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サラトガデュー

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
サラトガデュー
欧字表記 Saratoga Dew
品種 サラブレッド[1]
性別 牝[2]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1989年4月3日[2]
死没 2013年4月4日（24歳没）[3]
父 Cormorant[2]
母 Super Luna[2]
母の父 In Reality[2]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[2]
生産者 Mrs. Helen B. Chenery[2]
馬主 Charles F. Engel[2]
調教師 Gary Sciacca（英語版）[2]
競走成績
タイトル エクリプス賞最優秀3歳牝馬（1992年）
生涯成績 11戦8勝[2]
獲得賞金 $541,580[2]
勝ち鞍
G1 ベルデイムS 1992年
G1 ガゼルH 1992年
G3 カムリーS 1992年
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サラトガデュー（欧字名:Saratoga Dew、1989年4月3日 - 2013年4月4日）は、アメリカの競走馬および日本の繁殖牝馬。主な勝ち鞍に1992年のベルデイムステークス、ガゼルハンデキャップ、カムリーステークス（英語版）。

引退後は繁殖牝馬として日本に輸入された。産駒から重賞馬は出なかったが、初仔のレディブラッサムが繁殖入り後にGI6勝の名スプリンター・ロードカナロアを輩出した。

生涯

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競走馬時代

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米三冠馬セクレタリアトの生産者・所有者としても有名なヘレン・チェナリーによって生産された。

1992年1月19日、アケダクト競馬場で開催されたメイドン競走でデビュー、初勝利を挙げた。その後さらに2連勝し、4戦目に重賞初挑戦となるG2・カムリーステークスに出走。2着・シティダンスを1馬身差に抑え重賞初勝利を挙げた。次走も勝利したが、重賞2戦目となったポストデブステークスでは6着に沈み、デビューからの連勝は5でストップした。

8月からは4戦連続でG1レースに出走。G1初挑戦となった1戦目のアラバマステークスでは終始先頭でレースを進めるも、ゴール直前でノベンバースノーに差し切られハナ差の2着に惜敗した。2戦目のガゼルハンデキャップでは先行策でレースを進め、最後の直線で先頭に立つと2着ビビアーノを1 1/4馬身差で振り切りG1初優勝を果たした。3戦目のベルデイムステークスは逃げを打って序盤から先頭に立つと、先頭を譲ることなく2着ベルサイユトリーティーに6馬身差をつけて圧勝した。4戦目のブリーダーズカップ・ディスタフは最後の直線で失速し12着の惨敗に終わった。

G1で優勝2回・2着1回の成績が評価され、この年のエクリプス賞最優秀3歳牝馬に選出された。

繁殖牝馬時代

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競走馬引退後の1995年11月、キーンランド・ブリーディングストックセールにてシンコーファーム代表の安田修が85万ドル（当時の為替レートで約8600万円）で落札[4]、日本に輸入された。

1998年11月15日、初仔のレディブラッサム（父Storm Cat）が3歳未勝利戦を勝ち、産駒初勝利を挙げた。

2013年4月4日に死亡[3]。

繁殖成績

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生年 馬名 性 毛色 父 馬主 管理調教師 戦績 出典
初仔 1996年 レディブラッサム 牝 鹿毛 Storm Cat （株）ロードホースクラブ 美浦・伊藤正徳 24戦5勝（抹消・繁殖）
産駒にロードカナロア 		[5]
2番仔 1998年 ロードクライスト 牡 鹿毛 ラムタラ 小林宏光
→伊藤捷一
→平田優 		園田・碇清次郎
→園田・西村守幸
→水沢・千田知幸
→金沢・金田一昌
→荒尾・古澤清次 		50戦12勝（抹消） [6]
3番仔 2001年 レディアドバンス 牝 鹿毛 エルコンドルパサー （株）ロードホースクラブ 美浦・伊藤正徳 7戦0勝（抹消・繁殖） [7]
4番仔 2002年 ストンコールド 牡→騸 鹿毛 サンデーサイレンス 市川義美 栗東・安達昭夫 19戦3勝（抹消） [8]
5番仔 2003年 サラトガスカイ 牝 鹿毛 フレンチデピュティ 吉田俊介
→平田一雄 		北海道・廣森久雄
→北海道・成田春男 		17戦2勝（抹消） [9]
6番仔 2004年 サクセスクリード 牡 鹿毛 タイキシャトル 高嶋哲 栗東・藤岡健一 3戦0勝（抹消） [10]
7番仔 2005年 アルカザン 鹿毛 ダンスインザダーク （有）エーティー 栗東・昆貢
→園田・田中範雄 		11戦2勝（抹消） [11]
8番仔 2007年 アドマイヤファイン 牝 青鹿毛 シンボリクリスエス 近藤利一
→吉冨幸吉 		美浦・上原博之
→西脇・盛本信春 		38戦1勝（抹消、繁殖） [12]
9番仔 2008年 マスタープリムラ 鹿毛 ファンタスティックライト 白井岳
→坂井紀之 		美浦・萱野浩二
→北海道・林和弘
→西脇・坂井光政 		10戦0勝（抹消） [13]
10番仔 2009年 シルクハーデスト 牡 鹿毛 ダンスインザダーク 有限会社シルク
→馬場信一 		美浦・松山康久
→佐賀・山田勇 		29戦2勝（抹消） [14]
11番仔 2012年 エンゲルフライト 鹿毛 ハービンジャー 嶋田賢 栗東・矢作芳人 12戦1勝（抹消） [15]

血統表

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サラトガデュー(Saratoga Dew)の血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 リボー系
父

Cormorant
1974 鹿毛
父の父
His Majesty
1968 鹿毛 		Ribot Tenerani
Romanella
Flower Bowl Alibhai
Flower Bed
父の母
Song Sparrow
1967 鹿毛 		Tudor Minstrel Owen Tudor
Sansonnet
Swoon's Tune Swoon's Son
Recess
母

Super Luna
1982 鹿毛 		In Reality
1964 鹿毛 		Intentionally Intent
My Recipe
My Dear Girl Rough'n Tumble
Iltis
母の母
Alada
1976 鹿毛 		Riva Ridge First Landing
Iberia
Syrian Sea Bold Ruler
Somethingroyal
母系(F-No.) (FN:2-s) [§ 2]
5代内の近親交配 Hyperion 5×5（父内）、War Relic 5×5（母内） [§ 3]
出典
  1. ^ [16]
  2. ^ [16]
  3. ^ [16]

脚注

[編集]
  1. ^ a b “サラトガデュー(USA)”. JBISサーチ. 2022年6月16日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k “Saratoga Dew (NY)”. www.equibase.com. 2022年6月16日閲覧。
  3. ^ a b “サラトガデュー(USA)”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2022年6月16日閲覧。
  4. ^ “Keeneland 1995 November Breeding Stock Sale”. www.bloodhorse.com. 2022年6月16日閲覧。
  5. ^ “レディブラッサム”. netkeiba.com. 2022年6月16日閲覧。
  6. ^ “ロードクライスト”. JBISサーチ. 2022年6月19日閲覧。
  7. ^ “レディアドバンス”. netkeiba.com. 2022年6月16日閲覧。
  8. ^ “ストンコールド”. netkeiba.com. 2022年6月16日閲覧。
  9. ^ “サラトガスカイ”. JBISサーチ. 2022年6月19日閲覧。
  10. ^ “サクセスクリード”. netkeiba.com. 2022年6月16日閲覧。
  11. ^ “サラトガスカイ”. JBISサーチ. 2022年6月19日閲覧。
  12. ^ “アドマイヤファイン”. JBISサーチ. 2022年6月19日閲覧。
  13. ^ “マスタープリムラ”. JBISサーチ. 2022年6月19日閲覧。
  14. ^ “シルクハーデスト”. JBISサーチ. 2022年6月19日閲覧。
  15. ^ “エンゲルフライト”. netkeiba.com. 2022年6月16日閲覧。
  16. ^ a b c “血統情報：5代血統表｜サラトガデュー(USA)”. JBISサーチ. 2022年6月16日閲覧。

外部リンク

[編集]
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