スコッティ・シェフラー
Scottie Scheffler | |
---|---|
Scheffler in 2023 | |
基本情報 | |
名前 | スコッティ・シェフラー |
生年月日 | 1996年6月21日(28歳) |
身長 | 6 ft 3 in (1.91 m) |
体重 | 200 lb (91 kg; 14 st) |
出身地 | リッジウッド, U.S. |
配偶者 |
Meredith Scudder(結婚 2020年) |
経歴 | |
大学 | テキサス大学 |
現在のツアー | PGAツアー |
以前のツアー | ウェブドットコムツアー |
プロ勝利数 | 16 |
優勝数 | |
PGAツアー | 13 |
ヨーロッパ | 3 |
コーンフェリー | 2 |
他ツアー | 2 |
メジャー選手権最高成績 | |
マスターズ | 優勝: 2022, 2024 |
PGA選手権 | 2位タイ: 2023 |
全米オープン | 2位タイ: 2022 |
全英オープン | 7位タイ: 2024 |
受賞 | |
Korn Ferry Tour Player of the Year | 2019 |
PGA Tour Rookie of the Year | 2020 |
PGA Tour leading money winner | 2021–22 |
PGA Tour Player of the Year | 2021–22 |
獲得メダル | ||
---|---|---|
男子 ゴルフ | ||
アメリカ合衆国 | ||
オリンピック | ||
金 | 2024 パリ | 個人 |
スコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler, 1996年6月21日 - )は、アメリカ合衆国のプロゴルファー。世界ランクの最高位は1位[1]。2022・24年マスターズ優勝。2024年パリオリンピック金メダリスト。
来歴
[編集]シェフラーはニュージャージー州リッジウッドで生まれ、幼少期にテキサス州ダラスへ引っ越し、ハイランドパーク高校では2013年「全米ジュニア」を制覇[2]。2014年にテキサス大学に入学しゴルフ部として活躍[2]。1年時に新人王(フィル・ミケルソン・アワード)を獲得し、2017年にはウォーカーカップ代表[2]。2017年「全米オープン」ローアマチュア。プロ転向翌年の2019年に米下部ツアーのウェブドットコムツアーで2勝を挙げ、ファイナルズに優勝して年間王者・最優秀選手に輝く[2]。
レギュラーツアーに昇格したルーキーイヤー2020シーズンはポイントランキング5位に食い込み、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞[2]。プレーオフシリーズ初戦となる2020年8月21日のザ・ノーザントラスト2日目ではツアー史上11人目(12回目)の59をマーク[3][4]。その時のスコアカードは
Hole | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Par | 4 | 5 | 3 | 4 | 4 | 4 | 5 | 3 | 4 | 4 | 3 | 4 | 4 | 4 | 4 | 3 | 4 | 5 |
Score | E | −1 | −1 | −2 | −3 | −4 | −5 | −5 | −6 | −7 | −8 | −8 | −8 | −9 | −10 | −11 | −11 | −12 |
同年末に高校時代からの恋人メレディスと結婚[2]。2021年には第43回ライダーカップアメリカ代表に選出。
2022年2月「フェニックスオープン」でプレーオフの末に初優勝をつかみ[5]、1カ月後の「アーノルド・パーマー招待」で2勝目[6]。さらに「WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー」でWGC初制覇を果たし、世界ランキング1位に上り詰める[7]と、勢いは止まらず「マスターズ」でメジャー初優勝[8]。2023年には世界ランキング1位をロリー・マキロイに譲っていたが「フェニックスオープン」で連覇を達成すると世界ランク1位に復帰する[9]。「ザ・プレーヤーズ選手権」でツアー6勝目。同年のツアー外競技の「ヒーローワールドチャレンジ」も制した[10]。
2024年「アーノルド・パーマー招待」で大会2勝目を挙げる[11]と、翌週の「ザ・プレーヤーズ選手権」で大会史上初となる連覇を達成した[12]。マスターズで2年ぶりの優勝のみならず、翌週のRBCヘリテージ、トラベラーズ選手権などのシグネチャー大会も制し、年間最多勝を確定させた。
優勝歴
[編集]PGAツアー(13)
[編集]勝数 |
メジャー選手権(2) |
プレーヤーズ選手権(2) |
世界ゴルフ選手権(1) |
フェデックス・カップ・プレーオフ (1) |
ツアー(7) |
No. | 年月日 | 大会 | 優勝スコア | 打差 | 2位(タイ) |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2022年2月13日 | フェニックス・オープン | -16(68-71-62-67=268) | プレーオフ | パトリック・カントレー |
2 | 2022年3月6日 | アーノルド・パーマー招待 | -5(70-73-68-72=283) | 1打差 | ティレル・ハットン ビリー・ホーシェル ビクトル・ホブラン |
3 | 2022年3月27日 | WGC-デルテクノロジーズ・マッチプレー | 4 and 3 | - | ケビン・キズナー |
4 | 2022年4月11日 | マスターズ・トーナメント | -10(69-67-71-71=278) | 3打差 | ローリー・マキロイ |
5 | 2023年2月12日 | フェニックス・オープン (2) | -19(68-64-68-65=265) | 2打差 | ニック・テイラー |
6 | 2023年3月12日 | ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ | -17(68-69-65-69=271) | 5打差 | ティレル・ハットン |
7 | 2024年3月10日 | アーノルド・パーマー招待 (2) | -15(70-67-70-66=273) | 5打差 | ウィンダム・クラーク |
8 | 2024年3月17日 | ザ・プレーヤーズ・チャンピオンシップ (2) | -20(67-69-68-64=268) | 1打差 | ウィンダム・クラーク ブライアン・ハーマン ザンダー・シャウフェレ |
9 | 2024年4月14日 | マスターズ・トーナメント (2) | -11(66-72-71-68=277) | 4打差 | ルドビグ・オーベリ |
10 | 2024年4月21日 | RBCヘリテージ | -19(69-65-63-68=263) | 3打差 | サヒス・ティーガラ |
11 | 2024年6月9日 | メモリアル・トーナメント | -8(67-68-71-74=280) | 1打差 | コリン・モリカワ |
12 | 2024年6月23日 | トラベラーズ選手権 | -22(65-64-64-65=258) | プレーオフ | キム・ジュヒョン |
13 | 2024年9月1日 | ザ・ツアーチャンピオンシップ | -30(65-66-66-67=264) | 4打差 | コリン・モリカワ |
- PGAツアープレーオフ記録(2-1)
No. | 年 | 大会 | 対戦相手 | 内容 |
---|---|---|---|---|
1 | 2022年 | フェニックス・オープン | パトリック・カントレー | 3ホール目、バーディーを決めシェフラーの優勝。 |
1 | 2022年 | チャールズ・シュワブ・チャレンジ | サム・バーンズ | 1ホール目、バーディーを決められ敗北 |
2 | 2024年 | トラベラーズ選手権 | キム・ジュヒョン | 1ホール目、パーセーブしシェフラーの優勝。 |
その他優勝 (3)
[編集]No. | 年月日 | 大会 | 優勝スコア | 打差 | 2位(タイ) |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2023年12月3日 | ヒーロー・ワールドチャレンジ | -20(69-66-65-68=268) | 3打差 | Sepp Straka |
2 | 2024年8月4日 | パリオリンピック | -19(67-69-67-62=265) | 1打差 | トミー・フリートウッド |
3 | 2024年12月8日 | ヒーロー・ワールドチャレンジ (2) | -20(67-64-69-63=263) | 6打差 | キム・ジュヒョン |
脚注
[編集]- ^ Schmitt, Tim (March 27, 2022). “Scottie Scheffler tops Kevin Kisner at WGC-Technologies Match Play, will move to World No. 1”. Golfweek March 27, 2022閲覧。.
- ^ a b c d e f “スコッティ・シェフラー プロフィール”. ゴルフダイジェスト・オンライン. 2024年3月29日閲覧。
- ^ “Rookie Scottie Scheffler shoots 59 at Northern Trust, one stroke short of PGA Tour record”. Yahoo! (August 21, 2020). 2022年4月10日閲覧。
- ^ “初の同日2人達成ならず シェフラー「59」ジョンソン「60」”. GDOニュース. 2024年3月29日閲覧。
- ^ “シェフラーがPO制してツアー初優勝 松山英樹8位”. GDOニュース. 2024年3月29日閲覧。
- ^ “シェフラー2勝目でポイントランクトップに浮上 松山英樹20位”. GDOニュース. 2024年3月29日閲覧。
- ^ “シェフラーがWGC初制覇で世界ランキング1位へ”. GDOニュース. 2024年3月29日閲覧。
- ^ “世界1位シェフラーがメジャー初V 松山英樹14位で連覇ならず”. GDOニュース. 2024年3月29日閲覧。
- ^ “シェフラーが大会連覇で世界ランク1位復帰 松山英樹は29位”. GDOニュース. 2024年3月29日閲覧。
- ^ “世界ランク1位のシェフラーが大会初制覇 ウッズは18位で72ホール完走”. GDOニュース. 2024年3月29日閲覧。
- ^ “松山英樹は連勝ならず12位 シェフラー貫禄の独走V”. GDOニュース. 2024年3月29日閲覧。
- ^ “松山英樹は67と伸ばして6位、世界ランク1位のシェフラーが大会初の連覇達成 - スポニチ Sponichi Annex スポーツ”. スポニチ Sponichi Annex. 2024年3月29日閲覧。