コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ジェフ・ワトソン (ギタリスト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジェフ・ワトソン
Jeff Watson
基本情報
出生名 Jeffrey Victor Watson
生誕 (1956-11-05) 1956年11月5日(68歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州サクラメント
ジャンル ロックハードロックヘヴィメタルグラム・メタル
職業 ギタリストソングライター
担当楽器 ギター
活動期間 1982年 -
著名使用楽器
ギブソン・レスポール

ジェフ・ワトソンJeff Watson1956年11月5日 - )は、アメリカギタリストナイト・レンジャーマザーズ・アーミーのギタリストとして知られる。

略歴

[編集]

5歳の時に初めてギターを手にする。12弦のアコースティック・ギターを弾いていたが、高校生の時にライブ演奏を見てエレキギターに興味を持つことになる。高校時代はジョニー・ウィンターディープ・パープルを聴いて過ごしたという[1]

大学に進学するも中退、楽器店に勤めながら地元のバーでライブ活動を開始する。その後、サミー・ヘイガーのバンドで活動していたアラン・フィッツジェラルドと共に、ステレオというバンド(ジャック・ブレイズブラッド・ギルスケリー・ケイギー)に合流し、レンジャーを結成。同名のバンドが居たため、ナイト・レンジャーと名を改めて本格的に活動を開始する。

ナイト・レンジャー時代の動向に関しては、ナイト・レンジャーの項目を参照。

1993年、ジョー・リン・ターナーボブ・デイズリーカーマイン・アピスマザーズ・アーミーを結成し、3枚のアルバムを制作する。

1996年、ナイト・レンジャーがオリジナル・ラインナップで再結成。その後も順調に活動を続けていたが、2007年のアルバム『ホール・イン・ザ・サン』リリース後、ジェフ・ワトソンのバンド脱退が発表される。自身は「(アルバム製作時期に)妻の父が危篤でオーストラリアに行っていて、戻って来た際にメンバーから外されていた」とインタビューで答えているが、事実関係は不明[1]

2013年12月、ジョー・リン・ターナー、トニー・フランクリン、カーマイン・アピスらとレガシー・エックスを結成する[2]。2014年2月にバンド名をレイテッド・エックスと改め、ギタリストのカール・コクランの加入を発表。同年11月にリリースされたデビュー・アルバムの『レイテッド・エックス』にジェフ・ワトソンはクレジットされていない。

演奏スタイル

[編集]

特徴的なプレイスタイルとして、エコノミー・ピッキングを駆使したフルピッキングの速弾きと、彼が創始者とされるエイト・フィンガー・タッピングが挙げられる。

エイト・フィンガー・タッピングは左手の小指〜人差し指の4本と右手の小指〜人差し指の4本の計8本の指を駆使したタッピング奏法である。通常のタッピング奏法とは異なり、右手の複数の指をフレットに対して並行に構えタッピングする。レガートフレーズのような滑らかな音色が特徴的である。彼以外のエイト・フィンガー・タッピングの使用者には、キコ・ルーレイロジョエル・ホークストラなどがいる。

使用機材

[編集]
ギブソン・レスポール
彼のメイン・ギターの一つ。ゴールドトップの1956年製でピックアップ・キャビリティを拡張しハンバッカー・タイプのピックアップを搭載している。フレットはジム・ダンロップのジャンボフレットでペグはシャーラー製。ピックアップ・ブリッジ・テイルピースやピックガード等、頻繁にパーツチェンジが見られる。
HAMER USA Jeff Watson Model
1980年代後半からヘイマーのアーティスト・モデルもメイン・ギターとして使用している。

アンプは、マーシャル (アンプ)やハイワットを使用。

ディスコグラフィ

[編集]

ソロ・アルバム

[編集]
  • 『ローン・レンジャー』 - Lone Ranger (1992年)
  • 『アラウンド・ザ・サン』 - Around the Sun (1993年)

ナイト・レンジャー

[編集]

マザーズ・アーミー

[編集]
  • 『マザーズ・アーミー』 - Mother's Army (1993年)
  • 『プラネット・アース』 - Planet Earth (1997年)
  • 『ファイアー・オン・ザ・ムーン』 - Fire on the Moon (1998年)

参加アルバム

[編集]
  • トニー・マカパイン : 『マキシマム・セキュリティ』 - Maximum Security (1987年)
  • Various Artists : 『ギター・レコーディングス』 - Guitar's Practicing Musicians (1989年)
  • スティーヴ・モーズ : 『サザン・スティール』 - Southern Steel (1991年)
  • クリス・アイザック : 『サンフランシスコ・デイズ』 - San Francisco Days (1993年)
  • クリス・アイザック : 『フォーエヴァー・ブルー』 - Forever Blue (1995年)
  • スティーヴ・ウォルヴァートン : Guitar Farm (2002年)
  • マイケル・シェンカー・グループ : 『アラクノフォビアク』 - Arachnophobiac (2003年)
  • エリック・マーティン : 『デストロイ・オール・モンスターズ』 - Destroy All Monsters (2004年)
  • ドッカーズ・ギルド : The Mystic Technocracy – Season 1: The Age of Ignorance (2012年)
  • ディー・メタル・スターズ : 『メタル★ディズニー』 - Metal Disney (2016年) ※「I See the Light」に参加

脚注・出典

[編集]

外部リンク

[編集]