グリシンアミド
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グリシンアミド | |
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2-Aminoacetamide | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 598-41-4 , 1668-10-6 (HCl) |
PubChem | 69020 |
ChemSpider | 62242 |
UNII | 4JDT453NWO |
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特性 | |
化学式 | C2H6N2O |
モル質量 | 74.08 g mol−1 |
外観 | 白色の固体 |
融点 |
65-67 °C, 271 K, -24 °F |
沸点 |
分解 |
水への溶解度 | 易溶 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
グリシンアミド(英語: glycinamide)は、化学式が H2NCH2C(O)NH2 の有機化合物である。アミノ酸のグリシンのアミド誘導体である。白色の固体で、水に溶ける。グリシンアミドなどのアミノ酸アミドは、アミノ酸エステルをアンモニアで処理することによって合成される[1]。
グリシンアミドの塩酸塩であるグリシンアミド塩酸塩は、生理的範囲のpHを持つグッドバッファーの一つである。グリシンアミド塩酸塩は生理的pH(20℃で8.20)に近いpKaを持つため、細胞培養に有用である。ΔpKa/℃は-0.029で、0℃における水への溶解度は6.4 Mである。
グリシンアミドは、グリシンアミドリボヌクレオチド(de novoプリン生合成における中間体)の合成に使われる試薬である[3]。
出典
[編集]- ^ Yang, Peter S.; Rising, Mary M. (1931). “A Simplified Method of Preparation of Alpha Amino Acid Amides”. Journal of the American Chemical Society 53 (8): 3183–3184. doi:10.1021/ja01359a505.
- ^ Appleton, Trevor G. (1997). “Donor atom preferences in complexes of platinum and palladium with amino acids and related molecules”. Coordination Chemistry Reviews 166: 313–359. doi:10.1016/S0010-8545(97)00047-7.
- ^ “Glycinamide hydrochloride”. Gold Biotechnology. 2017年12月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年7月23日閲覧。