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グイドーニア・モンテチェーリオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グイドーニアから転送)
グイドーニア・モンテチェーリオ
Guidonia Montecelio
グイドーニア・モンテチェーリオの風景
グイドーニア・モンテチェーリオの紋章
紋章
行政
イタリアの旗 イタリア
ラツィオ州の旗 ラツィオ
県/大都市 ローマ
CAP(郵便番号) 00012, 00010, 00014, 00011
市外局番 0774
ISTATコード 058047
識別コード E263
分離集落 #分離集落参照
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
公式サイト リンク
人口
人口 89411 人 (2024-01-01 [1])
人口密度 1,130.9 人/km2
文化
住民の呼称 Guidoniani
守護聖人 Maria Beata Vergine di Loreto
祝祭日 12月10日
地理
座標 北緯41度59分48.55秒 東経12度43分34.1秒 / 北緯41.9968194度 東経12.726139度 / 41.9968194; 12.726139座標: 北緯41度59分48.55秒 東経12度43分34.1秒 / 北緯41.9968194度 東経12.726139度 / 41.9968194; 12.726139
標高 105 (28 - 389) [2] m
面積 79.06 [3] km2
グイドーニア・モンテチェーリオの位置(イタリア内)
グイドーニア・モンテチェーリオ
グイドーニア・モンテチェーリオの位置
ローマ県におけるコムーネの領域
ローマ県におけるコムーネの領域 地図
イタリアの旗 ポータル イタリア
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グイドーニア・モンテチェーリオ: Guidonia Montecelio)は、イタリア共和国ラツィオ州ローマ県にある、人口約89,000人の基礎自治体コムーネ)。

ローマの北東約23kmにある近郊都市で、ローマを除けば県下最大のコムーネ人口を有する。

イタリア空軍のグイドーニア飛行場 (it:Aeroporto di Guidoniaが所在する。

地理

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位置・広がり

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ローマ県北東部のコムーネで、コムーネとしてのローマ市に隣接し、その大都市圏 (Rome metropolitan areaに含まれる。グイドーニアの市街は、ローマ中心部から北東へ約23kmの距離にあり、ローマ市を取り囲むグランデ・ラッコルド・アヌラーレ(環状高速道路)の外側約13kmに位置する[4]ティヴォリからは北西へ約7km、リエーティからは南南西へ約47kmの距離にある[4]

古代のノメンターナ街道ティブルティーナ街道の間に位置する。

隣接コムーネ

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隣接するコムーネは以下の通り。

地勢

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地勢はおおむね平坦である。

トラバーチン(石灰質化学沈殿岩、石灰華)によってつくられた段丘地形(石灰華段)で知られる。

気候分類・地震分類

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グイドーニア・モンテチェーリオにおけるイタリアの気候分類 (itおよび度日は、zona D, 1561 GGである[5]。 また、イタリアの地震リスク階級 (itでは、zona 2B (sismicità media) に分類される[6]

歴史

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998年、カストルム(要塞)Castrum Monticellorum として建設されたのがこの都市の起こりである。

1915年には、イタリア王立陸軍(Regio Esercito)が航空部隊(Corpo Aeronautico Militare)のための大きな軍用飛行場を建設した。1923年にはイタリア王立空軍(Regia Aeronautica)が発足する。

ベニート・ムソリーニ政権のもと、1937年にこの地域は自治体(コムーネ)となった。「グイドーニア」の名は、この地でパラシュートの試験中に殉職したアレサンドロ・グイドーニ将軍 (it:Alessandro Guidoni(1880年 - 1928年)に因んでつけられた。

1942年6月には、第二次世界大戦中ながら、イタリア軍の大型輸送機の「サヴォイア・マルケッティ SM.75 GA RT」により、イタリアと日本、もしくは日本の占領地域との飛行を行った。

行政

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分離集落

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グイドーニア・モンテチェーリオには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。

  • Albuccione, Bivio di Guidonia, Colle Fiorito, Colleverde, Guidonia (sede comunale), La Botte, Marco Simone, Setteville nord, Montecelio, Pichini, Poggio Fiorito, Setteville, Villalba, Villanova

経済・産業

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ローマ首都圏に位置するこの都市では、工業が大きな役割を果たしている。

とくに、トラバーチン(建材としても用いられる)の採掘やセメント工業が知られる。また、サービス業も発展している。住民の多くはローマに通勤している。

トラバーチンの採石場

コッレヴェルデ・ディ・グイドーニア天文台

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コッレヴェルデ地区 (it:Colleverdeには、コッレヴェルデ・ディ・グイドーニア天文台 (Osservatorio Colleverde di Guidoniaがある。この観測拠点では、V. S. カスッリ (Vincenzo Silvano Casulliらによって多くの小惑星が発見されている。「コッレヴェルデ」が発見者として登録されている小惑星もあり、2012年6月時点での小惑星センターの集計によれば3個ある[7]。命名されたものには (7529) ヴァニョッツィ (enがある[8]

交通

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グイドーニア駅

道路

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高速道路(アウトストラーダ
国道・主要道路

鉄道

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トレニタリア (FS)

姉妹都市

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脚注

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  1. ^ Popolazione residente per sesso, età e stato civile al 1° gennaio 2024” (イタリア語). 国立統計研究所(ISTAT). 2024年7月24日閲覧。メニューでVista per singola areaを選択。Anno:2024, Ripartizione:Centro, Regione:Lazio, Provincia:Roma, Comune:Guidonia Montecelio を選択
  2. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Roma(dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年11月25日閲覧。
  3. ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale(Kmq) - Roma(dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年11月25日閲覧。
  4. ^ a b 2点間の直線距離を測る”. 2013年11月25日閲覧。
  5. ^ Tabella dei gradi/giorno dei Comuni italiani raggruppati per Regione e Provincia”. 新技術エネルギー環境局(ENEA) (2011年3月1日). 2017年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月20日閲覧。
  6. ^ classificazione sismica aggiornata al aprile 2023” (xls). https://rischi.protezionecivile.gov.it/it/sismico/attivita/classificazione-sismica/. イタリア市民保護局. 2023年12月16日閲覧。
  7. ^ Minor Planet Center (2012 June 5.). “Minor Planet Discoverers (Alphabetically)”. 2012年7月1日閲覧。
  8. ^ (7529) Vagnozzi = 1969 TK5 = 1988 PP3 = 1994 BC = 1997 CE7”. MPC. 2021年9月7日閲覧。

外部リンク

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