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シーキングザベスト

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
シーキングザベスト
欧字表記 Seeking the Best[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 牡[1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 2001年5月21日（23歳）[1]
抹消日 2007年10月28日[2]
父 Seeking the Gold[1]
母 Mackie [1]
母の父 Summer Squall[1]
生国 アイルランドの旗 アイルランド[1]
生産者 Britton House Stud Ltd.[1]
馬主 吉田和子[1]
調教師 森秀行（栗東）
→柳沢好美（北海道）
→森秀行（栗東）
[1]
競走成績
生涯成績 22戦9勝[1]
獲得賞金 2億826万4000円[1]
勝ち鞍
GIII 武蔵野ステークス 2006年
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シーキングザベスト (Seeking the Best) [1]は、日本生産の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に2006年の武蔵野ステークス。

経歴

[編集]
  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[3]

2004年4月25日、京都競馬場での3歳未勝利戦でデビューし、16着。5か月後の2戦目も15着に終わり、ホッカイドウ競馬・柳沢好美厩舎に移籍[4]。門別競馬場でのD4組一般戦で初勝利を挙げると森秀行厩舎に戻り、年明けて2005年3月の500万下戦で2勝目。9月の500万下条件戦から2006年2月の大和特別まで4連勝し、オープン特別2戦で4着、2着としたあと5月東京競馬場での1600万下特別立夏ステークスでトーセンブライトを1分22秒4のレコードタイムで破り、北海道スプリントカップ、プロキオンステークス、東京盃とダート重賞、交流重賞で3戦連続2着を重ねたのち、武蔵野ステークスでは先に抜け出して先頭に立つと、最後はサンライズバッカスの追い込んできたを4分の3馬身差封じて重賞初勝利を挙げた[4]。12月のギャラクシーステークスも勝ち、2007年初戦の根岸ステークスはビッググラスの2着[5]。フェブラリーステークス6着ののち厩舎の僚馬アグネスジェダイとともにドバイゴールデンシャヒーンに遠征し、11着に終わる[6]。帰国後休養ののち、8月のクラスターカップに登録するも回避[7]。9月に入り、2008年からアメリカ・ケンタッキー州のヒルンデイルファームにて種牡馬入りすることが発表される[8]。直後に出走予定のマイルチャンピオンシップ南部杯も回避し[9]、前年優勝の武蔵野ステークスでは11着に終わり、これが最後のレースとなってレース翌日の10月28日に登録が抹消された[2]。

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[3]、netkeiba.com[10]、地方競馬全国協会[11]およびRacing Post[12]に基づく。

年月日 競馬場 競走名 格 距離（馬場） 頭数 枠番 馬番 オッズ（人気） 着順 タイム
（上り3F）		 着差 騎手 斤量
[kg]		 勝ち馬/（2着馬）
2004.04.25 京都 3歳未勝利 芝1800m（良） 18 3 6 07.7（4人） 16着 01:50.6 (39.5) -3.3 M. デムーロ 56 トーワライアン
0000.09.25 札幌 3歳未勝利 芝1200m（良） 16 8 15 26.3（9人） 15着 01:13.4 (37.8) -1.9 四位洋文 56 ニシノグレードワン
0000.11.02 門別 D4一6組 ダ1000m（不） 11 6 7 00.0（3人） 01着 01:00.9 (00.0) -0.9 千葉津代士 55 （アマデウス）
2005.03.20 中京 4歳上500万下 ダ1000m（良） 16 5 9 23.2（7人） 01着 00:58.9 (35.7) -1.0 吉田稔 57 （ロードウィザード）
0000.04.09 福島 大内宿特別 500 ダ1150m（良） 15 7 12 01.5（1人） 02着 01:09.7 (37.9) -0.2 中舘英二 57 スウィートデジャヴ
0000.08.27 新潟 佐渡金銀山特別 500 ダ1200m（稍） 12 8 13 01.7（1人） 02着 01:10.7 (36.7) -0.0 後藤浩輝 57 スプレッドスマイル
0000.09.19 阪神 3歳上500万下 ダ1400m（良） 12 6 8 01.2（1人） 01着 01:24.7 (37.6) -0.3 福永祐一 57 （ピサノベガス）
0000.10.15 京都 3歳上500万下 ダ1400m（稍） 16 3 5 01.8（1人） 01着 01:23.7 (37.1) -0.2 福永祐一 58 （ウインセイヴァー）
2006.01.14 京都 4歳上1000万下 ダ1400m（不） 15 5 9 03.4（1人） 01着 01:23.8 (37.2) -0.7 福永祐一 57 （タケイチマサル）
0000.02.12 京都 大和特別 1000 ダ1400m（良） 11 5 6 01.6（1人） 01着 01:23.2 (36.7) -0.3 福永祐一 57 （ウインセイヴァー）
0000.03.11 中山 千葉S OP ダ1200m（良） 13 7 10 03.2（1人） 02着 01:11.0 (36.2) -0.1 M. デムーロ 53 ニシノコンサフォス
0000.04.01 阪神 コーラルS OP ダ1400m（良） 10 8 10 01.7（1人） 04着 01:24.0 (37.0) -0.6 福永祐一 55 カフェオリンポス
0000.05.20 東京 立夏S 1600 ダ1400m（稍） 16 5 10 02.2（1人） 01着 R1:22.4 (36.3) -0.7 G. ボス 57 （トーセンブライト）
0000.06.15 札幌 北海道スプリントC GIII ダ1000m（稍） 12 8 11 01.5（1人） 02着 00:59.5 (35.5) -0.1 G. ボス 56 アグネスジェダイ
0000.07.09 京都 プロキオンS GIII ダ1400m（良） 16 7 14 02.6（1人） 02着 01:22.4 (35.5) -0.4 福永祐一 56 メイショウバトラー
0000.10.04 大井 東京盃 GII ダ1200m（重） 15 5 8 04.1（2人） 02着 01:11.2 (36.8) -0.1 福永祐一 56 リミットレスビッド
0000.10.28 東京 武蔵野S GIII ダ1600m（良） 16 8 15 08.7（2人） 01着 01:35.3 (36.1) -0.1 勝浦正樹 56 （サンライズバッカス）
0000.12.10 阪神 ギャラクシーS OP ダ1400m（稍） 16 3 5 01.7（1人） 01着 01:23.5 (36.6) -0.0 小牧太 58 （ツムジカゼ）
2007.01.28 東京 根岸S GIII ダ1400m（良） 16 6 12 02.0（1人） 02着 01:23.7 (36.8) -0.2 福永祐一 57 ビッググラス
0000.02.18 東京 フェブラリーS GI ダ1600m（不） 16 5 10 09.2（5人） 06着 01:35.6 (36.4) -0.8 福永祐一 57 サンライズバッカス
0000.03.31 ナドアルシバ ドバイゴールデンシャヒーン G1 ダ1200m（良） 16 14 14 11着 （9馬身3/4） 福永祐一 57 Kelly's Landing
0000.10.27 東京 武蔵野S GIII ダ1600m（不） 14 7 11 15.6（5人） 11着 01:37.2 (37.2) -1.7 勝浦正樹 57 エイシンロンバード
  • Draw：枠番、Horse No.：馬番

引退後

[編集]

2008年より予定通りヒルンデイルファームで種牡馬となり、初年度の種付料は7500ドル（約86万円）[8]。2009年の種付けシーズン後にカナダ・オンタリオ州のコールブルックファームスタリオンステーションに移動[13]。2011年に初年度産駒デビュー[14]。翌2012年にベネズエラ・カラカスのグランデルビー牧場に移動した[15]。

血統表

[編集]
シーキングザベストの血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
 [§ 2]
父

Seeking the Gold
1985 鹿毛
父の父
Mr. Prospector
1970 鹿毛 		Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
父の母
Con Game
1974 黒鹿毛 		Buckpasser Tom Fool
Busanda
Broadway Hasty Road
Flitabout
母

Mackie
1993 黒鹿毛 		Summer Squall
1987 鹿毛 		Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Weekend Surprise Secretariat
Lassie Dear
母の母
Glowing Tribute
1973 鹿毛 		Graustark Ribot
Flower Bowl
Admiring Hail to Reason
Searching
母系(F-No.) (FN:1-s) [§ 3]
5代内の近親交配 Buckpasser 3 × 5 = 15.63%、War Admiral 5 × 5 = 6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [16]
  2. ^ [17]
  3. ^ [16]
  4. ^ [16][17]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o “シーキングザベスト(IRE)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月28日閲覧。
  2. ^ a b “シーキングザベストが引退、アメリカで種牡馬入り”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年10月28日). 2020年4月28日閲覧。
  3. ^ a b “シーキングザベスト 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月28日閲覧。
  4. ^ a b “武蔵野S、シーキングザベストが待望の重賞V”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2006年10月28日). 2020年4月28日閲覧。
  5. ^ “根岸S、伏兵ビッググラスが初重賞制覇”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年1月28日). 2020年4月28日閲覧。
  6. ^ “ドバイGS、日本馬2頭は大敗”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年3月31日). 2020年4月28日閲覧。
  7. ^ “クラスターC、シーキングザベストが回避”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年8月10日). 2020年4月28日閲覧。
  8. ^ a b c “シーキングザベストがアメリカで種牡馬入り”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年9月30日). 2020年4月28日閲覧。
  9. ^ “南部杯、シーキングザベストが回避”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年10月4日). 2020年4月28日閲覧。
  10. ^ “シーキングザベストの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月28日閲覧。
  11. ^ “シーキングザベスト 出走履歴”. 地方競馬全国協会. 2020年4月28日閲覧。
  12. ^ “Result - Dubai World Cup (Sponsored by Emirates Airline) (Group 1) (Dirt)” (英語). Racing Post. 2020年4月28日閲覧。
  13. ^ “Seeking the Best Represented by First Winner”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2009年10月5日). 2020年4月28日閲覧。
  14. ^ “Seeking the Best to Colebrook in Canada”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2011年8月19日). 2020年4月28日閲覧。
  15. ^ “Seeking the Best Moving to Venezuela”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2012年1月4日). 2020年4月28日閲覧。
  16. ^ a b c “シーキングザベスト(IRE) 血統情報：5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月28日閲覧。
  17. ^ a b “シーキングザベストの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月28日閲覧。

外部リンク

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