を拘束したことが挙げられる[7]。そのため、クリス・エバートがSNS上で#WhereIsPengShuai(彭帥はどこだ)というハッシュタグを使い情報提供を呼びかけたほか、11月14日には女子テニス協会(WTA)も沈黙を破り、スティーブ・サイモンCEOが深い懸念を示し、徹底的かつ公正、透明な調査を求めた[8]

2021年11月21日、国際オリンピック委員会は、「トーマス・バッハ会長が彭帥と30分間にわたりテレビ電話で通話し、無事を確認した」と発表し[9]、同日には環球時報の編集長によって11月21日および20日のものとされる彭帥の動画がツイッターに投稿された(動画の中では、性的暴行については触れられなかった)[10]。バッハは12月にも彼女と2度目のテレビ電話を行ったとした。しかし、バッハは彼女と面識がなく、また一連の通話がどのように行われたのかも説明がなかったため、別人と通話したのではないかと疑われた(バッハは別人説を否定)[11]。12月9日、バッハは「彼女は非常に不安定な状況にある」と態度を一転させた[12]

2021年12月1日、サイモンは「彭選手の居場所は分かったが、彼女が自由で安全で、検閲や強制、脅迫を受けていないのかどうか重大な疑問を抱いている」と表明し、公正な調査を改めて求めるとともに、「2022年に中国で大会を開催した場合、選手やスタッフ全員が直面しうるリスクを大いに懸念している」として中国でのWTAの大会を中止すると発表した[13][14]

2021年12月19日、中国共産党の機関紙人民日報傘下の環球時報記者は、彭帥がスポーツ選手らと談笑する動画をツイッターに公開した。この動画は国際スキー連盟(FIS)クロスカントリースキー上海大会会場で撮影されたという。新華社によると、この大会は12月18日に開催された。また、12月19日、彭帥はシンガポール聯合早報の取材に対し「誰かが私に性的暴行を加えたと言ったり書いたりしたことはない」と強調し、自身は自由だと訴えた。微博での投稿については「プライバシーの問題」だとして、詳しくは語らなかった。消息不明になって以降に外国メディアの取材に応じるのは初とみられる[15]

こうした報道に対し、懐疑的な姿勢を表明しているマスメディアも多い[16][17][18][19]。例えば朝日新聞社は「どのような状況で取材に応じたのかは不明」、日経新聞社FNNは「発言は中国政府の主張に沿った内容で、本人の意思かどうかは不明」などとしている。その上で、日経新聞社や時事通信社は、中国政府が2022年2月の北京冬季五輪への影響を抑えるために、「無事」を演出することで問題の早期幕引きを図っている可能性を指摘している。

2022年2月、フランスのメディアによるインタビューで性的暴行を改めて否定した上、現役引退を表明した[20]

2023年4月、WTAは「状況は変わる兆しはなく、私たちは(徹底調査などの)目標を完全に達成することはできないと判断した」として中国での大会再開を宣言し、同年9月と10月に中国で計7大会が開催された[6]ニューヨークタイムスによると、WTAの年間収入の3分の1が中国での大会開催によるもので(2019年)、WTAのサイモンCEOは、BBCの取材に対し、決定は商業的な現実によって強制されたものではないとしながらも中国での大会中止が大きな犠牲であったことを認めた[6]

WTAツアー決勝進出結果

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シングルス:9回(2タイトル、7準優勝)

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大会グレード
2008年以前 2009年以後
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
ティア I (0–0) プレミア・マンダトリー (0-0)
プレミア5 (0-0)
ティア II (0–0) プレミア (0–2)
ティア III (0–2) インターナショナル (2–2)
ティア IV & V (0–1)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2006年5月27日 フランスの旗 ストラスブール クレー チェコの旗 ニコル・バイディソバ 6–7(7), 3–6
準優勝 2. 2008年8月23日 アメリカ合衆国の旗 フォレストヒルズ ハード チェコの旗 ルーシー・サファロバ 4–6, 2–6
準優勝 3. 2008年9月21日 中華人民共和国の旗 広州 ハード ロシアの旗 ベラ・ズボナレワ 7–6(4), 0–6, 2–6
準優勝 4. 2011年5月21日 ベルギーの旗 ブリュッセル クレー デンマークの旗 キャロライン・ウォズニアッキ 6–2, 3–6, 3–6
準優勝 5. 2013年5月25日 ベルギーの旗 ブリュッセル クレー エストニアの旗 カイア・カネピ 2–6, 5–7
準優勝 6. 2014年1月4日 中華人民共和国の旗 深圳 ハード 中華人民共和国の旗 李娜 4–6, 5–7
優勝 1. 2016年10月16日 中華人民共和国の旗 天津 ハード アメリカ合衆国の旗 アリソン・リスク 7–6(3), 6–2
準優勝 7. 2017年2月5日 中華民国の旗 台北 ハード ウクライナの旗 エリナ・スビトリナ 3–6, 2–6
優勝 2. 2017年7月30日 中華人民共和国の旗 南昌 ハード 日本の旗 日比野菜緒 6–3, 6–2

ダブルス:29回(22タイトル、7準優勝)

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大会グレード
2008年以前 2009年以後
グランドスラム (2–1)
WTAファイナルズ (1–1)
ティア I (0–1) プレミア・マンダトリー (3-0)
プレミア5 (5-2)
ティア II (1–0) プレミア (1–1)
ティア III (2–0) インターナショナル (7–1)
ティア IV & V (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2007年4月15日 アメリカ合衆国の旗 チャールストン ハード 中華人民共和国の旗 孫甜甜 中華人民共和国の旗 晏紫
中華人民共和国の旗 鄭潔
5–7, 0–6
優勝 1. 2007年9月30日 中華人民共和国の旗 広州 ハード 中華人民共和国の旗 晏紫 アメリカ合衆国の旗 バニア・キング
中華人民共和国の旗 孫甜甜
6–3, 6–4
優勝 2. 2008年3月9日 インドの旗 バンガロール ハード 中華人民共和国の旗 孫甜甜 チャイニーズタイペイの旗 詹詠然
チャイニーズタイペイの旗 荘佳容
6–4, 5–7, [10–8]
優勝 3. 2008年9月14日 インドネシアの旗 バリ ハード チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇 ポーランドの旗 マルタ・ドマホフスカ
ロシアの旗 ナディア・ペトロワ
6–7(4), 7–6(3), [10–7]
優勝 4. 2009年1月16日 オーストラリアの旗 シドニー ハード チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇 フランスの旗 ナタリー・ドシー
オーストラリアの旗 ケーシー・デラクア
6–0, 6–1
優勝 5. 2009年5月9日 イタリアの旗 ローマ クレー チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇 スロバキアの旗 ダニエラ・ハンチュコバ
日本の旗 杉山愛
7–5, 7–6(5)
優勝 6. 2009年10月10日 中華人民共和国の旗 北京 ハード チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇 ロシアの旗 アーラ・クドゥリャフツェワ
ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ
6-3, 6-1
準優勝 2. 2010年4月11日 アメリカ合衆国の旗 ポンテベドラビーチ クレー チャイニーズタイペイの旗 荘佳容 アメリカ合衆国の旗 ベサニー・マテック=サンズ
中華人民共和国の旗 晏紫
6–4, 4–6, [8–10]
準優勝 3. 2010年10月2日 日本の旗 東京 ハード イスラエルの旗 シャハー・ピアー チェコの旗 イベタ・ベネソバ
チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ
4–6, 6–4, [8–10]
優勝 7. 2011年5月15日 イタリアの旗 ローマ クレー 中華人民共和国の旗 鄭潔 アメリカ合衆国の旗 バニア・キング
カザフスタンの旗 ヤロスラワ・シュウェドワ
6–2, 6–3
優勝 8. 2013年5月19日 イタリアの旗 ローマ クレー チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇 イタリアの旗 サラ・エラニ
イタリアの旗 ロベルタ・ビンチ
4–6, 6–3, [10–8]
優勝 9. 2013年7月6日 イギリスの旗 ウィンブルドン チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇 オーストラリアの旗 アシュリー・バーティ
オーストラリアの旗 ケーシー・デラクア
7–6(1), 6–1
優勝 10. 2013年8月18日 アメリカ合衆国の旗 シンシナティ ハード チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇 ドイツの旗 アンナ=レナ・グローネフェルト
チェコの旗 クベタ・ペシュケ
2–6, 6–3, [12–10]
優勝 11. 2013年9月21日 中華人民共和国の旗 広州 ハード チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇 アメリカ合衆国の旗 バニア・キング
カザフスタンの旗 ガリナ・ボスコボワ
6-3, 4-6, [12-10]
優勝 12. 2013年10月27日 トルコの旗 イスタンブール ハード
(室内)
チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇 ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ
ロシアの旗 エレーナ・ベスニナ
6-4, 7–5
優勝 13. 2014年2月2日 タイ王国の旗 パタヤ ハード 中華人民共和国の旗 張帥 ロシアの旗 アーラ・クドゥリャフツェワ
オーストラリアの旗 アナスタシア・ロディオノワ
3–6, 7–6(5), [10–6]
優勝 14. 2014年2月26日 カタールの旗 ドーハ ハード チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇 チェコの旗 クベタ・ペシュケ
スロベニアの旗 カタリナ・スレボトニク
6–4, 6–0
優勝 15. 2014年3月15日 アメリカ合衆国の旗 インディアンウェルズ ハード チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇 ジンバブエの旗 カーラ・ブラック
インドの旗 サニア・ミルザ
7–6(5), 6–2
優勝 16. 2014年6月8日 フランスの旗 全仏オープン クレー チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇 イタリアの旗 サラ・エラニ
イタリアの旗 ロベルタ・ビンチ
6-4, 6-1
優勝 17. 2014年10月4日 中華人民共和国の旗 北京 ハード チェコの旗 アンドレア・フラバーチコバ ジンバブエの旗 カーラ・ブラック
インドの旗 サニア・ミルザ
6–4, 6–4
準優勝 4. 2014年10月26日 シンガポールの旗 シンガポール ハード
(室内)
チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇 ジンバブエの旗 カーラ・ブラック
インドの旗 サニア・ミルザ
1-6, 0–6
優勝 18. 2016年6月14日 イギリスの旗 ノッティンガム チェコの旗 アンドレア・フラバーチコバ カナダの旗 ガブリエラ・ダブロウスキー
中華人民共和国の旗 楊釗煊
7–5, 3–6, [10–7]
優勝 19. 2016年9月24日 中華人民共和国の旗 広州 ハード アメリカ合衆国の旗 アジア・ムハンマド ベラルーシの旗 オリガ・ゴボツォワ
ベラルーシの旗 ベラ・ラプコ
6–2, 7–6(3)
優勝 20. 2016年10月16日 中華人民共和国の旗 天津 ハード アメリカ合衆国の旗 クリスティナ・マクヘール 中華人民共和国の旗 徐一幡
ポーランドの旗 マグダ・リネッテ
7–6(8), 6–0
優勝 21. 2017年1月7日 中華人民共和国の旗 深圳 ハード チェコの旗 アンドレア・フラバーチコバ ルーマニアの旗 ラルカ・オラル
ウクライナの旗 オリガ・サブチュク
6–1, 7–5
準優勝 5. 2017年1月28日 オーストラリアの旗 全豪オープン ハード チェコの旗 アンドレア・フラバーチコバ アメリカ合衆国の旗 ベサニー・マテック=サンズ
チェコの旗 ルーシー・サファロバ
7–6(4), 3–6, 3–6
準優勝 6. 2017年2月25日 アラブ首長国連邦の旗 ドバイ ハード チェコの旗 アンドレア・フラバーチコバ ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ
ロシアの旗 エレーナ・ベスニナ
2–6, 6–4, [7–10]
準優勝 7. 2018年2月24日 アラブ首長国連邦の旗 ドバイ ハード チャイニーズタイペイの旗 謝淑薇 チャイニーズタイペイの旗 詹皓晴
中華人民共和国の旗 楊釗煊
6–4, 2–6, [6–10]
優勝 22. 2019年1月5日 中華人民共和国の旗 深圳 ハード 中華人民共和国の旗 楊釗煊 中華人民共和国の旗 段瑩瑩
チェコの旗 レナタ・ボラコバ
6–4, 6–3

4大大会シングルス成績

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略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 通算成績
全豪オープン A 2R 1R 2R 1R 3R 1R 4R 2R 2R 1R 4R A 2R 1R 1R 1R A 13–15
全仏オープン LQ 2R 2R A 2R 1R A 3R 3R 2R 1R 1R A 1R 2R LQ A A 9–11
ウィンブルドン 1R A 3R 1R 3R 2R A 4R 4R 2R 4R A 1R 3R 1R LQ NH A 17–12
全米オープン LQ 1R 1R 1R 2R 2R 3R 4R 1R 2R SF A 1R 2R A 2R A A 15–13

: 2010年全米の不戦敗は通算成績に含まない

脚注

[編集]
  1. ^ 人民中国 (2008年). “ダークホースたちの素顔”. 2010年3月8日閲覧。
  2. ^ “ペン・シューアイの途中棄権でウォズニアッキが決勝進出 全米オープン”. THE TENNIS DAILY. (2014年9月6日). http://www.thetennisdaily.jp/news_detail.asp?idx=106850 
  3. ^ “天津在住のペン・シューアイがツアー初優勝 天津オープン”. THE TENNIS DAILY. (2016年10月16日). https://web.archive.org/web/20161018215719/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161017-00010003-tennisd-spo 
  4. ^ “中国の彭帥に出場停止処分、ダブルス相方に棄権を強要= afpbb.com”. (2018年8月9日). https://www.afpbb.com/articles/-/3185471 
  5. ^ a b 中国前副首相が性的関係強要か 女子テニス選手の告発投稿、検閲で削除”. www.afpbb.com (2021年11月4日). 2021年11月5日閲覧。
  6. ^ a b c d e 『中国共産党vsフェミニズム』中澤穣、ちくま新書、2024年、p50-54
  7. ^ a b オリンピック:中国政府のプロパガンダを促進するな”. ヒューマン・ライツ・ウォッチ (2021年11月22日). 2021年12月4日閲覧。
  8. ^ “中国テニス選手の告発、WTAが「徹底調査」要求 本人は消息不明”. AFPBB News. フランス通信社. (2021年11月15日). https://www.afpbb.com/articles/-/3375822 2021年11月15日閲覧。 
  9. ^ “IOC会長、彭帥さんとТV電話 :朝日新聞デジタル”. (2021年11月23日). https://www.asahi.com/articles/GCO2021112201000166.html 
  10. ^ “消息不明の中国テニス選手の動画を共産党系メディア編集長が公開”. (2021年11月21日). https://www.sankei.com/article/20211121-WGNMMRYJCJMMRFZPBA5OZZEYLQ/ 
  11. ^ IOCバッハ会長、彭帥さんと面識なし 別人の可能性は否定”. 毎日新聞 (2021年12月10日). 2021年12月12日閲覧。
  12. ^ バッハ会長 中国テニス選手を「彼女は不安定な状況」と一転 「抑圧感じず」からなぜ変化”. FNNプライム (2021年12月10日). 2021年12月12日閲覧。
  13. ^ “女子テニス協会、中国での大会中止を発表。彭帥選手の安否問題で「重大な疑問を抱いている」”. (2021年12月2日). https://m.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_61a80809e4b025be1af2c4df 
  14. ^ テニス=WTAの中国ツアー中止支持、キング氏やナブラチロワ氏”. ロイター (2021年12月2日). 2021年12月4日閲覧。
  15. ^ 彭帥さん、「性的暴行」を否定…海外メディアに「私はずっと自由だ」と強調 : 国際 : ニュース”. 読売新聞オンライン (2021年12月20日). 2021年12月20日閲覧。
  16. ^ 彭帥さん、性的被害「言ったことも、書いたこともない」 海外紙報道”. 朝日新聞社 (2021年12月20日). 2021年12月21日閲覧。
  17. ^ 中国テニス・彭帥さん、性的暴行否定 海外メディア取材”. 日本経済新聞社 (2021年12月20日). 2021年12月21日閲覧。
  18. ^ 性的暴行「言ったことない」 中国テニス・彭帥選手 疑惑全否定 「わたしはいつでも自由」強調”. FNN (2021年12月20日). 2021年12月21日閲覧。
  19. ^ 彭帥さん、暴行被害否定 「ずっと自由」と主張―シンガポール紙報道”. 時事通信社 (2021年12月20日). 2021年12月21日閲覧。
  20. ^ テニスの彭帥さん現役引退へ 性的暴行を改めて否定”. テレ朝news (2022年2月7日). 2022年7月16日閲覧。

外部リンク

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