コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

サムシング・ニュー (ビートルズのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビートルズ > 作品リスト > サムシング・ニュー (ビートルズのアルバム)
『サムシング・ニュー』
ビートルズスタジオ・アルバム
リリース
録音
ジャンル ロックンロール[1]
時間
レーベル キャピトル・レコード
プロデュース ジョージ・マーティン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
後述を参照
ゴールドディスク
後述を参照
ビートルズ U.S. 年表
  • サムシング・ニュー
  • (1964年)
ビートルズ 日本 年表
  • サムシング・ニュー
  • (1970年)
『サムシング・ニュー』収録のシングル
  1. マッチボックス / スロウ・ダウン
    リリース: 1964年8月24日
テンプレートを表示

サムシング・ニュー』(Something New)は、1964年7月にアメリカ合衆国で発売されたビートルズの5作目のアルバムである。

解説

[編集]

『サムシング・ニュー』は米キャピトル・レコードの編集アルバムである。ジャケットにはエド・サリヴァン・ショーでのステージ写真が用いられた。映画『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』のサウンドトラックA Hard Day's Night』は映画会社ユナイテッド・アーティスツから発売され、キャピトルは"A Hard Day's Night"をタイトルにしたアルバムを発売できない契約だったため『サムシング・ニュー』として編集し、発売した。

イギリス盤『ハード・デイズ・ナイト』収録曲からの8曲と、EP『ロング・トール・サリー』に収録されている「スロウ・ダウン」「マッチボックス」、「抱きしめたい(ドイツ語)」の計11曲が収録された。しかしその一方、「ア・ハード・デイズ・ナイト」、「恋する二人」、「キャント・バイ・ミー・ラヴ」の3曲は未収録となった[注釈 1]

『ビルボード』誌のアルバム・チャートでは9週連続最高位2位だった[2]。アメリカだけで200万枚以上のセールスを記録している[3]

他のアメリカ編集盤と同じく長らく未CD化だったが、2004年にボックスセットとして発売された『The Capitol Albums Vol.1』でモノラルステレオ両方のヴァージョンが初CD化された。

収録曲

[編集]

特記がない限り、アルバム『ハード・デイズ・ナイト』からの収録。

アナログA面
#タイトル作詞・作曲リード・ボーカル時間
1.ぼくが泣く(I'll Cry Instead) ジョン・レノン
2.今日の誓い(Things We Said Today) ポール・マッカートニー
3.エニイ・タイム・アット・オール(Any Time At All) ジョン・レノン
4.家に帰れば(When I Get Home) ジョン・レノン
5.スロウ・ダウン[注釈 2](Slow Down)ラリー・ウィリアムズジョン・レノン
6.マッチボックス[注釈 2](Matchbox)カール・パーキンスリンゴ・スター
合計時間:
アナログB面
#タイトル作詞・作曲リード・ボーカル時間
1.テル・ミー・ホワイ(Tell Me Why) ジョン・レノン
2.アンド・アイ・ラヴ・ハー(And I Love Her) ポール・マッカートニー
3.すてきなダンス(I'm Happy Just To Dance With You) ジョージ・ハリスン
4.恋におちたら(If I Fell) 
  • ジョン・レノン
  • ポール・マッカートニー
5.抱きしめたい(ドイツ語)[注釈 3](Komm, Gib Mir Deine Hand)レノン=マッカートニー=ニコラス=ヘルマー英語版
  • ジョン・レノン
  • ポール・マッカートニー
合計時間:

クレジット

[編集]

チャート成績・認定

[編集]

チャート成績

[編集]
チャート (1964年) 最高位
US Billboard Top LPs[4][5]
2
西ドイツ (Offizielle Top 100)[6]
38

認定

[編集]
国/地域 認定 認定/売上数
カナダ (Music Canada)[7] Gold 50,000^
アメリカ合衆国 (RIAA)[3] 2× Platinum 2,000,000^

^ 認定のみに基づく出荷枚数

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ タイトル曲を除く2曲は、6年後の1970年に発売された『ヘイ・ジュード』に収録された。
  2. ^ a b EP『ロング・トール・サリー』からの収録
  3. ^ ドイツ盤シングル曲

出典

[編集]
  1. ^ a b Something New - The Beatles | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック ウィキデータを編集
  2. ^ Stannard, Neville (1981). The Long and Winding Road: A History Of The Beatles On Record. London: Virgin Books Ltd.. p. 133. ISBN 0-907080-96-0 
  3. ^ a b "American album certifications – The Beatles – Something New". Recording Industry Association of America. 2022年2月10日閲覧
  4. ^ Whitburn 2010, p. 63.
  5. ^ The Billboard 200”. Billboard. 2022年2月10日閲覧。
  6. ^ Offizielle Deutsche Charts - The Beatles - Something New”. GfK Entertainment. 2022年2月10日閲覧。
  7. ^ "Canadian album certifications – The Beatles – Something New". Music Canada. 2022年2月10日閲覧

参考文献

[編集]
  • Whitburn, Joel (2010). Joel Whitburn Presents Top Pop Albums, Seventh Edition. Record Research Inc.. ISBN 0-89820-183-7