シックス・ストリング・セオリー
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『シックス・ストリング・セオリー』 | ||||
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リー・リトナー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2009年12月 - 2010年4月 | |||
ジャンル | フュージョン | |||
時間 | ||||
レーベル | コンコード・レコード | |||
プロデュース | リー・リトナー、ジョン・バーク、スティーヴ・ルカサー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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リー・リトナー アルバム 年表 | ||||
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『シックス・ストリング・セオリー』(6 String Theory)は、アメリカ合衆国のフュージョン・ギタリスト、リー・リトナーが2010年に発表したスタジオ・アルバム。ギタリストを中心とした多数のフィーチャリング・ゲストを迎えて制作された。
背景
[編集]リー・リトナーとコンコード・レコードのA&Rジョン・バークが共同プロデュースしており、「"68"」「イン・ユア・ドリームズ」「シェイプ・オブ・マイ・ハート」の3曲では、スティーヴ・ルカサーが演奏とプロデュースで参加した[5]。本作のレコーディングは主にハリウッドのヘンソン・レコーディング・スタジオで行われたが、フィーチャリング・ゲストのうちB.B.キング、タジ・マハール、ケヴ・モ、ジョー・ロビンソン、ショーン・ブーブリル、ジョニー・ラング、ロバート・クレイ、ヴィンス・ギル、布袋寅泰のパートは別のスタジオで録音された[6]。
ニール・ショーンとスラッシュは、スティーヴ・ルカサーの紹介により参加した[7]。カナダ出身のショーン・ブーブリルは当時16歳で、本作のために開催されたオーディションで優勝し、最終選考の翌日にレコーディングを行った[7]。
反響
[編集]本作はギリシャ、ドイツ、日本の総合アルバム・チャートにランク・インした。リトナーの母国アメリカでは『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで4位に達し、収録曲「シェイプ・オブ・マイ・ハート」は『ビルボード』のスムーズ・ジャズ・ソング・チャートで19位に達した[8]。
収録曲
[編集]- レイ・イット・ダウン - "Lay It Down" (Lee Ritenour) - 5:58
- フィーチャリング:ジョン・スコフィールド(ギター)&リー・リトナー(ギター)
- アム・アイ・ロング - "Am I Wrong" (Kevin R. Moore) - 4:07
- L.P.(フォー・レス・ポール)- "L.P. (For Les Paul)" (L. Ritenour) - 4:50
- フィーチャリング:リー・リトナー(ギター)、パット・マルティーノ(ギター)&ジョーイ・デフランセスコ(オルガン)
- ギヴ・ミー・ワン・リーズン - "Give Me One Reason" (Tracy Chapman) - 5:14
- "68" - "68" (Steve Lukather) - 4:58
- フィーチャリング:スティーヴ・ルカサー(ギター)、ニール・ショーン(ギター)&スラッシュ(ギター)
- イン・ユア・ドリームズ - "In Your Dreams" (L. Ritenour, S. Lukather) - 5:56
- フィーチャリング:スティーヴ・ルカサー(ギター)、リー・リトナー(ギター)&ニール・ショーン(ギター)
- マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ - "My One and Only Love" (Guy Wood, Robert Mellin) - 1:44
- フィーチャリング:ジョージ・ベンソン(ギター)
- ムーン・リヴァー - "Moon River" (Henry Mancini, Johnny Mercer) - 4:57
- フィーチャリング:ジョージ・ベンソン(ギター)、ジョーイ・デフランセスコ(オルガン)
- ホワイ・アイ・シング・ザ・ブルース - "Why I Sing the Blues" (B.B. King, Dave Clark) - 6:34
- ダディ・ロングリックス - "Daddy Longlicks" (Joe Robinson) - 1:54
- フィーチャリング:ジョー・ロビンソン(ギター)
- シェイプ・オブ・マイ・ハート - "Shape of My Heart" (Dominic Miller, Sting) - 4:48
- フィーチャリング:リー・リトナー(ギター)、スティーヴ・ルカサー(ギター)&アンディ・マッキー(アコースティック・ギター)
- ドリフティング - "Drifting" (Andy McKee) - 3:40
- フィーチャリング:アンディ・マッキー(ギター)
- フリーウェイ・ジャム - "Freeway Jam" (Max Middleton) - 4:56
- ファイヴス - "Fives" (Guthrie Govan) - 4:33
- フィーチャリング:ガスリー・ゴーヴァン(ギター)&タル・ウィルケンフェルド(ベース)
- カプリース 作品20の2と7 - "Caprices, Op. 20, No. 2 and 7" (Luigi Legnani) - 3:30
- フィーチャリング:ショーン・ブーブリル(ギター)
日本盤ボーナス・トラック
[編集]- ムーヴィン・ウェス - "Movin' Wes" (Wes Montgomery) - 5:32
- フィーチャリング:パット・マルティーノ(ギター)&リー・リトナー(ギター)
参加ミュージシャン
[編集]フィーチャリング・ゲストに関しては上記「収録曲」参照。
- リー・リトナー - ギター
- ラリー・ゴールディングス - オルガン(#1, #5, #6, #14)、エレクトリックピアノ(#2, #4, #9)、クラビネット(#2)
- ジョン・ビーズリー - キーボード(#11, #12)、エレクトリックピアノ(#13)
- ジョーイ・デフランセスコ - オルガン(#3, #8, #16)
- メルヴィン・リー・デイヴィス - ベース(#1, #13)
- ネイザン・イースト - ベース(#2, #9)
- タル・ウィルケンフェルド - ベース(#4, #5, #6, #14)
- ジミー・ジョンソン - ベース(#11, #12)
- ハーヴィー・メイソン - ドラムス(#1, #2, #9)
- ウィル・ケネディ - ドラムス(#3, #8, #11, #16)
- ヴィニー・カリウタ - ドラムス(#4, #5, #6, #14)
- サイモン・フィリップス - ドラムス(#13)
- パウリーニョ・ダ・コスタ - パーカッション(#11, #12)
脚注
[編集]- ^ a b ORICON STYLE
- ^ Amazon.com: 6 String Theory: Lee Ritenour: Music
- ^ greekcharts.com - Lee Ritenour - 6 String Theory
- ^ Offizielle Deutsche Charts - 2019年1月20日閲覧
- ^ Lee Ritenour's* - 6 String Theory (CD, Album) at Discogs
- ^ 日本盤CD(UCCO-1107)英文ブックレット内クレジット
- ^ a b 日本盤CD(UCCO-1107)ライナーノーツ(ジュード・ゴールド/訳:佐藤空子)
- ^ “6 String Theory - Lee Ritenour, Lee Ritenour's 6 String Theory - Awards”. AllMusic. 2016年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月20日閲覧。