コニフェリン
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コニフェリン | |
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(2R,3S,4S,5R,6S)-2-(Hydroxymethyl)-6-[4-[(E)-3-hydroxyprop-1-enyl]-2-methoxyphenoxy]oxane-3,4,5-triol | |
別称 • β-D-Glucopyranoside 4-(3-hydroxy-1-propenyl)-2-methoxyphenyl • Coniferyl alcohol β-D-glucoside | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 531-29-3 |
PubChem | 5280372 |
ChemSpider | 4444067 |
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特性 | |
化学式 | C16H22O8 |
モル質量 | 342.35 g/mol |
精密質量 | 342.13147 u |
外観 | 白色結晶 |
融点 |
186 °C, 459 K, 367 °F |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
コニフェリン (Coniferin) は、コニフェリルアルコールのグルコシドである。
主に球果植物門に存在し、細胞壁のリグニンの中間体である。急速に成長している部位に多く存在し、葉や休眠期の形成層では見られない。このため、成長部に輸送されてβ-グルコシダーゼによって分解されることで、コニフェリルアルコールを供給する役割を持っていると考えられる[1]。
バニリンは、1874年にドイツの化学者フェルディナント・ティーマンとヴィルヘルム・ハーマンにより、コニフェリンを原料として初めて合成された。
脚注
[編集]- ^ Rodney Arthur Savidge (1989). “Coniferin, a biochemical indicator of commitment to tracheid differentiation in conifers”. Canadian Journal of Botany 67 (9): 2663-2668. doi:10.1139/b89-343.