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サマエル (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サマエル
Samael
フランス・トルシー公演 (2016年9月)
基本情報
出身地 スイスの旗 スイス
ヴァレー州 シオン
ジャンル インダストリアル・メタル[1]
ブラックメタル[1][2]
シンフォニックブラックメタル[1]
デスメタル[1][2]
ゴシックメタル[1]
ヘヴィメタル[1]
インダストリアル[2]
活動期間 1987年 - 現在
レーベル センチュリー・メディア・レコード
オスモス・プロダクション
ニュークリア・ブラスト
公式サイト www.samael.info
メンバー Vorph (Vo/G)
Xytras (Ds/Key)
Makro (G)
Drop (B)
旧メンバー 以下を参照
バンドのロゴ

サマエル (Samael) は、スイス出身のヘヴィメタルバンド

略歴

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1987年ヘルハマーのApocalyptic Raidsに衝撃を受けて結成される。当時はテクニカルなスラッシュメタルなどがはやっていた時代であったが、テクニックやメロディよりも雰囲気を重視した音楽性を目指していた[3]

1991年オスモス・プロダクションから1stアルバムをリリース。バンドにとって、はじめてのフルレングスアルバムであると同時に、レーベルにとってもはじめてのリリースであった[3]

1992年にはセンチュリー・メディアと契約し、2ndアルバムをリリース。アンリーシュドティアマットらと初のヨーロッパツアーを行っている[3]

1996年、ドラムマシーンを導入した4thアルバム『Passage』をリリース。インダストリアルメタルに大きく近づく音楽性へと変化し、話題を呼んだ[3]

2011年、10thアルバム『Lux Mundi』をリリース。

音楽的特徴や影響

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初期はいわゆる第一世代のブラックメタルに影響を受けていた。具体的には、ヴェノムセルティック・フロストバソリーなどである[3]。しかし、1996年のPassageでゴッドフレッシュミニストリーピッチシフターなどから影響を受けたインダストリアル色の強い音楽性へと変化している。

ダークスローンのFenrizは「サマエルはほとんど誰もブラックメタルなんかやってなかった時代にブラックメタルの火を灯したバンドのうちの一つだよ。彼らはよりオカルトな雰囲気があって、伝統的なブラック/スラッシュの系譜には属してなかった。デスメタルとも違ったし。メイヘムダークスローンバーズムと同じ路線のバンドはいるのに、なんでもっとサマエルと同じ路線のバンドが出てこないのかなあ。オレには不思議でならないね。だって、その方が間違いなくおもしろいじゃん。」と評している[3]

ディム・ボルギルシレノスは「ユーロニモスが'おい、このアルバムは聴かなきゃダメだ。マジでスゴい。'って言って、サマエルのWorship Himをオレに手渡したんだよ。あれには目が開かれた思いがしたなあ。」と語っている[3]

メンバー

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現ラインナップ

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  • Vorph:Michael Locher - ボーカル/ギター (1987- )
    ヴォーカルスタイルではバソリーのクォーソンから大きな影響を受けている[3]
  • Xytras:Alexandre Locher - ドラムス/キーボード (1988- )
  • Makro:Marco Rivao - ギター (2002- )
  • Drop:Thomas Betrisey - ベース (2015- )

旧メンバー

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  • Pat Charvet - ドラムス (1987-1988)
  • Mas:Christophe Mermod - ベース (1991-2015)
  • Rodolphe H. - キーボード (1993-1996)
  • Kaos - ギター (1996-2002)

ディスコグラフィー

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オリジナルアルバム

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脚注

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  1. ^ a b c d e f Samael|Biography”. オールミュージック. All Media Guide. 2016年2月29日閲覧。
  2. ^ a b c Samael reviews, music, news - sputnik music・2016年2月29日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h Black Metal: Evolution of the Cult. Dayal Patterson. (2013) 

参考文献

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  • Dayal Patterson 『Black Metal: Evolution of the Cult』Feral House、2013年

外部リンク

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