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キング・オブ・ザ・クラウズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パニック!アット・ザ・ディスコ > 作品リスト > キング・オブ・ザ・クラウズ
キング・オブ・ザ・クラウズ
パニック!アット・ザ・ディスコプロモーション・シングル
収録アルバムプレイ・フォー・ザ・ウィキッド
英語名King Of The Clouds
リリース2018年6月18日
ジャンルR&B[1]
時間2分40秒
レーベル
作詞者
作曲者
  • ブレンドン・ユーリー
  • ジェイク・シンクレア
  • アレックス・クレソヴィッチ
  • サム・ホランダー
  • スージー・シン
プロデュース
  • ジェイク・シンクレア
  • アレックス・クレソヴィッチ
  • スージー・シン
チャート順位
後述を参照
プレイ・フォー・ザ・ウィキッド 収録曲
ジ・オーヴァーパス
(8)
キング・オブ・ザ・クラウズ
(9)
オールド・ファッションド
(10)
公式音源
「King Of The Clouds」 - YouTube

キング・オブ・ザ・クラウズ」(King Of The Clouds)は、アメリカ合衆国のポップ・ロック・バンドであるパニック!アット・ザ・ディスコの楽曲。2018年6月18日にアルバム『プレイ・フォー・ザ・ウィキッド』からのプロモーション・シングルとして発売された。作詞作曲はブレンドン・ユーリージェイク・シンクレアアレックス・クレソヴィッチサム・ホランダースージー・シンの共作。

曲の構成

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「キング・オブ・ザ・クラウズ」は、R&B風味の楽曲[1]。曲のキーはDマイナーで、テンポは198BPM[2]ゼイン・ロウとのインタビューで、ブレンドン・ユーリーはアルバムの締め切りの前日に本作をプロデューサーのジェイク・シンクレアに聴かせた際に、シンクレアは本作を「今まで聴いた中で最もかっこいい曲」と評したと語っている[3]。共同プロデューサーのアレックス・クレソヴィッチは、「作業に必要な素材が揃ったのは夜中の2時。締め切りまで数時間しかないし、僕はただ眠らないように必死だった。午前4時半まで作業をやって、締め切りのギリギリの時間にミキシングをやった」と説明している[4]

歌詞は、ユーリーが友人のサム・ホランダーカール・セーガン多元宇宙論、次元間旅行について話し合ったことがモチーフとなっていて、ホランダーはユーリーに気づかれないようにユーリーが口にしたことをすべて書き留めていた[5]。ユーリーは、「キング・オブ・ザ・クラウズ」をアルバム『プレイ・フォー・ザ・ウィキッド』の中でのお気に入りの楽曲として挙げている[6]。また、ユーリーは本作を「すごくボヘミアンっぽい曲」と説明し、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」に触発されたことを明かしている[6]

リリース

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「キング・オブ・ザ・クラウズ」は、2018年6月18日にアルバム『プレイ・フォー・ザ・ウィキッド[注釈 1]からのプロモーション・シングルとして発売された[1][7]。ラジオ用に編集されたバージョンも存在しており、こちらはBeats 1の『Hottest Record in the World Right Now』(2018年6月18日放送回)でエアプレイされた[8]。また、本作発売前の3月8日に公式Instagramでストーリーとして投稿された動画では、本作のオーケストラ・バージョンが使用された[9]

フォーブス誌のブライアン・ロッリは、本作の特徴として「激しいドラミング」と「魅力的なエレクトロニックのファンファーレ」、「ユーリーが見せつける広い声域」を挙げた[1]ビルボード誌のサム・トーナウは、本作について「前3曲(『セイ・アーメン(サタデー・ナイト)』『(ファック・ア)シルヴァー・ライニング』『ハイ・ホープス』)と同様に熱狂的な楽曲」と説明した[7]

シングル収録曲

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Spotify限定シングル『King of the Clouds』[10]
#タイトル作詞・作曲時間
1.「キング・オブ・ザ・クラウズ」(King of the Clouds)
2.ハイ・ホープス(High Hopes)
3.セイ・アーメン(サタデー・ナイト)(Say Amen (Saturday Night))
  • ブレンドン・ユーリー
  • ジェイク・シンクレア
  • ローレン・プリチャード
  • サム・ホランダー
  • トビー・ウィンコーン
  • トミー・ペイトン
  • イマード・ロイ・エル=アミーネ
  • スージー・シン
  • トーマス・ブレネック
  • マイケル・デラー
  • ダニエル・フォーダー
  • アンドリュー・グリーン
  • ブライアン・プロフィリオ
  • ジャレッド・タンケル
  • ネーザン・アブシール
4.(ファック・ア)シルヴァー・ライニング((Fuck A) Silver Lining)
合計時間:

クレジット

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※出典[11]

  • ブレンドン・ユーリーリード・ボーカルバックグラウンド・ボーカルドラム作詞作曲
  • ジェイク・シンクレア – 作詞作曲、バックグラウンド・ボーカル、ベースプロデュース
  • アレックス・クレソヴィッチ – 作詞作曲、プロデュース[注釈 2]
  • サム・ホランダー – 作詞作曲
  • スージー・シン – バックグラウンド・ボーカル、アディショナル・プロダクション、エンジニア
  • ケネス・ハリス – ギター
  • アレックス・クレソヴィッチピアノオルガン
  • レイチェル・ホワイト – バックグラウンド・ボーカル
  • ケイト・ミクーチ – バックグラウンド・ボーカル
  • ロブ・メイセス指揮者、ストリングス・アレンジ、ホーン・アレンジ
  • トーマス・ボーズ – ストリングスリーダー、コンサートマスター(ロンドン)、ヴァイオリン
  • ブルース・デュコフ – コンサートマスター(ロサンゼルス)、ヴァイオリン
  • チャーリー・ビシャラ – ヴァイオリン
  • ジュリー・ジガンテ – ヴァイオリン
  • ジェシカ・ガイデリ – ヴァイオリン
  • リサ・リュー – ヴァイオリン
  • マヤ・マガブ – ヴァイオリン
  • セレナ・マッキニー – ヴァイオリン
  • ヘレン・ナイテンゲール – ヴァイオリン
  • カティア・ポポフ – ヴァイオリン
  • テレザ・スタニスラフ – ヴァイオリン
  • ワーレン・ジーリンスキー – ヴァイオリン
  • ジャッキー・ハートレー – ヴァイオリン
  • リタ・マニング – ヴァイオリン
  • ピーター・ハンソン – ヴァイオリン
  • トム・ピゴット=スミス – ヴァイオリン
  • エムリン・シングルトン – ヴァイオリン
  • キャシー・トンプソン – ヴァイオリン
  • ブライアン・デンボー – ストリングスリーダー(ロサンゼルス)、ヴィオラ
  • ロバート・ブロフィー – ヴィオラ
  • ショーン・マン – ヴィオラ
  • ザック・デリンジャー – ヴィオラ
  • ピーター・レイル – ストリングスリーダー(ロンドン)、ヴィオラ
  • ビルース・ホワイト – ヴィオラ
  • スティーヴ・エルドリー – ストリングスリーダー(ロサンゼルス)、チェロ
  • ジェイコブ・ブラウン – チェロ
  • エリック・バイアーズ – チェロ
  • キャロライン・デイル – ストリングスリーダー(ロンドン)、チェロ
  • ティム・ギル – チェロ
  • ジェイソン・ファブス – サクソフォーン
  • ピーター・スローカム – サクソフォーン
  • モーガン・ジョーンズ – サクソフォーン
  • マイク・ロシャ – トランペット
  • ジョナサン・ブラドリー – トランペット
  • ライアン・ドラゴン – トロンボーン
  • ピーター・コビン – ストリングス
  • クラウディウス・ミッテンドーファー – ミキシング
  • エミリー・レイザーマスタリング
  • クリス・オールグッド – マスタリング(アシスタント)
  • レイチェル・ホワイト – アシスタント
  • サーシャ・バンバジ – アシスタント
  • アンバー・ジョーンズ – アシスタント
  • ケイティ・シェイプ – アシスタント
  • ジェイソン・モーザー – アシスタント

チャート成績

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週間チャート

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チャート (2018年) 最高位
US Alternative Digital Song Sales (Billboard)[12] 10
US Hot Rock & Alternative Songs (Billboard)[13] 11
US Rock Digital Song Sales (Billboard)[14] 10

年間チャート

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チャート (2018年) 順位
US Hot Rock Songs (Billboard)[15] 71

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ アルバムは6月22日に発売された。
  2. ^ 「共同プロデューサー」として表記されている。

出典

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  1. ^ a b c d Rolli, Bryan (2018年6月18日). “Panic! At The Disco Release Soulful New Single, 'King Of The Clouds'”. Forbes. Forbes Media. 2023年3月22日閲覧。
  2. ^ Key & BPM for King of the Clouds by Panic! At The Disco”. tunebat.com. Tunebat. 2023年3月22日閲覧。
  3. ^ Zane Loweの2018年6月19日 午前1:06のツイート2023年3月22日閲覧。
  4. ^ Liang, Helen (2018年7月23日). “Kresovich ’08 Co-Produces Panic! At the Disco’s New Song”. The Cornell Daily Sun. 2023年3月22日閲覧。
  5. ^ Darus, Alex (2018年6月18日). “Here’s why “King Of The Clouds” almost didn’t make Panic! At The Disco’s new album”. www.altpress.com. Alternative Press Magazine. 2023年3月22日閲覧。
  6. ^ a b Brendon Urie Talks New Panic! At The Disco Album on Kevin & Bean. KROQ. 28 June 2018. 2023年3月22日閲覧
  7. ^ a b Tornow, Sam (2018年6月18日). “Panic! at the Disco’s ‘King of the Clouds’”. Billboard. 2023年3月22日閲覧。
  8. ^ Zane Loweの2018年6月19日 午前1:02のツイート2023年3月22日閲覧。
  9. ^ Panic!'s Orchestrator Accidentally Leaked Their New Single Title”. PopBuzz. Global (2018年3月9日). 2023年3月22日閲覧。
  10. ^ "King of the Clouds ‑「シングル」by パニック!アット・ザ・ディスコ". Spotify. 2024年4月19日閲覧
  11. ^ Pray for the Wicked (CD booklet). Panic! At The Disco. Fueled by Ramen/DCD2. 2018. 567960-2。
  12. ^ Panic! At The Disco Chart History (Alternative Digital Song Sales)”. Billboard. 2023年3月22日閲覧。
  13. ^ Panic! At The Disco Chart History (Hot Rock & Alternative Songs)”. Billboard. 2023年3月22日閲覧。
  14. ^ Panic! At The Disco Chart History (Rock Digital Song Sales)”. Billboard. 2023年3月22日閲覧。
  15. ^ Year-End Charts – Hot Rock & Alternative Songs”. Billboard. 2023年3月22日閲覧。

外部リンク

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