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コモロ国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コモロ国
État comorien(フランス語)
دولة جزر القمر(アラビア語)
フランス領コモロ 1975年 - 1978年 コモロ・イスラム連邦共和国
コモロの国旗 コモロの国章
国旗国章
コモロの位置
公用語 フランス語
コモロ語
アラビア語
首都 モロニ
大統領
1975年7月6日 - 8月3日 アーメド・アブダラ
1976年 - 1978年アリ・ソイリ
変遷
独立宣言 1975年7月6日
ボブ・ディナールの介入1978年5月13日
現在コモロの旗 コモロ

コモロ国(コモロこく、フランス語: État comorien)は、かつてコモロに存在した国家である。

解説

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1973年フランスとの間で1978年に独立する合意が成立したものの、1975年にコモロ議会は一方的に独立を宣言した。コモロの初代大統領アーメド・アブダラは、イスラム教徒で無神論者のアリ・ソイリが起こしたクーデターによって国家元首の座から追放された。ソイリの政権下では、国家の近代化を目的とした社会主義の理念を掲げた。しかし、1978年にフランス人傭兵であるボブ・ディナールがクーデターを起こしてソイリを失脚させ、その最中でソイリは射殺された。傭兵はアブダラを権力の座に復帰させ[1] 、傭兵は政府の要人となった。同時に国号を、イスラム共和制国家であることを示すコモロ・イスラム連邦共和国へと変更した。

沿革

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脚注

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  1. ^ “Comoros - History” (英語). Encyclopedia Britannica. https://www.britannica.com/place/Comoros/History 2022年11月27日閲覧。 

参考文献

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  • Mohamed Toihiri (1985). La République des Imberbes. Encres Noires (Éditions l'Harmattan ed.). ISSN 0223-9930. imberbe , critique romancée de la période et du régime
  • Jean-Louis Guebourg (1994-9). La grande Comore (Éditions L'Harmattan ed.). pp. 272. ISBN 978-2-296-28509-5. https://books.google.com/books?id=drf8QfnToboC&printsec=frontcover 
  • Emmanuel Nirina Vérin; Pierre Vérin (1999-1). Histoire de la révolution comorienne (Editions L'Harmattan ed.). pp. 158. ISBN 978-2-7384-7752-1. Vérin. https://books.google.com/books?id=hWsF7PSsj84C&printsec=frontcover 
  • Alain Deschamps (2005). Les Comores d'Ahmed Abdallah : mercenaires, révolutionnaires et cœlacanthe (KARTHALA Editions ed.). pp. 189. ISBN 978-2-84586-628-7 
  • Abdelaziz Riziki Mohamed (2001) (フランス語). Comores (Editions L'Harmattan ed.). Paris/Montréal (Québec)/Budapest etc.. pp. 376. ISBN 2-7475-0859-5. ARM