ジョン・リン・ブリーン
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ジョン・リン・ブリーン Jon Linn Breen | |
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誕生 |
1943年11月8日 アメリカ合衆国 アラバマ州 |
職業 | 作家・評論家 |
ジャンル | ミステリー |
代表作 | 『血染めの勝負服』 |
デビュー作 | 『混みあった時』 |
ウィキポータル 文学 |
ジョン・リン・ブリーン(Jon Linn Breen, 1943年11月8日 - はアメリカ合衆国出身の推理作家・評論家。
略歴
[編集]アメリカ合衆国のアラバマ州モンゴメリーに生まれ、1967年から『混みあった時』(エド・マクベイン風)にはじまる、推理作家の巨匠の文体に似せた作品をパロディ化した短編を発表。1983年には、競馬アナウンサーのジェリー・ブローガンを主人公とする長編『血染めの勝負服』を発表し、シリーズ化している。
他のシリーズ探偵としては、古本屋経営者レイチェル・ヘニングス(Rachel Hennings)と、大リーグの審判員エド・ゴーゴン(Ed Gorgon) がいる[1]。 評論家としても有名で、EQMM(エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン)の書評欄を長年担当している。
主な著作
[編集]巨匠パロディ作品シリーズ
[編集]- The Crowded Hours(1967年) エド・マクベイン風。『混みあった時』
- Green Gravy for the Blush(1971年) ジョン・ダン・マクドナルド風。『緑色のあぶく銭』
- The House of the Shrill Whispers(1972年) ジョン・ディクスン・カー風。『甲高い囁きの館』
- The Circle Murder Case (1972年) ヴァン・ダイン風。『サークル殺人事件』
- The Swedish Boots Mystery (1973年) エラリー・クイーン風。『スウェーデン長靴の謎』[2]
- Breakneck (1973年) ディック・フランシス風。『重傷』[3]
- The Adventure of the Unique Holmes (1987年) アーサー・コナン・ドイル風。『女装好きな男』
競馬アナウンサー・ブローガンもの
[編集]- Listen for the Click (1983年) 第一長編。『血染めの勝負服』[4]
- Triple Crown (1985年) 第二長編。『三冠馬』
- Tea and 'Biscuit (1991年) 短編集。『名馬育成法』
古本店主レイチェル・へニングズもの
[編集]審判員エド・ゴーゴンもの
[編集]- The Body in the Bullpen (1972年) 短編集。『ブルペンの死体』
ノンシリーズ
[編集]- Eye of God (2006年) 短編集。『神の眼力』
評論
[編集]- What About Murder?: A Guide to Books About Mystery[5] (1981年) ミステリ評論集。『殺人をしてみませんか?』
- What About Murder? 1981-1991 (1993年) 前著の続編。『続・殺人をしてみませんか?』