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ケイ酸カリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ケイ酸カリウム
potassium silicate
識別情報
CAS登録番号 1312-76-1
E番号 E560 (pH調整剤、固化防止剤)
特性
化学式 K2O3Si
モル質量 154.28 g mol−1
への溶解度 可溶
危険性
EU分類 Corrosive (C)
Rフレーズ R34, R37
Sフレーズ (S1/2), S13, S24/25, S36/37/39, S45
引火点 不燃性
関連する物質
その他の陰イオン 炭酸カリウム
その他の陽イオン ケイ酸ナトリウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ケイ酸カリウム(ケイさんカリウム、: potassium silicate)はカリウムケイ酸塩で、通常化学式K2SiO3で表される無機化合物水和水を含む形で存在しており、白色の固体又は水ガラス状の物質で、建築溶接洗剤などの用途がある[1]

用途

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用途は建築業(45%)、溶接棒(19%)、洗剤(16%)の順で[1]、他に肥料としての用途もある[2]。金属の酸化防止を目的とした溶接棒の被覆材、無機質塗料硬化剤液体洗剤やカリ石鹸の原料として使用される[3]

製造

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水酸化カリウムケイ酸ゲルを原料とした湿式法と乾式法がある[4]

安全性

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皮膚に対する強い刺激性がある[5]

脚注

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  1. ^ a b 可溶性ケイ酸塩 (PDF) (日本化学物質安全・情報センター)
  2. ^ ケイ酸質肥料(j-platpat)
  3. ^ 製品情報―用途(愛知珪曹工業)
  4. ^ 製品情報―製造法(愛知珪曹工業)
  5. ^ 製品安全データシート (PDF) (中外写真薬品)