第37回グラミー賞
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第37回グラミー賞(37th Grammy Awards)は1995年3月1日にロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで開催された。
概要
[編集]若手のシェリル・クロウとベテランのブルース・スプリングスティーンがそれぞれ3部門を獲得した。
主要部門受賞者
[編集]当節の記述のうち、特記していない項目の出典は[1]である。
主要4部門
[編集]- 年間最優秀レコード賞
- "オール・アイ・ワナ・ドゥ(All I Wanna Do)" - シェリル・クロウ(『チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ(Tuesday Night Music Club)』所収)
- 年間最優秀アルバム賞
- 年間最優秀楽曲賞
- "ストリーツ・オブ・フィラデルフィア(Streets Of Philadelphia)" - ブルース・スプリングスティーン(『フィラデルフィア:オリジナル・サウンドトラック(Philadelphia: Music From the Motion Picture)』所収)
- 最優秀新人賞
ポップ
[編集]- 最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス(改名)
- "オール・アイ・ワナ・ドゥ(All I Wanna Do)" - シェリル・クロウ(『チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ(Tuesday Night Music Club)』所収)
- 最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス(改名)
- "愛を感じて(Can You Feel The Love Tonight)" - エルトン・ジョン(『ライオン・キング:オリジナル・サウンドトラック(The Lion King: Original Motion Picture Soundtrack)』所収)
- 最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "I Swear" - オール・フォー・ワン(『All-4-One』所収)
- 最優秀ポップ・ボーカル・コラボレーション
- 最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス
- "Cruisin'" - ブッカー・T&ザ・MG's(『That's the Way It Should Be』所収)
- 最優秀ポップ・アルバム(再開)
- 『Longing in Their Hearts』 - ボニー・レイット
- 『The Sign』 - エイス・オブ・ベイス
- 『3大テナー・イン・コンサート1994(The Three Tenors in Concert 1994)』 - ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティ、ズービン・メータ
- 『I Love Everybody』 - ライル・ラヴェット
- 『Seal』 - シール
トラディショナル・ポップ
[編集]- 最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・パフォーマンス
ロック
[編集]- 最優秀女性ロック・ボーカル・パフォーマンス(改名)
- "Come to My Window" - メリッサ・エスリッジ(『イエス・アイ・アム(Yes I Am)』所収)
- 最優秀男性ロック・ボーカル・パフォーマンス(改名)
- "ストリーツ・オブ・フィラデルフィア(Streets of Philadelphia)" - ブルース・スプリングスティーン(『フィラデルフィア:オリジナル・サウンドトラック(Philadelphia: Music From the Motion Picture)』所収)
- 最優秀ロック・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "Crazy" - エアロスミス(『ゲット・ア・グリップ(Get a Grip)』所収)
- 最優秀ハードロック・パフォーマンス
- "Black Hole Sun" - サウンドガーデン(『スーパーアンノウン(Superunknown)』所収)
- 最優秀メタル・パフォーマンス
- 最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス
- 最優秀ロック・ソング
- "ストリーツ・オブ・フィラデルフィア(Streets of Philadelphia)" - ブルース・スプリングスティーン(『フィラデルフィア:オリジナル・サウンドトラック(Philadelphia: Music From the Motion Picture)』所収)
- 最優秀ロック・アルバム(新設)
- 『ヴードゥー・ラウンジ(Voodoo Lounge)』 - ローリング・ストーンズ
- 『Vs.』 パール・ジャム
- 『モンスター(Monster)』 R.E.M.
- 『スーパーアンノウン(Superunknown)』 サウンドガーデン
- 『スリープス・ウィズ・エンジェルズ(Sleeps with Angels)』 ニール・ヤング&Crazy Horse
オルタナティヴ
[編集]- 最優秀オルタナティヴ・ミュージック・パフォーマンス
- 『ドゥーキー(Dookie)』 - グリーン・デイ
- 『アンダー・ザ・ピンク(Under the Pink)』 トーリ・エイモス
- 『God Shuffled His Feet』 クラッシュ・テスト・ダミーズ
- 『エクスタシー(Fumbling Towards Ecstasy)』 サラ・マクラクラン
- 『ザ・ダウンワード・スパイラル(The Downward Spiral)』 ナイン・インチ・ネイルズ
R&B
[編集]- 最優秀女性R&Bボーカル・パフォーマンス(改名)
- "Breathe Again" - トニー・ブラクストン(『トニ・ブラクストン(Toni Braxton)』所収)
- 最優秀男性R&Bボーカル・パフォーマンス(改名)
- "When Can I See You" - ベイビーフェイス(『フォー・ザ・クール・イン・ユー(For the Cool in You)』所収)
- 最優秀R&Bパフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "I'll Make Love to You" - ボーイズIIメン(『II』所収)
- 最優秀R&Bソング
- ボーイズIIメン "I'll Make Love to You" - ベイビーフェイス(ソングライター)(『II』所収)
- 最優秀R&Bアルバム
ラップ
[編集]- 最優秀ラップ・ソロ・パフォーマンス
- "U.N.I.T.Y." - クィーン・ラティファ(『ブラック・レイン(Black Reign)』所収)
- 最優秀ラップ・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "None of Your Business" - ソルト・ン・ペパ(『Very Necessary』所収)
カントリー
[編集]- 最優秀女性カントリー・ボーカル・パフォーマンス(改名)
- 最優秀男性カントリー・ボーカル・パフォーマンス(改名)
- 最優秀カントリー・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "Blues For Dixie" - アスリープ・アット・ザ・ホイール(『Tribute to the music of Bob Wills and The Texas Playboys』所収)
- 最優秀カントリー・コラボレーション
- 最優秀カントリー・インストゥルメンタル・パフォーマンス
- "Young Thing"- チェット・アトキンス
- 最優秀カントリー・ソング
- "I Swear" - ゲイリー・ベイカー&フランク・J・マイヤーズ(ソングライター)(John Michael Montgomery『Kickin' It Up』所収)
- 最優秀カントリー・アルバム
- 最優秀ブルーグラス・アルバム(クワイアもしくはコーラス)
- Various Artists『The Great Dobro Sessions』 - ジェリー・ダグラス、Tut Taylor(プロデューサー)
ニューエイジ
[編集]- 最優秀ニューエイジ・アルバム
- 『野生への祈り(Prayer for the Wild Things)』 - ポール・ウィンター
ジャズ
[編集]- 最優秀ジャズ・インストゥメンタル・ソロ
- "Prelude To A Kiss" - ベニー・カーター(『Elegy In Blue』所収)
- 最優秀ジャズ・インストゥメンタル・パフォーマンス(個人もしくはグループ)
- 『マイルス・デイヴィス・トリビュート(A Tribute To Miles)』 - ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムス、ウォレス・ルーニー、ウェイン・ショーター
- 最優秀ラージ・ジャズ・アンサンブル・パフォーマンス
- 最優秀ジャズ・ボーカル・パフォーマンス
- 最優秀コンテンポラリー・ジャズ・パフォーマンス
- 『アウト・オブ・ザ・ループ(Out of the Loop)』 - ブレッカー・ブラザーズ
- 最優秀ラテン・ジャズ・パフォーマンス(新設)
- 『ダンソン(Danzón)』 - アルトゥーロ・サンドヴァル
ゴスペル
[編集]- 最優秀ポップ/コンテンポラリー・ゴスペル・アルバム
- 『Mercy』 - アンドレ・クラウチ
- 最優秀ロック・ゴスペル・アルバム
- 『Wake-Up Call』 - Petra
- 最優秀トラディショナル・ソウル・ゴスペル・アルバム
- 『Songs of the Church - Live in Memphis』 - Albertina Walker
- 最優秀コンテンポラリー・ソウル・ゴスペル・アルバム
- 『Join the Band』 - テイク6
- 最優秀サザン、カントリーもしくはブルーグラス・ゴスペル・アルバム
- 『I Know Who Holds Tomorrow』 - アリソン・クラウス&ザ・コックス・ファミリー
- 最優秀ゴスペル・アルバム(クワイアもしくはコーラス)
- The Thompson Community Singers『Through God's Eyes』 - Milton Brunson(クワイア・ディレクター)
- The Love Fellowship Crusade Choir『Live in Atlanta at Morehouse College』 - Hezekiah Walker(クワイア・ディレクター)
ラテン
[編集]- 最優秀ラテン・ポップ・パフォーマンス
- 『セグンド・ロマンセ(Segundo Romance)』 - ルイス・ミゲル
- 最優秀トロピカル・ラテン・ポップ・パフォーマンス
- 『マスター・セッションズ VOL.1(Master Sessions Volume 1)』 - カチャーオ
- 最優秀メキシカン-アメリカン/テハーノ・ミュージック・パフォーマンス
- 『Recuerdo A Javier Solis』 - ヴィッキー・カー
ブルース
[編集]- 最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム
- 『フロム・ザ・クレイドル(From the Cradle)』 - エリック・クラプトン
- 最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム
- 『Father Father』 - ポップス・ステイプルズ
フォーク
[編集]- 最優秀トラディショナル・フォーク・アルバム
- 最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバム
- 『アメリカン・レコーディングス(American Recordings)』 - ジョニー・キャッシュ
レゲエ
[編集]- 最優秀レゲエ・アルバム
- 『クルーシャル~ルーツ・クラシックス(Crucial! Roots Classics)』 - バニー・ウェイラー
ポルカ
[編集]- 最優秀ポルカ・アルバム
ワールドミュージック
[編集]- 最優秀ワールドミュージック・アルバム
- 『トーキング・ティンバクトゥー(Talking Timbuktu)』 - アリ・ファルカ・トゥーレ&ライ・クーダー
チルドレンズ
[編集]- 最優秀ミュージカル・アルバム(子供向け)
- Various Artists『ライオン・キング:オリジナル・サウンドトラック(The Lion King - Original Motion Picture Soundtrack)』 - マーク・マンシーナ、ジェイ・リフキン、クリス・トーマス、ハンス・ジマー(プロデューサー)
- 最優秀スポークン・ワード・アルバム(子供向け)
- ロバート・ギローム『The Lion King Read-Along』 - Ted Kryczko、Randy Thornton(プロデューサー)
スポークン・ワード
[編集]- 最優秀スポークン・ワードもしくは非ミュージカル・アルバム
- 最優秀スポークン・コメディ・アルバム
ミュージカル・ショー
[編集]- 最優秀ミュージカル・ショー・アルバム
- The original cast 『Passion』 - フィル・ラモーン(プロデューサー)。スティーヴン・ソンドハイム(作詞者兼作曲者)。
作曲・編曲
[編集]- 最優秀インストゥルメンタル作曲
- ブレッカー・ブラザーズ "African Skies" - マイケル・ブレッカー(作曲者)(『アウト・オブ・ザ・ループ(Out of the Loop)』所収)
- 最優秀楽曲(映画もしくはテレビ向け)
- ブルース・スプリングスティーン『ストリーツ・オブ・フィラデルフィア(Streets of Philadelphia)』 - ブルース・スプリングスティーン(作曲者)
- 最優秀インストゥルメンタル作曲(映画もしくはテレビ向け)
- 『シンドラーのリスト(Schindler's List)』 - ジョン・ウィリアムス(作曲者)
- 最優秀インストゥルメンタル編曲
- デイヴ・グルーシン "スリー・カウボーイ・ソングス" - デイヴ・グルーシン(編曲者)(『オーケストラル・アルバム(The Orchestral Album)』所収)
- 最優秀インストゥルメンタル編曲(ボーカルあり)
- カーメン・トゥイリー(歌唱)"サークル・オブ・ライフ(Circle of Life)" - ハンス・ジマー、Lebo Morake(編曲者)(『ライオン・キング:オリジナル・サウンドトラック(The Lion King: Original Motion Picture Soundtrack)』所収)
パッケージングおよびノーツ
[編集]- 最優秀録音パッケージ
- アスリープ・アット・ザ・ホイール『Tribute to the Music of Bob Wills & the Texas Playboys』 - Buddy Jackson(アート・ディレクター)
- 最優秀録音パッケージ(ボックスド)(新設)
- エラ・フィッツジェラルド『The Complete Ella Fitzgerald Songbooks』 - Chris Thompson(アート・ディレクター)
- 最優秀アルバム・ノーツ
- ルイ・アームストロング『Louis Armstrong - Portrait of The Artist as a Young Man 1923-1934』 - Dan Morgenstern、Loren Schoenberg(アルバム・ノーツ・ライター)
ヒストリカル
[編集]- 最優秀ヒストリカル・アルバム
制作・エンジニアリング
[編集]- 最優秀エンジニアド・アルバム(非クラシカル)
- ボニー・レイット『Longing in Their Hearts』 - Ed Cherney(エンジニア)
- 最優秀エンジニアド・アルバム(クラシカル)
- レナード・スラットキン、セントルイス交響楽団『コープランド:Music For Films』 - William Hoekstra(エンジニア)
- プロデューサー・オブ・ザ・イヤー
- クラシカル・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー
- アンドリュー・コーネル
ミュージック・ビデオ
[編集]- 最優秀ミュージック・ビデオ(短編)
- ローリング・ストーンズ "Love is Strong" - デヴィッド・フィンチャー(ビデオ・ディレクター)。セアン・チャフィン(ビデオ・プロデューサー)。
- 最優秀ミュージック・ビデオ(長編)
- U2『ZOO TVツアー:ライヴ・フロム・シドニー(Zoo TV: Live from Sydney)』 - デヴィッド・マレット(ビデオ・ディレクター)。Ned O'Hanlon、Rocky Oldham(ビデオ・プロデューサー)。
特別賞
[編集]脚注
[編集]- ^ “Past Winners Search”. GRAMMY.com. 2011年12月24日閲覧。
外部リンク
[編集]- Grammy.com(英語)