コスモス1号 (ソ連)
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コスモス1号 (ソ連) | |
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主製造業者 | ユージュノエ |
衛星バス | DS-2 |
任務 |
電離層 技術 |
打上げ日時 |
1962-03-16 11:59(GMT) |
輸送ロケット | コスモス2I 63S1 |
打上げ場所 | カプースチン・ヤール マヤーク-2 |
任務期間 | 2か月 |
軌道減衰 | 1962-05-25 |
質量 | 47 kg |
軌道要素 | |
軌道 | 低軌道 |
軌道傾斜角 | 49° |
遠点高度 | 649 km |
近点高度 | 207 km |
軌道周期 | 93.1分 |
コスモス1号(ロシア語: Космос 1、DS-2 #1)はソビエト連邦が1962年3月16日に打上げた人工衛星である。西側ではスプートニク11号と呼ばれる場合もある。
コスモス衛星の名を与えられた最初の衛星であり、ドネプロペトロフスク・スプートニク(DS)計画において軌道到達に成功した初の衛星でもある。主なミッションは打上げロケット性能測定、および電離層研究を行うことであった[1]。
概要
[編集]ロケットにはコスモス2I 63S1(s/n 6LK)が使用された[2]。これはコスモス2I3度目の打上げで、初の打上げ成功であった。
打上げはカプースチン・ヤールマヤーク発射施設(Mayak Launch Complex)第2射点より行われ、1962年3月16日11時59分(GMT)にロケットが発射された[3]。
コスモス1号は近地点207 km、遠地点649 km、軌道傾斜角49度、公転周期93.1分の低軌道に投入され[1]、同年5月25日に軌道減衰して消滅した[4]。
コスモス1号は最初に打上げられたDS-2型衛星である。DS-2はDS-1のアビオニクスシステムを省略したスケールダウンバージョンであった。2機目は1964年12月1日に打上げられたが、ペイロードフェアリング分離に失敗し、軌道へは到達しなかった。DS-2は結局この2機だけで終わった[5]。
参考文献
[編集]- ^ a b Wade, Mark. “DS-2”. Encyclopedia Astronautica. 2009年5月22日閲覧。
- ^ McDowell, Jonathan. “Launch Log”. Jonathan's Space Page. 2009年5月22日閲覧。
- ^ Wade, Mark. “Kosmos 2”. Encyclopedia Astronautica. 2009年5月22日閲覧。
- ^ McDowell, Jonathan. “Satellite Catalog”. Jonathan's Space Page. 2009年5月22日閲覧。
- ^ Wade, Mark. “DS”. Encyclopedia Astronautica. 2009年5月22日閲覧。