ギターのレッスン (バルテュスの絵画)
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フランス語: La Leçon de guitare | |
作者 | バルテュス |
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製作年 | 1934年 |
種類 | キャンバス・油彩 |
寸法 | 161 cm × 138.5 cm (63 in × 54.5 in) |
所蔵 | 個人蔵 |
『ギターのレッスン』(フランス語: La Leçon de guitare、英語:The Guitar Lesson)は、フランスの画家バルテュスが描いた1934年の絵画。1949年に、似た構図と題材で、紙と鉛筆で描かれた同名の作品がある[1]。
「バルテュスといえば必ず引用される作品」と評されることもある[2]。
概要
[編集]オルガンのある室内で、胸を露わにした若い女性の膝の上に横たわる少女。下半身に何も着けておらず、気絶したような顔をしている。少女の手元の床には無造作に置かれたギターがある。絵画の右下の床の部分に「Balthus 1934」の署名がある。
挑発的な作品であるとされており、1934年のピエール画廊でいずれもバルテュスの作品である『アリス』、『街路』 、『キャシの化粧』と共に展示されたが[3]、『ギターのレッスン』の周りにはカーテンが引かれ、一部の来訪者だけが鑑賞した。この他、1977年のニューヨークの個展にも出品されている。晩年のバルテュスはこの絵について「当時あまりにも困窮していたため、早く名を上げたいと思って描いた」とデヴィッド・ボウイに語っている[4]。
個人蔵であり、現在はスタブロス・ニアルコス宅の寝室に掛かっているという[4]。この絵画はバルテュスの様々な画集に収載された。
出典
[編集]- ^ クロード・ロワ(著)与謝野文子(訳)『バルテュス 生涯と作品』(白水社、1997年)p.76 ISBN 978-4-309-25505-7
- ^ 渡邊守章(著)「バルテュス、あるいは視覚の劇場」、『バルテュス』(河出書房新社、2001年)p.80 ISBN 978-4-560-03884-0
- ^ Balthus『バルテュス、自身を語る』Vircondelet, Alain (聞き手) ; 鳥取絹子 (翻訳)、河出書房新社、2011年、54頁。ISBN 978-4-309-25534-7。
- ^ a b 節子・クロソフスカ・ド・ローラ、夏目典子『バルテュスの優雅な生活』新潮社、2005年、76頁。ISBN 978-4-106-02135-0。