コメツキムシ
コメツキムシ | |||||||||||||||||||||
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サビキコリ属の一種 Agrypnus murinus
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分類 | |||||||||||||||||||||
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和名 | |||||||||||||||||||||
コメツキムシ | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Click beetle | |||||||||||||||||||||
下位分類(亜科) | |||||||||||||||||||||
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コメツキムシ(米搗虫、叩頭虫)は、昆虫綱コウチュウ目に属するコメツキムシ科に属する昆虫の総称である[2]。和名をコメツキムシとする種はない。
仰向けにすると、自ら跳ねて元に戻る能力がある小型甲虫。米をつく動作に似ていることからこの名前がある。ただしベニコメツキ属など跳ねないものもいる[2]。
特徴
[編集]比較的硬い体の甲虫。外見的にはタマムシ類にも似ている。体型としては幅が狭く、縦長で腹背にやや扁平。小さい方は1ミリメートルほどのものから8センチメートルに達するものまであり、日本ではウバタマコメツキ(Cryptalaus berus)やヒゲコメツキなどが3センチメートル程度になるのが大きい方である。
頭部はまっすぐ前を向き、口器は小さいがしっかりした噛む口となっている。触角は先細りの単純な形のものが多い。中には節ごとに突き出して鋸歯状や羽状になった例もあり、日本ではヒゲコメツキが立派な触角を持つことで有名。
胸部と腹部は幅広くつながる。前翅は後方に狭まる。体色は全体に単純で地味なものが多く、黒から褐色のものが多い。しかし熱帯では金属光沢を持っているものもあり、日本では八重山諸島に産するヨツモンオオアオコメツキなどはその例である。また多様な色や斑文を持つものもある。日本ではベニコメツキが真っ赤な前翅を持つのでよく目立つ。主に中南米に生息するヒカリコメツキ類[注 1]は、多くが胸部の背側に1対の発光器を有する[3]。
生態
[編集]コメツキムシには普段は草や低木の上などに住む種が多い。石の下に住むものもいる。天敵に見つかると足をすくめて偽死行動をとる(世に言う「死んだふり」)。その状態で、平らな場所で仰向けにしておくと跳びはね、腹を下にした姿勢に戻ることができる。(胸-腹の関節を曲げ、胸を地面にたたきつけると誤解されるが、頭-胸を振り上げている。地面に置かず手に持つことで確認できる。(昆虫の構造については昆虫へ))この時はっきりとパチンという音を立てる。英語名のClick beetleはクリック音を出す甲虫を意味する。
天敵などの攻撃を受けてすぐに飛び跳ねる場合もある。これは音と飛び跳ねることによって威嚇していると考えられている。この行動をとらないコメツキムシ科の種も存在する。
幼虫の多くは土壌性で、細長い円筒形で硬く、光沢のある茶色をしているものが多い。腐植質を食べるものや、他の虫を食べるものがいる。栽培植物の根や地下茎などを食害する種もおり、農業や園芸関係では一般に「ハリガネムシ」と呼んで防除の対象にしている。大根やジャガイモなどの害虫として知られるマルクビクシコメツキ(Melanotus fortnumi)、クロクシコメツキ(Melanotus senilis)、クシコメツキ(Melanotus legatus)、トビイロムナボソコメツキ(Agriotes ogurae fuscicollis)、コガネコメツキ(Selatosomus puncticollis)等の幼虫がこれにあたる。標準和名でハリガネムシと呼ばれているのは、類線形動物門に属しコメツキムシと全く異なる生物である。
ヒカリコメツキ類は夜になると自動車のヘッドライトのように連続発光するが、その目的は敵の威嚇と考えられており、刺激を与えることによっても発光する[3]。ブラジルのエマス国立公園で発見された Pyrearinus termitilluminans の幼虫はシロアリ塚に棲みつきしながら発光し、初めて「光るシロアリ塚」のことが記録された1850年以来、複数の旅行者たちから関心の的とされてきた[4]が、この発光に関してはシロアリなどが光に集まる習性を利用しておびき寄せ、捕食するためのものであると考えられている[5][3]。
分類
[編集]世界で約10000種[2]、日本で約700種が知られる[6]。一部を記した。なお、種名など、科以下の分類群名はコメツキムシの前に様々な修飾がつくが、コメツキムシの「ムシ」は省略して記するのが普通。
クシヒゲムシダマシ亜科 Cebrioninae
[編集]クシヒゲムシダマシ亜科[7](Cebrioninae Latreille, 1802)は、Cebrio 属をタイプ属とする分類群[8]。旧北区産の下位分類は Sánchez-Ruiz & Löbl (2007) による。
- Analestesa Leach, 1824
- Cebrio A.G. Olivier, 1790
- Cebriophipis Chevrolat, 1875
- Paulusiella Löbl, 2007
- Scaptolenus
サビキコリ亜科 Agrypninae
[編集]サビキコリ亜科[10][11][12](Agrypninae Candèze, 1857)[13]。分類情報は Kundrata et al. (2019:87–123) に従う。
- 族 Agrypnini
- Acrocryptus Candèze, 1874
- Adelocera Latreille, 1829(シノニム: Aganolacon Ôhira, 1978、Brachylacon Motschulsky, 1858)[14]
- ミゾムネチビサビキコリ Adelocera brunneus[11] (Lewis, 1894)(シノニム: Lacon brunneus Lewis, 1894)- 日本に分布し[14]、タイプ産地は "Oyama"[15]。
- シロオビチビサビキコリ[11][16] Adelocera difficilis Lewis, 1894[17][18](シノニム: Lacon difficilis Lewis, 1894)- 日本(本州、四国、九州、トカラ列島、琉球諸島[16])や台湾に分布し[14]、タイプ産地は長崎[15]。
- イチハシチビサビキコリ[19] Adelocera ichihashii Ôhira, 1978 - 日本に分布[20]。
- Adelocera omotoensis Ôhira, 1978 - 石垣島に分布[20]。
- Adelocera shirozui (Ôhira, 1967)(シノニム: Brachylacon (Aganolacon) shirozui Ôhira, 1967[14])。
- Adelocera tumens (Candèze, 1873)(シノニム: Lacon tumens Candèze, 1873[21])- 日本、台湾、中国(福建省、広東省)に分布[20]。
- Agraeus Candèze, 1857
- サビキコリ属 Agrypnus Eschscholtz, 1829(シノニム: Colaulon Arnett, 1952、Paralacon Reitter, 1905、Sabikikorius Nakane & Kishii, 1955、Sagojyo Kishii, 1964)[20]
- Agrypnus amamianus (Kishii, 1974) - 日本に分布し、記載当初は Colaulon 属[20]。
- アマミホソサビキコリ[16] Agrypnus amamiensis Miwa, 1934 - 記載当初は Paralacon 属[20]。
- サビキコリ[16] Agrypnus binodulus (Motschulsky, 1861)(シノニム: Lacon binodulus Motschulsky, 1861)
- ムナビロサビキコリ[16] Agrypnus cordicollis (Candèze, 1865)(シノニム: Lacon cordicollis Candèze, 1865[23])- 日本(北海道、本州、四国、九州、屋久島[16])、朝鮮半島、中国江西省に分布[22]。
- ホソサビキコリ[16] Agrypnus fuliginosus (Candèze, 1865)(シノニム: Lacon fuliginosus Candèze, 1865[24])- 日本(北海道、本州、四国、九州、屋久島[16])、韓国、中国河北省に分布[22]。
- ヒメサビキコリ[16] Agrypnus scrofa (Candèze, 1873)(シノニム: Lacon scrofa Candèze, 1873[21])- 日本(北海道、本州、四国、九州[16])、韓国、中国江西省に分布[25]。
- Agrypnus scutellaris (Candèze, 1895) - 記載当初は Lacon 属[25]。
- Agrypnus tsushimensis Ôhira, 1986
- ツシマヒメサビキコリ[27] A. t. tsushimensis - 日本に分布する基亜種[25]。
- A. t. kusuii Ôhira, 2004 - 日本に分布する亜種[25]。
- Agrypnus yuppe (Kishii, 1964)(シノニム: Sagojyo yuppe (Kishii, 1964))- 琉球諸島に分布し、記載当初は Colaulon 属[28]。
- Candanius Hayek, 1973
- Carlota Arias-Bohart, 2014
- Christinea Gurjeva, 1987
- Compsolacon Reitter, 1905
- Compresselater Platia & Gudenzi, 2006
- Danosoma C.G. Thomson, 1859
- Danosoma conspersa (Gyllenhal, 1808)(シノニム: Elater conspersus Gyllenhal, 1808)- 朝鮮半島(少なくとも北朝鮮)、モンゴル、ロシア(極東ロシア、東西シベリア、北ヨーロッパ側)、ヨーロッパ(フィンランド、エストニア、ラトヴィア、ポーランドなど)に分布[28]。
- Danosoma fasciata (Linnaeus, 1758)(シノニム: Elater fasciatus Linnaeus, 1758)- 日本、朝鮮半島、中国(甘粛省、新疆ウイグル自治区)、モンゴル、カザフスタン、ロシア(極東ロシア、東西シベリア、北ヨーロッパ側)、トルコ、ヨーロッパに分布[28]。
- Dilobitarsus Latreille, 1834
- Eidolus Candèze, 1857
- Elasmosomus Schwarz, 1902
- Hemicleus Candèze, 1857
- サビコメツキ属 Lacon Laporte, 1838(シノニム: Alaotypus Schwarz, 1902、)
- オガサワラサビコメツキ Lacon boninensis (Ôhira, 1970)(シノニム: Alaotypus boninensis Ôhira, 1970)[29]- 小笠原諸島に分布。
- Lacon churakagi (Ôhira, 1971) - 琉球諸島に分布し、記載当初は Alaotypus 属[30]。
- オオサビコメツキ[16] Lacon maeklinii Candèze, 1865)(シノニム: Adelocera maeklinii Candèze, 1865)
- アカネマルヒゲコメツキ[32] Lacon mausoni Hayek, 1973(ウィキスピーシーズ) - タイプ産地はベトナムのランソン省ロックビン県であり、台湾にも分布する[31]。
- ネッタイサビコメツキ[33] Lacon modestus (Boisduval, 1835)(シノニム: Elater modestus Boisduval, 1835)- 硫黄島、台湾、イラン、サウジアラビア、カタール、オマーンに分布し、東洋区、エチオピア区、新熱帯区、オーストラリア区にも跨る[31]。
- コガタノサビキコリ[16] Lacon parallelus (Lewis, 1894)(シノニム: Adelocera parallerus Lewis, 1894)- 別名: コガタノサビコメツキ[10]
- Lacon quadrinodatus Lewis, 1894(シノニム: Kobulacon quadrinodatus (Lewis, 1994))- 日本に分布[31]。
- タイワンオオサビコメツキ[34] Lacon ramatasenseni (Miwa, 1934)(ウィキスピーシーズ) - 台湾に分布。
- ヤエヤマサビコメツキ[27] Lacon yayeyamanus Miwa, 1934(シノニム: Adelocera yayeyamana Miwa, 1934[35])- 琉球諸島に分布[36]。
- Meristhus Candèze, 1857
- Octocryptus Candèze, 1892
- Optaleus Candèze, 1857
- Rismethus Fleutiaux, 1947
- ケシツブスナサビキコリ[16] Rismethus ryukyuensis Ôhira, 1999 - 日本(九州、トカラ諸島、琉球諸島[16])や台湾(Lukao島)に分布[37]。
- Rismethus scobinula (Candeze, 1857)(シノニム: Meristhus scobinula Candèze, 1857[38])- 日本や台湾、東洋区、新北区に分布する[37]。
- Saudilacon Chassain, 1983
- Scaphoderus Candèze, 1857
- Stangellus Golbach, 1975
- Sulcilacon Fleutiaux, 1927
- Trieres Candèze, 1900
- 族 Anaissini Gobach, 1984
- Agnostelater Costa, 1975
- Alampoides Schwarz, 1906
- Anaissus Candèze, 1857
- Coctilelater Costa, 1975
- Peralampes Johnson, 2002
- 族 Euplinthini Costa, 1975
- 亜族 Cleidocostina Johnson, 2002
- Cleidocosta Johnson, 2002
- Meroplinthus Candèze, 1891
- Pyrischius Hyslop, 1921
- 亜族 Compsoplinthina Costa, 1975
- Compsoplinthus Costa, 1975(ウィキスピーシーズ)
- 亜族 Euplinthina Costa, 1975
- Arcanelater Costa, 1975(ウィキスピーシーズ)
- Arcanelater spurius (Germar, 1841)(ウィキスピーシーズ)(シノニム: Pyrophorus spurius Germar, 1841)- タイプ産地はブラジルのリオグランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ。
- Euplinthus Costa, 1975
- Paraphileus Candèze, 1882
- Arcanelater Costa, 1975(ウィキスピーシーズ)
- 亜族 Cleidocostina Johnson, 2002
- 族 Drilini Blanchard, 1845 - かつては独立科クシヒゲホタルモドキ科[9](Drilidae Blanchard, 1845)とされていた[39]が、分子系統学的研究の結果2011年にコメツキムシ科サビキコリ亜科の一族として扱うことが提唱された[40]。
- Drilorhinus Kovalev, Kirejtshuk & Shapovalov, 2019 - 2019年にイラン産の新種 Drilorhinus klimenkoi Kovalev, Kirejtshuk & Shapovalov, 2019(ウィキスピーシーズ) と共に新設された属[41]。
- Drilus G.A. Olivier, 1790(ウィキスピーシーズ)
- Flabelloselasia Kundrata & Bocak, 2017
- Kupeselasia Kundrata & Bocak, 2017
- Lolosia Kundrata & Bocak, 2017
- Malacogaster Bassi, 1834(ウィキスピーシーズ)
- Microselasia Kundrata & Bocak, 2017
- Namibdrilus Kundrata & Packova, 2024 - 2024年にナミビア産の新種 Namibdrilus albertalleni Kundrata & Packova, 2024 と共に新設された属[43]。
- Selasia Laporte, 1838
- Wittmerselasia Kundrata & Bocak, 2017
- 族 Hemirhipini
- 亜族 Hemirhipina
- Alaolacon Candèze, 1865
- Alaomorphus Hauser, 1900
- Alaus Eschscholtz, 1829
- アリゾナメダマコメツキ Alaus zunianus Casey, 1893 - 米国アリゾナ州南東部の山地に分布する[9]。
- Aliteus Candèze, 1857
- Aphileus Candèze, 1857
- Austrocalais Neboiss, 1967
- Calais Laporte, 1838
- Catelanus Fleutiaux, 1942
- Chalcolepidinus Pjatakowa, 1941
- Chalcolepidius Eschscholtz, 1829
- グンジョウハビロウバタマコメツキ Chalcolepidius lacordairei - メキシコに分布[32]。
- ヘリスジタマコメツキ Chalcolepidius limbatus Eschscholtz, 1829 - ヴァージン諸島、南米北部および中部に分布[9]。
- Chalcolepis Candèze, 1857
- Conobajulus Van Zwaluwenburg, 1940
- Coryleus Fleutiaux, 1942
- ウバタマコメツキ属 Cryptalaus Ôhira, 1967
- ウバタマコメツキ[16] Cryptalaus berus (Candèze, 1865)(シノニム: Alaus berus Candèze, 1865)- 日本(北海道、本州、四国、九州、小笠原諸島、南西諸島[16])、台湾、韓国、中国南部(海南省含む)に分布し、東洋区(インドシナ[16])にも跨る[44]。
- シロウバタマコメツキ Cryptalaus lacteus - マレーシアに分布[45]。
- フタモンウバタマコメツキ[16] Cryptalaus larvatus (Candèze, 1874)(シノニム: Alaus larvatus (Candèze, 1874))
- シロマダラウバタマコメツキ Cryptalaus speciosus - インド原産[32]。
- オオウバタマコメツキ[16] Cryptalaus yamato (Nakane, 1957) - 日本(本州、四国、九州[16])に分布し、記載当初は Alaus 属扱いであった[44]。
- Euphemus Laporte, 1838
- Fusimorphus Fleutiaux, 1942
- Hemirhipus Berthold, 1827
- Lycoreus Candèze, 1857
- Mocquerysia Fleutiaux, 1899
- Neoabiphis Kundrata & Bouchard, 2019(ウィキスピーシーズ)
- Neocalais Girard, 1971
- Neolycoreus Kundrata & Bouchard, 2019(ウィキスピーシーズ)
- マラガシーサビコメツキ[32]Neolycoreus alluaudi (Candèze, 1900)(シノニム: Lycoreus alluaudi Candèze, 1900)- マダガスカルに分布。
- ネコメマダガスカルコメツキ[9] Neolycoreus corpulenta (Candèze, 1899)(シノニム: Lycoreus corpulentus Candèze, 1899)- マダガスカルに分布。
- Nycterilampus Montrouzier, 1860
- Pherhimius Fleutiaux, 1942
- Phertetrigus Schimmel & Tarnawski, 2012
- Phibisa Fleutiaux, 1942
- Propalaus Casari, 2008
- Pseudocalais Girard, 1971
- Punctodensus Patwardhan, Schimmel & Athalye, 2009
- Saltamartinus Casari, 1996
- Thoramus Sharp, 1877
- 亜族 Ludioctenina Jakobson, 1913
- Collisarius Schimmel & Tarnawski, 2012
- Cuneateus Schimmel & Tarnawski, 2012
- Ludioctenus Fairmaire, 1893
- Platianellus Schimmel & Tarnawski, 2012
- Tetrigus Candèze, 1857
- Tetrigus fujitai Ôhira, 1978 - 小笠原諸島に分布[46]。
- オガサワラクシヒゲコメツキ[29] Tetrigus kusuii Ôhira, 1974 - 小笠原諸島に分布。
- オオクシヒゲコメツキ[16] Tetrigus lewisi Candèze, 1873[47] - 日本(北海道、本州、四国、九州[16])、韓国、台湾、中国に分布[46]。
- Tetrigus okinawensis Ôhira, 1967 - 琉球諸島に分布[46]。
- 亜族 Hemirhipina
- 族 Oophorini Gistel, 1848
- Aeoloderma Fleutiaux, 1928(ウィキスピーシーズ)
- Aeoloides Schwarz, 1906
- Aeolosomus Dolin, 1982
- Aeolus Eschscholtz, 1829
- Apochresis Candèze, 1882
- Babadrasterius Ôhira, 1994
- Babadrasterius sexpunctatus (Miwa, 1927) - 台湾、中国江蘇省に分布し、記載当初は Heteroderes 属であった[48]。
- Babadrasterius triangularis (Eschscholtz, 1822) - 日本(琉球諸島)、中国(江蘇省、広東省、海南省)、東洋区に分布し、記載当初は Elater 属であった[48]。
- Babadrasterius urabensis Ôhira, 1994 - 琉球諸島に分布[48]。
- Deronocus Johnson, 1997
- Drasterius Eschscholtz, 1829
- マダラチビコメツキ[16] Drasterius agnatus (Candèze, 1873)(シノニム: Aeolus agnatus Candèze, 1873[49]、Prodrasterius agnatus (Candèze, 1873))- 日本(本州、四国、九州、トカラ列島、奄美大島、伊是名島[16])、韓国、北朝鮮、極東ロシア、中国(遼寧省、江西省、湖北省、甘粛省)に分布[50]。
- Drasterius bimaculatus (P. Rossi, 1790)(シノニム: Elater bimaculatus P. Rossi, 1790)- ヨーロッパ、北アフリカ、アジア(中東および中央アジア)に分布[50]。
- Drasterius brahminus Candèze, 1859 - 日本(琉球諸島)、中国南部、インド北部、「ヒマラヤ」、パキスタンに分布し、東洋区にも跨る[50]。
- Drasterius collaris Candèze, 1859
- Drasterius okinawensis Ôhira, 2000 - 日本に分布[51]。
- Drasterius prosternalis Candèze, 1878 - タイプ産地は「ヒマラヤ」で[52]、沖縄にも分布し、東洋区にも跨る[51]。
- Gahanus Platia, 2012
- Grammephorus Solier, 1851
- Hartenius Platia, 2007
- Heteroderes Latreille, 1834
- Heteroderes inexpectatus Kishii, 1969 - 日本に分布[51]。
- Heteroderes kusuii Ôhira, 1994 - 琉球諸島に分布[51]。
- Melanthoides Candèze, 1865
- Monocrepidius Eschscholtz, 1829(シノニム: Conoderus Eschscholtz, 1829)
- ナンヨウチビコメツキ[33] Monocrepidius pallipes Eschscholtz, 1829(シノニム: Conoderus pallipes Eschscholtz, 1829)- ポリネシアからメラネシア地域にかけて広く分布し、硫黄島からも採取されている[33]。
- Nanseia Kishii, 1985
- Neodrasterius Kishii, 1996
- Neodrasterius hisamatsui (Ôhira & Satô, 1964)(シノニム: Prodrasterius hisamatsui Ôhira & Satô, 1964)
- Neodrasterius kiyoyamai Kishii, 1996 - 台湾に分布。
- Pachyderes Guérin-Méneville, 1829
- Paraheteroderes Girard, 2017
- Phedomeus Candèze, 1889
- Pseudaeolus Candèze, 1891
- Telesus Candèze, 1880(ウィキスピーシーズ)
- 族 Platycrepidiini Costa & Casari-Chen, 1993
- Platycrepidius Candèze, 1859
- 族 Pseudomelanactini Arnett, 1967
- Anthracalaus Fairmaire, 1888
- Anthracalaus sakaguchii (Miwa, 1929) - 琉球諸島に分布し、記載当初は Pristilophus 属扱いであった[53]。
- Lanelater Arnett, 1952
- Anthracalaus Fairmaire, 1888
- 族 Pyrophorini(ウィキスピーシーズ) - この族の全種が前胸や腹部に発光器を有する[54]。少なくともPyrophorus属とPyrearinus属はまとめて「ヒカリコメツキ (類)」の和名で扱われている事例が存在する[3]。分布情報は特記のない限り Costa (1975:85–95) による。
- 亜族 Hapsodrilina(ウィキスピーシーズ)
- Hapsodrilus Costa, 1975(ウィキスピーシーズ) - 少なくとも南米に分布する。
- Ptesimopsia Costa, 1975(ウィキスピーシーズ) - チャコ地域およびブラジルに分布。
- Pyroptesis Costa, 1975(ウィキスピーシーズ) - ブラジル南東部にのみ分布。
- Sooporanga Costa, 1975(ウィキスピーシーズ) - ブラジル南東部にのみ分布する Sooporanga formosus (Germar, 1841)(ウィキスピーシーズ) 1種のみの属。
- 亜族 Nyctophyxina(ウィキスピーシーズ)
- Cryptolampros Costa, 1975(ウィキスピーシーズ) - 南米 (コロンビア、仏領ギアナ、ブラジル南部) に分布。
- Nyctophyxis Costa, 1975(ウィキスピーシーズ) - チリに分布。
- Noxlumenes Costa, 1975(ウィキスピーシーズ) - アルゼンチンに分布する Noxlumenes bardus Costa, 1975(ウィキスピーシーズ) 1種のみの属。
- 亜族 Pyrophorina(ウィキスピーシーズ)
- Deilelater Costa, 1975(ウィキスピーシーズ) - 米国の南東部、メキシコ、中米、南米 (西側) に分布。
- Fulgeochlizus Costa, 1975(ウィキスピーシーズ) - 少なくとも南米の中南部に分布。
- Hifo Candèze, 1882(ウィキスピーシーズ) - トンガ (トンガタプ島) をタイプ産地とする Hifo pacificus Candèze, 1882(ウィキスピーシーズ) 1種のみの属[55]。
- Hifoides Schwarz, 1906 - Hifoides semiotoides (Schwarz, 1906) 1種のみの属。
- Hypsiophthalmus Latreille, 1834(ウィキスピーシーズ) - 主にブラジル南東部に分布。
- Ignelater Costa, 1975(ウィキスピーシーズ) - 少なくともアンティル諸島に分布。
- Lygelater Costa, 1975(ウィキスピーシーズ) - 分布の中心はアマゾン川流域であり、中米にも数種が見られる。
- Metapyrophorus Rosa & Costa, 2009(ウィキスピーシーズ) - 2009年に新設された、トリニダード・トバゴ産の Metapyrophorus pharolim Rosa & Costa, 2009(ウィキスピーシーズ) 1種のみの属[56]。
- Opselater Costa, 1975(ウィキスピーシーズ) - 主に大西洋岸森林に分布。
- Phanophorus Solier, 1851 - チリに分布。
- Photophorus Candèze, 1863(ウィキスピーシーズ)
- Pyrearinus Costa, 1975(ウィキスピーシーズ) - アマゾン川流域や大西洋岸森林に見られる。
- Pyrearinus termitilluminans Costa, 1982(ウィキスピーシーズ)
- Pyrophorus Billberg, 1820(ウィキスピーシーズ) - 大西洋岸森林からアンティル諸島にかけて分布するグループと、アマゾン川流域から中米にかけて分布するグループとが存在する。
- Pyrophorus noctilucus (Linnaeus, 1758) - 本種のみを指して「ヒカリコメツキ」の和名をあてている事例も存在する[57]。
- Vesperelater Costa, 1975(ウィキスピーシーズ) - 米国 (アリゾナ州) および中米、メキシコからコスタリカにかけて分布[58]。
- 亜族 Hapsodrilina(ウィキスピーシーズ)
- 所属不明 (incertae sedis) のサビキコリ亜科
亜科 Tetralobinae
[編集]Tetralobinae Laporte, 1840。2011年の時点ではサビキコリ亜科下の一族とされていたこともあった[60]。分類は Kundrata et al. (2016:130–132) に従う。
- 族 Tetralobini Laporte, 1840
- Neotetralobus Girard, 1987
- Paratetralobus Laurent, 1964
- Pseudalaus Laurent, 1967
- Pseudotetralobus Schwarz, 1902
- Sinelater Laurent, 1967
- Tetralobus Lepeletier & Audinet-Serville, 1828
- 族 Piezophyllini Laurent, 1967
亜科 Thylacosterninae
[編集]Thylacosterninae Fleutiaux, 1920。分類は Vahtera, Muona & Lawrence (2009) に従う。
- Balgus Fleutiaux, 1920[61] - 新世界に分布。
- Cussolenis Fleutiaux, 1918 - アジアに分布。
- Lumumbaia Muona & Vahtera - アフリカに分布。
- Pterotarsus Guérin-Méneville, 1829[62] - 新世界に分布。
- Thylacosternus Bonvouloir, 1875 - 新世界に分布。
ヒゲブトコメツキ亜科 Lissominae
[編集]ヒゲブトコメツキ亜科[63](Lissominae Laporte, 1835)。分類情報は Kundrata et al. (2019:123–126) に従う。
- 族 Lissomini Laporte, 1835
- Drapetes Dejean, 1821
- Drapetes abei Nakane, 1985 - 日本に分布[64]。
- フタモンヒゲブトコメツキ Drapetes mordelloides (Host, 1789) - ヨーロッパやアジア(トルコから極東ロシアにかけて)に分布[64][63]。
- キボシヒゲブトコメツキ[16] Drapetes torigaii Nakane, 1985 - 日本(本州[16])に分布[65]。
- Hypochaetes Bonvouloir, 1859
- Lissomus Dalman, 1824
- Osslimus Calder, 1996
- Paradrapetes Fleutiaux, 1895
- Drapetes Dejean, 1821
- 族 Protelaterini Schwarz, 1902
- Anaspasis Candèze, 1882
- Austrelater Calder & Lawrence, 1993
- Protelater Sharp, 1877
- Sphaenelater Schwarz, 1902
- Tunon Arias-Bohart, 2013
- Valdivelater Lawrence & Arias, 2009
亜科 Oestodinae
[編集]Oestodinae Hyslop, 1917。1917年に暫定的に亜科 Pyrophorinae 下の一族 (Oestodini) として設けられ[66]、その後ヒゲブトコメツキ亜科のシノニムとされていた[67]が、分子系統学研究の結果2016年に下記2属からなる亜科として復活させられた[68]。
亜科 Campyloxeninae
[編集]Campyloxeninae Costa, 1975(ウィキスピーシーズ)[69]。分類情報は Kundrata et al. (2019:121–122) に従う。
- Campyloxenus Fairmaire & Germain, 1861(ウィキスピーシーズ) - チリやアルゼンチンに見られるムネピカコメツキ[9] Campyloxenus pyrothorax Fairmaire & Germain, 1861 1種のみの属[70]。元々サビキコリ亜科 Pyrophorini 族の下に置かれていたが、複数の形態的特徴の差異から、1975年にムネピカコメツキ単独(設置当時)の亜科の設置に至った[70]。具体的な差異の詳細は以下の通り[71]。
ムネピカコメツキ | サビキコリ亜科 Pyrophorini 族 | |
---|---|---|
つめの基部近くの剛毛が | ない | ある |
後翅(うしろばね)に楔状の中室が | ある | ない |
発光器 | 前胸にはあるが、腹部にはない | 前胸や腹部に存在 |
中胸腹板(英: mesosternum)のくぼみ | ほぼ水平 | 正弦波状 |
- Malalcahuello Aria-Bohart, 2015(ウィキスピーシーズ) - 2015年に新設された属で、チリ産の Malalcahuello ocaresi Aria-Bohart, 2015(ウィキスピーシーズ) 1種のみの属[72]。
亜科 Pityobiinae
[編集]京都府レッドデータブック (2002) ではPectocera属のヒゲコメツキがこの亜科のものとして扱われ、「オオコメツキ亜科」とされているが、分子系統学的研究の結果、2016年に下記の2属のみからなる亜科とされ[68]、Kundrata et al. (2019:129–130) もこれに準じている。
カネコメツキ亜科 Dendrometrinae
[編集]カネコメツキ亜科[11][73](Dendrometrinae Gistel, 1848)。属よりも上位の分類は Bouchard et al. (2011) および簡易的に Kundrata et al. (2019:85) で示されているものによる。
- 族 Dendrometrini Gistel, 1848
- 亜族 Dendrometrina Gistel, 1848(シノニム: Athoites Candèze, 1859)[74] - 旧北区産の属以下の分類ならびに分布情報は Cate et al. (2007:156–167) の "subtribe Athouina Candèze, 1859" による。
- Actapila Candèze, 1891
- Actapila bruckii (Candèze, 1865)(シノニム: Cryptohypnus bruckii Candèze, 1865)- フランスに分布。
- Athous Eschscholtz, 1829
- Athousius Reitter, 1905
- ホソツヤハダコメツキ[16] Athousius humeralis (Miwa, 1927) - 日本(本州、四国、九州)に分布[16]。記載当初は Megapenthes 属。
- Athousius isamutanakai Kishii, 2004 - 日本に分布。
- Athousius kitanoi Ôhira, 1972 - 日本に分布。
- Athousius obakoensis Kishii, 1976 - 日本に分布。
- Chinathous Kishii & Jiang, 1996(ウィキスピーシーズ)
- Chinathous robustus Kishii & Jiang, 1996 - 中国(江西省、広西チワン族自治区)に分布。
- Cidnopus C. G. Thomson, 1859
- Elathous Reitter, 1890
- クリイロツヤハダコメツキ[76] Elathous brunneus (Lewis, 1894)(シノニム: Limonius brunneus Lewis, 1894[77])- 日本に分布し、タイプ産地は栃木県日光[77]。
- Elathous yamamotoi Ôhira, 1995 - 日本に分布。
- Jonthadocerus Buysson, 1918
- Limoniscus Reitter, 1905
- Limoniscus ainu (Ôhira, 1968) - 日本に分布。記載当初は Gambrinus 属。
- Limoniscus amamiensis (Ôhira, 1966) - 奄美大島に分布。記載当初は Gambrinus 属。
- クロカネコメツキ[16] Limoniscus atricolor (Lewis, 1879) - 日本(本州、四国、九州[16])に分布。記載当初は Limonius 属。
- Limoniscus hinakurai Kishii, 1998 - 日本に分布。
- Limoniscus hiramatsui (Ôhira, 1976) - 日本に分布。記載当初は Gambrinus 属。
- Limoniscus hosodai (Kishii, 1989) - 日本に分布。記載当初は Gambrinus 属。
- タテジマカネコメツキ[16] Limoniscus imitans (Lewis, 1894)(シノニム: Limonius imitans Lewis, 1894[78])- 日本(北海道、本州、四国[16])に分布し、タイプ産地は神奈川県箱根町宮ノ下[78]。
- Limoniscus katoi Kishii, 2002 - 日本に分布。
- Limoniscus kawaharai Kishii, 2002 - 日本に分布。
- フタキボシカネコメツキ[16] Limoniscus kraatzi (Candèze, 1879) - 記載当初は Limonius 属。
- ヘリアカカネコメツキ[16] Limoniscus limbatipennis (Nakane & Kishii, 1955) - 日本(本州、四国[16])に分布。記載当初は Gambrinus 属。
- Limoniscus montivagus (Lewis, 1894)(シノニム: Limonius montivagus Lewis, 1894[79])- 日本に分布し、タイプ産地は日光[79]。
- Limoniscus naomii Kishii, 1997 - 日本に分布。
- Limoniscus niponensis (Lewis, 1894)(シノニム: Limonius niponensis Lewis, 1894[80])- 日本に分布し、タイプ産地は "Junsai"[80]。
- Limoniscus ogatai (Kishii, 1985) - 日本に分布。記載当初は Gambrinus 属。
- ハネアカカネコメツキ[16] Limoniscus rufipennis (Lewis, 1894)(シノニム: Limonius rufipennis Lewis, 1894[81])- 日本(本州、四国、九州[16])や韓国に分布し、タイプ産地は熊本県人吉市[81]。
- Limoniscus rufovittatus (Ôhira, 1963) - 日本に分布。記載当初は Gambrinus 属。
- Limoniscus takabai Kishii, 1997 - 日本に分布。
- Limoniscus vittatus (Candèze, 1873)(シノニム: Limonius vittatus Candeze, 1873[82])- 日本、朝鮮半島、香港に分布し、タイプ産地は兵庫[82]。
- Limoniscus yamato Kishii, 1998 - 日本に分布。
- Limonius Eschscholtz, 1829(シノニム: Dendrometrus Gistel, 1848、Kibunea Kishii, 1966)
- キアシヒメカネコメツキ[16][19] Limonius approximans Lewis, 1894 - 日本(本州、四国、九州[16])に分布し[83]、タイプ産地は栃木県日光市[84]。
- ムラサキヒメカネコメツキ[16] Limonius eximius Lewis, 1894(シノニム: Kibunea eximia (Lewis, 1894))- 日本(本州、四国、九州[16])に分布し[83]、タイプ産地は本州[85]。
- キンムネヒメカネコメツキ[19] Limonius ignicollis Lewis, 1894 - 日本に分布[83]。
- Limonius kouichiana (Kishii, 1989) - 日本に分布し、記載当初は Kibunea 属[83]。
- Limonius narukawai Kishii, 1993 - 日本に分布[83]。
- Neoathousius Schimmel & Platia, 1991
- Nothodes LeConte, 1861
- ウスチャイロカネコメツキ[19] Nothodes marginicollis (Lewis, 1894)(シノニム: Cidnopus marginicollis (Lewis, 1894)、Limonius marginicollis Lewis, 1894[86])- 日本(本州、九州[16])に分布。
- Paradima Miwa, 1928
- Paradima tattakensis Miwa, 1928 - 台湾に分布。
- Parathous Fleutiaux, 1918
- Pheletes Kiesenwetter, 1858
- Solskyana Dolin, 1978
- Subathous Fleutiaux, 1918
- Taiwanathous Miwa, 1930
- Taiwanathous arisanus Miwa, 1930 - 台湾に分布。
- Tropihypnus Reitter, 1905
- Actapila Candèze, 1891
- 亜族 Denticollina Stein & Weise, 1877 - Denticollis 属 をタイプ属とする分類群。下位分類は Cate et al. (2007:167–168) に従う。
- Campylomimus G. Müller, 1960
- Campylomimus brelihi G. Müller, 1960
- Denticollis Piller & Mitterpacher, 1783
- ミヤマベニコメツキ[16] Denticollis miniatus (Candèze)
- ニホンベニコメツキ Denticollis nipponensis Ôhira[16]
- メスグロベニコメツキ Denticollis versicolor Lewis[16]
- Denticolloides Gurjeva, 1963
- Odontoderus Schwarz, 1894
- Campylomimus G. Müller, 1960
- 亜族 Hemicrepidiina Champion, 1896 - 旧北区産の下位分類ならびに分布情報は特記の無い限り Cate et al. (2007:168–172) に従う。
- Crepidophorus Mulsant & Guillebeau, 1853
- Diacanthous Reitter, 1905(ウィキスピーシーズ) - 当初は Harminius 属下の亜属として新設された[87]。
- Diacanthous ainu (Miwa, 1928) - 日本に分布。記載当初は Harminius 属。
- Diacanthous antennatus (Kishii, 1957)(ウィキスピーシーズ)(シノニム: Harminius (Diacanthous) antennatus)- 日本に分布。
- Diacanthous ontakeanus (Kishii, 1969) - 日本に分布。記載当初は Harminius 属。
- ダンダラコメツキ[16] Diacanthous undosus (Lewis, 1894)(シノニム: Athous undosus Lewis, 1894)- 日本、中国(吉林省、内モンゴル自治区)、極東ロシアに分布。
- Harminius Fairmaire, 1851
- ガロアムネスジダンダラコメツキ[19] Harminius galloisi Miwa, 1928 - 日本に分布。
- Harminius kurotai Ôhira, 1997 - 日本に分布。
- ニホンムネスジダンダラコメツキ[88] Harminius nihonicus Kishii, 1979 - 日本に分布。
- キムネスジコメツキ[19] Harminius nikkoensis Miwa, 1928 - 日本に分布。
- ムネスジダンダラコメツキ[16] Harminius singularis (Lewis, 1894)(シノニム: Athous singularis Lewis, 1894[89])
- H. s. chishimanus Miwa, 1928 - 極東ロシアに分布する亜種。
- コガタムネスジダンダラコメツキ[27] H. s. hondoensis Kishii, 1985 - 日本に分布する亜種。
- H. s. singularis - 日本(少なくとも北海道)、韓国、極東ロシアに分布する基亜種で、タイプ産地は
蓴菜 ()沼[89]。
- Hemicrepidius Germar, 1839(シノニム: Medakathous Kishii, 1964、Yukara Kishii, 1962)[90]
- Hemicrepidius amami Kishii, 1985(シノニム: Medakathous amami (Kishii, 1985)) - 日本に分布。
- ヒメクロツヤハダコメツキ[16] Hemicrepidius (Hemicrepidius) desertor (Candèze, 1873)(シノニム: Psephus desetor Candèze, 1873[91])
- キバネツヤハダコメツキ[16] Hemicrepidius inornatus (Lewis, 1894)(ウィキスピーシーズ)(シノニム: Athous inornatus Lewis, 1894[92]、Yukara inornata (Lewis, 1894)[93])[90]- 日本(北海道[94])や極東ロシアに分布。
- メダカツヤハダコメツキ[16] Hemicrepidius jactatus (Lewis, 1894)(シノニム: Medakathous jactatus (Lewis, 1894))[90]- 日本(北海道、本州、四国[95])に分布。記載当初は Athous jactatus Lewis, 1894 という学名であり、タイプ産地は奈良[92]。
- Hemicrepidius kibane Kishii, 1989 - 日本に分布。
- Hemicrepidius kumaso Kishii, 2001 - 九州に分布。
- Hemicrepidius (Miwacrepidius) rubriventris Han & Park, 2013 - 2013年に新種記載された韓国産の種[96]。
- クロツヤハダコメツキ[16] Hemicrepidius secessus (Candèze, 1873)(シノニム: Athous secessus Candèze, 1873[97])
- Hemicrepidius sinuatus (Lewis, 1894)(シノニム: Athous sinuatus Lewis, 1894)
- H. s. insularis Kishii, 2002 - 韓国(済州島)に分布する亜種。
- H. s. satouchii Kishii, 1961 - 屋久島に分布する亜種。
- コクロツヤハダコメツキ[16] H. s. sinuatus - 日本に分布する基亜種。
- ルリツヤハダコメツキ[16] Hemicrepidius (Miwacrepidius) subcyaneus (Motschulsky, 1866) - 日本(北海道、本州、四国、九州[16])や極東ロシアに分布。記載当初は Athous 属。
- Hemicrepidius terukoanus Kishii, 1961 - 日本に分布。
- Megathous Reitter, 1905(ウィキスピーシーズ) - 当初は Harminius 属下の亜属として新設された[87]。
- フトツヤハダコメツキ[16] Megathous suturalis (Candèze, 1873)(シノニム: Athous suturalis Candèze, 1873[97])- 日本(本州、四国、九州、屋久島[16])や朝鮮半島に分布。
- Mucromorphus Ôhira, 1966
- ヒメアオツヤハダコメツキ[16] Mucromorphus miwai Kishii, 1962(シノニム: Athous montanus Miwa, 1934)
- Pseudocrepidophorus Dolin & Agajev, 1988
- チャイロツヤハダコメツキ属[10] Scutellathous Kishii, 1955
- チャイロツヤハダコメツキ[11] Scutellathous comes (Lewis, 1894)(シノニム: Athous comes Lewis, 1894[98])- 日本(少なくとも北海道)に分布し、タイプ産地は札幌[98]。
- Scutellathous fujisanus Ôhira, 1963 - 日本に分布。
- Scutellathous horioi Kishii, 1955 - 日本に分布。
- Scutellathous ozakii Ôhira, 1992 - 日本に分布。
- Scutellathous porrecticollis (Lewis, 1894)(シノニム: Athous porrecticollis Lewis, 1894[89]、Parathous porrecticollis (Lewis, 1894))- 日本(北海道[16])に分布し、タイプ産地は
蓴菜 ()沼[89]。 - ホソアカツヤコメツキ[11] Scutellathous sasajii Kishii, 2001 - 日本に分布。
- Scutellathous shikokuanus Kishii, 1985 - 日本に分布。
- Scutellathous seinoi Kishii, 2001 - 日本に分布。
- Scutellathous yakuensis Nakane & Kishii, 1958 - 屋久島に分布。
- Scutellathous yamashitai Arimoto, 1992 - 台湾に分布。
- オオツヤハダコメツキ属 Stenagostus C. G. Thomson, 1859
- オオツヤハダコメツキ[16][注 2] Stenagostus umbratilis (Lewis, 1894)(シノニム: Athous umbratilis Lewis, 1894)- 日本(北海道、本州、四国、九州、屋久島[16])や韓国に分布。
- 亜族 Dendrometrina Gistel, 1848(シノニム: Athoites Candèze, 1859)[74] - 旧北区産の属以下の分類ならびに分布情報は Cate et al. (2007:156–167) の "subtribe Athouina Candèze, 1859" による。
- ヒサゴコメツキ族[99] Hypnoidini Schwarz, 1906 (1860) - 亜科 Hypnoidinae として扱われることもある[100]。旧北区産の下位分類および分布情報は Cate et al. (2007:152–155) に従う。
- ヒラタクロコメツキ属[10] Ascoliocerus Méquignon, 1930
- キアシヒラタクロコメツキ[16] Ascoliocerus fluviatilis Lewis, 1894 - 日本(本州、四国、九州[16])に分布。
- ヒラタクロコメツキ[16] Ascoliocerus saxatilis (Lewis, 1894)(シノニム: Hypolithus saxatilis Lewis, 1894)
- Berninelsonius Leseigneur, 1970
- Homotechnes Candèze, 1882
- チャグロヒサゴコメツキ[16] Homotechnes brunneofuscus (Nakane, 1954) - 日本(本州、四国、九州[16])に分布。記載当初は Hypnoidus 属。
- ミヤマヒサゴコメツキ[16] Homotechnes motschulskyi (Fleutiaux, 1902)(シノニム: Corymbites motschulskyi Fleutiaux, 1902)- 地域ごとに形態の分化が見られ、数多くの亜種が分布する[16]。
- コンゴウミヤマヒサゴコメツキ[27] H. m. kongoensis (Kishii, 1969) - 日本に分布する亜種、記載当初は Hypolithus 属。
- コウツミヤマヒサゴコメツキ H. m. kurotai (Ôhira, 1994)(シノニム: Hypolithus m. kurotai Ôhira, 1994)- 日本産亜種。タイプ産地は徳島県高越山[101]。
- H. m. motschulskyi - 日本に分布する基亜種。
- カスガミヤマヒサゴ[27] Kishii, 1998 - 日本に分布する亜種。
- オオダイミヤマヒサゴ[27] Nakane, 1963 - 三重県大台ヶ原山に分布する亜種。
- シコクミヤマヒサゴコメツキ[101] H. m. tsurugi (Ôhira, 1963) - 日本に分布する亜種。
- Homotechnes nodai (Ôhira, 1996) - 対馬に分布。記載当初は Hypolithus 属。
- Homotechnes ogatai (Kishii, 1983) - 屋久島に分布。記載当初は Hypolithus 属。
- Homotechnes yahikoanus (Kishii, 1986) - 日本に分布。記載当初は Hypolithus 属。
- Hypnoidus Dillwyn, 1829
- チビヒサゴコメツキ[16] Hypnoidus rivalis (Lewis)[16]
- Hypolithus Eschscholtz, 1829(シノニム: Yezodima Miwa, 1928)
- Hypolithus littoralis Eschscholtz, 1829
- Ligmargus Stibick, 1976
- Yezohypnoidus Ôhira & Yasuda, 2005(ウィキスピーシーズ)
- エゾヒサゴコメツキ[16] Yezohypnoidus aeneoniger (Miwa, 1928)(ウィキスピーシーズ)(シノニム: Ligmargus aeneoniger (Miwa, 1928)[99]
- Y. a. aeneoniger - 北海道[16]や国後島に分布する基亜種。
- ミチノクヒサゴコメツキ Y. a. emishi (Kishii, 2004)[16](シノニム: Ligmargus aeneoniger emishi Kishii, 2004)- 日本(本州[16])に分布する亜種。
- エゾヒサゴコメツキ[16] Yezohypnoidus aeneoniger (Miwa, 1928)(ウィキスピーシーズ)(シノニム: Ligmargus aeneoniger (Miwa, 1928)[99]
- ヒラタクロコメツキ属[10] Ascoliocerus Méquignon, 1930
- 族 Oxynopterini Candèze, 1857 - 亜科 Oxynopterinae として扱われることもあり[102][103][104]、大平 (1962:13) は亜科名を「ヒゲコメツキ亜科」としている。
- Campsosternus Fleutiaux, 1927
- オオアオコメツキ[45] Campsosternus auratus (Drury, 1773)(シノニム: Elater auratus Drury, 1773)- 台湾、中国南部、東洋区(ラオス[45])に分布[102]。
- フトオオアオオコメツキ Campsosternus hebes Candèze, 1897 - マレーシアやシンガポールに分布[105]。
- Campsosternus matsumurae Miwa, 1929(シノニム: C. quadrimaculatus Miwa, 1927)- 石垣島、西表島に分布[102]。
- ノブオオオアオコメツキ[32] Campsosternus nobuoi Ôhira, 1966 - 与那国島に分布[102]。
- Campsosternus quadrimaculatus Fleutiaux, 1926 - 中国雲南省に分布[102]。
- Campsosternus watanabei Miwa, 1929 - 台湾の固有種であり[102]、法律で保護されている[105]。
- Ceroleptus Fleutiaux, 1927
- Ceroleptus brevicollis (Candèze, 1878)(シノニム: Pectocera brevicollis Candèze, 1878)- タイプ産地は中国広東省[106]。
- Ceroleptus sulcatus (Fleutiaux, 1903)[107]
- Ceropectus Fleutiaux, 1927
- Oxynopterus Hope, 1842
- Oxynopterus annamensis Fleutiaux, 1918 - 中国雲南省や東洋区に分布[102]。
- Oxynopterus auduoin[注 3] - マレーシアに分布。
- Oxynopterus candezei Fleutiaux, 1927[注 3] - マレーシアに分布[9]。
- Oxynopterus mucronatus (Olivier, 1792)(シノニム: Elater mucronatus Olivier, 1792)
- Pectocera Hope, 1842[104]
- Pectocera amamiinsulana Nakane, 1957
- ヒゲコメツキ[16] Pectocera fortunei Candèze, 1873[108]
- Pectocera maruyamai Kishii, 2001 - 久米島に分布[14]。
- オオクロヒゲコメツキ Pectocera yaeyamana W. Suzuki, 1976 - タイプ産地は西表島であり[109]、石垣島や台湾にも分布する[14]。
- Pectocera yonaha Kishii, 1996 - 沖縄本島に分布[14]。
- Stenocampsus Fleutiaux, 1927
- Stenocampsus castaneus Jiang - 中国雲南省に分布[102]。
- Stenocampsus villosus Fleutiaux, 1927
- Campsosternus Fleutiaux, 1927
- 族 Semiotini - 2011年の段階では亜科 Semiotinae として扱われていた[110]。
- 族 Dimini Candèze, 1863 - 旧北区および東洋区に分布[112]。分類は Kundrata, Musalkova & Kubaczkova (2018) に従う。
- †Alaodima Dolin, 1980 - 化石種1種が発見されているのみ。
- Brancuccia Schimmel & Platia, 1991
- Csikia Szombathy, 1910
- Dima Charpentier, 1825
- Neocsikia Ôhira & Becker, 1972
- Neodima Schimmel & Platia, 1992
- Paracsikia Schimmel & Platia, 1991
- Parapenia Suzuki, 1982
- Penia Laporte, 1838
- Platiana Schimmel, 1993
- Pseudocsikia Schimmel & Platia, 1991
- Sabahdima Schimmel & Platia, 1993
- 族 Senodoniini Schenkling, 1927 - ヒマラヤ山脈、中華人民共和国、東南アジアに分布[113]。分類は Kundrata, Musalkova & Prosvirov (2018) に従う。
- 族 Pleonomini Semenov & Pjatakova, 1936 - 亜科 Pleonominae とされることもある。旧北区産の属以下の下位分類は Cate et al. (2007:155–156) による。
- Clon Semenov, 1900
- Clon cerambycinus Semenov, 1900 - ウズベキスタンに分布。
- Gurjevelater Platia & Gudenzi, 2000
- Lomopneus Gurjeva, 1976
- Pleonomus Ménétriés, 1849
- Pleonomus makiharai Ôhira, 1970 - 西表島に分布。
- Clon Semenov, 1900
- 族 Prosternini Gistel, 1856(ウィキスピーシーズ)(シノニム: Ctenicerina Jakobson, 1913)- Cate et al. (2007:173) の "Ctenicerini Fleutiaux, 1936" にあたる[114]。旧北区産の属以下の分類ならびに分布情報は Cate et al. (2007:173–183) による。
- シモフリコメツキ属[10] Actenicerus[注 4]
- コガタシモフリコメツキ[16] Actenicerus aerosus (Lewis, 1879) - 記載当初は Athous 属。メスはかつて「ヘリアカシモフリコメツキ」(A. modestus (Lewis, 1894))として知られていた[16]。
- クロツヤシモフリコメツキ[76] Actenicerus athoides (Kishii, 1955) - 日本に分布。記載当初は Malloea 属。
- オオダイルリヒラタコメツキ[16] Actenicerus odaisanus (Miwa, 1928) - 日本(本州: 三重県、奈良県、和歌山県[16])、韓国、中国福建省に分布。記載当初は Corymbites 属。
- オオシモフリコメツキ[10][16] Actenicerus (Acnitecerus) orientalis (Candèze, 1889)(シノニム: A. akitu Kishii, 1955)- 日本(北海道、本州、四国、九州[16])、朝鮮半島、中国(遼寧省、吉林省)に分布。記載当初は Corymbites 属扱いであった。
- シモフリコメツキ[16] Actenicerus (Acnitecerus) pruinosus Motschulsky, 1861 - 日本(北海道、本州、四国、九州[16])、韓国、北朝鮮、極東ロシア、中国(黒竜江省、吉林省、河北省、湖北省、浙江省)に分布。
- Aganohypoganus Ôhira, 1966
- Aganohypoganus mirabilis (Miwa, 1934)(シノニム: Hypoganus mirabilis Miwa, 1934)- 日本に分布。
- Anostirus C. G. Thomson, 1859
- ツマグロヒラタコメツキ[16][9] Anostirus castaneus (Linnaeus, 1758)(シノニム: Elater castaneus)
- ダイミョウコメツキ[16] Anostirus daimio (Lewis, 1894)(シノニム: Corymbites daimio[115])- 国後島、日本(北海道、本州、四国、九州[16])、朝鮮半島に分布。
- Aplotarsus Stephens, 1830
- Calamboganus Gurjeva, 1989
- Calamboganus abscondidus (Gurjeva, 1987)(シノニム: Calambus ascondidus Gurjeva, 1987)- 極東ロシアに分布。
- Calambus C. G. Thomson, 1859
- クロツヤヒラタコメツキ[16] Calambus japonicus (Fleutiaux, 1902) - 日本(北海道、本州、四国、九州[16])に分布。記載当初は Corymbites 属。
- Calambus kusuii Ôhira, 1994 - 日本に分布。
- チャグロヒラタコメツキ[76] Calambus mundulus (Lewis, 1879) - 日本や極東ロシアに分布。記載当初は Corymbites 属。
- ホソヒラタコメツキ属[10] Corymbitodes 1904
- Corymbitodes concolor (Lewis, 1894)(シノニム: Corymbites concolor Lewis, 1894)- 日本に分布。
- ドウガネヒラタコメツキ[16] Corymbitodes gratus (Lewis, 1894)(シノニム: Corymbites gratus Lewis, 1894)- 日本(北海道、本州、四国、九州、屋久島[16])、極東ロシア、中国(吉林省、江西省、四川省)に分布。
- Corymbitodes kiiensis Ôhira, 1999 - 日本に分布。
- ベニホソヒラタコメツキ[16] Corymbitodes nikkoensis (Jakobson, 1913) - 日本(本州、四国、九州[16])や韓国に分布。記載当初は Selatosomus 属。
- コゲチャホソヒラタコメツキ[16] Corymbitodes obscuripes (Lewis, 1894)(シノニム: Corymbites obscuripes Lewis, 1894)- 日本(本州、九州[16])に分布。
- オオベニホソヒラタコメツキ[19] Corymbitodes rubripennis (Lewis, 1894)(シノニム: Corymbites rubripennis Lewis, 1894)- 日本に分布。
- Corymbitodes takabai Kishii, 2004 - 日本に分布。
- Ctenicera Latreille, 1829(シノニム: Corymbites Latreille, 1834)
- Eanus LeConte, 1861
- Eanus (Pareanus) costalis (Paykull, 1800)(シノニム: Elater costalis Paykull, 1800)
- Gnathodicrus Fleutiaux, 1934(ウィキスピーシーズ)[注 5]
- Gnathodicrus babai Kishii, 1991 - 台湾に分布。
- Gnathodicrus francki Fleutiaux, 1934 - 中国四川省に分布。
- Gnathodicrus perpendicularis (Fleutiaux, 1918) - 中国(浙江省、雲南省)や東洋区に分布し、記載当初は Corymbites 属。
- Gnathodicrus tonkinensis (Fleutiaux, 1918) - 中国(四川省、雲南省)や東洋区に分布し、記載当初は Corymbites 属。
- Gnathodicrus vitalisi (Fleutiaux, 1918) - 中国福建省に分布し、記載当初は Corymbites 属。
- Hypoganus Kiesenwetter, 1858
- ミヤタケヒメツヤヒラタコメツキ[76] Hypoganus miyatakei Ôhira, 1966 - 日本や中国吉林省に分布。
- Hypoganomorphus Dolin, 1975
- Hypoganomorphus laevicollis (Mannerheim, 1852)(シノニム: Diacanthus laevicollis Mannerheim, 1852)- 中国(吉林省、内モンゴル自治区)、ロシア(極東ロシア、東西シベリア)に分布。
- Liotrichus Kiesenwetter, 1858
- ベニバネフトヒラタコメツキ[11][16] Liotrichus (Acteniceromorphus) chlamydates (Lewis, 1894) - 日本(本州、四国、九州[16])や朝鮮半島に分布。記載当初は Corymbites 属。
- アカハネフトヒラタコメツキ[11][19] Liotrichus (Acteniceromorphus) fulvipennis (Lewis, 1894) - 日本や朝鮮半島に分布。記載当初は Corymbites 属。
- Liotrichus (Acteniceromorphus) hiramatsui Ôhira, 1996 - 日本に分布。
- ホソクロツヤヒラタコメツキ[16] Liotrichus (Liotrichus) hypocrita (Lewis, 1894) - 記載当初は Corymbites 属。
- L. h. hypocrita - 日本(本州[16])に分布する基亜種。
- L. h. kurilensis (Miwa, 1928) - 極東ロシアに分布する亜種で、記載当初は Corymbites 属。
- ミヤマフトヒラタコメツキ[11][16] Liotrichus (Acteniceromorphus) kurofunei (Miwa, 1934)(シノニム: Corymbites (Selatosomus) kurofunei Miwa, 1934[116])- 日本(本州、四国、九州[16])に分布。
- Liotrichus (Acteniceromorphus) minoensis (Ôhira, 1954) - 日本に分布。記載当初は Ctenicera 属。
- Liotrichus (Acteniceromorphus) nipponensis Ohira, 1973 - 日本に分布。
- Liotrichus (Acteniceromorphus) nishidai Kishii, 1986 - 日本に分布。
- クロフトヒラタコメツキ[11] Liotrichus (Acteniceromorphus) ozeanus (Nakane & Kishii, 1954) - 日本に分布。記載当初は Actenicerus 属。
- ササキナガヒラタコメツキ Liotrichus (Acteniceromorphus) sasakii Ôhira, 1970[117] - 日本に分布。
- エゾヒラタコメツキ[16] Liotrichus (Acteniceromorphus) selectus (Candèze, 1865)(シノニム: Corymbites selectus Candèze, 1865)- 国後島、日本(北海道[16])、韓国に分布。
- Liotrichus (Acteniceromorphus) subopacus Kishii, 1982 - 日本に分布。
- Liotrichus (Acteniceromorphus) tengu (Miwa, 1934)(シノニム: Corymbites (Selatosomus) tengu Miwa, 1934[118])- 日本に分布。
- ツカモトフトヒラタコメツキ[11] Liotrichus (Acteniceromorphus) tsukamotoi Kishii, 1966 - 日本に分布。
- Metanomus Buysson, 1887
- Neopristilophus Buysson, 1894
- アカヒゲヒラタコメツキ[16][19] Neopristilophus serrifer (Candèze, 1873)(シノニム: Corymbites serrifer Candèze, 1873[119])- 日本(本州、四国、九州[16])や韓国に分布。
- Neopristilophus yakuanus Kishii, 1982 - 屋久島に分布。前掲のアカヒゲヒラタコメツキの亜種ともされる[16]。
- Orithales Kiesenwetter, 1858
- Orithales serraticornis (Paykull, 1800)(シノニム: Elater settaticornis Paykull, 1800)
- O. s. settaticornis - 日本、ロシア(極東ロシア、東西シベリア)、カザフスタン、ヨーロッパに分布する基亜種。
- O. s. yatsuensis Kishii, 1966 - 日本に分布する亜種。
- O. s. yezoensis Miwa, 1934 - 日本に分布する亜種。
- Orithales serraticornis (Paykull, 1800)(シノニム: Elater settaticornis Paykull, 1800)
- Paraphotistus Kishii, 1966
- Paraphotistus (Mosotalesus) impressus (Fabricius, 1792)(シノニム: Elater impressus Fabricius, 1792)
- イヨオオヒラタコメツキ Paraphotistus (Paraphotistus) iyoensis Kishii, 1982 - 日本に分布し、タイプ産地は愛媛県[120]。
- クロナガヒラタコメツキ[16] Paraphotistus (Paraphotistus) niger Miwa, 1928 - 日本(本州、四国、九州[16])に分布。
- Paraphotistus (Paraphotistus) notabilis (Candèze, 1873)(シノニム: Corymbites notabilis Candèze, 1873[119])
- P. n. notabilis - 日本、韓国、極東ロシアに分布する基亜種。
- ヤクオオヒラタコメツキ P. n. yagii Kishii, 1982[121] - 屋久島に分布する亜種。
- Poemnites Buysson, 1894
- Prosternon Latreille, 1834
- Pseudanostirus Dolin, 1964
- オオクロヒラタコメツキ[19] Pseudanostirus dilatatus (Miwa, 1928) - 日本や極東ロシアに分布し、記載当初は Corymbites 属。
- Taiyalu Kishii, 1990
- Taiyalu shinoharai (Kishii, 1990)(シノニム: Thacana shinoharai Kishii, 1990)- 台湾に分布。
- シモフリコメツキ属[10] Actenicerus[注 4]
- 族 Selatosomini Schimmel, Tarnawski, Han & Platia, 2015[122](ウィキスピーシーズ)
- Costalicus Schimmel & Tarnawski, 2016[123] - 2016年にパキスタン産の3種と共に記載された属[124]。
- Mosotaleus Kishii, 1977
- Pristilophus Latreille, 1834
- トラフコメツキ[10][11][16] Selatosomus (Pristilophus) onerosus (Lewis, 1894)(シノニム: Corymbites onerosus Lewis, 1894)- 日本(本州、四国、九州[16])や中国(山西省、四川省)に分布。
- Selatosomus (Pristilophus) pacatus (Lewis, 1894)(シノニム: Corymbites pacatus Lewis, 1894)- 日本や中国(寧夏回族自治区)に分布。
- ヒメウストラフコメツキ[10][16] Selatosomus (Pristilophus) vagepictus (Lewis, 1894)(シノニム: Corymbites vagepictus Lewis, 1894)- 日本(本州、四国、九州[16])に分布。
- トラフコメツキ属 Selatosomus Stephens, 1830[注 4]
- Selatosomus (Selatosomus) miyajimanus (Ôhira, 1971) - 日本に分布。記載当初は Aphotistus 属。
- シリブトヒラタコメツキ[11][16] Selatosomus (Selatosomus) puerilis (Candèze, 1973)(シノニム: Corymbites puerilis Candèze, 1873[125])- 日本(本州、四国、九州[16])に分布し、タイプ産地は長崎[125]。
- コガネコメツキ[11][16] Selatosomus (Selatosomus) puncticollis Motschulsky, 1866 - 日本(北海道、本州の中部以北[16])、極東ロシア(サハリン[16])、韓国、北朝鮮、中国(吉林省、遼寧省、湖北省、甘粛省)に分布[126]。幼虫は農作物の球根などを餌とし、害虫として認識される[10]。
- Sinophotisus Schimmel, Tarnawski, Han & Platia, 2015[122]
- Sinopristilophus Schimmel, Tarnawski, Han & Platia, 2016[123]
- Warchalowskia (Tarnawski, 1995)[122]
- 所属不明 (incertae sedis) のカネコメツキ亜科
- Parallotrius Candèze, 1878[113]
ミズギワコメツキ亜科 Negastriinae
[編集]ミズギワコメツキ亜科[10](Negastriinae Nakane & Kishii, 1956)。旧北区産の下位分類は特記の無い限り Cate et al. (2007:186–194) に従う。
- Arhaphes Candèze, 1860
- Arphanes bicoloris (Vats & Chauhan, 1993)(シノニム: Senodonia bicoloris Vats & Chauhan, 1993)[113]
- Buffeventius Fleutiaux, 1925
- Buffeventius lividus Fleutiaux, 1925
- Buffeventius somnambulus Wurst, Schimmel & Platia, 2001 - イエメンに分布。
- Cardiohypnus Fleutiaux, 1928
- ミズギワコメツキ属 Fleutiauxellus Méquignon, 1930
- アワミズギワコメツキ Fleutiauxellus (Migiwa) awaensis Ôhira, 1994 - 日本に分布し、タイプ産地は徳島市[101]。
- ジュウジミズギワコメツキ[11][16] Fleutiauxellus (Migiwa) cruciatus (Candèze, 1873)(シノニム: Cryptohypnus cruciatus Candèze, 1873[127])- 日本(本州、四国、九州[16])に分布。
- キアシミズギワコメツキ[16] Fleutiauxellus (Migiwa) curatus (Candèze, 1873)(シノニム: Cryptohypnus curatus Candèze, 1873[128])
- ヨツモンミズギワコメツキ[16] Fleutiauxellus (Neomigiwa) quadrillum (Candèze, 1873)(シノニム: Cryptohypnus quadrilllum Candèze, 1873[127])- 日本(北海道、本州[16])、朝鮮半島、中国(吉林省、黒竜江省)に分布。
- Fleutiauxellus (Fleutiauxellus) yezoensis Ôhira, 1973
- F. y. tsugaru Ôhira, 1994 - 日本に分布する亜種。
- F. y. yezoensis - 日本に分布する基亜種。
- Futomigiwa Kishii, 1976
- Futomigiwa rivalioides (Kishii, 1962)(シノニム: Negastrius rivalioides Kishii, 1962)- 日本に分布。
- Hisago Kishii, 1985
- Hisago korobokkurus (Kishii, 1968)(シノニム: Hypolithus korobokkurus Kishii, 1968)- 日本に分布。
- Loebliquasis Dolin, 1997
- Madadicus Stibick, 1971
- Menoko Kishii, 1976
- Microhypnus Kishii, 1976
- Microhypnus agilis (Lewis, 1894)(シノニム: Cryptohypnus agilis Lewis, 1894)- 日本に分布。
- Negastrius C.G. Thomson, 1859(シノニム: Yezostrius Kishii, 1976)- 本亜科のタイプ属[129]。
- Negastrius aino Kishii, 1957(シノニム: Yezostrius aino (Kishii, 1957))- 日本に分布。
- Neohypdonus Stibick, 1971
- ツヤミズギワコメツキ属 Oedostethus LeConte, 1853
- クロツヤミズギワコメツキ[16] Oedostethus telluris (Lewis, 1879) - 日本(北海道、本州、四国、九州[16])に分布。記載当初は Cryptohypnus 属。
- Paradonus Stibick, 1971[130]
- Quasimus Gozis, 1886(ウィキスピーシーズ)[注 6] - Schimmel & Tarnawski (2009) は亜属 Miquasus Kishii, 1959 を独立属として認めている。
- Quasimus (Miquasus) arimotoi Ôhira, 2002 - 奄美大島に分布。
- マトバチビマメコメツキ Quasimus (Miquasus) convexipennis Kishii, 1982 - 日本に分布し、タイプ産地は和歌山県大塔山[131]。
- Quasimus (Quasimus) cordatus Miwa, 1934(ウィキスピーシーズ)[132] - 琉球諸島に分布。
- Quasimus (Miquasus) kai Kishii, 1994 - 日本に分布。
- ヤエヤマチビマメコメツキ Quasimus (Quasimus) kintaroui Kishii, 1982 - タイプ産地は石垣島[133]。
- Quasimus (Miquasus) luteipes (Candèze, 1873)(シノニム: Cryptohypnus luteipes Candèze, 1873[134])- 日本に分布。
- タイワンケシミズギワコメツキ Quasimus (Quasimus) miwai Ôhira, 1966(ウィキスピーシーズ)[135] - 台湾に分布。
- Quasimus (Miquasus) ohkurai Ôhira, 1992 - 屋久島に分布。
- タイワンマルマメコメツキ Quasimus (Quasimus) reclinatus Ôhira, 1966(ウィキスピーシーズ)[135] - 台湾に分布。
- Quasimus (Quasimus) takahashii Miwa, 1934(ウィキスピーシーズ)[136] - 石垣島に分布。
- Quasimus (Miquasus) tenuis Kishii, 1994 - 琉球諸島に分布。
- Rivulicola - この亜科のものとしては珍しくオーストラリア固有である[9]。
- Rivulicola dimidiatus - 成虫は西オーストラリア州に分布する[9]。
- ハイモンミズギワコメツキ Rivulicola variegatus (Macley, 1872) - ニューサウスウェールズ州およびクイーンズランド州の沿岸部に分布[9]。
- Striatoquasimus Schimmel & Tarnawski, 2009
- Wittmeroquasimus Dolin, 1997
- Yukoana Kishii, 1959
- ヘリムネマメコメツキ[16] Yukoana carinicollis (Lewis, 1894)(シノニム: Cryptohypnus carinicollis Lewis, 1894)- 日本(北海道、本州、四国、九州[16])に分布。
- ヘリマメコメツキ[16] Yukoana elliptica (Candèze, 1873)(シノニム: Cryptohypnus ellipticus Candèze, 1873[137]、Quasimus ellipticus (Candèze, 1873))- 日本(本州、四国、九州[16])に分布。
- Zorochros C. G. Thomson, 1859
- シラケチビミズギワコメツキ[16] Zorochros (Yamatostrius) albipilis (Candèze, 1873)(シノニム: Cryptohypnus albipilis Candèze, 1873[128])- 日本(本州[16])に分布。
- Zorochros (Zorochros) amamiensis (Arimoto, 1987) - 奄美大島に分布。記載当初は Yamatostrius 属。
- Zorochros (Zorochros) cinefactus (Lewis, 1894)(シノニム: Cryptohypnus cinefactus Lewis, 1894)- 日本に分布。
- カタモンチビコメツキ[19] Zorochros (Pronegastrius) humeralis (Candèze, 1873)(シノニム: Cryptohypnus humeralis Candèze, 1873[138])- 別名: カタモンチビマメコメツキ[16]。
- Zorochros (Thurana) iriei Ôhira, 1977 - 石垣島に分布。
- Zorochros (Zorochros) lewisi (Schwarz, 1906)(シノニム: Cryptohypnus atomarius Lewis, 1894)- 日本に分布。
- Zorochros (Zorochros) nikkoensis (Kishii, 1976) - 日本に分布。記載当初は Pronegastrius 属。
- Zorochros (Yamatostrius) osawai (Ôhira, 1972) - 日本に分布。記載当初は Negastrius 属。
- Zorochros (Zorochros) suzukii (Ôhira, 1995) - 日本に分布。
コメツキムシ亜科 Elaterinae
[編集]コメツキムシ亜科[139](Elaterinae Leach[140], 1815)。分類は特記のない限り Bouchard et al. (2011:52, 316–318)、Cate et al. (2007)(主に旧北区における分布情報も含む)に従う。
- 族 Agriotini Laporte, 1840
- 亜族 Agriotina Laporte, 1840(ウィキスピーシーズ)
- Agriotes Eschscholtz, 1829
- ウケンカバイロコメツキ Agriotes (Agriotes) asaokai Ôhira, 1994 - タイプ産地は奄美大島の宇検村[101]。
- オグラカバイロコメツキ Agriotes ogurae Lewis[16][注 7]
- Bohartina Arias, 2006(ウィキスピーシーズ) - 2006年に2種の新種と共に新設された属で、いずれもチリ産[141]。
- Bohartina palmae Arias, 2006
- Bohartina vilchesensis Arias, 2006
- Chatanayus Fleutiaux, 1940
- Chatayanus insularis (Miwa, 1934) - 記載当初は Agriotes 属。
- C. i. insularis - 日本に分布する基亜種。
- C. i. isaoi (Kishii, 1973) - 日本に分布する亜種。記載当初は Neoagriotes 属扱いであった。
- イシハラムナボソコメツキ[10] Chatayanus ishiharai (Nakane & Kishii, 1954)(シノニム: Agriotes ishiharai Nakane & Kishii, 1954)- 別名: ウスカバイロコメツキ[76]
- C. i. ishiharai - 日本に分布する基亜種。
- C. i. seinoi Kishii, 1984 - 日本に分布する亜種。
- Chatayanus insularis (Miwa, 1934) - 記載当初は Agriotes 属。
- ヒメコメツキ属[10] Dalopius[注 8] Eschscholtz, 1829
- Dalopius ainu Kishii, 1962 - 日本、中国吉林省、極東ロシアに分布。
- Dalopius bizen Kishii, 1984 - 日本に分布。
- ナガナカグロヒメコメツキ[142] Dalopius exilis Kishii, 1956 - 日本や極東ロシアに分布。
- Dalopius japonicus Kishii, 1984 - 日本に分布。
- Dalopius kushiroi Ôhira, 1997 - 日本に分布。
- Dalopius miwai Ôhira, 1972 - 日本に分布。
- Dalopius mutsuensis Ôhira, 1989 - 日本に分布。
- Dalopius naomii Kishii, 1981 - 日本に分布。
- Dalopius niponensis Ôhira, 1970 - 日本に分布。
- クロスジヒメコメツキ[19] Dalopius patagiatus (Lewis, 1894)(シノニム: Adrastus patagiatus Lewis, 1894[143])- 日本(本州、四国、九州[16])に分布。
- ホソナカグロヒメコメツキ[142] Dalopius tamui Kishii, 1957 - 日本に分布。
- Dalopius yakuensis Kishii, 1975 - 屋久島に分布。
- Ectinoides Kishii, 1966
- ヨツキボシコメツキ[142] Ectinoides insignitus (Lewis, 1894)(シノニム: Megapenthes insignitus Lewis, 1894)- 日本や極東ロシアに分布。
- Ectinoides ogatai Kishii, 1986 - 屋久島に分布。
- Ectinus Eschscholtz, 1829
- オオカバイロコメツキ[16] Ectinus dahuricus (Candèze, 1863)(シノニム: Agriotes dahuricus Candèze, 1863)
- ムナボソコメツキ[16] Ectinus exulatus (Candèze, 1873)(シノニム: Agriotes exulatus Candèze, 1873[144])- 日本(本州、四国、九州[16])に分布。
- Ectinus hidaensis Ôhira, 1998 - 日本に分布。
- クロムナボソコメツキ[142][16] Ectinus higonius (Lewis, 1894)(シノニム: Megapenthes higonius Lewis, 1894[145])- 日本(北海道、本州、四国、九州[16])に分布。
- キアシクロムナボソコメツキ[142][19] Ectinus insidiosus (Lewis, 1894)(シノニム: Megapenthes insidiosus Lewis, 1894[146])- 日本に分布。
- Ectinus koshiki Kishii, 1984 - 日本に分布。
- ムネナガカバイロコメツキ[147][148] Ectinus longicollis (Lewis, 1894)(シノニム: Agriotes longicollis Lewis, 1894)- 日本(本州の中部から関東地方の高地帯[148])、朝鮮半島、中国吉林省に分布し、タイプ産地は栃木県日光[149]。
- Ectinus miyakei Ôhira, 1964 - 日本に分布。
- Ectinus nipponicus Kishii, 1979 - 日本に分布。
- Ectinus obakoae Kishii, 1979 - 日本および中国黒竜江省に分布。
- Ectinus obscurolineatus Kishii, 1979 - 日本に分布。
- キンケオオカバイロコメツキ[19] Ectinus puberulus (Miwa, 1928) - 日本に分布。記載当初は Agriotes 属。
- Ectinus saitoanus Kishii, 1987 - 日本に分布。
- キアシムナボソコメツキ[16] Ectinus sepes (Lewis, 1879)(シノニム: Agriotes sepes Lewis, 1879)- 日本(本州、四国、九州[16])に分布。
- カバイロコメツキ[16] Ectinus sericeus (Candèze, 1878)(シノニム: Agriotes sericeus Candèze, 1878[150])
- Insuliectinus Kishii, 1984
- Insuliectinus amami Kishii, 1984 - 奄美大島に分布。
- Pseudagriotes Schwarz, 1896
- Pseudagriotes holtzi Schwarz, 1896 - トルコに分布。
- Raphaellus Zurita-García, Morales-Perdomo & Martín-Luque, 2023(ウィキスピーシーズ) - 2023年、コロンビアのクンディナマルカ県をタイプ産地とする Raphaellus deusminutosi Zurita-García, Morales-Perdomo & Martínez-Luque, 2023(ウィキスピーシーズ) のために新設された属[151]。
- Sadoganus Ôhira, 1956(ウィキスピーシーズ)
- ババムナビロコメツキ[10] Sadoganus babai Ôhira, 1956(ウィキスピーシーズ) - 日本に分布。
- Agriotes Eschscholtz, 1829
- 亜族 Cardiorhinina Candèze, 1863
- Cardiorhinus Eschscholtz, 1829
- 亜族 Agriotina Laporte, 1840(ウィキスピーシーズ)
- 族 Ampedini Gistel, 1848
- Alestrus Méquignon, 1942
- Ampedus Dejean, 1833
- アイヌアカコメツキ[16] Ampedus (Ampedus) ainu (Lewis, 1894)(シノニム: Elater ainu Lewis, 1894[152])
- ワタナベコクロコメツキ[142] Ampedus (Ampedus) akihikoi Kishii, 1985 - 日本に分布。
- オオアカアシアカコメツキ[153] Ampedus (Ampedus) ashiaka Kishii, 1998 - 日本に分布。
- アシウアカコメツキ[154] Ampedus (Ampedus) ashiunus Kishii, 1976 - 日本に分布。
- Ampedus (Ampedus) aureovestitus Kishii, 1966
- ケブカコクロコメツキ[142] A. a. aureovestitus - 日本に分布する基亜種。
- A. a. katoi Kishii, 1998 - 日本に分布する亜種。
- Ampedus (Ampedus) azurescens (Candèze, 1865)(シノニム: Elater azurescens Candèze, 1865[155])
- ミゾムネアカコメツキ[16] Ampedus (Parelater) canalicollis (Lewis, 1894)(シノニム: Elater canalicollis Lewis, 1894[156])
- A. c. canalicollis - 日本(本州[16])に分布する基亜種。
- エゾミゾムネアカコメツキ[16] A. c. shidoui Ôhira, 1993 - 日本(北海道[16])に分布する亜種。
- ヒメクロコメツキ[154][16] Ampedus (Miwaelater) carbunculus (Lewis, 1879) - 日本(本州、四国、九州[16])や韓国に分布。記載当初は Elater 属。
- チゴコクロコメツキ[142] Ampedus (Ampedus) chigo Kishii, 1992 - 日本に分布。
- エチゴチャバネコメツキ[19] Ampedus (Ampedus) echigo Kishii, 1991 - 日本に分布。
- エミシアカコメツキ Ampedus (Ampedus) emishi Kishii, 1982 - 日本に分布し、タイプ産地は北海道層雲峡[157]。
- Ampedus (Ampedus) fagi (Lewis, 1894)(シノニム: Elater fagi Lewis, 1894[158])
- Ampedus fagi fagi - 日本に分布する基亜種。
- エゾアカアシコメツキ[153] Ampedus fagi kitami Kishii, 1998 - 日本に分布する亜種。
- キタアカコメツキ Ampedus (Ampedus) flavovestitus Kishii, 1982 - 日本に分布し、タイプ産地は北海道音威子府村[159]。
- ミヤマタテスジコメツキ[16] Ampedus (Ampedus) gracilipes (Lewis, 1894)(シノニム: Elater gracilipes Lewis, 1894[160])- 日本(北海道、本州、四国、九州[16])に分布し、タイプ産地は栃木県日光市中禅寺[160]。
- Ampedus (Ampedus) hypogastricus (Candèze, 1873)(シノニム: Elater hypogastricus Candèze, 1873[161])
- アカハラクロコメツキ[19] A. h. hypogastrius - 日本や韓国に分布する基亜種。
- ヤクアカハラクロコメツキ A. h. kosugi Kishii, 1982 - 日本に分布する亜種で、タイプ産地は屋久島[162]。
- Ampedus (Ampedus) japonicus Silfverberg, 1977(シノニム: Elater rufipes Lewis, 1894)
- アカアシクロコメツキ[153][19] Ampedus japonicus japonicus - 日本に分布する基亜種。
- Ampedus japonicus kosugiensis Kishii, 1983 - 日本に分布する亜種。
- Ampedus japonicus okhotskanus Kishii, 1997 - 日本に分布する亜種。
- カイオオアカコメツキ[153] Ampedus (Ampedus) kai Kishii, 1986 - 日本に分布。
- キソコクロコメツキ[19] Ampedus (Ampedus) kiso Kishii, 1990 - 日本に分布。
- マトバアカコメツキ Ampedus (Ampedus) matobai Kishii, 1982
- ツマグロコメツキ[16] Ampedus (Miwaelater) niponicus (Lewis, 1894)(シノニム: Elater niponicus Lewis, 1894[164])- 日本(北海道、本州、四国、九州[16])や中国吉林省に分布。
- カイホソクロコメツキ[19] Ampedus (Ampedus) ohsawai Kishii, 2004 - 日本に分布。
- Ampedus (Ampedus) optabilis (Lewis, 1894)(シノニム: Elater optabilis Lewis, 1894[165])
- アカコメツキ[16][19] Ampedus (Ampedus) orientalis (Lewis, 1894)(シノニム: Elater orientalis Lewis, 1894[165])- 日本(北海道、本州、四国、九州[16])や極東ロシアに分布。
- オトメアカコメツキ[154] Ampedus (Ampedus) otome Kishii, 1992
- Ampedus otome otome - 日本に分布する基亜種。
- Ampedus otome shikokuanus Kishii, 2002 - 日本に分布する亜種。
- Ampedus (Ampedus) pauxillus (Lewis, 1894)(シノニム: Elater pauxillus Lewis, 1894[160])- 日本や中国(遼寧省、吉林省)に分布し、タイプ産地は栃木県日光[160]。
- ハネビロアカコメツキ[154][16][166] - Ampedus (Parelater) puniceus (Lewis, 1879) - 日本(本州、四国、九州[16])や朝鮮半島に分布。記載当初は Elater 属。
- Ampedus (Ampedus) sanguinolentus (Schrank, 1776)(シノニム: Elater sanguinolentus Schrank, 1776)
- ウススジキバネコメツキ[16] Ampedus (Ampedus) takeuchii Kishii, 1955 - 日本(北海道[16])に分布。
- タンバコクロコメツキ[142] Ampedus (Ampedus) tamba Kishii, 1976 - 日本に分布。
- ホソクロコメツキ[142] Ampedus (Ampedus) tenuistriatus (Lewis, 1894) - 日本に分布し、記載当初は Elater 属。
- Ampedus (Ampedus) tokugoensis W. Suzuki, 1985(シノニム: Elater longipennis Miwa, 1934[168])- 日本に分布。
- ケブカクロコメツキ[16] Ampedus (Ampedus) vestitus (Lewis, 1894)(シノニム: Elater vestitus Lewis, 1894[169])
- Ampedus vestitus vestitus - 日本(北海道、本州、四国、九州[16])や韓国に分布する基亜種。
- イズケブカクロコメツキ[16] Ampedus vestitus watanabei Kishii, 1979 - 日本(伊豆諸島[16])に分布する亜種。
- A. v. yakuinsulanus Kishii, 1983(シノニム: A. yakuensis Kishii, 1979)- 日本に分布する亜種。
- Ampedus yakuensis Kishii, 1976 - 屋久島に分布。
- Brachygonus Buysson, 1912
- Haterumelater Ôhira, 1968
- チャイロコメツキ[16] Haterumelater bicarinatus (Candèze, 1873)(シノニム: Elater bicarinatus Candèze, 1873[161])
- ツヤチャイロコメツキ Haterumelater bifoveolatus (Miwa, 1927)(シノニム: Elater bifoveolatus Miwa, 1927)[170] - 小笠原諸島に分布。別名: クロツヤコメツキ[76]。
- Ischnodes Germar, 1844
- Ischnodes sanguicollis (Panzer, 1793)(シノニム: Elater sanguicollis Panzer, 1793)
- ムネアカクロコメツキ[16] I. s. maiko W. Suzuki, 1985 - 日本(北海道、本州、四国、九州[16])に分布する亜種。
- I. s. sanguicollis - ヨーロッパからアジア(シリアなど)にかけて分布する基亜種。
- Ischnodes sanguicollis (Panzer, 1793)(シノニム: Elater sanguicollis Panzer, 1793)
- Kometsukia Kishii, 1957
- Kometsukia vesticornis Kishii, 1957 - 日本に分布。
- Reitterelater Platia & Cate, 1990
- Reitterelater amamiensis (Ôhira, 1968) - 日本に分布し、記載当初は Ectamenogonus 属扱いであった。
- Reitterelater kuriharai Ôhira, 2000 - 日本に分布。
- ミヤコアラハダチャイロコメツキ[154] Reitterelater miyako (Kishii, 1969) - 日本に分布し、記載当初は Ectamenogonus 属扱いであった。
- アラハダチャイロコメツキ[76][16][19] Reitterelater rugipennis (Lewis, 1894)(シノニム: Elater rugipennis Lewis, 1894[171])- 日本(本州、四国、九州[16])や朝鮮半島に分布。
- 族 Dicrepidiini Thomson, 1858
- Adiaphorus Candèze, 1859
- Allotriopsis Champion, 1896[113]
- Dicrepidius Eschscholtz, 1829
- Ischiodontus Candèze, 1859
- オガサワラオオヒラアシコメツキ Ischiodontus boninensis Makihara & Ôhira, 2006 - タイプ産地は小笠原諸島の母島[172]。
- Ischiodontus daitoensis Ôhira, 1969 - 琉球諸島に分布。
- Ischiodontus kawaii Ôhira, 1967 - 琉球諸島に分布。
- オガサワラヒラアシコメツキ Ischiodontus langfordi (Van Zwaluwenburg, 1957)(シノニム: Propsephus longfordi Van Zwaluwenburg, 1957)[173]- 小笠原諸島に分布。
- Neopsephus Kishii, 1990
- Neopsephus takasago Kishii, 1990 - 台湾に分布。
- Propsephus Hyslop, 1921
- Sephilus Candèze, 1878
- Sephilus okinawensis Kishii, 1992 - 琉球諸島に分布。
- Sephilus tanakai Kishii, 1992 - 石垣島に分布。
- 族 Elaterini Leach[174], 1815
- Agonischius Candèze, 1863
- Aphanobius Eschscholtz, 1829
- Campylomorphus Jacquelin du Val
- ホソコメツキ属 Dolerosomus[注 9] Motschulsky, 1860(ウィキスピーシーズ)
- キバネホソコメツキ[16] Dolerosomus gracilis (Candèze, 1873)(シノニム: Megapenthes gracilis Candèze, 1873[175])- 日本(北海道、本州、四国、九州[16])および千島列島(= クリル列島)に分布。
- Dolerosomus silaceus (Say, 1825)(シノニム: Elater silaceus Say, 1825)
- Elater Linnaeus, 1758
- オオクロナガコメツキ[147][16] Elater niponensis (Lewis, 1894)(シノニム: Ludius niponensis Lewis, 1894[176])- 日本、朝鮮半島、中国(黒竜江省)に分布。
- Girardelater Schimmel, 1999
- Ludigenoides Platia, 2004
- Ludigenus Candèze, 1863
- Ludioschema Reitter, 1891
- Ludioschema akashii (Ôhira, 1969) - 琉球諸島に分布し、記載当初は Chiagosnius 属。
- Ludioschema obscuripes (Gyllenhal, 1817) - 日本、台湾、韓国、中国南部、チベット、カシミールに分布し、東洋区にも跨る。記載当初は Elater 属。
- Ludioschema okinawense (Miwa, 1927) - 琉球諸島や台湾に分布し、記載当初は Megapenthes 属。
- クロヘリツヤコメツキ[16] Ludioschema vittiger (Heyden, 1887) - 記載当初は Agonischius 属。
- Ludioschema yushiroi W. Suzuki, 1999(シノニム: L. sanguinicolle Miwa, 1928)- 日本や台湾に分布。
- Mulsanteus Gozis, 1875(シノニム: Neotrichophorus Jakobson, 1913)
- ヒゲナガコメツキ[16] Mulsanteus junior (Candèze, 1873)(シノニム: Ludius junior Candèze, 1873[177])
- コヒゲナガコメツキ[16] Mulsanthes linteatus (Candèze, 1873)(シノニム: Ludius lineatus Candèze, 1873[178])
- M. l. aureopilosus (Miwa, 1934) - 琉球諸島に分布する亜種。記載当初は Neotrichophorus 属扱いであった。
- M. l. linteatus - 日本(本州、四国、九州、屋久島[16])や朝鮮半島に分布する基亜種。
- Mulsanteus rubiginosus (Ôhira, 1966) - 琉球諸島や台湾に分布し、記載当初は Neotrichophorus 属。
- Orthostethus Lacordaire, 1857
- Orthostethus amami (Kishii, 1987)(シノニム: Elater amami Kishii, 1987)- 奄美大島に分布。
- Orthostethus babai (Kishii, 1987)(シノニム: Elater babai Kishii, 1987)
- Orthostethus kometsuki (Kishii, 1985)(シノニム: Elater kometsuki Kishii, 1985)- 日本に分布。
- オオナガコメツキ[16][注 10] Orthostethus sieboldi (Candèze, 1873)(シノニム: Ludius sieboldi Candèze, 1873[177])
- Parallelostethus Schwarz, 1906
- ヒメクロナガコメツキ[147] Parallelostethus georgelewisii W. Suzuki, 1985(シノニム: Ludius candezei Lewis, 1894)- 日本に分布。
- Parallelostethus sakishimensis Ôhira, 1967 - 西表島や石垣島に分布。
- Pittonotus Jacquelin du Val, 1860(ウィキスピーシーズ)
- Sericus Eschscholtz, 1829
- コガネホソコメツキ[147][16] Sericus bifoveolatus (Lewis, 1894)(シノニム: Megapenthes bifoveolatus Lewis, 1894[179])- 日本(本州、四国、九州[16])に分布。
- Sericus brunneus (Linnaeus, 1758)(シノニム: Elater brunneus Linnaeus, 1758)
- S. brunneus brunneus - ヨーロッパからアジアにかけて分布する基亜種。
- S. brunneus sachalinensis (Miwa, 1928) - 日本や極東ロシアに分布する亜種。記載当初は Pittonotus 属扱いであった。
- Sericus (Shirozulus) formosanus Ôhira, 1966 - 台湾に分布。
- Sericus fujisanus (Lewis, 1894)(シノニム: Megapenthes fujisanus Lewis, 1894)- 日本や極東ロシアに分布。
- Sericus hiramatsui (Ôhira, 1995) - 日本に分布。記載当初は Shirozulus 属。
- イシダコガネホソコメツキ[19] Sericus ishidai (Kishii, 1955) - 日本に分布。記載当初は Vuilletus 属。
- Sericus jezoensis Ôhira, 1992 - 日本に分布。
- Taiwanostethus Kishii, 1994
- Taiwanostethus tanidai Kishii, 1994 - 台湾に分布。
- Vuilletus Fleutiaux, 1940(シノニム: Metricus Nakane & Kishi, 1958)
- Vuilletus amamiensis Ôhira, 1967[180]
- V. a. amamiensis - 奄美大島に分布する基亜種。
- V. a. okinawanus Ôhira, 1971 - 沖縄本島に分布する亜種。
- Vuilletus crebrepunctatus (Nakane, 1959) - 日本に分布。記載当初は Metricarus 属。
- Vuilletus elongatus (Nakane & Kishii, 1958) - 屋久島に分布。記載当初は Metricus 属。
- Vuilletus peropacus (Nakane, 1959) - 日本に分布。記載当初は Metricus 属。
- ミドリヒメコメツキ[16] Vuilletus viridis (Lewis, 1894)(シノニム: Metaricus viridis (Lewis, 1894)、Sericosomus viridis Lewis, 1894)- 日本(本州、四国、九州[16])、中国(貴州省、四川省)に分布。
- ツヤミドリヒメコメツキ[181] Vuilletus yamazakii Ôhira, 1987 - 日本に分布。
- Vuilletus amamiensis Ôhira, 1967[180]
- 族 Megapenthini Gurjeva, 1973
- Abelater Fleutiaux, 1947(ウィキスピーシーズ)[182]
- Abelater iriomotensis Kishii, 1985 - 西表島に分布。
- Abelater pulcherus (Miwa, 1933)(シノニム: Melanoxanthus pulcherus Miwa, 1933[183])- 琉球諸島に分布。
- Abelater satoi (Ôhira, 1968) - 琉球諸島に分布。記載当初は Melanoxanthus 属扱い。
- Abelater shirozui (Kishii, 1959) - 奄美大島、屋久島に分布。記載当初は Melanoxanthus 属扱い。
- Agaripenthes Ôhira, 1970[182]
- Agaripenthes babai (Kishii, 1989) - 台湾に分布。記載当初は Procraerus 属。
- ヒメホソキコメツキ[76][16] Agaripenthes helvolus (Candèze, 1873)(シノニム: Agriotes helvolus Candèze, 1873[184])- 日本(北海道、本州、四国、九州[16])や中国遼寧省に分布。
- Agaripenthes hoshidatensis (Ôhira, 1968) - 西表島に分布。記載当初は Procraerus 属。
- Agaripenthes nagaoi (Ôhira, 1968) - 琉球諸島に分布。記載当初は Procraerus 属。
- Agaripenthes satoi (Ôhira, 2003) - 沖縄に分布。記載当初は Procraerus 属。
- Agaripenthes shibatai (Kishii, 1969) - 屋久島に分布。記載当初は Procraerus 属。
- ウスグロホソキコメツキ[16] Agaripenthes tsutsuii (Nakane & Kishii, 1955) - トカラ列島の中之島に分布[16]。記載当初は Procraerus 属。
- Agaripenthes watanabei (Ôhira, 1960)(シノニム: Procraerus watanabei Ôhira, 1960)- 三宅島、御蔵島に分布。
- Amamipenthes Kishii, 1973[182]
- Amamipenthes matobai Kishii, 1973 - 奄美大島に分布。
- ミスジツヤケシコメツキ属[182] Cateanus Schimmel, 2004
- ミスジツヤケシコメツキ Cateanus sonani (Miwa, 1934)(シノニム: Melanoxanthus sonani Miwa, 1934)- タイプ産地は沖縄島[182]。
- Dolinolus Schimmel, 1999
- Dolinolus carinatus (Candèze, 1878)(シノニム: Megapenthes carinatus Candèze, 1878)
- Dolinolus malus (Fleutiaux, 1928)(シノニム: Megapenthes malus Fleutiaux, 1928)- 中国(広東省)に分布。
- チャイロコメツキ属 Ectamenogonus Buysson[182][185]
- Ectamenogonus matobai (Kishii, 1973)(ウィキスピーシーズ)(シノニム: Penthelater matobai Kishii, 1973)- 琉球諸島に分布。
- Ectamenogonus miyakoensis Arimoto, 2022(ウィキスピーシーズ)
- コナガコメツキ[16] Ectamenogonus plebejus (Candèze, 1873)(ウィキスピーシーズ)(シノニム: Ludius plebejus Candèze, 1873[178]; E. yakuensis (Ôhira, 1970))- 日本(北海道、本州、四国、九州、琉球諸島[16])、台湾、中国四川省等に分布。
- Ectamenogosus robustus (Kishii, 1966)(ウィキスピーシーズ)(シノニム: Homotechnes robustus Kishii, 1966; E. takumii Kishii, 2006)- 日本に分布。
- Gamepenthes Fleutiaux, 1928(ウィキスピーシーズ)[182](シノニム: Nipponodrasterius Kishii, 1966)[186]
- コキマダラコメツキ[16] Gamepenthes ornatus (Lewis, 1894)(シノニム: Megapenthes ornatus Lewis, 1894)- 日本(本州、四国、九州[16])に分布。
- キマダラコメツキ[16] Gamepenthes pictipennis (Lewis, 1894)(シノニム: Melanoxanthus pictipennis Lewis, 1894、Nipponodrasterius alpicola Kishii, 1966[186])- 日本(北海道、本州、四国、九州[16])に分布。
- ヒメキマダラコメツキ[16] Gamepenthes similis (Lewis, 1894)(シノニム: Melanoxanthus similis Lewis, 1894)- 日本(本州、四国、九州[16])に分布。
- メスアカキマダラコメツキ[16] Gamepenthes versipellis (Lewis, 1894)(シノニム: Megapenthes versipellis Lewis, 1894)- 日本(北海道、本州、四国、九州[16])に分布し、東洋区にも跨る。
- Gamepenthes yoshidai Ôhira, 1995 - 日本に分布。
- Ganoxanthus Fleutiaux, 1928
- Hayekpenthes Ôhira, 1970[182]
- Houwau Kishii, 1993
- ホウオウコメツキ[187] Houwau alpicola Kishii, 1993 - 山梨県鳳凰山に分布。
- Megapenthes Kiesenwetter, 1858(ウィキスピーシーズ)
- Megapenthes azumai Arimoto, 1990 - 日本に分布。
- Megapenthes japonicus Fleutiaux, 1902 - 日本に分布。
- クロサワツヤケシコメツキ[16] Megapenthes kurosawai W. Suzuki, 1986 - 日本(本州、四国、九州[16])に分布。
- オガサワラホソキコメツキ Megapenthes kusuii (Ôhira, 1973)(シノニム: Procraerus kusuii Ôhira, 1973)[173]- 小笠原諸島に分布。
- オガサワラツヤケシコメツキ Megapenthes makiharai Ôhira, 2005 - 小笠原諸島に分布し、タイプ産地は父島[188]。
- Megapenthes opacus Candèze, 1873[175] - 日本に分布。
- ツシマツヤケシコメツキ[189] Megapenthes seinoi Kishii, 2006 - タイプ産地は対馬[190]。
- シロウズツヤケシコメツキ[191] Megapenthes shirozui Kishii, 1959(ウィキスピーシーズ)
- アマミツヤケシコメツキ[189] Megapenthes taichii (Kishii, 1975)[193](シノニム: M. shirozui taichii Kishii, 1975)- 琉球諸島に分布し、タイプ産地は奄美大島[194]。
- ミヤコツヤケシコメツキ[189] Megapenthes yagii Kishii, 2006 - タイプ産地は宮古島[195]。
- オガサワラツヤケシコメツキ[189] Megapenthes yahiroi Kishii, 2006 - タイプ産地は小笠原諸島の母島[196]。
- Megapenthoides Gurjeva & Dolin, 1972
- Megapenthoides gussakovskii (Gurjeva, 1961)(シノニム: Megapenthes gussakovskii Gurjeva, 1961)- タジキスタンに分布。
- Melanoxanthus Eschscholtz, 1833[182]
- Neopenthes Kishii, 1973[182]
- Neopenthes pallidihumeralis Kishii, 1973 - 琉球諸島に分布。
- Parapenthes Jiang, 1999
- Parapenthes varimaculatus Jiang, 1999 - 中国(福建省)に分布。
- Platianeus Schimmel, 2004
- Platianeus holzschuhi Schimmel, 2004 - ネパールに分布。
- Platianeus kubani Schimmel, 2004
- Procraerus Reitter, 1905[182]
- Sawadapenthes Ôhira, 1970[182]
- Sawadapenthes amami (Kishii, 1959)(シノニム: Gamepenthes amami Kishii, 1959)
- S. a. amami - 奄美大島に分布する基亜種。
- S. a. masakii Kishii, 1975 - 沖縄に分布する亜種。
- Sawadapenthes amami (Kishii, 1959)(シノニム: Gamepenthes amami Kishii, 1959)
- Simodactylus Candèze, 1859
- Simodactylus rougemonti Schimmel, 2003 - 香港に分布。
- Simodactylus yamianus Ôhira, 1970 - 台湾に分布。
- Xanthopenthes Fleutiaux, 1928(ウィキスピーシーズ)[182]
- Xanthopenthes bicarinatus (Lewis, 1894)(シノニム: Megapenthes bicarinatus Lewis, 1894)- 日本や台湾に分布し、タイプ産地は恐らく長崎[145]。
- Xanthopenthes granulipennis (Miwa, 1929) - 琉球諸島、台湾、中華人民共和国南部に分布。記載当初は Elater 属。
- Xanthopenthes hiramatsui Ohira, 1995 - 沖縄に分布。
- オオサメハダキコメツキ[16] Xanthopenthes konoi Nakane & Kishii, 1955 - 日本(トカラ列島の宝島、琉球諸島[16])に分布。
- Abelater Fleutiaux, 1947(ウィキスピーシーズ)[182]
- 族 Melanotini Candèze, 1859 (1848) - かつてはクシコメツキ亜科(Melanotinae)として扱われることもあった[10]。
- クシコメツキ属 Melanotus Eschscholtz, 1829
- クロツヤクシコメツキ[16][19] Melanotus (Melanotus) annosus Candèze, 1865[197] - 日本(本州、四国、九州[16])、韓国、中国(吉林省、浙江省)に分布。
- アカアシオオクシコメツキ[16] Melanotus (Spheniscosomus) cete Candèze, 1860
- オオクロクシコメツキ[16] Melanotus (Spheniscosomus) cribricollis (Faldermann, 1835) - 日本(本州、四国、九州[16])、韓国、中国に分布。記載当初は Ludius 属。
- コガタクシコメツキ[16] Melanotus (Melanotus) erythropygus Candèze, 1873[198]
- マルクビクシコメツキ[10] Melanotus (Melanotus) fortumi Candèze, 1878
- Melanotus fortnumi fortnumi - 日本に分布する基亜種。
- Melanotus fortnumi yezoensis Ôhira, 1992 - 日本に分布する亜種。
- クシコメツキ[10][16] Melanotus (Melanotus) legatus Candèze, 1860
- Melanotus (Nishimelanotus) masakii Kishii, 1975 - 沖縄本島に分布する。
- ハネナガクシコメツキ[10][16] Melanotus (Melanotus) matsumurai Schenkling, 1927 - 日本(北海道、本州、四国、九州[16])、韓国、北朝鮮、極東ロシアに分布。
- オオマルクビクシコメツキ[19] Melanotus (Melanotus) niponicus Ôhira, 1964 - 日本に分布。
- チャバネクシコメツキ[16] Melanotus seniculus Candèze, 1873 - 日本(本州、四国、九州[16])に分布し、タイプ産地は兵庫[199]。
- クロクシコメツキ[10][16] Melanotus (Melanotus) senilis Candèze, 1865
- ナガチャクシコメツキ[16] Melanotus (Melanotus) spernendus Candèze, 1873[200]
- Melanotus (Melanotus) tamsuyensis Bates, 1866 - 台湾および中国(福建省、四川省)に分布。
- Metriaulacus Schwarz, 1901
- Priopus Laporte, 1840
- オガサワラホソクシコメツキ Priopus boninsis (van Zwaluwenburg, 1957)(シノニム: Neodiploconus boninsis Van Zwaluwenburg, 1957[201])[170] - 小笠原諸島に分布。
- Priopus ferrugineipennis (Miwa, 1927) - 記載当初は Neodiploconus 属。
- Priopus ishigakiensis (Ôhira, 1967) - 石垣島に分布し、記載当初は Neodiploconus 属。
- Priopus kume Kishii, 2004 - 久米島に分布。
- Priopus satoi (Nakane & Kishii, 1956) - 記載当初は Neodiploconus 属。
- Priopus satoi matobai (Kishii, 1973) - 西表島に分布する亜種。記載当初は Neodiploconus 属。
- Priopus satoi satoi - 宮古島に分布する基亜種。
- ヨナグニホソクシコメツキ Priopus yonaguni (Kishii, 1982)(シノニム: Neodiploconus ferrugineipennis yonaguni Kishii, 1982[202])
- Szombathya Platia, 1986
- Szombathya formosana (Szombathy, 1910)(シノニム: Psellis formosana Szombathy, 1910)- 台湾に分布。
- クシコメツキ属 Melanotus Eschscholtz, 1829
- 族 Physorhinini Candèze, 1859
- Anchastelater Fleutiaux, 1928
- アシブトコメツキ属 Anchastus LeConte, 1853
- Astanchus Gurjeva, 1979
- Chastanus Dolin & Gurjeva, 1976
- Chastanus castaneus (Miwa, 1934) - 琉球諸島に分布。記載当初は Anchastus 属。
- Physorhinus Germar, 1840
- Podeonius Kiesenwetter, 1858
- Podeonius amamiensis (Ôhira, 1996) - 奄美大島に分布。記載当初は Anchastus 属。
- クリイロニセコメツキ[10][19] Podeonius aquilus (Candèze, 1873)(シノニム: Anchastus aquilus Candèze, 1873[203])- 別名: クリイロアシブトコメツキ[16]。
- クロアシブトコメツキ[19] Podeonius mus (Lewis, 1894)(シノニム: Anchastus mus Lewis, 1894)- 日本に分布。
- Podeonius nagaoi (Ôhira, 1968) - 琉球諸島に分布。記載当初は Anchastus 属。
- Podeonius rufipes (Lewis, 1894)(シノニム: Anchastus rufipes Lewis, 1894)- 日本に分布。
- オガサワラアシブトコメツキ Podeonius yamamotoi (Ôhira, 1996)(シノニム: Anchastus yamamotoi Ôhira, 1996)[173]- 小笠原諸島に分布。
- Porthmidius Germar, 1847
- Suzukielater Kishii, 1987
- Suzukielater babai (Kishii & Ôhira, 1956) - 日本に分布。記載当初は Sphenomerus 属。
- 族 Pomachiliini Candèze, 1859
- Betarmon Kiesenwetter, 1858
- Idiotarmon Binaghi, 1940
- Idolus Desbrochers des Loges, 1875
- Idotarmonides Agajev, 1985
- Isidus Mulsant & Rey, 1875
- Parabetarmon Ôhira, 1970
- Parabetarmon carinicephalus (Miwa, 1931) - 西表島や台湾に分布。記載当初は Neotrichophorus 属。
- Pomachilius Eschscholtz, 1829
- 族 Synaptini Candèze, 1859(シノニム: Adrastini Candèze, 1863)
- Adrastus Eschscholtz, 1829
- Ctenoplus Candèze, 1863
- ニセクチブトコメツキ属[10] Glyphonyx[注 11] Candèze, 1863
- Glyphonyx (Glyphonyx) bicolor Candèze, 1895
- キバネクチボソコメツキ[19] G. b. bicolor - 日本(本州、四国、九州[16])に分布する基亜種。
- G. b. yaku Kishii, 1976 - 日本に分布する亜種。
- クロスジクチボソコメツキ[19] Glyphonyx (Glyphonyx) dalopioides Nakane, 1959 - 日本に分布。別名: クロスヂニセクチブトコメツキ[10]。
- Glyphonyx (Glyphonyx) esakii Miwa, 1934 - 日本に分布。
- Glyphonyx (Glyphonyx) haterumarum Ôhira, 1968
- Glyphonyx (Glyphonyx) ihai Ôhira, 1968 - 沖縄本島に分布。
- クチボソコメツキ[19] Glyphonyx illepidus Candèze, 1873[204] - 日本に分布。
- Glyphonyx (Glyphonyx) iriomotensis Miwa, 1934 - 西表島、石垣島、与那国島に分布。
- Glyphonyx kishiii Ôhira, 1968 - 奄美大島に分布。
- Glyphonyx koshikiensis Ôhira, 2003 - 上甑島に分布。
- Glyphonyx kurosawai Nakane & Kishii, 1958 - 屋久島に分布。
- Glyphonyx makiharai Ôhira, 1973 - 沖縄本島に分布。
- Glyphonyx matobai Kishii, 1974 - 日本に分布。
- Glyphonyx nomurai Ôhira, 1968 - 沖縄本島に分布。
- Glyphonyx okinawanus Chûjô, 1959 - 奄美大島や沖縄本島に分布。
- Glyphonyx pallidipes Miwa, 1934 - 石垣島や西表島に分布。
- Glyphonyx shibatai Ôhira, 1968 - 奄美大島に分布。
- Glyphonyx tamurai Kishii, 1985
- G. t. tamurai - 西表島に分布する基亜種。
- G. t. yamayai Kishii, 1986 - 沖縄本島に分布する亜種。
- Glyphonyx uedai Kishii, 1977
- G. u. erabuanus Kishii, 1988 - 口永良部島に分布する亜種。
- G. u. uedai - 屋久島に分布する基亜種。
- Glyphonyx yona Kishii, 1996 - 沖縄本島に分布。
- Glyphonyx yonaguni Kishii, 1974 - 石垣島や与那国島に分布。
- Glyphonyx yoshimotoi Ôhira, 1971 - 奄美大島に分布。
- Glyphonyx yuwancola Ôhira, 1971
- G. y. yambarus Kishii, 1986 - 沖縄本島に分布する亜種。
- G. y. yuwancola - 奄美大島に分布する基亜種。
- Glyphonyx (Glyphonyx) bicolor Candèze, 1895
- Kinokunia Kishii, 1998
- Kinokunia yoshidai Kishii, 1998 - 日本に分布。
- ニセムナボソコメツキ属[10] Lanecarus Ohira, 1962
- Lanecarus ihai Ôhira, 1962 - 奄美大島、沖縄本島、徳之島に分布。
- Lanecarus katsuyai Ôhira, 2003 - 日本に分布。
- ニセクチブトコメツキ[16] Lanecarus palustris (Lewis, 1894)(シノニム: Agriotes palustris Lewis, 1894)- 日本(本州、四国、九州[16])に分布。別名: ニセムナボソコメツキ[10]。
- Nepalinus Platia & Gudenzi, 2000
- Nepalinus unicus Platia & Gudenzi, 2000 - ネパールに分布。
- Peripontius Gurjeva, 1979
- Silesis Candèze, 1863(シノニム: Parasilesis Ohira, 1990)
- クチブトコメツキ[10][16] Silesis musculus Candèze, 1873[204](シノニム: Parasilesis musculus (Candèze, 1873))
- Synaptus Eschscholtz, 1829
- Tolphorea Gurjeva, 1983
ハナコメツキ亜科 Cardiophorinae
[編集]ハナコメツキ亜科[10](Cardiophorinae Candèze, 1859)は、Cardiophorus をタイプ属とする分類群[205]。旧北区産の属以下の分類は Cate et al. (2007:194–) に従う。
- Allocardiophorus Ôhira, 1989
- Allocardiophorus nigroapicalis (Miwa, 1927)(シノニム: Paracardiophorus nigroapicalis Miwa, 1927)- 琉球諸島に分布。
- Blaiseus Fleutiaux, 1931
- Cardiophorus Eschscholtz, 1829
- ホソハナコメツキ[16] Cardiophorus (Cardiophorus) niponicus Lewis, 1894[206] - 日本(本州[16])に分布し、タイプ産地は "Nishimura"[206]。
- アリバチネッタイハナコメツキ Cardiophorus notatus (Fabricius, 1781)(シノニム: Elater notatus Fabricius, 1781)- スリランカ、インド、バングラデシュに分布[9]。
- クロハナコメツキ[207] Cardiophorus (Cardiophorus) pinguis Lewis, 1894[208] - 日本、朝鮮半島、中国北東部に分布し、タイプ産地は函館[208]。
- Cardiotarsus Eschscholtz, 1838
- Cardiotarsus yamazakii Ôhira, 1968 - 沖縄本島や奄美大島に分布。
- Craspedostethus Schwarz, 1898
- ハナコメツキ属 Dicronychus Brullé, 1832
- Neocardiophorus Gurjeva, 1966
- コハナコメツキ属 Paracardiophorus Schwarz, 1895
- Paracardiophorus amami Kishii, 1977 - 奄美大島に分布。
- Paracardiophorus coreanus Kishii, 1977
- Paracardiophorus imasakai Ôhira, 1995 - 日本に分布。
- Paracardiophorus lewisi (Fleutiaux, 1902) - 日本に分布。記載当初は Cardiophorus 属。
- Paracardiophorus nakanei Ôhira, 1986
- P. n. hondoensis Ôhira, 1997 - 日本に分布する亜種。
- P. n. nakanei - 屋久島に分布する基亜種。
- クロコハナコメツキ[19] Paracardiophorus opacus (Lewis, 1894)(シノニム: Cardiophorus opacus Lewis, 1894[206])- 日本に分布。
- コハナコメツキ[16] Paracardiophorus pullatus (Candèze, 1873)(シノニム: Cardiophorus pullatus Candèze, 1873[209])
- アカアシコハナコメツキ[16] Paracardiophorus sequens (Candèze, 1873)(シノニム: Cardiophorus sequens Candèze, 1873[209])
- Paracardiophorus tokara Nakane & Kishii, 1955
- Phorocardius Fleutiaux, 1931
- Platynychus Motschulsky, 1858
- Platynychus (Displatynychus) adjutor (Candèze, 1873)(シノニム: Cardiophorus adjutor Candèze, 1873[210])
- アカアシハナコメツキ[19] P. a. adjutor - 日本(本州、四国、九州[16])や韓国などに分布する基亜種。
- P. a. tamurai (Kishii, 1974) - 琉球諸島に分布する亜種で、記載当初は Dicronychus 属。
- Platynychus (Platynychus) amamianus (Kishii, 1979) - 奄美大島に分布。記載当初は Dicronychus 属。
- Platynychus (Platynychus) formosanus (Matsumura, 1910) - 日本(琉球諸島)、台湾、中国(江西省、河南省、湖北省、甘粛省)に分布。記載当初は Cardiophorus 属。
- Platynychus (Platynychus) loochooensis (Kishii, 1979) - 沖縄本島、石垣島、西表島に分布。記載当初は Dicronychus 属。
- Platynychus (Platynychus) masafumii (Ôhira, 1973) - 西表島に分布。記載当初は Dicronychus 属。
- オオハナコメツキ[16][19] Platynychus (Platynychus) nothus (Candèze, 1865)(シノニム: Cardiophorus nothus Candèze, 1865[211])- 日本(北海道、本州、四国、九州[16])や中国に分布。
- Platynychus (Displatynychus) adjutor (Candèze, 1873)(シノニム: Cardiophorus adjutor Candèze, 1873[210])
- Ryukyucardiophorus Ôhira, 1973
- Ryukyucardiophorus loochooensis (Miwa, 1934)(シノニム: Paracardiophorus loochooensis Miwa, 1934)- 琉球諸島や台湾に分布。
- Ryukyucardiophorus tokarensis Kishii, 1976 - トカラ列島の中之島に分布。
亜科 Hemiopinae
[編集]Hemiopinae Fleutiaux, 1941。東半球にのみ分布[212]。属の分類は Kundrata et al. (2019:122–123) に従う。旧北区産の属以下の分類および分布情報は Cate et al. (2007:186) による。
- Exoeolus Broun, 1893(ウィキシピーシーズ)
- Hemiops Laporte, 1838(ウィキスピーシーズ) - 大部分がアジア大陸部に分布[212]。
- Legna Walker, 1858
- Legna convexa (Vats & Kashyap, 1992)(シノニム: Plectrosternus convexus Vats & Kashyap, 1992)- インド北部に分布。
- Legna coolsi (Schimmel, 1996)(シノニム: Plectrosternus coolsi Schimmel, 1996)
- Legna foveata (Patwardhan & Athalye, 2012)(シノニム: Plectrosternus foveatus)
- Legna rufa (Lacordaire, 1857)(シノニム: Plectrosternus rufus Lacordaire, 1857)- 台湾に分布し、東洋区にも跨る。
- Parhemiops Candèze, 1878(ウィキスピーシーズ)
亜科 Physodactylinae
[編集]Physodactylinae Lacordaire, 1857。分類は Kundrata et al. (2019:128–129) に従う。
- Dactylophysus Fleutiaux, 1892
- Physodactylus Fischer von Waldheim, 1823
- オーベルチュールフトツメコメツキ Physodactylus oberthuri Fleutiaux, 1892 - ブラジルに分布[9]。
亜科 Subprotelaterinae
[編集]Subprotelaterinae Fleutiaux, 1920。Kundrata et al. (2019:130) は以下の1属のみからなるとしている。
- Subprotelater Fleutiaux, 1916
- Subprotelater bakeri Fleutiaux, 1916
- ニセキマダラツツコメツキ[214] Subprotelater hisamatsui Nakane, 1987 - 小笠原諸島に分布[215]。
- Subprotelater japonicus Nakane & Hisamatsu, 1991 - 奈良県に分布[215]。
亜科 Morostominae
[編集]Morostominae[216] Dolin, 2000 は、Morostoma Candèze, 1879 をタイプ属とする亜科[217]。
亜科 Parablacinae
[編集]Parablacinae Kundrata, Gunter, Douglas & Bocak, 2016。2016年に新設された亜科で、その際は以下のうち Sharon 属を除くオーストララシア産の属のみで占められていた[68]。分類は Kundrata et al. (2019:127–128) に従う。
- Metablax Candèze, 1869
- Ophidius Candèze, 1863 - 本亜科が新設される前はコメツキムシ亜科の下に置かれていた。4種全てがオーストラリアのニューサウスウェールズ州やクイーンズランド州に分布が限られる[9]。
- Parablax Schwarz, 1906
- Parasaphes Candèze, 1882
- Sharon Arias-Bohart & Elgueta, 2015(ウィキスピーシーズ) - 2015年にチリ産の Sharon amoena (Philippi, 1861) 1種のみの属として設置された[218]。
- Tasmanelater Calder, 1996
- Wynarka Calder, 1986
- Xuthelater Calder, 1996
亜科 Plastocerinae
[編集]かつては独立の科フサヒゲムシ科[9](Plastoceridae Crowson, 1972)とされていた[219]が、分子系統学的研究の結果2018年にコメツキムシ科の一亜科 Plastocerinae とされた[220]。
- Plastocerus Schaum, 1852
- フサヒゲムシ Plastocerus angulosus (Germar, 1845) - トルコ(アナトリア)に分布[9]。記載当初は Callirhipis 属。
- Plastocerus thoracicus - 東南アジアに生息[9]。
亜科 Omalisinae
[編集]かつては独立の科 Omalisidae Lacordaire, 1857 とされていた[221]が、ゲノム解析の結果2018年にコメツキムシ科の一亜科 Omalisinae とされた[222]。
亜科 Sinopyrophorinae
[編集]Sinopyrophorinae Bi, He, Chen, Kundrata & Li, 2019(ウィキスピーシーズ)。2019年に以下の新属と共に新設[224]。
- Sinopyrophorus Bi & Li, 2019 - 中国雲南省をタイプ産地とする Sinopyrophorus schimmeli Bi & Li, 2019(ウィキスピーシーズ) 1種のみの属[224]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 「ヒカリコメツキ (類)」の用語は少なくともサビキコリ亜科、族 Pyrophorini の Pyrophorus属およびPyrearinus属の総称として用いられる。
- ^ 大平 (1962) は「ヒラタコメツキ亜科 (Athoinae)」のものとして扱っている。
- ^ a b マレーシア産の Oxynopterus 属の複数種に 「ミナミオオヒゲコメツキ」の和名があてられており、たとえば ブシャー (2016:333) は O. candezei に対して、海野, 福井 & 法師人 (2023:133) は O. auduoin に対して用いている。
- ^ a b 大平 (1962) は「ヒラタコメツキ亜科 (Athoinae)」のものとして扱っており、Cate et al. (2007) は族 Ctenicerini の下に置いている。
- ^ Cate et al. (2007:179) は Poemnites 属下の亜属としていたが、翌年に出版された Catalogue of Palearctic Coleoptera 第5巻、p. 24 において、独立属とされた。
- ^ Bouchard et al. (2011:316) は族 Quasimusini 下の亜族 Quasimusina Schimmel & Tarnawski, 2009 のタイプ属としている。
- ^ a b Cate et al. (2007:118) は Agriotes (Agriotes) subvittatus Motschulsky, 1860 の亜種として掲載し、いずれも少なくとも日本に分布するとしている。
- ^ 大平 (1962) は「ムナボソコメツキ亜科 (Agriotinae)」のものとして扱っている。
- ^ 大平 (1962) は「ナガコメツキ亜科 (Elaterinae)」のものとして扱っている。
- ^ 大澤 (2023:6–7) は Nipponolater 属としている。
- ^ 大平 (1962) は「ニセクチブトコメツキ属」として言及している。
出典
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- Kundrata, R.; Kubaczkova, M.; Prosvirov, A.S.; Douglas, H.B.; Fojtikova, A.; Costa, C.; Bousquet, Y.; Alonso-Zarazaga, M.A. et al. (2019). “World catalogue of the genus-group names in Elateridae (Insecta, Coleoptera). Part I: Agrypninae, Campyloxeninae, Hemiopinae, Lissominae, Oestodinae, Parablacinae, Physodactylinae, Pityobiinae, Subprotelaterinae, Tetralobinae”. ZooKeys 839: 83–154. doi:10.3897/zookeys.839.33279.
- Etzler, F.E. (2020a). “A Revision of the Genus Hemicrepidius Germar, 1839 (Coleoptera: Elateridae) of the New World, with Comments on Global Classification”. The Coleopterists Bulletin 74 (mo18): 1–126. doi:10.1649/0010-065X-74.mo18.1.
関連文献
[編集]- 岸井, 尚 (1987). A taxonomic study of the Japanese Elateridae (Coleoptera), with the key to the subfamilies, tribes and genera [日本産コメツキムシ科甲虫の分類学的研究] (博士 thesis). 京都府立大学. doi:10.11501/13036787. 乙第1号。