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ク・ヘソン

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ク・ヘソン
ク・ヘソン
ク・ヘソン(2020年)
生年月日 (1984-11-09) 1984年11月9日(40歳)
出生地 韓国仁川広域市
身長 164 cm[1]
職業 俳優、映画監督、作曲家、著作家、画家
活動期間 2002年 -
配偶者 アン・ジェヒョン(2016年 - 2020年)
事務所 IOK company
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ク・ヘソン
各種表記
ハングル 구혜선
漢字 具惠善
発音: クヘソン
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ク・ヘソン(具惠善[2]1984年11月9日 - )は、韓国女優[3]映画監督、作曲家[2]

経歴

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韓国の仁川広域市で生まれた[4]本貫綾城具氏[5]。仁川の富平(プピョン)女子高校に通っていたころインターネット上でオルチャン(顔が最高)として有名になった[6]

演技

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歌手を目指して練習生だったときYGエンターテインメントの代表ヤン・ヒョンソクに会い、演技の練習生になった。2002年三宝(TG)コンピュータ「スリムPC」の広告に出演してデビューした[2]。2004年から2005年にかけてMBCで放送された「青春シットコム」『ノンストップ5』に出演して視聴者に注目された[7]。その後KBSの単幕ドラマ枠「ドラマシティ」の『みんなでチャチャチャ』に出演し[8]、連続ドラマ『薯童謠』(ソドンヨ)、『19歳の純情』、『王と私』、『最強チル』等に出演して徐々に俳優としての経歴を積んだ[9]。2005年9月から放送されたイ・ビョンフン演出のSBS創社15周年大河ドラマ『薯童謠』では薯童(ソドン)に片思いするウンジン役を演じた。これはク・ヘソンにとって初の正劇(本格ドラマ)の演技であり、史劇の演技だった[8][10]。2006年に『19歳の純情』で初めて連続ドラマの主演を務めた[11]。2007年ク・ヘソンは『王と私』にユン・ソファ(廃妃ユン氏)役で出演した。2008年にフュージョン史劇(新感覚の史劇)『最強チル』に女性主人公ソユン役で出演した[12][13][14][15]。2009年連続ドラマ『花より男子〜Boys Over Flowers』でクム・ジャンディ役に起用され、同年末のKBS演技大賞でネティズン賞、ベストカップル賞、優秀演技賞を受賞した[16]

映画監督

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映画監督としては、脚本を書いて企画・製作・監督しソ・ヒョンジンが主演した短編映画「愉快なお手伝い」が第26回釜山国際短編映画祭で韓国作品を対象にした観客賞を2009年に受賞した[17]。長編映画では、脚本を書いて監督し、ソ・ヒョンジン他が主演した『요술』(妖術)がCJエンターテインメント朝鮮語版の配給で2010年に公開された[18]。2012年には脚本を書いて監督し、チョ・スンウとリュ・ドックァンとナム・サンミが主演した長編作『桃の木~シャム双子の悲しい物語~』が公開された[19]。2014年には脚本を書いて監督した主演作『다우더 Daughter』が公開された[20]。『다우더 Daughter』は第19回釜山国際映画祭の「韓国映画の今日-パノラマ」セクションに招待された[21]。短編映画では「愉快なお手伝い」以外に2010年の「당신 You」、2012年の「기억의 조각들」、2018年の「미스터리 핑크 MYSTERY PINK」がある[4]

著作

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著作家としては、2019年に発売した小説『涙はハート型』が人気になった[22]

音楽

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音楽家としては、2020年9月にピアノを中心にしたニューエイジ・ミュージックのアルバム『숨3』(息3)を発売し、2021年3月に『숨4』(息4)を発売した。両アルバムとも収録曲はすべてク・ヘソンが作曲し、チェ・イニョンが編曲した。[23]

私生活

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2015年に放送された連続ドラマ『ディア・ブラッド』で共演した俳優のアン・ジェヒョンと2016年に結婚した[24]。2017年にはtvNで毎回70分全6回にわたって放送された「新婚日記」に夫婦で出演し、新婚生活を披露した[25][26]。2019年に夫婦関係が悪化し、2020年に離婚した[27]

学業は、ソウル芸術大学を中退したのち[1]、2011年に成均館大学校芸術学部映像学科に入学し、休学後2020年に復学して2024年2月に「成均最優等卒業賞」を受賞して卒業した[28]

出演作

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テレビ番組

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ドラマ

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芸能番組

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  • 新婚日記(2017年、tvN、夫アン・ジェヒョンと出演)[25][26]
  • 全知的おせっかい視点(2020年、MBC、ゲスト出演)[40]
  • FaceID(2020年 - 2021年、KakaoTV)[41][42]
  • 6時 私の故郷(2021年、KBS、ゲスト出演)[43]
  • 愛のコールセンター(2021年、TV朝鮮、ゲスト出演)[44]
  • スミ山荘(2021年、KBS、ゲスト出演)[45]

映画

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  • Daughter(2014年)サン役

作品

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映画監督

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  • 2008年 短編デビュー作「愉快なお手伝い」監督、脚本、編集、製作、企画[4]
  • 2010年 長編デビュー作「妖術」監督、脚本[4]
  • 2011年 短編作「당신」(あなた)監督、脚本、製作、企画[4]
  • 2012年 長編作「桃の木~シャム双子の悲しい物語~」監督、脚本、企画、音楽[4]
  • 2012年 短編作「기억의 조각들」(記憶のかけら)監督、脚本[4]
  • 2014年 長編作「다우더 Daughter」監督、脚本、主演サン役[4]

音楽

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  • 2009年 小品集「息」
  • 2010年 デジタルシングル「茶髪」
  • 2015年「息2」
  • 2020年「息3」
  • 2021年「息4」

小説

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絵画

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  • 2009年 絵画展示会「タンゴ」開催

受賞

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  • 2006年 KBS演技大賞 新人演技賞[2]
  • 2007年 SBS演技大賞 ニュースター賞[2]
  • 2009年 第4回アンドレキム・ベストスターアワード 女性スター賞[2]
  • 2009年 ヤフー! アジアバーズアワード アジア女性アーティスト賞[2]
  • 2009年 KBS演技大賞 ネティズン賞およびベストカップル賞[2]
  • 2009年 第26回釜山アジア短編映画祭 観客賞[2](「愉快なお手伝い」演出)
  • 2010年 第12回ショートショートフィルムフェスティバル 話題賞[2]。監督作「愉快なお手伝い」で外国人として初めて話題賞を受賞した[46]
  • 2012年 第14回大韓民国デザイン大賞 デザイン部門知識経済部長官賞[2]
  • 2012年 第1回大韓民国実践大賞 文化芸術部門受賞[2]
  • 2013年 第6回ソウル老人映画祭 青年監督賞[2]
  • 2013年 第2回幸福分かち合い人 保健福祉部長官賞[2]
  • 2018年 第13回大韓民国社会貢献大賞 ソウル市長賞[2]

CM

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脚注

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  1. ^ a b 구혜선 朝鮮日報。2021年9月3日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 구혜선 프로필(ク・ヘソン プロフィール)NAVER. 2021年9月23日閲覧。
  3. ^ "ク・ヘソン" ワウコリア。2023年6月1日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h 구혜선 Daum 映画。2021年9月3日閲覧。
  5. ^ 스카이데일리, 조선·고려 명문 무인家, 현재 굴지의 재벌家 명성”. skyedaily.com (2017年12月16日). 2022年11月9日閲覧。
  6. ^ 元祖・美顔女優ク・ヘソンの『19歳の純情』ふたたび!!”. スポーツソウル (2020年11月9日). 2021年1月5日閲覧。
  7. ^ “네이버 책 '탱고' 저자 소개”. NAVER. http://book.naver.com/bookdb/book_detail.php?bid=5998541 
  8. ^ a b 남안우 (2005年7月28日). “‘얼짱’ 구혜선, '서동요'로 첫 사극도전”. 마이데일리. http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=106&oid=117&aid=0000017881 
  9. ^ “다음 책소개: 구혜선의 첫 번째 요술이야기”. 다음. オリジナルの2013年12月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131214144454/http://book.daum.net/detail/book.do?bookid=BOK00010697240AL 
  10. ^ 배영은 (2005年8月30日). “'서동요' 구혜선, "첫 정극 출연이 사극이네요"”. 조이뉴스24. http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=106&oid=111&aid=0000017233 
  11. ^ 강승훈 (2006年5月11日). “'연변처녀' 구혜선, KBS '열 아홉 순정' 주제가 불러”. 마이데일리. http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=106&oid=117&aid=0000047003 
  12. ^ 조은별 (2008年6月4日). “구혜선 ‘최강칠우’로 연기력 논란 꼬리표 뗄까?”. 노컷뉴스. http://www.nocutnews.co.kr/show.asp?idx=844991 
  13. ^ 김경환 (2010年10月23日). “구혜선 토끼 화제…원래부터 토끼 닮았다?”. 민중의소리. http://www.vop.co.kr/A00000330238.html%7C%EC%B6%9C%ED%8C%90%EC%82%AC 
  14. ^ 황윤정 (2009年4月11日). “구혜선, ‘S다이어리’서 연기논란 언급에 화제!”. 재경일보. http://news.jkn.co.kr/article/news/20090411/3464494.htm 
  15. ^ 조은별 (2008年6月19日). “두 번째 사극 도전 구혜선 여전한 ‘퓨전’ 외양 논란”. 노컷뉴스. http://www.nocutnews.co.kr/show.asp?idx=857511 
  16. ^ 김형우 (2010年1月1日). “‘금잔디’ 구혜선 KBS연기대상 3관왕 기염 ‘네티즌-커플-女우수상’”. 뉴스엔. http://www.newsen.com/news_view.php?uid=201001010924291001 
  17. ^ 유쾌한 도우미 NAVER 映画。2021年9月3日閲覧。
  18. ^ 요술 NAVER 映画。2021年9月3日閲覧。
  19. ^ 복숭아나무 NAVER 映画。2021年9月3日閲覧。
  20. ^ 다우더 NAVER 映画。2021年9月3日閲覧。
  21. ^ ファン・ミヒョン(2014年9月3日)ク・ヘソン演出作「Daughter」釜山国際映画祭に公式招待“光栄だ” KStyle, NAVER. 2021年9月3日閲覧。
  22. ^ ク・ヘソンの著書「涙はハート型」が海外進出 ワウコリア(2019年8月31日)。2021年9月2日閲覧。
  23. ^ 숨3, 숨4 Melon. 2021年9月2日閲覧。
  24. ^ イ・スンギル(2016年4月8日)「ディア・ブラッド」ク・ヘソン&アン・ジェヒョン、結婚を電撃発表…2人揃って報告 KStyle, NAVER. 2021年9月4日閲覧。
  25. ^ a b 신혼일기 NAVER SERIES. 2021年9月4日閲覧。
  26. ^ a b アン・ジェヒョン&ク・ヘソン出演のリアリティ番組「新婚日記」Mnetで日本初放送決定! KStyle(2017年3月8日), NAVER. 2021年9月4日閲覧。
  27. ^ [韓流]ク・ヘソンとアン・ジェヒョン 離婚成立聯合ニュース(2020年7月15日)。2021年9月4日閲覧。
  28. ^ 뉴시스「구혜선, 13년만 성균관대 최우등 졸업」『東亜日報』2024年2月27日。2024年4月13日閲覧。
  29. ^ 薯童謠(ソドンヨ) BS朝日。2021年9月8日閲覧。
  30. ^ 열아홉 순정 NAVER 映画。2021年9月8日閲覧。
  31. ^ 王と私 BS-TBS. 2021年9月8日閲覧。
  32. ^ 最強チル BS朝日。2021年9月8日閲覧。
  33. ^ 花より男子 ストーリー 各話あらすじ第1話 TBS. 2021年9月8日閲覧。
  34. ^ ザ・ミュージカル KNTV. 2021年9月8日閲覧。
  35. ^ お願い、キャプテン KNTV. 2021年9月8日閲覧。
  36. ^ 絶対彼氏 Cinemart. 2021年9月8日閲覧。
  37. ^ エンジェルアイズ BSテレ東。2021年9月8日閲覧。
  38. ^ ディア・ブラッド KBS World. 2021年9月8日閲覧。
  39. ^ あなたはひどいです BS11. 2021年9月8日閲覧。
  40. ^ ク・ヘソン、過去に開催した個展で25枚の作品が完売「1枚の値段は…」 KStyle(2020年11月8日), NAVER. 2021年9月4日閲覧。
  41. ^ 구혜선 카카오TV. 2021年9月8日閲覧。
  42. ^ FACE ID에 파괴의 神 등장?! [페이스아이디 티저] YouTube(2020年12月21日)。2021年9月4日閲覧。
  43. ^ 女優ク・ヘソン、「私も小商工人の一人」…長寿番組「6時、私の故郷」旧正月特集で地域経済を応援 ワウコリア(2021年2月11日)。2021年9月4日閲覧。
  44. ^ ク・ヘソン、ステージ恐怖症を告白「歌手としてデビューは…」 KStyle(2021年2月20日), NAVER. 2021年9月4日閲覧。
  45. ^ 「スミ山荘」ク・ヘソン、初め打ち明ける本音…「13年目睡眠薬を…」 Innolife(2021年2月15日)。2021年9月4日閲覧。
  46. ^ 安旻淨(2010年6月11日)「韓国版『花より男子』主演女優ク・ヘソン外国人初‘話題賞’」JPNews. 2021年9月4日閲覧。

外部リンク

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