コントラ (ゲームボーイ)
ジャンル | アクションシューティング |
---|---|
対応機種 | ゲームボーイ |
開発元 | コナミ開発三部 |
発売元 |
コナミ Ultra Games Palcom Soft |
プログラマー |
萩原徹 早野由香里 |
音楽 | 船内秀浩 |
美術 | 木村幸一 |
シリーズ | 魂斗羅シリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | 1メガビットロムカセット[1] |
発売日 |
1991年1月8日 1991年2月 1991年5月21日 |
その他 |
DMG-CNJ DMG-CN-USA DMG-CN-NOE |
『コントラ』 (CONTRA) は、1991年1月8日にコナミから発売されたゲームボーイ用アクションゲーム。『魂斗羅』シリーズの1つ。
北米では『Operation C』(オペレーション・シー)、欧州では『Probotector』(プロボテクター)のタイトルで発売された。
概要
[編集]本作はタイトルが『コントラ』となっているが、アーケード『魂斗羅』(1987年)の移植作ではなく、『スーパー魂斗羅』(1988年)に続くオリジナル作品である。シリーズ作品の時系列としては『スーパー魂斗羅』と『魂斗羅スピリッツ』(1992年)の間にあたる。
ゲームボーイというハードスペックでは劣る機種でのリリースながら、ステージを駆け巡り迫り来る敵を次々と撃破していく従来のゲームデザインを実現している。基本的なゲーム操作やパワーアップ要素などは従来通りで、各武器に標準でボタンを押し続けることによるフルオート連射が可能となり、武器は敵を追尾するホーミングガンが追加され、レーザーガンは削除されている。なお、フルオート連射が標準装備という仕様はこれ以降のシリーズの多くで採用されることになった。1人プレイ専用のため、プレイヤーキャラクターはビルのみでランスは登場しない。
後に発売された『コナミGBコレクション VOL.1』(1997年)に収録されている。
ゲーム内容
[編集]システム
[編集]全5ステージの2Dアクションゲーム。奇数面はサイドビューで偶数面はトップビューとなる。シリーズで初めてステージセレクト機能を備えている。
武器
[編集]- マシンガン
- 初期装備。フルオート連射が可能。
- スプレッドガン
- 3方向に拡散する。2回取るとパワーアップし5方向に拡散するようになる。
- ファイアガン
- 炎の塊を放つ。敵に当たると拡散する。
- ホーミングガン
- 敵を追尾する3つの弾を発射する。
設定
[編集]ストーリー
[編集]2度に渡るエイリアンの侵略を退け、人類にようやく平和が訪れたかに見えた。しかし世界征服を目論む某超大国はエイリアンを復活させ、生物兵器として利用する計画を立て始めていた。その情報を掴んだ連邦軍の指令により、ビルは計画を阻止するため単身敵基地に乗り込むのだった。
ステージ構成
[編集]- AREA 1「軍港」
- サイドビューの横スクロール面。海に面した港のステージ。
- AREA 2「敵基地外部」
- トップビューの縦スクロール面。戦車などが登場する。
- AREA 3「山林地帯」
- サイドビューの横スクロール面。密林の中を進むステージ。
- AREA 4「敵基地内部」
- トップビューの縦スクロール面。エイリアン軍団が登場する。
- AREA 5「敵基地内部エイリアン研究所」
- サイドビューの横スクロール面。再びエイリアン軍団と戦うステージ。
登場キャラクター
[編集]ボスキャラクター
[編集]- AREA 1ボス - 小型ミサイル潜水艦「ノウエイ」
- AREA 2中ボス - 装甲車両「タッカー」
- AREA 2中ボス - 武装トラック「グーチー」
- AREA 2ボス - 大型装甲車両「カーギィ」
- AREA 3中ボス - カザート408
- AREA 3ボス - 反重力武装車カザート408
- AREA 4ボス - 旧生命実験用プラント「ギワーラ」
- AREA 5ボス - 護衛用2足歩行型兵器「ハヤノス614」
他機種版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | コナミGBコレクション VOL.1 Konami GB Collection Vol.1 |
1997年9月25日 2000年 |
ゲームボーイ ゲームボーイカラー |
KCEジャパン トーセ |
コナミ | ロムカセット | DMG-AJIJ-JPN DMG-AF5P-EUR |
- | |
2 | 魂斗羅 アニバーサリーコレクション |
2019年6月12日 2019年6月12日 2019年6月12日 |
PlayStation 4 Xbox One Nintendo Switch PC(Steam) |
M2 | KDE | ダウンロード | - | - | 収録ソフトの一つ アップデートにより英語版(Operation C)が追加 |
スタッフ
[編集]- プログラマー:萩原徹、早野由香里
- グラフィック・デザイナー:木村幸一
- サウンド:船内秀浩
- スペシャル・サンクス:松田浩史、KUROKOTAI、FC CONTRA TEAM
評価
[編集]評価 | ||||||||||
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- ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.76点(満30点)となっている[1]。また、同雑誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「シンプルだけに純粋にアクションが楽しめるゲームだ」と紹介されている[1]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.49 | 3.51 | 3.68 | 3.58 | 3.36 | 3.14 | 20.76 |
脚注
[編集]- ^ a b c d 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店、1991年5月24日、130頁。
- ^ a b “コントラ まとめ [ゲームボーイ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2017年2月11日閲覧。
- ^ Wahlgren, John (14 August 2009). “Operation C Review - GB”. Nintendo Life. Gamer Network. 19 September 2016閲覧。