グラツィア・デレッダ
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Grazia Deledda グラツィア・デレッダ | |
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誕生 |
1871年9月27日 イタリア王国 ヌーオロ |
死没 |
1936年8月15日 (64歳没) イタリア ローマ |
国籍 | イタリア |
主な受賞歴 | ノーベル文学賞(1926) |
署名 | |
ウィキポータル 文学 |
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グラツィア・デレッダ(Grazia Deledda、1871年9月27日 - 1936年8月15日)はイタリアの詩人、小説家。1926年にノーベル文学賞を受賞。
生い立ち
[編集]彼女はサルデーニャ島のヌーオロで裕福な家庭に生まれた。小学校で学んだ後、家庭教師に学び、その後独学で文学を学ぶ。
彼女は最初にいくつかの小説を「L'ultima moda」誌に発表し、その後散文と詩を発表した。1890年に発表された「Nell'azzurro」が彼女の処女作と見なされる。
1899年10月に陸軍省の官吏であるパルミロ・マデサーニと出会い1900年に結婚、その後ローマに移り住む。1903年に出版した「Elias Portolu」の成功で彼女は作家として認められ、その後多くの作品を発表していく。
彼女の現実を克明に描き、デカダン派の影響もあった作品はルイジ・カプアーナやジョヴァンニ・ヴェルガといった作家から高く賞賛された。
主な著作
[編集]- Fior di Sardegna (1892年)
- Le vie del male(1892年)
- Racconti sardi(1895年)
- Anime oneste(1895年)
- Elias Portolu(1903年)
- Cenere(1904年)
- L'edera(1912年)
- Canne al vento(1913年)
- Marianna Sirca(1915年)
- La madre(1920年)
- La fuga in Egitto(1925年)
- Il sigillo d'amore(1926年)
- Cosima(1937年)- 歿後に刊行
- Il cedro del Libano(1939年)- 歿後に刊行
邦訳
[編集]- 悪の道(有島生馬、岩崎純孝訳 世界文学全集 新潮社 1932年)
- 正直な心(下位文子訳 春陽堂 1933年)
- 愛の封印(岩崎純孝訳 山本書店 1936年)
- 二つの真心(隈部逸人訳 弘文堂 1940年)
- 砂漠の中(岩崎純孝訳 ノーベル賞文学叢書 今日の問題社 1940年)
- 実義な人々(原田謙次訳 モダン日本社 1941年)
- 邪道(有島生馬訳 日本出版社 1942年)
- 常春藤(柏熊達生訳 河出書房 1952年)
- 灰(丸弘訳 弘文堂 1966年)
- コロンバ 誘惑 マルヴー一家(大久保昭男訳 ノーベル賞文学全集 主婦の友社 1972年)