ジョゼ・カルロス・モレイラ
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選手情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
フルネーム | ジョゼ・カルロス・ゴメス・モレイラ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ラテン文字 | José Carlos Gomes Moreira | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国籍 | ブラジル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
競技 | 陸上競技 (短距離走) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
種目 | 60m, 100m | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1983年9月28日(41歳) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出身地 | マラニョン州コドー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 172cm | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
体重 | 76kg | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
成績 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オリンピック |
100m 2次予選2組6着 (2008年) 4x100mR 4位 (2008年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
世界選手権 |
100m 1次予選1組5着 (2007年) 100m 1次予選9組5着 (2009年) 4x100mR 7位 (2009年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
地域大会決勝 |
南アメリカ選手権 100m 3位 (2006, 2009年) 4x100mR 優勝 (2005, 2006, 2013年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
自己ベスト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
50m | 5秒79 (2009年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
60m | 6秒52 (2009年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
100m | 10秒15 (2009年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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編集 |
ジョゼ・カルロス・ゴメス・モレイラ(José Carlos Gomes Moreira、1983年9月28日 ‐ )は、ブラジルの陸上競技選手。専門は短距離走。60m(室内)で南アメリカ記録の6秒52、100mで10秒15の自己ベストを持つ。
経歴
[編集]2007年7月、パンアメリカン競技大会に出場。男子4×100mリレーの予選で4走を務め、38秒83の組2着でブラジルの決勝進出に貢献した。決勝は未出場だが、ブラジルはカナダやアメリカを破り優勝した。
2007年8月、大阪世界選手権で世界選手権に初出場を果たした。男子100mの1次予選で10秒46(+1.0)の5着に終わり、2次予選に自動進出できる各組3着以内に入れず、記録で通過できる最後の枠である全体32位とは0秒01差で2次予選進出を逃した[1]。
2008年3月、バレンシア世界室内選手権に出場。男子60m予選で6秒79の組3着に終わり、準決勝に自動進出できる各組2着までに入れず、記録で通過できる最後の枠である全体24位とは0秒01差で準決勝進出を逃した[2]。去年の世界選手権に続き、今回も主要世界大会で次のラウンドへ進めずに終わった。
2008年8月、北京オリンピックでオリンピック初出場を果たした。男子100mの1次予選で10秒29(+0.7)の組3着に入り、着順で2次予選進出を決めた[3]。主要世界大会で初めて次のラウンドに進出したが、準決勝進出をかけた2次予選では10秒32(0.0)の組6着で敗退した[4]。今大会では男子100mだけではなく男子4×100mリレーにも出場し、主要世界大会の男子4×100mリレーに初出場を果たした。予選では1走を務めて39秒01の組4着に入り、着順ではなく記録で拾われての決勝進出となった[5]。決勝ではアンカーを務めて38秒24の4位に入り、3位の日本と0秒09差で惜しくもメダルを逃した[6]。しかしその後、このレースで金メダルを獲得していたジャマイカチームのネスタ・カーターのドーピング検体の再検査で禁止薬物の陽性反応を示したため、国際オリンピック委員会は2017年1月25日にジャマイカチームを失格処分にしたと発表した[7]。ネスタ・カーターがスポーツ仲裁裁判所に提訴した[8]が却下されたため、ブラジルの順位は3位に繰り上がり銅メダル獲得となった。
2009年2月13日、パリで行われた大会の男子60mで6秒52の南アメリカ記録を樹立した[9]。
2009年8月、ベルリン世界選手権で2度目の世界選手権出場を果たすも、男子100mは1次予選で10秒55(-0.5)の組5着に終わり、前回大会に続いて2次予選に進出できなかった[10]。男子4×100mリレーでは予選と決勝で4走を務めて7位入賞を果たした[11]。
自己ベスト
[編集]記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
種目 | 記録 | 年月日 | 場所 | 備考 |
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屋外 | ||||
100m | 10秒15 (+1.9) | 2009年5月1日 | サンパウロ | |
室内 | ||||
50m | 5秒79 | 2009年2月10日 | リエヴァン | |
60m | 6秒52 | 2009年2月13日 | パリ | 南アメリカ記録 |
主要大会成績
[編集]年 | 大会 | 場所 | 種目 | 結果 | 記録 | 備考 |
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2005 | 南アメリカ選手権 | カリ | 4x100mR | 優勝 | 39秒17 (4走) | |
2006 | 南アメリカ選手権 | トゥンハ | 100m | 3位 | 10秒51 (-2.0) | |
4x100mR | 優勝 | 39秒03 (4走) | ||||
2007 | 南アメリカ選手権 | サンパウロ | 100m | 4位 | 10秒67 (-0.7) | |
2007 | パンアメリカン競技大会 | リオデジャネイロ | 4x100mR | 予選2組2着 | 38秒83 (4走) | 決勝進出[注 1] |
2007 | 世界選手権 | 大阪 | 100m | 1次予選1組5着 | 10秒46 (+1.0) | |
2008 | 世界室内選手権 | バレンシア | 60m | 予選3組3着 | 6秒79 | |
2008 | イベロアメリカ選手権 | イキケ | 100m | 優勝 | 10秒54 (-2.3) | |
4x100mR | 優勝 | 38秒96 (4走) | ||||
2008 | オリンピック | 北京 | 100m | 2次予選2組6着 | 10秒32 (0.0) | |
4x100mR | 4位 | 38秒24 (4走) | 3位と0秒09差 | |||
2009 | 南アメリカ選手権 | リマ | 100m | 3位 | 10秒49 (+0.6) | |
4x100mR | 失格 |
ドーピング失格[注 2] | ||||
2009 | ポルトガル語圏競技大会 | リスボン | 100m | 2位 | 10秒33 (+1.7) | |
4x100mR | 失格 |
ドーピング失格[注 3] | ||||
2009 | 世界選手権 | ベルリン | 100m | 1次予選9組5着 | 10秒55 (-0.5) | |
4x100mR | 7位 | 38秒56 (4走) | ||||
2013 | 南アメリカ選手権 | カルタヘナ | 100m | 4位 | 10秒33 (+1.3) | |
4x100mR | 優勝 | 39秒47 (1走) | ||||
2014 | 南アメリカ競技大会 | サンティアゴ | 100m | 予選失格 | DQ | 不正スタート |
2015 | 南アメリカ選手権 | リマ | 100m | 予選2組3着 | 10秒76 (-0.9) | |
2015 | パンアメリカン競技大会 | トロント | 100m | 予選失格 | DQ | 不正スタート |
2015 | 世界選手権 | 北京 | 4x100mR | 予選途中棄権 | DNF (4走) | |
2015 | 世界軍人体育大会 | 聞慶 | 100m | 予選3組4着 | 10秒77 (+1.8) | |
4x100mR | 5位 | 39秒77 (4走) |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 予選のみ出場。決勝のブラジルは38秒81で優勝。
- ^ リレーメンバーのJorge Célio Senaがドーピング違反のため。
- ^ リレーメンバーのブルーノ・デ・バロスとJorge Célio Senaがドーピング違反のため。
出典
[編集]- ^ “第11回世界選手権男子100m1次予選サマリー”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月10日閲覧。
- ^ “第12回世界室内選手権男子60m予選サマリー”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月10日閲覧。
- ^ “第29回オリンピック男子100m1次予選リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月10日閲覧。
- ^ “第29回オリンピック男子100m2次予選リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月10日閲覧。
- ^ “第29回オリンピック男子4×100mリレー予選リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月10日閲覧。
- ^ “第29回オリンピック男子4×100mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月10日閲覧。
- ^ “男子400リレーのジャマイカ失格=日本は銀に繰り上がり-北京五輪ドーピング再検”. 時事通信. (2017年1月26日). オリジナルの2017年2月2日時点におけるアーカイブ。 2017年1月26日閲覧。
- ^ “北京五輪400mリレー金のカーターがCASに提訴”. 日刊スポーツ (2017年2月16日). 2017年3月18日閲覧。
- ^ “Hooker's momentum continues while Tamgho impresses in Paris”. 国際陸上競技連盟 (2009年2月14日). 2014年10月11日閲覧。
- ^ “第12回世界選手権男子100m1次予選リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月10日閲覧。
- ^ “第12回世界選手権男子4×100mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年2月10日閲覧。
外部リンク
[編集]- ジョゼ・カルロス・モレイラ - ワールドアスレティックスのプロフィール
- ジョゼ・カルロス・モレイラ - Olympedia
記録 | ||
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先代 ビセンチ・デ・リマ (6秒58) 2008年2月22日 |
室内60m 南アメリカ記録保持者 (6秒52) 2009年2月13日 - |
次代 未定 |
先代 ビセンチ・デ・リマ (6秒58) 2008年2月22日 |
室内60m ブラジル記録保持者 (6秒52) 2009年2月13日 - |
次代 未定 |