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クリス・リーベン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クリス・リーベン
基本情報
本名 クリス・サイラス・リーベン
(Chris Cyrus Leben)
通称 ザ・クリップラー (The Crippler)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1980-07-21) 1980年7月21日(44歳)[1]
出身地 オレゴン州ポートランド[1]
所属 チーム・クエスト
→Icon Fitness MMA
アライアンスMMA
身長 180cm
体重 84kg
リーチ 179cm
階級 ミドル級
バックボーン ボクシングレスリング
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クリス・リーベンChris Leben, 1980年7月21日 - )は、アメリカ合衆国男性総合格闘家オレゴン州ポートランド出身。アライアンスMMA所属。元WEC世界ミドル級王者。クリス・レーベンとも表記される。

来歴

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総合格闘家となるまでは、塗装工建設作業員として働いていた。

2004年1月16日、WEC 9の初代WEC世界ミドル級王座決定戦でマイク・スウィックと対戦し、左フックでKO勝ちを収め王座獲得に成功した。その後、TUFシーズン1に参加するため同王座を返上した。

TUF

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2005年リアリティ番組The Ultimate Fighter」のシーズン1にミドル級選手として参加。シーズン中はランディ・クートゥア率いるチーム・クートゥアに所属。初日から泥酔してジェイソン・タッカーのベッドに放尿し、その後は相手チームのボビー・サウスワースジョシュ・コスチェックらとトラブルを起こし家のドアを破壊、果ては洗面所の鏡を殴って拳を大怪我するなど強烈なキャラクターを発揮し、批判とともに大きな人気を得た。

エリミネイションバウトでジョシュ・コスチェックに判定で敗れ、一度はシーズンを離脱するものの、その後ネイサン・クォーリーの負傷によるシーズン離脱に伴い、クォーリーからの指名によりチーム・クートゥアの欠員補充として復帰。ミドル級トーナメント準決勝でケニー・フロリアンにカットによるTKOで敗れるが、2005年4月9日に行われたフィナーレでは元チームメイトのジェイソン・タッカーと対戦し、TKO勝ちを収めた。

UFC

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2006年6月28日、Ultimate Fight Night 5アンデウソン・シウバと対戦し、膝蹴りでKO負け。

2007年ハワイ州オアフ島にある「Icon Fitness MMAジム」のコーチに就任し、ハワイを拠点とするようになった。

2007年5月26日、UFC 71カリブ・スターンズと対戦し、判定負け。敗れはしたもののファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。9月19日のUFC Fight Night: Thomas vs. Florianではテリー・マーティンにKO勝ち。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2008年3月1日、UFC 82アレッシオ・サカラと対戦し、パウンドでTKO勝ち。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2008年6月7日のUFC 85マイケル・ビスピンとの対戦が予定されていたが、4月30日にオレゴン州クラカマス郡で執行猶予中の飲酒運転で逮捕・拘留されたため、同大会を欠場した[2][3]。10月18日のUFC 89で復帰し、ビスピン戦を迎えたが、判定負け[4]。試合後の薬物検査でアナボリックステロイドの陽性反応が検出されたため、9か月間の出場停止処分を受けた[5]

出場停止処分中、ハワイ州オアフ島に自身のジム「Ultimate Fight School」をオープンさせた。

2009年8月29日、地元オレゴン州で開催されたUFC 102でジェイク・ロショルトと対戦し、肩固めで一本負けを喫した[6]

2010年6月19日、The Ultimate Fighter: Team Liddell vs. Team Ortiz Finaleアーロン・シンプソンと対戦し、スタンドパンチ連打でTKO勝ち。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[7]。7月3日、UFC 116ではヴァンダレイ・シウバが負傷欠場したため、2週間の試合間隔で代役として出場し、秋山成勲と対戦。3R終了間際に三角絞めで一本勝ちを収め、大会のファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[8][9]

2011年1月1日、UFC 125ブライアン・スタンと対戦し、パウンドでTKO負けを喫した[10]

2011年7月2日、UFC 132ヴァンダレイ・シウバと対戦し、クリンチアッパーの連打でダウンを奪いパウンドでKO勝ちを収めた。

2011年11月5日、UFC 138マーク・ムニョスと対戦。2Rにカットによる出血を重く見たリーベン陣営のセコンドによりコーナーストップがかけられTKO負け。試合後の薬物検査で処方鎮痛剤のオキシコドンとオキシモルフォンの陽性反応が検出されたため、1年間の出場停止処分を受けた[11]

2013年12月28日、UFC 168ユライア・ホールと対戦し、棄権でTKO負け。4連敗となり試合後に引退を表明した[12]

2016年Bellator MMAと契約したが、健康診断で心臓疾患が発見されたため、復帰を断念した[13]

戦績

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総合格闘技

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総合格闘技 戦績
33 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
22 12 5 5 0 0 0
11 4 2 5 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× ユライア・ホール 1R終了時 TKO(棄権) UFC 168: Weidman vs. Silva 2 2013年12月28日
× アンドリュー・クレイグ 5分3R終了 判定1-2 UFC 162: Silva vs. Weidman 2013年7月6日
× デレク・ブランソン 5分3R終了 判定0-3 UFC 155: dos Santos vs. Velasquez 2 2012年12月29日
× マーク・ムニョス 2R終了時 TKO(コーナーストップ) UFC 138: Leben vs. Munoz 2011年11月5日
ヴァンダレイ・シウバ 1R 0:27 KO(左アッパー→パウンド) UFC 132: Cruz vs. Faber 2011年7月2日
× ブライアン・スタン 1R 3:37 TKO(パウンド) UFC 125: Resolution 2011年1月1日
秋山成勲 3R 4:40 三角絞め UFC 116: Lesnar vs. Carwin 2010年7月3日
アーロン・シンプソン 2R 4:17 TKO(スタンドパンチ連打) The Ultimate Fighter: Team Liddell vs. Team Ortiz Finale 2010年6月19日
ジェイ・シウバ 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: Maynard vs. Diaz 2010年1月11日
× ジェイク・ロショルト 3R 1:20 肩固め UFC 102: Couture vs. Nogueira 2009年8月29日
× マイケル・ビスピン 5分3R終了 判定0-3 UFC 89: Bisping vs. Leben 2008年10月18日
アレッシオ・サカラ 1R 3:16 TKO(左フック→パウンド) UFC 82: Pride of a Champion 2008年3月1日
テリー・マーティン 3R 3:56 KO(左フック) UFC Fight Night: Thomas vs. Florian 2007年9月19日
× カリブ・スターンズ 5分3R終了 判定0-3 UFC 71: Liddell vs. Jackson 2007年5月26日
× ジェイソン・マクドナルド 2R 4:03 フロントチョーク UFC 66: Liddell vs. Ortiz 2 2006年12月30日
ジョルジ・サンチアゴ 2R 0:35 KO(左フック) UFC Fight Night 6 2006年8月17日
× アンデウソン・シウバ 1R 0:49 KO(膝蹴り) Ultimate Fight Night 5 2006年6月28日
ルイージ・フィオラヴァンティ 5分3R終了 判定3-0 Ultimate Fight Night 4 2006年4月6日
ホルヘ・リベラ 1R 1:44 TKO(右フック) Ultimate Fight Night 3 2006年1月16日
エドウィン・デューイーズ 1R 3:26 腕ひしぎ十字固め Ultimate Fight Night 2 2005年10月3日
パトリック・コーテ 5分3R終了 判定2-1 Ultimate Fight Night 1 2005年8月6日
ジェイソン・タッカー 1R 1:35 TKO(パンチ連打) The Ultimate Fighter 1 Finale 2005年4月9日
ベンジー・ラダック 3R 3:43 TKO(顎の骨折) SportFight 4: Fight For Freedom
【SportFightミドル級王座決定戦】
2004年6月26日
× ジョー・ドークセン 5分3R終了 判定0-3 FFC 9
【FFCミドル級王座決定戦】
2004年5月14日
ジャスティン・デイビス 1R 1:54 KO(パンチ) SportFight 3: Dome 2004年4月17日
ボイド・バラード 1R 1:50 KO(パンチ連打) UFCF: Night of Champions 2004年1月31日
マイク・スウィック 2R 0:45 KO(左フック) WEC 9: Cold Blooded
【WEC世界ミドル級王座決定戦】
2004年1月16日
ジェームス・ファンシアー 5分3R終了 判定3-0 Gladiator Challenge 20
【GCミドル級王座決定戦】
2003年11月13日
ブライアン・スリーマン 1R 3:15 腕ひしぎ十字固め WEC 8: Halloween Fury 2 2003年10月17日
ボイド・バラード 1R 2:18 腕ひしぎ十字固め UFCF: Night of Champions 2003年10月11日
ランドン・ショウォルター 5分3R終了 判定3-0 TQP SportFight: Second Coming 2003年8月23日
オットー・オルソン 1R 2:01 KO(パンチ) UFCF: Battle in Seattle 2003年7月26日
ブライス・ハミルトン 1R 2:45 腕ひしぎ十字固め UFCF: Fall Brawl 2002年11月9日

総合格闘技エキシビション

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勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× ケニー・フロリアン 2R 3:10 TKO(ドクターストップ) The Ultimate Fighter 1 2004年10月28日
× ジョシュ・コスチェック 5分2R終了 判定0-3 The Ultimate Fighter 1 2004年10月13日

アマチュア総合格闘技

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勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
パット・ヒーリー 5分3R終了 判定2-1 FCFF: Rumble at the Roseland 8 2003年6月7日
ジョン・ホール 2R終了時 TKO(タオル投入) FCFF: Rumble at the Roseland 6 2003年3月8日
ベン・バーチャー 1R 3:00 TKO(パンチ連打) FCFF: Rumble at the Roseland 5 2002年12月14日
ジャスティン・テラースト 1R 2:30 腕ひしぎ十字固め FCFF: Rumble at the Roseland 4 2002年8月10日

獲得タイトル

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表彰

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  • ブラジリアン柔術 紫帯
  • UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト(2回)
  • UFC ノックアウト・オブ・ザ・ナイト(4回)
  • SHERDOG カムバック・オブ・ザ・イヤー(2010年)

脚注

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関連項目

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外部リンク

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前王者
王座新設
初代WEC世界ミドル級王者

2004年1月16日 - 2005年1月

空位
次タイトル獲得者
ジョー・リッグス