碓氷峠鉄道文化むら
碓氷峠鉄道文化むら | |
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碓氷峠鉄道文化むら | |
施設情報 | |
正式名称 | 碓氷峠鉄道文化むら |
愛称 | PoppoTown |
前身 | 横川運転区 |
専門分野 | 鉄道 |
事業主体 | 安中市 |
管理運営 | 一般財団法人碓氷峠交流記念財団 |
年運営費 |
1億4231万9871円 (2023年度)[1] |
延床面積 | 約45,000 m2[2] |
開館 | 1999年(平成11年)4月18日[3] |
所在地 |
〒379-0301 群馬県安中市松井田町横川407-16 |
位置 | 北緯36度20分11.07秒 東経138度44分1.13秒 / 北緯36.3364083度 東経138.7336472度座標: 北緯36度20分11.07秒 東経138度44分1.13秒 / 北緯36.3364083度 東経138.7336472度 |
外部リンク | https://www.usuitouge.com/bunkamura |
プロジェクト:GLAM |
碓氷峠鉄道文化むら(うすいとうげてつどうぶんかむら)は、群馬県安中市松井田町横川にある体験型鉄道テーマパークである。1999年4月18日に開園。施設は安中市が保有し[4]、指定管理者として一般財団法人碓氷峠交流記念財団が運営する。愛称はPoppoTown(ポッポタウン)で、安中市の登録商標(第4396482号[5]、第4396483号[6])となっている。
碓氷峠の歴史や資料、碓氷峠で活躍した鉄道車両、国鉄時代の貴重な車両などを展示・公開している。また、信越本線の廃線跡を利用してEF63形電気機関車の体験運転が行われたり、トロッコ列車が運行されている。また、展示品を搬入する際や、同館保有のEF63形電気機関車が車輪削正などのため、甲種輸送される際に使われる引き込み線が、横川駅構内に接続している。
沿革
[編集]東日本旅客鉄道(JR東日本)の信越本線横川 - 軽井沢間が1997年10月1日に廃止されることが決定されると、松井田町(当時)の住民からは町の過疎化を危惧する声が上がった。そこで松井田町は地域活性化として1996年(平成8年)に「横川・軽井沢間周辺整備等推進計画」の策定に着手し、住民や他の自治体との協議・検討を得て「横川・軽井沢間周辺整備基本構想」が策定された。その基本構想の4大拠点のうち、「横川駅周辺」の整備の一環として横川運転区跡地に建設された[2]。
- 1998年
- 8月2日 - 着工。仮称は「横川鉄道文化むら」だった。
- 1999年
- 2005年
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 3月27日 - 新造機関車導入により当駅からとうげのゆ駅まで(全区間)の運行を再開。
- 2019年 - 開業20周年を迎える。荻野屋とのコラボ企画として、春夏秋冬のそれぞれのオリジナルデザイン掛け紙を使用した峠の釜めしを各期間限定で販売することを発表。売上の一部が当園の設備保全に活用された[10]。
- 2020年
- 2021年
- 2022年
運営状況
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
当園は総事業費約20億円を投じて1999年に開園。初年度の来園者数は29万5000人で、これによる収入は2億3319万円であった。その後、来園者数は下降し、2016年度は13万2800人(開園以来最少)、これによる収入は1億3500万円であった。一方で、動態保存中の機関車の経年劣化に伴う点検・修理費用は増加しており、財団はこれを賄うため「サポーターズ制度」を導入し、寄付金やボランティアを募集している[18]。
保存車両
[編集]電気機関車が圧倒的に多く、中には碓氷峠どころかJR東日本とも関係のない東海道・北陸・瀬野八・関門トンネルを走っていた車両もある。これは国鉄末期に「SLの京都」(梅小路蒸気機関車館)に対し、多くの特徴的な電気機関車の配属先であった高崎機関区周辺に、電気機関車の博物館「高崎電気機関車館」(仮称)をつくることが計画されていたことが根本にある。この展示館に収蔵予定であった車両は高崎運転所(現・ぐんま車両センター)に集められており、計画が頓挫したのちに当施設が代わってそれらの車両の保存を担うことになったという背景がある[要出典]。
屋外展示場の車両は、開園当初は車内に入れたものの、部品の盗難を受けて入れなくなったものがほとんどである。
マイネ40 11とオハネ12 29を2023年の夏までに宿泊施設として整備する計画が2022年に発表されたものの[19]、それ以降更新されていない。
画像 | 形式 | 車両番号 | 備考 | |
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D51形 蒸気機関車 |
D51 96 | 埼玉県長瀞町でSLホテルとして使用されていたものを移設[20]。 | ||
ED42形 電気機関車 |
ED42 1 | 準鉄道記念物。信越本線最後のアプト式電気機関車。
2020年以降は年に1 - 2日屋外展示と模擬走行が行われている。 | ||
EF15形 | EF15 165 | |||
EF30形 | EF30 20 | |||
EF53形 | EF53 2 | EF59 11から復元。 | ||
EF58形 | EF58 172 | 一般色のEF58では唯一のお召し列車牽引機である。 | ||
EF59形 | EF59 1 | |||
EF60形 | EF60 501 | |||
EF62形 | EF62 1 EF62 54 |
54号機は廃車以来23年ぶりの2022年10月1日に汽笛吹鳴が行われた[21]。 | ||
EF63形 | EF63 1 EF63 10 EF63 11 EF63 12 EF63 18 EF63 24 EF63 25 |
11・12・24・25号機は運転体験用の動態機、18号機はシミュレーターとして使用。
詳細は各リンクを参照。 | ||
EF65形 | EF65 520 | 解体される予定だったが、保存団体が日本貨物鉄道(JR貨物)から譲り受け、文化むらと保存団体が協同で修復し、当地で保存されることになった。 | ||
EF70形 | EF70 1001 | |||
EF80形 | EF80 63 | |||
DD51形 ディーゼル機関車 |
DD51 1 | |||
DD53形 | DD53 1 | |||
189系電車 | クハ189-506 クハ189-5 モハ189-5 |
クハ189-506は開園当初から保存されており、当初はあさま色だったが、2002年に国鉄色に塗り替えられている。客室内には入れるが、運転席は公開時しか入れない。
クハ189-5・モハ189-5は年に1 - 2回しか入る(近づく)ことができない。 この2両は碓氷峠区間廃止後、編成を組んでEF63 11・12とともに1999年2月15日から旧丸山変電所跡付近に留置されていたが[注釈 2][22]、EF63 11の貫通扉の窃盗や悪質ないたずらが目立ち、セキュリティ面の都合から、同年の9月14日に横川駅4番線跡に[23]、2005年12月26日には園内に移動した。 | ||
キハ20形気動車 | キハ20 467 | |||
キハ35形 | キハ35 901 | オールステンレス車の900番台では唯一の保存車である。 | ||
キニ58形 | キニ58 1 | |||
スニ30形客車 | スニ30 8 | スエ30 9から復元。 | ||
マイネ40形 | マイネ40 11[24] | オヤ41 2から復元。 | ||
オハユニ61形 | オハユニ61 107 | |||
10系 | ナハフ11 1 オハネ12 29 オシ17 2055 |
オシ17 2055はオヤ17 1から復元。 | ||
12系(くつろぎ) | スロフ12 822 オロ12 841 |
スロフの貫通扉にスロープが設置されており、車内に入ることができる。 | ||
ヨ3500形貨車 | ヨ3961 | ED42 1を1500Vで走らせるための電源車として使われた。
内装は元に戻されている。 | ||
ヨ8000形 | ヨ8841 | EF63体験運転で使われるが、年に数回乗車体験も行われている。 | ||
ソ300形 | ソ300 | 架橋用操重車。 | ||
TMC200B | (製造番号221) | 軌道モーターカー。
ED42を屋外に展示するときに使用される。 | ||
GA-100 | (005号車) | 交通建設が所有していた新幹線用軌道確認車。
開園10周年記念として2009年から展示されている[25]。 | ||
WJ-3 | 2012年に譲受した新幹線用トンネル巡回車。
2台が展示されている。 |
過去の保存車両
[編集]以下の車両は撤去もしくは解体され現存しない。
画像 | 形式 | 車両番号 | 備考 |
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189系電車 | モハ188-5 モハ189-2 モハ188-2 サロ189-104 モハ189-22 モハ188-22 クハ189-505[26] |
どちらも保存から外れた車両。
2006年1月上旬に横川駅構内で解体された。 | |
12系客車(くつろぎ) | オロ12 843 オロ12 842 オロ12 844 スロフ12 821 | ||
画像右の車両 |
TMC200C | (DB202)[26] | 荷台の部分が屋根付きのデッキに改造されていた。 |
軌陸車 | トヨタ・ダイナを改造したもの[27]。 |
鉄道資料館
[編集]旧横川運転区の詰所を活用した資料館。館内では、鉄道のジオラマや歴史資料が多数保存されている他、鉄道シミュレータ、HOゲージ鉄道模型約100両の展示、鉄道グッズや冊子などの販売も行われている。
- 1階
-
- 碓氷峠の鉄道ジオラマ(HOゲージジオラマ・Nゲージ)
- 売店
- 休憩コーナー
- 2階
-
- 鉄道資料展示
- 3階
-
- 研修室(EF63形電気機関車運転体験講習に使用)
- 屋上
-
- 双眼鏡が設置されており、周囲の景色を一望することができる。
遊戯施設
[編集]あぷとくんとシェルパくんの車両の大規模検査は司機工八潮工場で行われており[28][29]、車両銘板から確認することができる。
あぷとくん
[編集]開園時から、園内に敷設された軌間610mm、延長約800mの周回軌道を運行する本格的な遊覧列車。園内の北側では信越本線の旧下り線部分を走行する。周回する方向は月1回の検修で入れ替わる[30]。
使用車両
[編集]- 3950「グリーンブリーズ」
- 10000
- EC40(10000)形を模した日本・北陸重機工業製のディーゼル機関車。製造費は2835万円[31]。
- 客車
-
3950号機関車牽引の「あぷとくん」
-
「あぷとくん」の10000号機関車
シェルパくん
[編集]シェルパくん | |
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ぶんかむら駅を出発したシェルパくん(左) 一番右の機関車は初代牽引機のDB201 | |
基本情報 | |
通称 | トロッコ列車 |
現況 | 運行中 |
国 | 日本 |
所在地 | 群馬県安中市 |
種類 | 遊具 |
起点 | ぶんかむら駅 |
終点 | とうげのゆ駅 |
駅数 | 3駅 |
輸送実績 |
134日 1,292便運行 38,032名乗車 (2023年度)[1] |
1日利用者数 | 283.8人(2023年度)[1] |
開業 | 2005年3月22日 |
所有者 | 安中市[4] |
運営者 | 碓氷峠交流記念財団 |
使用車両 |
MR1106(機関車) UTBT-05001(普通形客車) UTBT-05002(オープン形客車) |
路線諸元 | |
路線距離 | 2.6km[33] |
軌間 | 1,067mm |
線路数 | 全線単線 |
電化方式 | 非電化[注釈 3] |
最大勾配 | 65.0‰[注釈 4] |
高低差 | 100m |
最高速度 | 15km/h[30] |
運行日 |
12月〜2月を除く土休日 春休み・夏休み期間中 ゴールデンウィーク[1] イベント開催日 |
2005年(平成17年)3月22日に、旧信越本線の下り線[注釈 5]を活用して運行を開始したトロッコ列車。碓氷峠鉄道文化むら内のぶんかむら駅から、旧丸山変電所付近のまるやま駅を経て(往路は3分停車・復路は通過)、碓氷峠の森公園交流館「峠の湯」付近のとうげのゆ駅までの2.6kmを運行する。所要時間はおよそ20分。
基本的には週末と多客期に1日5往復のみが運行されているが、碓氷峠ホタルの里祭りや横川ナイトパーク、キャンプイベントなどの開催日は夜間に運行することもある[注釈 6]。また、団体での予約であれば平日の運行も可能である[34]。遊具として扱われているため、乗車する場合は乗車券の他に当施設の入場料が必要となる[注釈 7]。
鉄道事業法に基づく正規の鉄道ではない[7]が、過去に2度特定目的鉄道として軽井沢まで鉄道事業化する計画が出されていた。しかし、どちらも実現には至らなかった。
- 国土交通省と協議のうえ碓氷峠交流記念財団を同年10月に特定目的鉄道事業者として認可
- 早ければ2007年10月に開業+JR横川駅への乗り入れ
- 岡田義弘安中市長(当時)は、安全性ならびに所要資金の問題から事業に消極的であり、計画の中止を要請
- 2014年度に専門職員を配置し、廃止から20年となる2017年に開業
- MR1106だけでは安全上問題があるとしてディーゼル機関車をもう1台増結して運行
- 通常は午前と午後の2往復とし、多客期には増発、冬場は本数を調整
- その後、延期や中止の発表もなく立ち消えしている
なお、横川駅に隣接して2027年度以降に開業する予定の道の駅について[37]、2024年に行われたパブリックコメントでは、シェルパくんの横川駅乗り入れを希望する意見が複数寄せられている[38]。
ディーゼル機関車は常にぶんかむら側に連結されるため、往路は客車前方に搭載されたカメラによる推進運転となる[39]。2011年5月にDB201が故障し修理不可能の状態となったため、リース機(MR1503)によるぶんかむら - まるやま間の折り返し運転になったが、2013年3月27日より機関車をMR1106に交代し、とうげのゆまでの運行を再開している[40]。
2015年10 - 11月運行分は、EF63運転体験線の工事によりぶんかむら駅が使用できない為[41]、0.7kmまるやま方に設置した「さくら並木仮設駅」発着による運行となった[42]。
2018年10月20日に累計乗客数が100万人に達した[43]。
2019年運行分からは横川駅に到着する列車との接続を図るため、全列車の運行時刻が10分繰り下げられた[44]。
現在の使用車両
[編集]愛称と塗装(DB201と客車)は2004年に松井田町が募集を行った[45][46]。
- 「シェルパくん」という愛称は79点の中から最優秀作品に選ばれたものである。
- 優秀作品には「そよかぜ峠号」、「あぷと号」、「トロッコあぷとくん」、「霧積号」、「峠のトロッコ号」が選ばれた。
- 塗装については最優秀作品に該当するものが無かったため、車両デザイナーが優秀作品を参考としたデザインとなった。
- 客車
- 2005年[47]に2両が北陸重機工業で製造された二軸客車である。2両合わせた計画当初の製造費は7082万2500円[注釈 8]。
- 定員はどちらも54名だが[48]、2015年運行分からは50名、(雨天時は2両合わせて70名)となっている[33]。
- 外装は全体的に茶色で、ドアと車端部側の前面と旧型客車のダブルルーフを模した屋根(うだつ)は赤色に塗装されている。以前まで側面の妙義山の稜線とロゴは有ったり無かったりしていたが[注釈 9]、2019年9月以降は無く、予算不足により2024年現在は行う予定はない[30]。
- 座席は基本的にボックスシートとなっており、その上には網棚も設置されている。また、ドア付近にはつり革やドアコックが、車端部には車椅子スペースが設置されており、遊具扱いながらも内装は本格的である。
- 2両の相違点のみ以下に記す。
- MR1106
過去の使用車両
[編集]- DB201
- MR1503
ぶんかむら駅
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
単式ホーム1面1線の地上駅。ホームに屋根がついており、線路も覆う構造となっている。EF63を搬出入する場合を除き、運行されない日はここで留置されている。
ミニ列車
[編集]軌間5インチ - 一周約300mのコースで、両者が線路を共用している。
- ミニSL
- 運転士が蒸気機関車を運転する(ライブスチーム)。客車への乗車が可能(雨天時も運転。12:10 - 13:10の間は運転されない)。
- ファミリー列車運転体験
- EB型のミニ電気機関車を個人が運転することができる。運転士含め6名まで乗車可能(土休日の12:10 - 13:10の間に運転。雨天時は運転されない)。
EF63形電気機関車運転体験
[編集]当施設が実施する学科・実技講習を受講し、その修了試験に合格することで後日、EF63を運転することができるようになる。運転区間は旧信越本線の運転体験線約400m[注釈 11][55]の往復で、点検を含め所要時間は約30分となっている。運転体験線は750Vで電化されている[56]。
また、実技講習を繰り返し受講することで運転資格を得ることができ、規定回数以上で腕章も贈呈される。
- 9回以上で「機関士見習」
- 29回以上で「補助機関士」
- 49回以上で「本務機関士」
- ここで単機推進運転が可能(1)になり、1エンド連結訓練(2)ができるようになる。
- 500回以上で「優秀機関士」
- 1000回以上で「名誉機関士」
編成例は左が軽井沢方、右が横川方である。(フローチャート)
- (1)を5回以上で重連推進運転が可能(3)
- EF63+EF63
- (2)を3回以上(検定合格)で1エンドに緩急車連結が可能(4)
- EF63+緩急車
- (1)を5回以上+(4)を3回以上で2エンド連結訓練(5)
- (5)を3回以上(検定合格)で2エンドに緩急車連結が可能(6)
- 緩急車+EF63
- (3)と(6)をそれぞれ3回以上で重連推進連結訓練(7)
- (7)を3回以上(検定合格)で重連推進連結運転が可能
- 緩急車+EF63+EF63
最短で68回運転すれば重連推進連結運転ができるようになり、かつて行われていた「EF63重連での車両への連結・推進運転と牽引運転・解放」を体験することができるようになる。
近年は機関車の損傷が著しく、いつ故障してもおかしくない状況が続いていることから、2017年11月1日から、安中市がふるさと納税を介したクラウドファンディングを行っている[57]。
運転シミュレーター
[編集]EF63
[編集]2000年4月15日に、検修車庫に保存しているEF63 18の横川方運転台を使用した運転シミュレーターが設置された。CGによって車窓が再現され、実物の運転台機器を操作して運転を行い、一部の計器も連動して稼働した。運転区間は下りの横川 - 軽井沢で、途中のトンネル区間が一部省略されて体験時間は10分程度だった。体験料金は1回1000円、運転ガイダンスビデオを視聴する場合は別に200円が必要だった[58][59][60]。
しかし2017年に故障し、機器が古いため修理の目途が立たず外部に依頼して再製作することになり、2020年6月1日に新しいシミュレーターが稼働した。再稼働後は料金の支払いがNFC方式のプリペイドカードに土産売店でチャージする方法に変更された。ガイダンスビデオの視聴は料金不要になったが[61]、カードの発行時に1000円が必要になった。
当初の運転区間は下り横川 - 熊ノ平だったが、2021年1月25日には軽井沢まで「延伸」した[62]。また2022年9月23日に上りの軽井沢 - 横川が運転可能になった他[63]、下り冬仕様[64]や上り春仕様[65]などその後もアップデートを重ねている。
189系
[編集]実物の189系運転台を利用した運転シミュレーター。運転区間は高崎線下りの上尾 - 熊谷の各駅停車で、全体が8区間に分けられており1回1000円でそのうちの2区間を運転することができた[58]。2015年に故障し[66]、その後は操作に関係なく映像が流れるのみの小児向け「特急電車運転操作体験機」として再稼働した。1回100円で約6分間映像が再生される[67]。
アクセス
[編集]登場作品
[編集]- 特命戦隊ゴーバスターズ(Mission7「エース整備不良?!」)
- 当施設の他、保存されている旧信越本線の線路上や旧丸山変電所付近もロケ地として使用されている。
- 烈車戦隊トッキュウジャー(オープニング)
- 特急田中3号(第4話)
- いずれも当所の本線跡で撮影された。本線跡は立入禁止区間であり、撮影許可を取っている。
- 向かい風に打たれながら
- 茅原実里の楽曲で、ジャケットや予約特典フォトカードの写真が当所の保存車両(189系特急電車、D51 96蒸気機関車ほか)を用いて撮影された。
- ブラタモリ(第4シリーズ 第24回)
- 碓氷と彼女とロクサンの。
- 新幹線変形ロボ シンカリオンZ
- 本施設の地下に超進化研究所の支部がある設定になっている。設定協力で本施設もクレジットされている。
- GA-TAN GO-TON
- 中島怜の楽曲。テレビアニメ『終末トレインどこへ行く?』のオープニングテーマ曲MV。
- ゆるキャン△(13巻72話、16巻92話)
- 作中では「横川鉄道博物館」となっている。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ イベント自体は31日まで続いたが、29日 - 31日は文化むらは休園。
- ^ 現役当時と車両の向きが逆で搬入されている。
- ^ 文化むら周辺のみEF63の運転のために直流750V・架空電車線方式で電化されているが、シェルパくんは使用しない。
- ^ 安中市のページに記載あり。66.7‰は上り線の最急勾配であり、間違いとなる。
- ^ 文化むら付近は上り線。
- ^ 必ずしも運行されるとは限らない。またキャンプイベントの際に乗車できるのは参加者のみとなっている。
- ^ とうげのゆ駅から乗車する場合も、現在は客扱いをしないまるやま駅からも必要。
- ^ とある議員の後援会報記事による。
- ^ 2018年の場合。具体的な法則については不明。
1月8日に撮影された「ない」例。
5月4日に撮影された「ある」例。
11月18日に撮影された「ない」例。 - ^ デザイン募集時に資料館内に展示されていた模型では、運転室の前面窓も3枚になっていたが、実車では熱線入りの大型1枚窓となっている。
- ^ 開業当初は300m。2005年6月1日に延長した。
出典
[編集]- ^ a b c d e 組織概要にある決算書及び事業報告書より。
- ^ a b 碓氷峠鉄道文化むら整備事業-鉄道文化・街道文化のまちづくりによる地域活性化の試み- - 国土交通省。2024年5月11日閲覧。
- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '00年版』ジェー・アール・アール、2000年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-121-X。
- ^ a b 安中市碓氷峠の森公園条例
- ^ 登録4396482 - 特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)。
- ^ 登録4396483 - 特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)。
- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '05年版』ジェー・アール・アール、2005年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-126-0。
- ^ 【重要】トロッコ列車の運行について【重要】 - 碓氷峠鉄道文化むら、2011年7月24日。同年8月8日時点でのアーカイブ。
- ^ 安松支地第814号 EF63形電気機関車24号機脱輪事故報告について - 碓氷峠交流記念財団理事長から2012年8月8日付で安中市長宛に送られた報告書送り状。市政をひらく安中市民の会が情報公開制度によって入手した文書より。
- ^ 荻野屋様との碓氷峠鉄道文化むら開園20周年企画について - 碓氷峠鉄道文化むら、2019年4月12日。同年同月16日時点でのアーカイブ。
- ^ “あの味”復活に感動 安中の越後屋食堂が鉄道文化むら内で再開 - 上毛新聞 - 2020年2月23日。同年3月18日時点でのアーカイブ。
- ^ “EF63&189系記念セレモニーについて”. 碓氷峠鉄道文化むら. 2024年4月30日閲覧。
- ^ “【重要なお知らせ】EF63・189系あさまの記念セレモニーイベントの延期について”. 碓氷峠鉄道文化むら. 2020年4月30日閲覧。
- ^ “禰豆子が車窓に「鬼滅の刃」コラボSL運行 JR東日本 キャラの車内アナウンスも”. 社会 > 速報 > 群馬. 毎日新聞社 (2020年10月13日). 2024年4月30日閲覧。
- ^ 初の夜間営業 “横川ナイトパーク”の開催! - 碓氷峠鉄道文化むら、2021年5月12日。
- ^ 展示車両の近くに泊まろう!【延期のお知らせ】 - 碓氷峠鉄道文化むら、2021年8月7日最終更新。
- ^ 料金改定について - 碓氷峠鉄道文化むら、2022年9月9日。
- ^ 鉄道文化むら維持へ寄付金 機関車展示やトロッコ運行 - 上毛新聞、2017年8月24日。同日のアーカイブ。
- ^ “【動画】碓氷峠鉄道文化むらで昭和期に活躍の2両が宿泊施設に整備 2023年の夏までに”. web.archive.org. 上毛新聞社 (2022年8月22日). 2023年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月1日閲覧。
- ^ “<今日はどんな日・1月26日>振り返る埼玉新聞、00年は「さよなら長瀞SLホテル」”. 埼玉新聞. (2019年1月26日) 2024年4月30日閲覧。
- ^ 信越本線 横川~軽井沢間 廃止25年 特別イベント「横川メモリアルフェスティバル」の開催について - 碓氷峠鉄道文化むら、2022年8月31日。
- ^ ざんげ岩定点観測(1999.1.1~)
- ^ 緊急速報!丸山あさま編成移動! - 碓氷峠鉄道文化むら応援団(現:CLUB667)、1999年9月14日撮影。2024年4月30日閲覧。
- ^ 【動画】碓氷峠鉄道文化むらで昭和期に活躍の2両が宿泊施設に整備 2023年の夏までに - 上毛新聞、2022年8月22日。2023年3月1日時点でのアーカイブ。
- ^ 碓氷峠鉄道文化むら・開園10周年!!! - CLUB667、2009年4月18日撮影、同年同月28日掲載。
- ^ a b c 展示車両 - CLUB667、2006年1月16日。
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- ^ 遊戯施設関連事業 - 司機工。
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