ジョー・サトリアーニ (アルバム)
『ジョー・サトリアーニ』 | ||||
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ジョー・サトリアーニ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ザ・サイト、H.O.S.レコーディング、コースト・レコーダーズ、ファンタジー・スタジオ | |||
ジャンル | ハードロック、インストゥルメンタル・ロック、ブルースロック | |||
時間 | ||||
レーベル | Relativity Records | |||
プロデュース | グリン・ジョンズ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ジョー・サトリアーニ アルバム 年表 | ||||
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『ジョー・サトリアーニ』(Joe Satriani)は、アメリカ合衆国のギタリスト、ジョー・サトリアーニが1995年に発表した6作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリン、ザ・フー等との仕事で知られるグリン・ジョンズがプロデューサーに起用され、従来のサトリアーニの作品でオーバー・ダビングが多用されていたのに対し、本作ではジャム的な要素が重視された[8]。なお、サトリアーニは2020年のインタビューにおいて、ジョンズから「君の仕事は、聴き手に気に入られるか否かの方向性を決めることではなく、ギターを弾くことだ」と言われたと振り返っている[9]。
反響
[編集]アメリカでは1995年10月28日付のBillboard 200で初登場51位となり、合計7週トップ200入りするが、前作『タイム・マシーン』(1993年)に引き続き、全米トップ40入りを逃す結果となった[6]。一方、全英アルバムチャートでは3週トップ100入りして最高21位を記録し、『ジ・エクストリーミスト—極—』(1992年)より3作連続で全英トップ40入りを果たした[2]。
評価
[編集]第39回グラミー賞では、収録曲「(ユー・アー)マイ・ワールド」が最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にノミネートされた[10]。
Shawn M. Haneyはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け「主なセッションでアンディ・フェアウェザー・ロウ(リズムギター)、ネイザン・イースト(ベース)、マヌ・カチェ(ドラムス)を迎え、サトリアーニはソウルフルなグルーヴと、魅惑的でありつつ分かりやすいリフという、彼自身の本来の音楽性に没入し、寛いでいる一方で激しさも伴ったジャムを創造している」と評している[11]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「ブルース調ギター・インスト・アルバム」と評されている[1]。
収録曲
[編集]全曲ともジョー・サトリアーニ作曲。
- クール#9 - Cool #9 - 6:00
- イフ - If - 4:48
- ダウン・ダウン・ダウン - Down, Down, Down - 6:12
- ルーミナス・フレッシュ・ジャイアンツ - Luminous Flesh Giants - 5:55
- S.M.F. - S.M.F. - 6:43
- ルック・マイ・ウェイ - Look My Way - 4:01
- ホーム - Home - 3:27
- モロカン・サンセット - Moroccan Sunset - 4:23
- キラー・ビー・バップ - Killer Bee Bop - 3:48
- スロー・ダウン・ブルーズ - Slow Down Blues - 7:25
- (ユー・アー)マイ・ワールド - (You're) My World - 3:56
- シッティン・ラウンド - Sittin' 'Round - 3:38
参加ミュージシャン
[編集]- ジョー・サトリアーニ - エレクトリック・ギター(all songs)、ベース(on #4, #11)、ボーカル(on #6)、ドブロ・ギター(on #10)、スライドギター(on #10)、ハーモニカ(on #10)、ラップ・スティール(on #12)
- アンディ・フェアウェザー・ロウ - リズムギター(on #1, #2, #3, #4, #5, #7, #8, #9, #10, #12)
- エリック・ヴァレンタイン - ピアノ(on #1)、ベース(on #4)、キーボード(on #4)、パーカッション(on #4)
- ネイザン・イースト - ベース(on #1, #2, #3, #5, #7, #8, #9, #10, #12)
- マット・ビソネット - ベース(on #6)
- マヌ・カチェ - ドラムス(on #1, #2, #3, #5, #7, #8, #9, #10, #12)
- イーサン・ジョンズ - ドラムス(on #4)
- ジェフ・キャンピテリ - ドラムス(on #11)
- グレッグ・ビソネット - パーカッション(on #6)
脚注
[編集]- ^ a b “ジョー・サトリアーニ/ジョー・サトリアーニ”. CDJournal. 音楽出版社. 2022年3月27日閲覧。
- ^ a b JOE SATRIANI | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
- ^ charts.org.nz - Joe Satriani - Joe Satriani
- ^ finnishcharts.com - Joe Satriani - Joe Satriani
- ^ Joe Satriani - Joe Satriani - hitparade.ch
- ^ a b “Joe Satriani Chart History - The Billboard 200”. Billboard. 2022年3月27日閲覧。
- ^ Joe Satriani - Joe Satriani - dutchcharts.nl
- ^ “Joe Satriani reflects on his greatest guitar moments so far in this classic 1995 interview”. Guitar World. Future plc. 2022年3月27日閲覧。
- ^ Bienstock, Richard (2020年5月5日). “How Joe Satriani Freed Up His Creativity on an Album of Quicksilver Guitar Genius”. Guitar Player. Future US. 2022年3月27日閲覧。
- ^ “Joe Satriani - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2022年3月27日閲覧。
- ^ Haney, Shawn M. “Joe Satriani - Joe Satriani”. AllMusic. 2022年3月27日閲覧。