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ガレノキサシン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジェニナックから転送)
ガレノキサシン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
販売名 ジェニナック®
法的規制
  • 処方箋医薬品
薬物動態データ
血漿タンパク結合79-80%
代謝肝代謝(硫酸及びグルクロン酸抱合)
半減期12.4±1.1時間
排泄尿中及び糞中
データベースID
CAS番号
194804-75-6 ×
ATCコード J01MA19 (WHO)
PubChem CID: 124093
ChemSpider 110579 ×
UNII V72H9867WB チェック
KEGG D04031  チェック
化学的データ
化学式C23H20F2N2O4
分子量426.412 g/mol
テンプレートを表示
ジェニナック錠200mg

ガレノキサシン(Garenoxacin, 略号: GRNX)は、富士フイルム富山化学(旧富山化学工業)で創製されたキノロン系経口抗菌剤である。商品名はジェニナック® (Geninax)。発売はアステラス製薬、販売提携は大正製薬。海外での販売権はMSD(旧シェリング・プラウ)が持つ。

適応症

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幅広い菌種に効能をもち、レジオネラマイコプラズマクラミジアにも感受性を持つ。

上気道: 咽頭・喉頭炎、扁桃炎、扁桃周囲膿瘍
下気道: 急性気管支炎肺炎、慢性呼吸器病変(慢性気管支炎気管支拡張症など)の二次感染
耳鼻科領域: 中耳炎副鼻腔炎

適応菌種

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ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌(ペニシリン耐性肺炎球菌;PRSPを含む)、モラクセラ・カタラーリス大腸菌クレブシエラ属エンテロバクター属、ヘモフィルス・インフルエンザ、レジオネラ・ニューモフィラ、クラミジア・ニューモニエ、マイコプラズマ・ニューモニエ

抗菌活性

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  • Campylobacter jejuni: MIC50は0.032で、GFLXと同等、LVFXの2倍高い。
  • Helicobacter pylori: MIC90は0.008で、GFLX・TVFXの4倍高い。阻止率は3者とも≦1μg/mLで100%。[1]

処方の具体例

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Rx) ジェニナック®200mg 2錠 1x夕食後/5日分

脚注

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  1. ^ 1: Activity of BMS284756 (T-3811) tested against anaerobic bacteria, Campylobacter jejuni, Helicobacter pylori and Legionella spp. Diagn Microbiol Infect Dis. 2001 May-Jun;40(1-2):45-9.