第47回グラミー賞
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第47回グラミー賞 (47th Grammy Awards) は、2005年2月13日にロサンゼルスのステイプルズ・センターで開催された。
概要
[編集]前年に亡くなったレイ・チャールズが4部門を受賞し、ラッパーのカニエ・ウェストが3部門を受賞した。
主要部門受賞者
[編集]当節の記述のうち、特記していない項目の出典は[1]である。
主要4部門
[編集]- 年間最優秀レコード賞
- "Here We Go Again" - ノラ・ジョーンズ&レイ・チャールズ(レイ・チャールズ『ジーニアス・ラヴ:永遠の愛(Genius Loves Company)』所収)
- 年間最優秀アルバム賞
- 『ジーニアス・ラヴ:永遠の愛(Genius Loves Company)』 - レイ・チャールズ& Various Artists
- 年間最優秀楽曲賞
- "Daughters" - ジョン・メイヤー(『ヘヴィアー・シングス(Heavier Things)』所収)
- 最優秀新人賞
ポップ
[編集]- 最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス
- "Sunrise" - ノラ・ジョーンズ(『フィールズ・ライク・ホーム(Feels Like Home)』所収)
- 最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス
- "Daughters" - ジョン・メイヤー(『ヘヴィアー・シングス(Heavier Things)』所収)
- 最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "Heaven" - ロス・ロンリー・ボーイズ(『ロス・ロンリー・ボーイズ(Los Lonely Boys)』所収)
- 最優秀ポップ・コラボレーション
- "Here We Go Again" - ノラ・ジョーンズ&レイ・チャールズ(レイ・チャールズ『ジーニアス・ラヴ:永遠の愛(Genius Loves Company)』所収)
- 最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス
- "11th Commandment" - ベン・ハーパー(『There Will Be a Light』所収)
- 最優秀ポップ・ボーカル・アルバム
- 『ジーニアス・ラヴ:永遠の愛(Genius Loves Company)』 - レイ・チャールズ
- 『フィールズ・ライク・ホーム(Feels Like Home)』 – ノラ・ジョーンズ
- 『アフターグロウ(Afterglow)』 – サラ・マクラクラン
- 『マインド、ボディ&ソウル(Mind Body & Soul)』 – ジョス・ストーン
- 『スマイル(Brian Wilson Presents Smile)』 – ブライアン・ウィルソン
- 最優秀ポップ・インストゥメンタル・アルバム
- Various Artists『Henry Mancini: Pink Guitar』 - James R. Jensen(プロデューサー)
ダンス
[編集]- 最優秀ダンス録音
- "トキシック" – ブリトニー・スピアーズ(『イン・ザ・ゾーン(In the Zone)』所収)
- 最優秀エレクトロニック/ダンス・アルバム
- 『キッシュ・カッシュ(Kish Kash)』 – ベースメント・ジャックス
トラディッショナル・ポップ
[編集]- 最優秀トラディッショナル・ポップ・ボーカル・アルバム
ロック
[編集]- 最優秀ソロ・ロック・ボーカル・パフォーマンス
- "Code Of Silence" - ブルース・スプリングスティーン
- 最優秀ロック・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "Vertigo" - U2(『原子爆弾解体新書〜ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム(How to Dismantle an Atomic Bomb)』所収)
- 最優秀ハードロック・パフォーマンス
- "Slither" - ヴェルヴェット・リヴォルヴァー(『コントラバンド(Contraband)』所収)
- 最優秀メタル・パフォーマンス
- "Whiplash" - モーターヘッド(『キル・エム・オール(Kill 'Em All)』所収)
- 最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス
- "Mrs. O'Leary's Cow" - ブライアン・ウィルソン(『スマイル(Brian Wilson Presents Smile)』所収)
- 最優秀ロック・ソング
- "Vertigo" - U2(『原子爆弾解体新書〜ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム(How to Dismantle an Atomic Bomb)』所収)
- 最優秀ロック・アルバム
- 『アメリカン・イディオット(American Idiot)』 - グリーン・デイ
- 『ザ・デリヴァリー・マン(The Delivery Man)』 – エルヴィス・コステロ&ジ・インポスターズ
- 『ザ・リーズン(The Reason)』 – フーバスタンク
- 『ホット・ファス(Hot Fuss)』 – ザ・キラーズ
- 『コントラバンド(Contraband)』 – ヴェルヴェット・リヴォルヴァー
オルタナティヴ
[編集]- 最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム
- 『ゴースト・イズ・ボーン(A Ghost Is Born)』 - ウィルコ
- 『メダラ(Medúlla)』 – ビョーク
- 『フランツ・フェルディナンド(Franz Ferdinand)』 – フランツ・フェルディナンド
- 『Uh Huh Her』 – PJ ハーヴェイ
- 『Good News for People Who Love Bad News』– モデスト・マウス
R&B
[編集]- 最優秀女性R&Bボーカル・パフォーマンス
- "If I Ain't Got You" - アリシア・キーズ(『ダイアリー・オブ・アリシア・キーズ(The Diary Of Alicia Keys)』所収)
- 最優秀男性R&Bボーカル・パフォーマンス
- "Call My Name" - プリンス(『ミュージコロジー(Musicology)』所収)
- 最優秀R&Bパフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "My Boo" - アリシア・キーズ&アッシャー(アッシャー『コンフェッションズ(Confessions)』所収)
- 最優秀トラディッショナルR&Bボーカル・パフォーマンス
- "Musicology" - プリンス(『ミュージコロジー(Musicology)』所収)
- 最優秀アーバン/オルタナティヴ・パフォーマンス
- 最優秀R&Bソング
- "You Don't Know My Name" - アリシア・キーズ、ハロルド・リリー、カニエ・ウェスト(アリシア・キーズ『ダイアリー・オブ・アリシア・キーズ(The Diary Of Alicia Keys)』所収)
- 最優秀R&Bアルバム
- 『ダイアリー・オブ・アリシア・キーズ(The Diary Of Alicia Keys)』 - アリシア・キーズ
- 最優秀コンテンポラリーR&Bアルバム
- 『コンフェッションズ(Confessions)』 - アッシャー
ラップ
[編集]- 最優秀ラップ・ソロ・パフォーマンス
- "99 Problems" - ジェイ・Z(『ザ・ブラック・アルバム(The Black Album)』所収)
- 最優秀ラップ・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "Let's Get It Started" - ブラック・アイド・ピース(『エレファンク(Elephunk)』所収)
- 最優秀ラップ・コラボレーション
- "Yeah!" - アッシャー featuring リル・ジョン&リュダクリス(『Confessions』所収)
- 最優秀ラップ・ソング
- "Jesus Walks" - ミリ・ベン・アリ、Rhymefest、カニエ・ウェスト(ソングライター)(カニエ・ウェスト『ザ・カレッジ・ドロップアウト(The College Dropout)』所収)
- 最優秀ラップ・アルバム
- 『ザ・カレッジ・ドロップアウト(The College Dropout)』 - カニエ・ウェスト
- 『トゥ・ザ・5ボローズ(To the 5 Boroughs)』 – ビースティ・ボーイズ
- 『ザ・ブラック・アルバム(The Black Album)』 – ジェイ・Z
- 『The Definition』 – LL・クール・J
- 『スーツ(Suit)』 – ネリー
カントリー
[編集]- 最優秀女性カントリー・ボーカル・パフォーマンス
- 最優秀男性カントリー・ボーカル・パフォーマンス
- 最優秀カントリー・パフォーマンス・デュオもしくはグループ
- "Top of the World" - ディキシー・チックス(『Home』所収)
- 最優秀カントリー・コラボレーション(ボーカルあり)
- "Portland Oregon" - ジャック・ホワイト&ロレッタ・リン(ロレッタ・リン『Van Lear Rose』所収)
- 最優秀カントリー・インストゥルメンタル・パフォーマンス
- "Earl's Breakdown" - ニッティ・グリッティ・ダート・バンド featuring アール・スキャッグス、ランディ・スキャッグス、ヴァッサー・クレメンツ、ジェリー・ダグラス(『Will the Circle be Unbroken』所収)
- 最優秀カントリー・ソング
- ティム・マグロウ "Live Like You Were Dying" - クレイグ・ワイズマン 、ティム・ニコルズ(ソングライター)(『Live Like You Were Dying』所収)
- 最優秀カントリー・アルバム
- 『Van Lear Rose』 - ロレッタ・リン
- 最優秀ブルーグラス・アルバム
ニューエイジ
[編集]- 最優秀ニューエイジ・アルバム
- 『Returning』 - ウィリアム・アッカーマン
- 『Atlantis: A Symphonic Journey』 – David Arkenstone
- 『Two Horizons』 – Moya Brennan
- 『Piano』 – Peter Kater
- 『American River』 – Jonathan Elias
ジャズ
[編集]- 最優秀ジャズ・インストゥメンタル・ソロ
- "Speak Like A Child" - ハービー・ハンコック(ハーヴィー・メイソン『ウィズ・オール・マイ・ハート(With All My Heart)』所収)
- 最優秀ジャズ・インストゥメンタル・アルバム(個人もしくはグループ)
- 『イルミネイションズ(Illuminations)』 - マッコイ・タイナー、ゲイリー・バーツ、テレンス・ブランチャード、クリスチャン・マクブライド、ルイス・ナッシュ
- 最優秀ラージ・ジャズ・アンサンブル・アルバム
- 『コンサート・イン・ザ・ガーデン(Concert in the Garden)』 - マリア・シュナイダー
- 最優秀ジャズ・ボーカル・アルバム
- 『レア・ソングス~ヴェリー・パーソナル(R.S.V.P. (Rare Songs, Very Personal))』 - ナンシー・ウィルソン
- 最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム
- 『アンスピーカブル (Unspeakable)』 - ビル・フリゼール
- 最優秀ラテン・ジャズ・アルバム
- 『ランド・オブ・ザ・サン(Land Of The Sun)』 - チャーリー・ヘイデン
ゴスペル
[編集]- 最優秀ゴスペル・パフォーマンス
- "Heaven Help Us All" – レイ・チャールズ&グラディス・ナイト(『Signed』所収)
- 最優秀ポップ/コンテンポラリー・ゴスペル・アルバム
- 最優秀ロック・ゴスペル・アルバム
- 最優秀トラディショナル・ソウル・ゴスペル・アルバム
- 最優秀コンテンポラリー・ソウル・ゴスペル・アルバム
- 最優秀サザン、カントリーもしくはブルーグラス・ゴスペル・アルバム
- 最優秀クワイアもしくはコーラス・アルバム
- 『Live ... This is Your House』 – The Brooklyn Tabernacle Choir
ラテン
[編集]- 最優秀ラテン・ポップ・アルバム
- 最優秀トラディショナル・トロピカル・ラテン・ポップ・アルバム
- 『¡Ahora Sí!』 - イスラエル・ロペス
- 最優秀メキシカン/メキシカン-アメリカン・アルバム
- 『Intimamente』 - Intocable
- 最優秀ラテン・ロック/オルタナティヴ・アルバム
- 『Street Signs』 - オゾマトリ
- 最優秀テハーノ・アルバム
- 『Polkas, Gritos y Acordeónes』 - David Lee Garza、Joel Guzman、Sunny Sauceda
- 最優秀サルサ/メレンゲ・アルバム
- 『Across 110th Street』 - スパニッシュ・ハーレム・オーケストラ featuring ルーベン・ブラデス
ブルース
[編集]- 最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム
- 最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム
- 『Keep It Simple』 - ケブ・モ
フォーク
[編集]- 最優秀トラディショナル・フォーク・アルバム
- 『Beautiful Dreamer: The Songs of Stephen Foster』 - Various Artists
- 最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバム
- 最優秀ネイティブ・アメリカン・ミュージック・アルバム
- 最優秀ハワイアン・ミュージック・アルバム(新設)
- Island Artists『ハワイアン・スラック・キー・ギター・マスターズ vol.2(Slack Key Guitar: Volume 2)』 - Charles M. Brotman(プロデューサー)
レゲエ
[編集]- 最優秀レゲエ・アルバム
- 『トゥルー・ラヴ(True Love)』 - トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズ
ポルカ
[編集]- 最優秀ポルカ・アルバム
ワールドミュージック
[編集]- 最優秀トラディッショナル・ワールドミュージック・アルバム
- 最優秀コンテンポラリー・ワールドミュージック・アルバム
- 『エジプト(Egypt)』 - ユッスー・ンドゥール
スポークン・ワード
[編集]- 最優秀スポークン・ワード・アルバム
コメディ
[編集]- 最優秀コメディ・アルバム
- 『The Daily Show With Jon Stewart Presents...America: A Citizen's Guide To Democracy Inaction』 - ジョン・スチュワート
映画、テレビ、その他ビジュアルメディア向け
[編集]- 最優秀コンピレーション・サウンドトラック・アルバム(映画、テレビ、その他ビジュアルメディア向け)
- Various Artists『終わりで始まりの4日間(Music From The Motion Picture: Garden State)』 - ザック・ブラフ(コンピレーション・プロデューサー)
- 最優秀スコア・サウンドトラック・アルバム(映画、テレビ、その他ビジュアルメディア向け)
- 『ロード・オブ・ザ・リング:王の帰還:オリジナル・サウンドトラック(The Lord of the Rings: The Return of the King: Motion Picture Soundtrack)』 - ハワード・ショア(作曲者)。John Kurlander(エンジニア)。Peter Cobbin(エンジニア/ミキサー)。
- 最優秀楽曲(映画、テレビ、その他ビジュアルメディア向け)
- "Into the West" - アニー・レノックス、ハワード・ショア、フラン・ウォルシュ(ソングライター)(『ロード・オブ・ザ・リング:王の帰還:オリジナル・サウンドトラック(The Lord of the Rings: The Return of the King: Motion Picture Soundtrack)』所収)
作曲・編曲
[編集]- 最優秀インストゥルメンタル作曲
- ヨーヨー・マ "Merengue" - Paquito D'Rivera(作曲者)(『オブリガード・ブラジル:ライヴ・イン・コンサート(Obrigado Brazil: Live In Concert)』所収)
- 最優秀インストゥルメンタル編曲
- ザ・ヴァンガード・ジャズ・オーケストラ "Past Present and Future" - Slide Hampton(編曲者)(『The Way: Music of Slide Hampton』所収)
- 最優秀インストゥルメンタル編曲(ボーカリストあり)
- レイ・チャールズ&ジョニー・マティス "Over the Rainbow" - Victor Vanacore(編曲者)(レイ・チャールズ『ジーニアス・ラヴ:永遠の愛(Genius Loves Company)』所収)
パッケージングおよびノーツ
[編集]- 最優秀録音パッケージ
- ウィルコ『ゴースト・イズ・ボーン(A Ghost Is Born)』 - Peter Buchanan-Smith、Dan Nadel(アート・ディレクター)
- 最優秀ボックスドもしくは特別限定版パッケージ
- トーキング・ヘッズ『ワンス・イン・ア・ライフタイム(Once in a Lifetime)』 - ステファン・サグマイスター(アート・ディレクター)
- 最優秀アルバム・ノーツ
- ウディ・ハーマン& His Orchestra & Woodchoppers『The Complete Columbia Recordings of Woody Herman and His Orchestra & Woodchoppers (1945–1947)』 - Loren Schoenberg(アルバム・ノーツ・ライター)
制作・エンジニアリング
[編集]- 最優秀エンジニアド録音(非クラシカル)
- レイ・チャールズ、Various Artists『ジーニアス・ラヴ~永遠の愛 (Genius Loves Company)』 - Robert Fernandez、John Harris、Terry Howard、Pete Karam、Joel Moss、Seth Presant、アル・シュミット、Ed Thacker(エンジニア)
- 最優秀・エンジニアド録音(クラシカル)
- ロバート・スパーノ、アトランタ交響楽団『ヒグドン:シティ・スケープ、オーケストラのための協奏曲(Higdon: City Scape; Concerto for Orchestra)』 - Jack Renner(エンジニア)
- 最優秀リミックスド録音(非クラシカル)
- ノー・ダウト "It's My Life (Jacques Lu Cont's Thin White Duke Mix)" - Jacques Lu Cont(リミキサー)
- プロデューサー・オブ・ザ・イヤー(非クラシカル)
- プロデューサー・オブ・ザ・イヤー(クラシカル)
サラウンドサウンド
[編集]- 最優秀サラウンドサウンド・アルバム(新設)
- レイ・チャールズ& Various Artists『ジーニアス・ラヴ~永遠の愛 (Genius Loves Company)』 - アル・シュミット(サラウンド・ミックス・エンジニア)。Robert Hadley、Doug Sax(サラウンド・マスタリング・エンジニア)。
ミュージック・ビデオ
[編集]- 最優秀ミュージック・ビデオ(短編)
- U2 "ヴァーティゴ(Vertigo)" - Alex and Martin(ビデオ・ディレクター)
- 最優秀ミュージック・ビデオ(長編)
- Various Artists『コンサート・フォー・ジョージ(Concert for George)』 - David Leland(ビデオ・ディレクター)。ライ・クーダー、Olivia Harrison、Jon Kamen(ビデオ・プロデューサー)。
特別賞
[編集]- 生涯業績賞
脚注
[編集]- ^ “Past Winners Search”. GRAMMY.com. 2011年10月21日閲覧。
- ^ “Brian Wilson: MusiCares Person of the Year”. TODAY.com (2004年12月1日). 2011年10月22日閲覧。
外部リンク
[編集]- Grammy.com(英語)