イアン・クロフォード (ギタリスト)
イアン・クロフォード | |
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ティンリーパーク公演にて(2009年8月15日) | |
基本情報 | |
原語名 | Ian Crawford |
出生名 | Ian Miles Crawford |
生誕 | 1988年(35 - 36歳)[1] |
出身地 | アメリカ合衆国 ワシントン州オーバーン[2] |
ジャンル | |
職業 | ギタリスト |
担当楽器 | |
活動期間 | 2005年 - |
レーベル | |
共同作業者 |
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公式サイト |
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イアン・マイルズ・クロフォード(Ian Miles Crawford[3]、1988年 - )は、アメリカ合衆国のギタリスト。2007年から2009年までロックバンドのザ・キャブのメンバーとして在籍し、このほかにパニック!アット・ザ・ディスコ、ネヴァー・シャウト・ネヴァー、ジ・アカデミー・イズらと活動を共にした[4]。2016年にはザ・コンテスタンツを結成し、同年5月にスタジオ・アルバム『No Contest』でデビュー。2018年4月1日にスタジオ・アルバム『Grand Wheel』でソロデビューした。このほか4人組バンドのコズミック・マイルズのメンバーとしても活動している。
経歴
[編集]11歳の時に音楽に興味を持ち、ドラムの演奏から始めた[1]。その後、父がニール・ヤングの曲を演奏する姿を見たことや、ジミ・ヘンドリックスのライブ映像に触発されてギターの演奏を始める[1]。
2005年、シアトルのラジオ局であるKZOK-FMによるトリビュート・バンドのスパイク&ジ・インペイラーズに参加[1]。
2006年、バッド・カンパニーのポール・ロジャース、ベーシストのリン・ソレンセン、ドラマーのジェフ・ケイサンとともにセックス・アンド・ヴァイオリンズ(Sex and Violins)を結成[1]。
2007年、ポール・ガルシアの後任としてザ・キャブに加入し、リードギターを担当[4]。2008年4月、フュエルド・バイ・ラーメンからスタジオ・アルバム『ウイスパー・ウォー』でメジャー・デビュー[5]。2009年6月1日、リード・シンガーのアレクサンダー・デレオンが自身のブログ上でクロフォードの脱退を発表。その理由についてデレオンは「方向性の違い」と説明している[6][7]。
2009年7月29日、パニック!アット・ザ・ディスコにツアー・メンバーとして加わる[8][9][注 1]。同年8月のブリンク 182とのツアー[9]や2011年の『Vices & Virtues Tour』[10]などに参加し、2012年7月15日に自身のTwitter上で「リアルで本格的な音楽がやりたい」ことを理由に、ロシアでのツアーを最後に離れることを発表した[11][12]。
2014年6月11日、ネヴァー・シャウト・ネヴァーが公式Twitter上でクロフォードがリードギタリストとして加入したことを発表[13]。2015年11月24日に公式Facebook上でバンドのマネジメント側から解雇を言い渡されたことを報告[14]。同年にはジ・アカデミー・イズのデビュー10周年を記念したツアーに参加した[14]。
2016年、ザ・コンテスタンツ(The Contestants)というバンドを結成し、5月3日にアルバム『No Contest』を発売[15]。その後、ザ・ホラーズ(The Hollers)というバンドとして活動も始める[2]。
2018年4月1日、ソロ・アルバム『Grand Wheel』を発売[15]。
2023年1月19日、ラスベガスのMGMグランドでデニー・エチェバリア(ベース & ボーカル)、スペンサー・キング(キーボード & ボーカル)、ジョー・カリトリ(ドラム & ボーカル)と結成したイアン・クロフォード & コズミック・マイルズ(Ian Crawford and Cosmic Miles)のデビュー・ライブを開催[16]。同年12月2日、同バンドのデビューEP『Lift Off』を発売[17]。
人物
[編集]影響を受けたアーティストにビートルズ、ジミ・ヘンドリックス、ボブ・ディラン、デヴィッド・ギルモア、ジェフ・ベック、ピート・タウンゼント、アルバート・キング、ジミー・ペイジ、スラッシュ、ピーター・グリーン、デレク・トラックスを挙げている[18]。
パニック!アット・ザ・ディスコのドラマーだったスペンサー・スミスは、クロフォードについて「僕とブレンドンが一緒に演奏してきた中で最も才能があるギタリスト」と語っている[8]。
作品
[編集]- ザ・キャブ
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- 『ウイスパー・ウォー』 – Whisper War(2008年)
- Welcome to the New Administration (2008年)
- "Bounce (snippet)"
- "Take My Hand Machine Shop Production"(ザ・キャブ feat. キャサディー・ポープ from ヘイ・マンデー)
- Punk Goes Pop Volume Two(2008年)
- The Lady Luck EP(2009年)
- Symphony Soldier(2011年)[19]
- アシュベリー
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- "Under Your Skin"(2008年)
- スタンプス
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- Tramps(2010年)
- Stamps Ventures of a Lifetime(2011年)
- プレイ・フォー・キープス
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- Goodbye Natural, Hello Manmade(2010年)
- "X.I.F."[20]
- Goodbye Natural, Hello Manmade(2010年)
- ザ・ブロベックス
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- "Skid Row"(2012年)
- ミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』の楽曲のカバー。クロフォードはギターで参加した[21]。
- "Skid Row"(2012年)
- ネヴァー・シャウト・ネヴァー
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- Recycled Youth Vol. 1(2015年)
- Black Cat(2015年)
- ソロ名義
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- Grand Wheel(2018年)
- "For the Money"(2022年)※ツイン・ロヴァ feat. イアン・クロフォード[22]
- コズミック・マイルズ
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- Lift Off(2023年)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e "Home". iancrawfordmusic.com. 2008年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月25日閲覧。
- ^ a b "The Dead Ships". Hotel Max. 7 February 2017. 2024年10月26日閲覧。
- ^ "ACE Repertory : One of Those Nights". ASCAP. 2024年11月13日閲覧。
- ^ a b Mortensa, Mala (4 March 2021). "10 musicians who joined established bands and didn't miss a beat". Alternative Press. 2022年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月25日閲覧。
- ^ bell, Crystal; Harding, Cortney (October 10, 2009). “Dance of Days”. Billboard (Nielsen Business Media) 121 (40): 57. ISSN 0006-2510 .
- ^ "Dear friends,". Symphony Soldier - The Blog of Alex DeLeon. 1 June 2009. 2009年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月25日閲覧。
- ^ "The Cab replace guitarist Ian Crawford". Alternative Press. 2 June 2009. 2023年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月25日閲覧。
- ^ a b Montgomery, James (29 July 2009). "Exclusive: Spencer Smith Reveals New Members Of Panic! At The Disco". MTV News. MTV. 2019年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月25日閲覧。
- ^ a b c Hyclak, Anna (30 July 2009). "Panic! at the Disco Reveal New Members". SPIN. SpinMedia. 2016年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月25日閲覧。
- ^ Alexandra, Vann (14 March 2011). "Preview: Panic! at the Disco Plot Spring Tour". SPIN. SpinMedia. 2017年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月25日閲覧。
- ^ Staff Writer (16 July 2012). "P!ATD Touring Member Ian Crawford Leaving To Make "Real, Genuine" Music". KillYourStereo. SGC Media. 2023年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月25日閲覧。
- ^ "Ian Crawford leaving Panic! At The Disco to make "real, genuine music"". themusic.com.au. The Music Press Pty. 2024年10月25日閲覧。
- ^ NSNOfficialのツイート(476846387946999808)
- ^ a b "Ian Crawford - Well, now that the cat is finally out of..." Facebook. 24 November 2015. 2016年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月26日閲覧。
- ^ a b Jamm, Rick (12 May 2018). "Seattle legend Ian Crawford releases his debut album!". jamsphere.com. Jamsphere Media Network. 2018年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月26日閲覧。
- ^ Ian Crawford and Cosmic Miles “Grand Wheel” MGM Grand 01/19/23. 21 January 2023. 2024年11月6日閲覧。
- ^ cosmicmilesmusicの投稿(pfbid037332Ei5UUjtnR7wjj9LQMDpNU7MN7Crkk9dda8ZtNXrKVJWtNJZamGui1JyfMUMWl) - Facebook
- ^ "Ian Crawford: General Info". MySpace. 2008年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月26日閲覧。
- ^ AbsolutePunk. "The Cab – Symphony Soldier". chorus.fm. Chorus, LLC. 2021年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月26日閲覧。
- ^ "X.I.F. (feat. Ian Crawford) - Song by Play for Keeps". Apple Music. Apple. 2024年10月26日閲覧。
- ^ "Skid Row (Downtown) FREE | The Brobecks". Bandcamp. 2024年10月26日閲覧。
- ^ "For the Money (feat. Ian Crawford) - Single - Album by Twin Rova". Apple Music. Apple. 2024年10月26日閲覧。