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スコッティ・ピッペン・ジュニア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
スコッティ・ピッペン・ジュニア
Scotty Pippen Jr.
ヴァンダービルト大学でのピッペン・ジュニア
（2020年）
メンフィス・グリズリーズ  No.1
ポジション PG
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (2000-11-10) 2000年11月10日（24歳）
出身地 オレゴン州の旗 オレゴン州ポートランド
身長 185cm (6 ft 1 in)
体重 77kg (170 lb)
キャリア情報
高校 ピンクレストスクール（英語版）
シエラキャニオン・スクール（英語版）
大学 ヴァンダービルト大学
NBAドラフト 2022年 / ドラフト外
プロ選手期間 2022年–現在
経歴
2022-2023ロサンゼルス・レイカーズ
2022-2023→サウスベイ・レイカーズ
2023-2024サウスベイ・レイカーズ
2024-メンフィス・グリズリーズ
2024-→メンフィス・ハッスル
受賞歴
  • 2×オールSECファーストチーム (2021, 2022)
  • SECオールフレッシュマンチーム (2020)
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

スコッティ・モーリス・ピッペン・ジュニア（Scotty Maurice Pippen Jr., 2000年11月10日 - ）は、アメリカ合衆国・オレゴン州ポートランド出身のバスケットボール選手。NBAのメンフィス・グリズリーズに所属している。ポジションはポイントガード。シカゴ・ブルズなどで活躍し、殿堂入りを果たしたスコッティ・ピッペンは実父[1]。

経歴

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生い立ち

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父のピッペンがポートランド・トレイルブレイザーズに所属していた2000年にポートランドで生まれる[2]。

ハイスクール

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シエラ・キャニオン・スクール（英語版）ではマービン・バグリー3世やケニオン・マーティン・ジュニア、カシアス・スタンリー（英語版）とチームメイトであった[3]。4年目のシーズンに平均16.3得点、4.6リバウンド、3.6リバウンドを記録し、チームの州大会優勝に貢献した[4]。

その後ワシントン州立大学、サンフランシスコ大学、コロラド州立大学（英語版）、UCSB、ホフストラ大学からオファーを受けたが、ヴァンダービルト大学への進学を決断した[5][6]。

カレッジ

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ヴァンダービルト大学では1学年上のアーロン・ネスミス、セイベン・リー（英語版）と共に主力として活躍。2019年11月20日のオースティン・ピー州立大学戦、2020年3月7日のサウスカロライナ大学戦でシーズンハイとなる21得点を記録した[7][8]。1年目の2019-20シーズンは平均12.0得点、2.8リバウンド、3.6アシストを記録し、SECオールフレッシュマンチームに選出された[9]。

2年目の2020-21シーズンはネスミスとリーが共に2020年のNBAドラフトで指名されてチームを去った中でエースに成長[10]。2021年1月27日のフロリダ大学戦で大学でのキャリアハイとなる32得点を記録した[11]。このシーズン終了後に2021年のNBAドラフトにアーリーエントリーしたが、後に撤回して大学に残った。

3年目の2021-22シーズンもエースとして活躍し、シーズン終了後に2022年のNBAドラフトにアーリーエントリーした。

ロサンゼルス・レイカーズ

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ドラフトでは指名がなく、2022年7月1日にロサンゼルス・レイカーズとのツーウェイ契約に合意した[12]。

2023年9月7日にレイカーズとのエグジビット10契約に合意したが[13]、10月16日にレイカーズから解雇された[14]。

メンフィス・グリズリーズ

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2024年1月16日にメンフィス・グリズリーズとのツーウェイ契約に合意した[15]。4月13日のロサンゼルス・レイカーズ戦でキャリアハイとなる28得点を記録したが、チームは120-123で惜敗した[16]。このシーズン21試合のうち16試合で先発起用され、前年の1試合平均得点2.3を大きく上回る、12.9の平均得点を残した[17]。

2024-25シーズン開幕を控える中、10月15日にグリズリーズとの本契約に合意した[18]。11月2日のフィラデルフィア・76ers戦でキャリアハイとなる13アシストを含む12得点、4リバウンド、1スティールを記録し、チームは124-107で勝利した[19]。同月8日のワシントン・ウィザーズ戦で自身初のトリプル・ダブルとなる11得点、10リバウンド、11アシスト、1スティールを記録し、親子2世代でトリプル・ダブルを達成したNBA史上初の事例となった[20]。11月23日のシカゴ・ブルズ戦でキャリアハイを更新する30得点を記録した[21]。

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド数  APG  平均アシスト数  SPG  平均スティール数
 BPG  平均ブロック数  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA

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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2022–23 LAL 6 0 5.3 .333 .333 .556 .7 .3 .3 .2 2.3
2023–24 MEM 21 16 25.1 .493 .417 .745 3.2 4.7 1.7 .5 12.9
通算 27 16 20.7 .484 .413 .719 2.6 3.7 1.4 .4 10.6

カレッジ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2019-20 ヴァンダービルト 32 31 29.8 .393 .362 .709 2.8 3.6 1.1 .1 12.0
2020-21 22 22 31.8 .428 .358 .850 2.8 4.9 1.8 .2 20.8
2021-22 36 36 33.1 .416 .325 .749 3.6 4.5 1.9 .2 20.4
通算 90 89 31.6 .414 .343 .763 3.1 4.3 1.6 .2 17.5

脚注

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  1. ^ “Vanderbilt's Pippen Jr. Sharing Spotlight with Famous Father” (英語). SI.com. 2021年3月9日閲覧。
  2. ^ Oregonian/OregonLive, Amanda Miles for The (2018年12月29日). “Scotty Pippen Jr. powers Sierra Canyon past Jefferson for spot in LSI title game” (英語). oregonlive. 2021年3月9日閲覧。
  3. ^ “Next generation NBA royalty packs Sierra Canyon roster” (英語). USA TODAY High School Sports (2017年12月19日). 2021年3月9日閲覧。
  4. ^ “Jerry Stackhouse signs Scottie Pippen's son as first recruit at Vanderbilt” (英語). sports.yahoo.com. 2021年3月9日閲覧。
  5. ^ “College basketball recruiting: Son of Hall of Famer Scottie Pippen commits to Vanderbilt” (英語). CBSSports.com. 2021年3月9日閲覧。
  6. ^ “Pippen Jr., 4-star recruit, commits to Vanderbilt” (英語). ESPN.com (2019年1月11日). 2021年3月9日閲覧。
  7. ^ Sparks, Adam. “Vanderbilt basketball: Scotty Pippen Jr.'s big night nets win over Austin Peay” (英語). The Tennessean. 2021年3月9日閲覧。
  8. ^ “South Carolina vs. Vanderbilt - Game Recap - March 7, 2020 - ESPN” (英語). ESPN.com. 2021年3月9日閲覧。
  9. ^ “Vanderbilt's Saben Lee, Scotty Pippen Jr. earn All-SEC honors” (英語). Vandy247. 2021年3月9日閲覧。
  10. ^ Estes, Gentry. “Vanderbilt basketball's Scotty Pippen Jr. has unfinished business with Kentucky | Estes” (英語). The Tennessean. 2021年3月9日閲覧。
  11. ^ Hills, Drake. “Scotty Pippen Jr. scores career-high 32 points but Vanderbilt basketball falls to Florida” (英語). The Tennessean. 2021年3月9日閲覧。
  12. ^ “Lakers Sign Scotty Pippen Jr. and Cole Swider to Two-Way Contracts” (英語). www.nba.com. 2022年7月1日閲覧。
  13. ^ “Los Angeles Lakers Sign Four Players”. NBA.com (September 7, 2023). September 8, 2023閲覧。
  14. ^ “Los Angeles Lakers Waive Three Players”. NBA.com (October 16, 2023). October 20, 2023閲覧。
  15. ^ Grizzlies PR [@GrizzliesPR] (2024年1月16日). "The @memgrizz today announced the team signed Scotty Pippen Jr. to a two-way contract". X（旧Twitter）より2024年1月16日閲覧。
  16. ^ “LeBron James scores 37, Anthony Davis finishes with 36 as the Lakers beat Grizzlies 123-120” (英語). ESPN (April 13, 2024). May 12, 2024閲覧。
  17. ^ “Scotty Pippen Jr. Career stats” (英語). ESPN. May 12, 2024閲覧。
  18. ^ “GRIZZLIES SIGN SCOTTY PIPPEN JR. TO MULTI-YEAR CONTRACT”. NBA.com (October 15, 2024). October 17, 2024閲覧。
  19. ^ “Grizzlies Roll Past 76ers, 124-107”. nba.com (November 3, 2024). November 4, 2024閲覧。
  20. ^ スコッティ・ピッペン親子が偉大なNBA記録を樹立
  21. ^ “【NBA】グリズリーズのスコッティ・ピッペンJr.が『父親のホームアリーナ』で30得点10アシストの大活躍「夢のようだ」”. バスケットボールカウント (November 25, 2024). November 27, 2024閲覧。

外部リンク

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スタッフ

ヘッドコーチ：ジェンキンス
アシスタントコーチ : ジョー・ボイラン/ カーター/ トゥオマス・イイサロ（英語版）/ ノア・ラロシェ / ジェイソン・マーチ / パトリック・ムトンボ（英語版）/ エリック・シュミット/ パトリック・セント・アンドリューズ

プレーヤー
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