コビトカイマン
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コビトカイマン | |||||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価[1][2] | |||||||||||||||||||||||||||
LOWER RISK - Least Concern (IUCN Red List Ver.2.3 (1994)) ワシントン条約附属書II
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Paleosuchus palpebrosus (Cuvier, 1807) | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Cuvier's dwarf caiman | |||||||||||||||||||||||||||
分布
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コビトカイマン(Paleosuchus palpebrosus)はコビトカイマン属に分類されるワニの一種。別名キュビエムカシカイマン、キュビエコビトカイマン。種小名 palpebrosus は「骨ばった瞼」「分厚い瞼」を意味する。[3]
分布
[編集]エクアドル、ガイアナ、コロンビア、スリナム、ブラジル、フランス(仏領ギアナ)、ベネズエラ、ペルー、ボリビアのアマゾン川、オリノコ川流域、パラナ川上流域[4][2]
形態
[編集]全長約120-160センチメートル、最大全長173センチメートル[3][5]。アメリカ大陸のワニ目の構成種としては最小種。メスはオスより小型で、全長120センチメートルを超えることはほぼない[3]。
小型だが鱗は大きく発達した皮膚と合わせて頑丈な体を持つため、海外では「Body Armor」とも例えらえる。その反面柔軟性は他のワニに劣る。[3]
口吻側面が強く傾斜する。後頭鱗板は2列[4]。
生態
[編集]夜行性で、水中だけでなく地上でも狩りを行うことがある。食性は肉食で魚類、両生類、爬虫類、哺乳類、無脊椎動物を食べる。基本的に大きな獲物を狙うことは少ない。狩りの際にデスロールを行わない種として知られるが、野生の個体はする可能性もある。[3]
日中は水場近くに掘った巣穴や倒木の下に潜んでいることが多い。日光浴を行うことはほぼないが、稀に水中から前半身を出し、太陽に背を向けて静止する姿が見られる。[3]
気性は荒いものの人を襲うことはない。[3]
繁殖形態は卵生。13個の卵を産んだ例がある[4]。
参考文献
[編集]- ^ “CITES Appendices I, II and III”. 2015年2月21日閲覧。
- ^ a b Crocodile Specialist Group (1996). "Paleosuchus trigonatus". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2014.3. International Union for Conservation of Nature.
- ^ a b c d e f g 中井穂瑞領『ディスカバリー 生き物・再発見 ワニ大図鑑 分類・進化・生態・法律・飼育について解説』誠文堂新光社,2023,4,15, ISBN 978-4-416-52371-1
- ^ a b c 千石正一監修 長坂拓也編著 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、154頁。
- ^ 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ2 アマゾン』、講談社、2001年、93頁。