グラン昼特急出雲号
グラン昼特急出雲号(グランひるとっきゅういずもごう)は、京都府京都市・大阪府大阪市と島根県松江市・出雲市を結ぶ昼行高速バスである。本稿では夜行便であるドリーム出雲号(ドリームいずもごう)とグランドリーム出雲号(グランドリームいずもごう)、2023年9月30日まで同区間を運行していた昼行便出雲エクスプレス大阪京都号(いずもエクスプレスおおさか/きょうとごう)と夜行便出雲ドリーム大阪京都号(いずもドリームおおさか/きょうとごう)、同年1月31日まで同区間を運行していた昼行便出雲エクスプレス京都号(いずもエクスプレスきょうとごう)、2020年11月30日まで同区間を運行していた夜行便出雲縁結びドリーム京都号(いずもえんむすびドリームきょうとごう)および、2017年2月28日までの愛称であった出雲阿國号(いずものおくにごう)も同時に解説する。
全便座席指定制のため、乗車には予約が必要。
以前設定されていた便名コードは43xxx。
運行会社
[編集]- JRバス中国(島根支店)
- 昼行便4往復、夜行便2往復を担当。
過去の運行会社
[編集]- 京阪バス(洛南営業所)
- 一畑バス(出雲支社)
- 西日本ジェイアールバス(京都営業所)
- 夜行便1往復(出雲縁結びドリーム京都号)を担当していた。
運行経路および停車停留所
[編集]※京都府~大阪府、島根県内での相互の乗降はできない。
京都駅 - (国道1号 - 京都南IC - 名神高速道路 - 豊中IC - 阪神高速11号池田線 - 梅田出入口<大阪行き>/福島出入口<京都行き>) - 大阪駅JR高速バスターミナル - (福島出入口<山陰方面行き>/梅田出入口<大阪行き> - 阪神高速11号池田線 - 池田出入口 - 大阪府道2号大阪中央環状線 - 中国池田IC - 中国自動車道 - 米子自動車道 - 山陰自動車道 - 松江中央IC) - 松江駅 - (松江西IC - 山陰自動車道) - 宍道 - (山陰自動車道) - 斐川インター - (国道9号・国道184号) - 出雲市駅 → 出雲大社(京都発夜行便のみ)
- 京都発着便は赤松PA(社PAの場合もある)・勝央SA・蒜山高原SA(大山PAの場合もある)、大阪発着便は加西SA(安富PAの場合もある)・蒜山高原SAで休憩するが、夜行便は最初の休憩箇所でのみ開放休憩を行う。また夜行便は出雲行きは大山PA、大阪・京都行きは赤松PAで乗務員の仮眠と時間調整を兼ねた長時間停車を行う。
- 基本的には全区間一人乗務だが、勝央SAで乗務員交代を行う場合がある。その場合は大阪発着便でも勝央SAに休憩停車する。
- くにびき号とは大阪府内の経路が違い、北上(南下)には阪神高速道路を使用し、新御堂筋は事故通行止めなどの事情がある場合以外通行しない。くにびき号が停車する阪急高速バス新大阪ターミナル、千里ニュータウン、宝塚インターチェンジ、西宮北インターチェンジ、玉造の各バス停には停車しない。
運行回数
[編集]- 昼行便1日4往復、夜行便1日2往復(京都駅発着の1往復は「グランドリーム出雲号」、大阪駅発着の1往復は「ドリーム出雲号」)
歴史
[編集]- 2002年(平成14年)10月18日 - 西日本JRバス・京阪バス・一畑バス・中国JRバスの4社により京都 - 出雲間で運行開始[1][2]。昼行便1日3往復、夜行便1日1往復の計4往復[2]。
- 2011年(平成23年)6月1日 - 「斐川インター」停留所を追加。
- 2017年(平成29年)3月1日 - 京阪バス、一畑バスが運行から撤退[3][4] し、昼行が1往復減。同時に名称を、昼行は「出雲エクスプレス京都1〜4号」に統一、夜行は「出雲縁結びドリーム京都1・2号」に変更。「出雲阿國号」の名称は廃止となる。名神大山崎・ 名神高槻の各停留所を廃止[5]。
- 2020年(令和2年)
- 2023年(令和5年)
車両
[編集]グラン昼特急/グランドリーム出雲号は原則としてグランドリーム号仕様いすゞ・ガーラハイデッカー車(独立3列シート)で運行するが、車両運用の都合で通常独立3列仕様車で運行することもある。ドリーム出雲号は通常独立3列仕様車で運行する。多客期の続行便は4列シートトイレ無し車で運行される場合がある。
西日本ジェイアールバスが担当していた出雲縁結びドリーム京都号はグランドリーム仕様車で運行されていた。
車内設備
[編集]- 3列シート
- フットレスト
- レッグレスト
- トイレ
- 毛布(夜行便のみだが、新型コロナウイルス対策によりサービス中止中)
- 仕切りカーテン(グランドリーム仕様車のみ。夜行便のみならず、昼特急でも使用可。装備されない車両で運行する場合あり)
- コンセント(装備されない車両で運行する場合あり)
脚注
[編集]- ^ 中国運輸局 高速バス(都市間バス)の運行状況 Archived 2008年10月30日, at the Wayback Machine.
- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '03年版』ジェー・アール・アール、2003年7月1日、192頁。ISBN 4-88283-124-4。
- ^ 高速バス「京都松江出雲線」運行終了のお知らせ (PDF) (京阪バス 2017年1月12日)2017年3月16日閲覧。
- ^ 高速バス『出雲京都線』からの撤退についてのお知らせ(一畑バス 2017年1月18日)2017年3月16日閲覧。
- ^ 「出雲縁結びドリーム号」に乗ってパワースポット『出雲大社』へお出かけ下さい![リンク切れ](西日本ジェイアールバス 2017年1月26日)2017年3月16日閲覧。
- ^ a b c “高速線運行状況一覧” (PDF). 中国ジェイアールバス (2020年12月4日). 2020年12月5日閲覧。
- ^ 『12月ダイヤ改正について』(プレスリリース)西日本ジェイアールバス、2020年10月27日 。2020年11月1日閲覧。
- ^ “高速バス「出雲・松江~大阪線」及び「出雲・松江~京都線」の運行について” (PDF). 中国ジェイアールバス (2022年12月27日). 2023年2月12日閲覧。
- ^ “高速バス「出雲・松江~大阪・京都線(出雲エクスプレス大阪京都号・出雲ドリーム大阪京都号)」の 運行内容の変更について”. 中国ジェイアールバス (2023年8月28日). 2023年10月1日閲覧。
外部リンク
[編集]- 「グラン昼特急出雲号・グランドリーム出雲号/ドリーム出雲号」詳細案内ページ