第36回グラミー賞
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第36回グラミー賞(36th Grammy Awards)は1994年3月1日にニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催された。
概要
[編集]『ボディガード』と『アラジン』の映画主題歌が主要部門を独占した。
主要部門受賞者
[編集]当節の記述のうち、特記していない項目の出典は[1]である。
主要4部門
[編集]- 年間最優秀レコード賞
- "オールウェイズ・ラヴ・ユー(I Will Always Love You)" - ホイットニー・ヒューストン(『ボディガード:オリジナル・サウンドトラック(The Bodyguard (soundtrack))』所収)
- 年間最優秀アルバム賞
- 『ボディガード:オリジナル・サウンドトラック(The Bodyguard (soundtrack))』- ホイットニー・ヒューストン、ベイビーフェイス、ベベ・ウィナンス、David Cole、David Foster、L.A. Reid、Narada Michael Walden、Robert Clivilles、Clive Davis(プロデューサー)
- 年間最優秀楽曲賞
- "ホール・ニュー・ワールド(A Whole New World (Aladdin's Theme))" - アラン・メンケン、ティム・ライス(『アラジン:オリジナル・サウンドトラック(Aladdin (soundtrack))』所収)
- 最優秀新人賞
ポップ
[編集]- 最優秀ポップ・ボーカル・パフォーマンス(女性)
- "オールウェイズ・ラヴ・ユー(I Will Always Love You)" - ホイットニー・ヒューストン(『ボディガード:オリジナル・サウンドトラック(The Bodyguard (soundtrack))』所収)
- 最優秀ポップ・ボーカル・パフォーマンス(男性)
- "If I Ever Lose My Faith in You" - スティング(『テン・サマナーズ・テイルズ(Ten Summoner's Tales)』所収)
- 最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオもしくはグループ )
- "ホール・ニュー・ワールド(A Whole New World (Aladdin's Theme))" - ピーボ・ブライソン&レジーナ・ベル(『アラジン:オリジナル・サウンドトラック(Aladdin (soundtrack))』所収)
- 最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス
- "Barcelona Mona" - ブランフォード・マルサリス&ブルース・ホーンズビー(ブルース・ホーンズビーのシングル "Talk Of The Town" 所収)
トラディッショナル・ポップ
[編集]- 最優秀トラディッショナル・ポップ・ボーカル・パフォーマンス
- 『Steppin' Out』 - トニー・ベネット
ロック
[編集]- 最優秀ロック・ボーカル・ソロ・パフォーマンス
- "I'd Do Anything For Love (But I Won't Do That)" - ミートローフ(『地獄のロック・ライダーII〜地獄への帰還(Bat Out of Hell II: Back into Hell)』所収)
- 最優秀ロック・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "Livin' On The Edge" - エアロスミス(『ゲット・ア・グリップ(Get a Grip)』所収)
- 最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス
- "Sofa" - スティーヴ・ヴァイ(『ザッパズ・ユニヴァース(Zappa's Universe)』所収)
- 最優秀ハードロック・パフォーマンス
- "Plush" - ストーン・テンプル・パイロッツ(『コア(Core)』所収)
- 最優秀メタル・パフォーマンス(ボーカルあり)
- "I Don't Want To Change The World" - オジー・オズボーン(『ノー・モア・ティアーズ(No More Tears)』所収)
- 最優秀ロック・ソング
オルタナティヴ
[編集]- 最優秀オルタナティヴ・ミュージック・パフォーマンス(再改名)
- 『ズーロッパ(ZOOROPA)』 - U2
- 『Star』 - ベリー
- 『イン・ユーテロ(In Utero)』 - ニルヴァーナ
- 『オートマチック・フォー・ザ・ピープル(Automatic for the People)』 - R.E.M.
- 『サイアミーズ・ドリーム(Siamese Dream)』 - スマッシング・パンプキンズ
R&B
[編集]- 最優秀R&Bボーカル・パフォーマンス(女性)
- "Another Sad Love Song" - トニー・ブラクストン(『トニー・ブラクストン(Toni Braxton)』所収)
- 最優秀R&Bボーカル・パフォーマンス(男性)
- "A Song for You" - レイ・チャールズ(『My World』所収)
- 最優秀R&Bパフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "No Ordinary Love" - シャーデー(『Love Deluxe』所収)
- 最優秀R&Bソング
- "それが愛というものだから(That's the Way Love Goes)" - ジャネット・ジャクソン、ジミー・ジャム&テリー・ルイス(ソングライター)(『Janet』所収)
ラップ
[編集]- 最優秀ラップ・ソロ・パフォーマンス
- "Let Me Ride" - ドクター・ドレー(『クロニック(The Chronic)』所収)
- 最優秀ラップ・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
カントリー
[編集]- 最優秀カントリー・ボーカル・パフォーマンス(女性)
- 最優秀カントリー・ボーカル・パフォーマンス(男性)
- "Ain't That Lonely Yet" - ドワイト・ヨアカム(『This Time』所収)
- 最優秀カントリー・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "Hard Workin' Man" - ブルックス・アンド・ダン(『Hard Workin' Man』所収)
- 最優秀カントリー・コラボレーション
- 最優秀カントリー・インストゥルメンタル・パフォーマンス
- 最優秀カントリー・ソング
- 最優秀ブルーグラス・アルバム
ニューエイジ
[編集]- 最優秀ニューエイジ・アルバム
- 『スパニッシュ・エンジェル(Spanish Angel)』 - ポール・ウインター・コンソート
ジャズ
[編集]- 最優秀ジャズ・インストゥメンタル・ソロ
- "Miles Ahead" - ジョー・ヘンダーソン(『ミュージング・フォー・マイルス(So Near, So Far (Musings for Miles))』所収)
- 最優秀ジャズ・インストゥメンタル・パフォーマンス(個人もしくはグループ)
- 『ミュージング・フォー・マイルス(So Near, So Far (Musings for Miles))』 - ジョー・ヘンダーソン
- 最優秀ラージ・ジャズ・アンサンブル・パフォーマンス
- 『ライヴ・アット・モントルー(Miles & Quincy Live at Montreux)』 - マイルス・デイヴィス&クインシー・ジョーンズ
- 最優秀ジャズ・ボーカル・パフォーマンス
- 『テイク・ア・ルック(Take a Look)』 - ナタリー・コール
- 最優秀コンテンポラリー・ジャズ・パフォーマンス
- 『ザ・ロード・トゥ・ユー(The Road To You)』 - パット・メセニー・グループ
ゴスペル
[編集]- 最優秀ポップ/コンテンポラリー・ゴスペル・アルバム
- 『The Live Adventure』 - Steven Curtis Chapman
- 最優秀ロック・ゴスペル・アルバム
- 『フリー・アット・ラスト (Free at Last)』 - DCトーク
- 最優秀トラディショナル・ソウル・ゴスペル・アルバム
- 『Stand Still』 - Shirley Caesar
- 最優秀コンテンポラリー・ソウル・ゴスペル・アルバム
- 『All Out』 - The Winans
- 最優秀サザン、カントリーもしくはブルーグラス・ゴスペル・アルバム
- 最優秀ゴスペル・アルバム(クワイアもしくはコーラス)
- Brooklyn Tabernacle Choir『Live...We Come Rejoicing』 - Carol Cymbala(クワイア・ディレクター)
ラテン
[編集]- 最優秀ラテン・ポップ・アルバム
- 最優秀トロピカル・ラテン・ポップ・アルバム
- 『ミ・ティエラ〜遙かなる情熱(Mi Tierra)』 - グロリア・エステファン
- 最優秀メキシカン-アメリカン・アルバム
ブルース
[編集]- 最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム
- 最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム
- 『フィールズ・ライク・レイン(Feels Like Rain)』 - バディ・ガイ
フォーク
[編集]- 最優秀トラディショナル・フォーク・アルバム
- 『The Celtic Harp: A Tribute To Edward Bunting』 - チーフタンズ
- 最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバム
レゲエ
[編集]- 最優秀レゲエ・アルバム
ポルカ
[編集]- 最優秀ポルカ・アルバム
ワールドミュージック
[編集]- 最優秀ワールドミュージック・アルバム
- 『ア・ミーティング・バイ・ザ・リヴァー(A Meeting by the River)』 - ライ・クーダー&V・M・バット
チルドレンズ
[編集]- 最優秀ミュージカル・アルバム(子供向け)
- Various Artists『アラジン:オリジナル・サウンドトラック(Aladdin - Original Motion Picture Soundtrack)』 - アラン・メンケン、ティム・ライス(プロデューサー)
- 最優秀スポークン・ワード・アルバム(子供向け)
スポークン
[編集]- 最優秀スポークン・ワードもしくは非ミュージカル・アルバム
- 最優秀スポークン・コメディ・アルバム
作曲・編曲
[編集]- 最優秀インストゥルメンタル作曲
- ケニー・G "フォーエヴァー・イン・ラヴ(Forever in Love)" - ケニー・G(作曲者)(『ブレスレス(Breathless)』所収)
- 最優秀楽曲(映画もしくはテレビ向け)
- レジーナ・ベル、ピーボ・ブライソン "ホール・ニュー・ワールド(A Whole New World)" - アラン・メンケン、ティム・ライス(ソングライター)
- 最優秀インストゥルメンタル作曲(映画もしくはテレビ向け)
- 最優秀インストゥルメンタル編曲
- "Mood Indigo" - デイヴ・グルーシン(編曲者)(『デュークへの想い(Homage to Duke)』所収)
- 最優秀インストゥルメンタル編曲(ボーカルあり)
- セリーヌ・ディオン、クライブ・グリフィン "めぐり逢えたら・愛のテーマ(When I Fall in Love)" - デイヴィッド・フォスター&ジェレミー・ルボック(編曲者)(『ラヴ・ストーリーズ(The Colour of My Love)』所収)
パッケージングおよびノーツ
[編集]- 最優秀録音パッケージ(改名)
- 最優秀アルバム・ノーツ
- ビリー・ホリディ『The Complete Billie Holiday on Verve 1945-1959』 - バック・クレイトン、Joel E. Siegel、Phil Schaap(アルバム・ノーツ・ライター)
ヒストリカル
[編集]- 最優秀ヒストリカル・アルバム
- ビリー・ホリディ『The Complete Billie Holiday on Verve 1945-1959』 - Michael Lang、Phil Schaap(プロデューサー)
制作・エンジニアリング
[編集]- 最優秀エンジニアド・アルバム(非クラシカル)
- スティング『テン・サマナーズ・テイルズ(Ten Summoner's Tales)』 - ヒュー・パジャム(エンジニア)
- 最優秀エンジニアド・アルバム(クラシカル)
- ピエール・ブーレーズ(指揮者)、シカゴ交響楽団 『バルトーク:バレエ音楽「木製の王子」/カンタータ・プロファーナ(The Wooden Prince & Cantata Profana)』 - Rainer Maillard(エンジニア)
- プロデューサー・オブ・ザ・イヤー
- クラシカル・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー
- ジュディス・シャーマン
ミュージック・ビデオ
[編集]- 最優秀ミュージック・ビデオ(短編)
- ピーター・ガブリエル "Steam" - Stephen Johnson(ビデオ・ディレクター)。Prudence Fenton(ビデオ・プロデューサー)。
- 最優秀ミュージック・ビデオ(長編)
- スティング『テン・サマナーズ・テイルズ(Ten Summoner's Tales)』 - Doug Nichol(ビデオ・ディレクター)。Julie Fong(ビデオ・プロデューサー)。
特別賞
[編集]脚注
[編集]- ^ “Past Winners Search”. GRAMMY.com. 2013年2月3日閲覧。