第39回グラミー賞
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第39回グラミー賞(39th Grammy Awards)は1997年2月26日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催された。
概要
[編集]エリック・クラプトンの「チェンジ・ザ・ワールド」が年間最優秀レコード賞と年間最優秀楽曲賞を受賞。若年ながら実力派のカントリー・シンガーであるリアン・ライムスが最優秀新人賞を受賞した。
主要部門受賞者
[編集]当節の記述のうち、特記していない項目の出典は[1]である。
主要4部門
[編集]- 年間最優秀レコード賞
- "チェンジ・ザ・ワールド(Change The World)" - エリック・クラプトン(『フェノミナン:オリジナル・サウンドトラック(Phenomenon (soundtrack))』所収)
- 年間最優秀アルバム賞
- 年間最優秀楽曲賞
- "チェンジ・ザ・ワールド(Change The World)" - ゴードン・ケネディ、ウェイン・カークパトリック、トミー・シムズ(ソングライター)。エリック・クラプトン
- 最優秀新人賞
ポップ
[編集]- 最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス
- "Un-Break My Heart" - トニー・ブラクストン(『Secrets』所収)
- 最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス
- "チェンジ・ザ・ワールド(Change The World)" - エリック・クラプトン(『フェノミナン:オリジナル・サウンドトラック(Phenomenon (soundtrack))』所収)
- 最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "フリー・アズ・ア・バード(Free As A Bird)" - ビートルズ(『ザ・ビートルズ・アンソロジー1(The Beatles Anthology 1)』所収)
- 最優秀ポップ・コラボレーション
- "恋に落ちた時(When I Fall In Love)" - ナタリー・コール(『Everlasting』所収)
- 最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス
- "The Sinister Minister" - ベラ・フレック・アンド・フレックトーンズ(『Béla Fleck and the Flecktones』所収)
- 最優秀ポップ・アルバム
- 『FALLING INTO YOU(Falling Into You)』 - セリーヌ・ディオン
- 『Secrets』 – トニー・ブラクストン
- 『New Beginning』 – トレイシー・チャップマン
- 『ア・フュー・スモール・リペアーズ(A Few Small Repairs)』 – ショーン・コルヴィン
- 『マーキュリー・フォーリング(Mercury Falling)』 – スティング
トラディッショナル・ポップ
[編集]- 最優秀トラディッショナル・ポップ・ボーカル・アルバム
ロック
[編集]- 最優秀女性ロック・ボーカル・パフォーマンス
- "イフ・イット・メイクス・ユー・ハッピー(If It Makes You Happy)" - シェリル・クロウ(『シェリル・クロウ(Sheryl Crow)』所収)
- 最優秀男性ロック・ボーカル・パフォーマンス
- "Where It's At" - ベック(『オディレイ(Odelay)』所収)
- 最優秀ロック・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "So Much To Say" - デイヴ・マシューズ・バンド(『Crash』所収)
- 最優秀ハードロック・パフォーマンス
- "Bullet With Butterfly Wings" - スマッシング・パンプキンズ(『メロンコリーそして終りのない悲しみ(Mellon Collie and the Infinite Sadness)』所収)
- 最優秀メタル・パフォーマンス
- "Tire Me" - レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(『イーヴィル・エンパイア(Evil Empire)』所収)
- 最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス
- 最優秀ロック・ソング
- "Give Me One Reason" - トレイシー・チャップマン(『New Beginning』所収)
- 最優秀ロック・アルバム
- 『シェリル・クロウ(Sheryl Crow)』 - シェリル・クロウ
- 『Crash』 – Dave Matthews Band
- 『Tragic Kingdom』 – ノー・ダウト
- 『ロード・テステッド(Road Tested)』 – ボニー・レイット
- 『ブロークン・アロー(Broken Arrow)』 – ニール・ヤング with Crazy Horse
オルタナティヴ
[編集]- 最優秀オルタナティヴ・ミュージック・パフォーマンス
- 『オディレイ(Odelay)』 - ベック
- 『ボーイズ・フォー・ペレイ 〜炎の女神〜(Boys for Pele)』 – トーリ・エイモス
- 『The Burdens of Being Upright』 – Tracy Bonham
- 『ニュー・アドベンチャーズ・イン・ハイ・ファイ(New Adventures in Hi-Fi)』 – R.E.M.
- 『メロンコリーそして終りのない悲しみ(Mellon Collie and the Infinite Sadness)』 – スマッシング・パンプキンズ
R&B
[編集]- 最優秀女性R&Bボーカル・パフォーマンス
- "You're Makin' Me High" - トニー・ブラクストン(『シークレッツ(Secrets)』所収)
- 最優秀男性R&Bボーカル・パフォーマンス
- "Your Secret Love" - ルーサー・ヴァンドロス(『Your Secret Love』所収)
- 最優秀R&Bパフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- 最優秀R&Bソング
- "Exhale" - ベイビーフェイス(ソングライター)(『ため息つかせて:オリジナル・サウンドトラック(Waiting to Exhale (soundtrack))』所収)
- 最優秀R&Bアルバム
- 『ワーズ(Words)』 - トニー・リッチ・プロジェクト
- 『ムーヴィン・オン(Moving On)』 – オリータ・アダムス
- 『Maxwell's Urban Hang Suite』 – マックスウェル
- 『ニュー・ワールド・オーダー(New World Order)』 – カーティス・メイフィールド
- 『ピース・ビヨンド・パッション(Peace Beyond Passion)』 – ミシェル・ンデゲオチェロ
ラップ
[編集]- 最優秀ラップ・ソロ・パフォーマンス
- 最優秀ラップ・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "Tha Crossroads" - ボーン・サグズン・ハーモニー(『E. 1999 Eternal』所収)
- 最優秀ラップ・アルバム
カントリー
[編集]- 最優秀女性カントリー・ボーカル・パフォーマンス
- 最優秀男性カントリー・ボーカル・パフォーマンス
- "Worlds Apart" - ヴィンス・ギル(『High Lonesome Sound』所収)
- 最優秀カントリー・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "My Maria" - ブルックス&ダン(『Borderline』所収)
- 最優秀カントリー・コラボレーション
- 最優秀カントリー・インストゥルメンタル・パフォーマンス
- "Jam Man" - チェット・アトキンス
- 最優秀カントリー・ソング
- 最優秀カントリー・アルバム
- 最優秀ブルーグラス・アルバム
ニューエイジ
[編集]- 最優秀ニューエイジ・アルバム
- 『メモリー・オブ・トゥリーズ(The Memory of Trees)』 - エンヤ
ジャズ
[編集]- 最優秀ジャズ・インストゥメンタル・ソロ
- "キャビン・フィーヴァー(Cabin Fever)" - マイケル・ブレッカー(『テイルズ・フロム・ザ・ハドソン(Tales from the Hudson)』所収)
- 最優秀ジャズ・インストゥメンタル・パフォーマンス(個人もしくはグループ)
- 『テイルズ・フロム・ザ・ハドソン(Tales from the Hudson)』 - マイケル・ブレッカー
- 最優秀ラージ・ジャズ・アンサンブル・パフォーマンス
- 最優秀ジャズ・ボーカル・パフォーマンス
- 『ニュー・ムーン・ドーター(New Moon Daughter)』 - カサンドラ・ウィルソン
- 最優秀コンテンポラリー・ジャズ・パフォーマンス
- 『ハイ・ライフ(High Life)』 - ウェイン・ショーター
- 最優秀ラテン・ジャズ・パフォーマンス
ゴスペル
[編集]- 最優秀ポップ/コンテンポラリー・ゴスペル・アルバム
- Various Artists『Tribute - The Songs of Andraé Crouch』 - Neal Joseph、Norman Miller(プロデューサー)
- 最優秀ロック・ゴスペル・アルバム
- 『ジーザス・フリーク (Jesus Freak)』 - DCトーク
- 最優秀トラディショナル・ソウル・ゴスペル・アルバム
- 最優秀コンテンポラリー・ソウル・ゴスペル・アルバム
- 最優秀サザン、カントリーもしくはブルーグラス・ゴスペル・アルバム
- 『I Love to Tell the Story - 25 Timeless Hymns』 - アンディ・グリフィス
- 最優秀ゴスペル・アルバム(クワイアもしくはコーラス)
- Shirley Caesar's Outreach Convention Choir『Just a Word』 - シャーリー・シーザー(クワイア・ディレクター)
ラテン
[編集]- 最優秀ラテン・ポップ・パフォーマンス
- 『デビュー!(Enrique Iglesias)』 - エンリケ・イグレシアス
- 最優秀トロピカル・ラテン・ポップ・パフォーマンス
- 『La Rosa De Los Vientos』 - ルーベン・ブラデス
- 最優秀メキシカン-アメリカン/テハーノ・ミュージック・パフォーマンス
ブルース
[編集]- 最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム
- 『ディープ・イン・ザ・ブルース(Deep in the Blues)』 - ジェイムズ・コットン
- 最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム
- 『Just Like You』 - ケブ・モ
フォーク
[編集]- 最優秀トラディショナル・フォーク・アルバム
- 『Pete』 - ピート・シーガー
- 最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバム
- 『ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード(The Ghost of Tom Joad)』 - ブルース・スプリングスティーン
レゲエ
[編集]- 最優秀レゲエ・アルバム
ポルカ
[編集]- 最優秀ポルカ・アルバム
ワールドミュージック
[編集]- 最優秀ワールドミュージック・アルバム
チルドレンズ
[編集]- 最優秀ミュージカル・アルバム(子供向け)
- リンダ・ロンシュタット『Dedicated to the One I Love』 - ジョージ・マッセンバーグ、リンダ・ロンシュタット(プロデューサー)
- 最優秀スポークン・ワード・アルバム(子供向け)
- 『ともだち、なんだもん!―コウモリのステラルーナの話(Stellaluna)』 - Virginia Callaway、Steven Heller(プロデューサー)。David Holt(プロデューサー兼ナレーター)。
スポークン
[編集]- 最優秀スポークン・ワードもしくは非ミュージカル・アルバム
- 『私たちが子どもの未来のためにできること(It Takes a Village)』 - ヒラリー・クリントン
- 最優秀スポークン・コメディ・アルバム
ミュージカル・ショー
[編集]- 最優秀ミュージカル・ショー・アルバム
作曲・編曲
[編集]- 最優秀インストゥルメンタル作曲
- ハービー・ハンコック "Manhattan (Island of Lights and Love)" - ハービー・ハンコック&ジーン・ハンコック(作曲者)(『ザ・ニュー・スタンダード(The New Standard)』所収)
- 最優秀楽曲(映画もしくはテレビ向け)
- セリーヌ・ディオン" ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー(Because You Loved Me)" - ダイアン・ウォーレン(ソングライター) (『アンカーウーマン(Up Close & Personal)』のテーマ)
- 最優秀サウンドトラック作曲(映画もしくはテレビ向け)
- 『インデペンデンス・デイ(Independence Day)』 - デヴィッド・アーノルド(作曲者)
- 最優秀インストゥルメンタル編曲
- 最優秀インストゥルメンタル編曲(ボーカルあり)
- ナタリー・コール with ナット・キング・コール "恋に落ちた時(When I Fall in Love)" - アラン・ブロードベント、デイヴィッド・フォスター(編曲者)(ナタリー・コール『Everlasting』所収)
パッケージングおよびノーツ
[編集]- 最優秀録音パッケージ
- Various Artists『Ultra-Lounge (Leopard Skin Sampler)』 - Andy Engel、Tommy Steele(アート・ディレクター)
- 最優秀録音パッケージ(ボックスド)
- マイルス・デイヴィス&ギル・エヴァンス『The Complete Columbia Studio Recordings』 - Arnold Levine、Chika Azuma(アート・ディレクター)
- 最優秀アルバム・ノーツ
- マイルス・デイヴィス&ギル・エヴァンス『The Complete Columbia Studio Recordings』 - Bill Kirchner、Bob Belden、George Avakian、Phil Schaap(アルバム・ノーツ・ライター)
ヒストリカル
[編集]- 最優秀ヒストリカル・アルバム
- マイルス・デイヴィス&ギル・エヴァンス『Miles Davis & Gil Evans: The Complete Columbia Studio Recordings』 - ボブ・ベルデン(プロデューサー)。Phil Schaap(プロデューサー兼エンジニア)。Mark Wilder(エンジニア)。
制作・エンジニアリング
[編集]- 最優秀エンジニアド・アルバム(非クラシカル)
- クインシー・ジョーンズ『Q'sジューク・ジョイント(Q's Jook Joint)』 - アル・シュミット、ブルース・スウェディーン、フランシス・バックリー、Tommy Vicari(エンジニア)
- 最優秀エンジニアド・アルバム(クラシカル)
- レナード・スラットキン(指揮者)、セントルイス交響楽団『コープランド:Dance Symphony; Short Symphony; Organ Symphony』 - Lawrence Rock、William Hoekstra(エンジニア)
- プロデューサー・オブ・ザ・イヤー
- クラシカル・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー
ミュージック・ビデオ
[編集]- 最優秀ミュージック・ビデオ(短編)
- ビートルズ "フリー・アズ・ア・バード(Free as a Bird)" - ジョー・ピトカ(ビデオ・ディレクター)。Vincent Joliet(ビデオ・プロデューサー)。
- 最優秀ミュージック・ビデオ(長編)
- ビートルズ『ザ・ビートルズ・アンソロジー(The Beatles Anthology)』 - Bob Smeaton、Geoff Wonfor(ビデオ・ディレクター)。Chips Chipperfield、 ニール・アスピノール(ビデオ・プロデューサー)。
特別賞
[編集]脚注
[編集]- ^ “Past Winners Search”. GRAMMY.com. 2011年10月12日閲覧。
- ^ John Swenson (2002年10月8日). “Rock News: Music's high and low notes”. UPI.com. 2011年10月12日閲覧。
外部リンク
[編集]- Grammy.com(英語)