ジョイ・トゥ・ザ・ワールド
表示
「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」 | ||||
---|---|---|---|---|
スリー・ドッグ・ナイト の シングル | ||||
初出アルバム『ナチュラリー』 | ||||
B面 | アイ・キャン・ヒア・ユー・コーリング | |||
リリース | ||||
規格 |
7インチ・シングル 12cmCDシングル(2002年・日本) | |||
録音 | 1970年 | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ダンヒル・レコード | |||
作詞・作曲 | ホイト・アクストン | |||
プロデュース | リチャード・ポドラー | |||
チャート最高順位 | ||||
スリー・ドッグ・ナイト シングル 年表 | ||||
| ||||
「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」(当初の邦題「喜びの世界」)[6]は、アメリカのシンガーソングライター、ホイト・アクストンの楽曲。1970年にアルバム『ナチュラリー』で取り上げたスリー・ドッグ・ナイトが、翌1971年にシングル曲として発表し全米1位を獲得した[7]。
解説
[編集]元々は子供向けのテレビアニメの特別番組『The Happy Song』のために書き下ろされたが、番組が制作中止となったため、スリー・ドッグ・ナイトに提供された[8]。
スリー・ドッグ・ナイトがこの曲を取り上げたきっかけは、アクストンがスリー・ドッグ・ナイトのオープニング・アクトを務めた際、バンドがこの曲を耳にしたことだったという[9]。スリー・ドッグ・ナイトのヴァージョンは、「ママ・トールド・ミー」(1970年)以来となる、バンドにとって2作目のBillboard Hot 100での1位獲得シングルとなり[1]、『ビルボード』誌の年間チャートで1位に達するほどの大ヒットとなった[10]。作者のアクストンも、1971年発表のアルバム『Joy to the World』に、自身のヴァージョンを収録した。
映画での使用
[編集]- アメリカ映画『再会の時』(1983年公開)で使用された[11]。
- アメリカ映画『ロジャー&ミー』(1989年公開)で、アニタ・ブライアントのヴァージョンが使用された[12]。
- アメリカ映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994年公開)で使用された[13]。
- アメリカ映画『28DAYS』(2000年公開)で使用された[14]。
- アメリカ映画『サンキュー、ボーイズ』(2001年公開)で使用された[15]。
- アメリカ映画『ソーセージ・パーティー』(2016年公開)のエンディング曲として使用された。
ドラマでの使用
[編集]- フジテレビの月9ドラマ『ランチの女王』(2002年7月〜9月放映、竹内結子)の主題歌として使用された。これを機に、2002年8月7日には日本で再発CDシングルもリリースされている[16]。同ドラマでは、玲葉奈によるカヴァーも挿入歌として使われた[17]。
カヴァー
[編集]- リン・アンダーソン - アルバム『You're My Man』(1971年)に収録。
- リトル・リチャード - アルバム『King of Rock and Roll』(1971年)に収録[18]。
- フィンガー5 - アルバム『個人授業』(1973年)に収録。タイトルは「歓びの世界」。訳詞はしのみさこによる。
- テン・フット・ポール - アルバム『Swill』(1993年)に収録[19]。
- マライア・キャリー - アルバム『メリー・クリスマス』(1994年)に収録。同名異曲のクリスマス・キャロル「Joy to the World」とのメドレーという形で取り上げた。
- 玲葉奈 - 2002年、「Free wave」との両A面シングルとして発表。アルバム『Sun Road』(2003年)にも収録された。
- 多和田えみ - アルバム『SINGS』(2009年)に収録。スライ&ザ・ファミリー・ストーンのカヴァーとミックスした「Dance To The Music / Joy To The World」として。
脚注
[編集]- ^ a b Three Dog Night - Awards : AllMusic
- ^ Discographie - Three Dog Night - charts.de
- ^ 『オリコンチャート・ブック アーティスト編 昭和43年 - 昭和62年』(オリジナルコンフィデンス/1988年/ISBN 978-4871310215)p.184
- ^ THREE DOG NIGHT | Artist | Official Charts
- ^ dutchcharts.nl - Three Dog Night - Joy To The World
- ^ 2002年発売の日本盤CDシングルでは原題の片仮名表記「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」に変更
- ^ Orloff, Kathy. "Three Dog Night—A Howling Success Story". Los Angeles Times (1923–Current file), May 23, 1971, pp. 1-q16.
- ^ フレッド・ブロンソン、加藤秀樹(訳)『ビルボード年間トップ100ヒッツ 1956-1990』音楽之友社、1994年、83頁。ISBN 4-276-23631-2。
- ^ Hoyt Axton | Biography | AllMusic - Artist Biography by Jason Ankeny
- ^ Billboard.com - Year End Charts - Year-end Singles - The Billboard Hot 100
- ^ The Big Chill (1983) - Soundtracks(IMDb.com)
- ^ Roger & Me (1989) - Soundtracks(IMDb.com)
- ^ Forest Gump (1994) - Soundtracks(IMDb.com)
- ^ 28 Days (2000) - Soundtracks(IMDb.com)
- ^ Riding in Cars with Boys (2001) - Soundtracks(IMDb.com)
- ^ ORICON STYLE
- ^ Sony Music Online Japan : Leyona : Free wave / JOY TO THE WORLD
- ^ King of Rock and Roll (Reprise) - Little Richard : AllMusic
- ^ Ten Foot Pole - Swill (CD, Album) at Discogs
関連項目
[編集]先代 テンプテーションズ 「はかない想い」 |
Billboard Hot 100 ナンバーワン・シングル 1971年4月17日 - 5月22日(6週) |
次代 ローリング・ストーンズ 「ブラウン・シュガー」 |