テイラー・ジェンキンス
メンフィス・グリズリーズ HC | |
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役職 | ヘッドコーチ |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1984年9月12日(40歳) |
出身地 | テキサス州アーリントン |
身長(現役時) | 191cm (6 ft 3 in) |
キャリア情報 | |
出身 | ペンシルベニア大学ウォートン校 |
指導者経歴 | |
2008-2012 2012-2013 2013-2018 2018-2019 2019- |
オースティン・トロス(AC) オースティン・トロス アトランタ・ホークス(AC) ミルウォーキー・バックス(AC) メンフィス・グリズリーズ |
テイラー・ジェンキンス(Taylor Vetter Jenkins、1984年9月12日 - )は、アメリカ合衆国のプロバスケットボール指導者。テキサス州アーリントン出身[1]。アメリカ男子プロバスケットボールリーグNBAのメンフィス・グリズリーズのヘッドコーチ。
経歴
[編集]ダラスのセントマークスオブテキサス高校に通いバスケットボールチームで2回キャプテンを務め、身長6フィート3インチ(1.91 メートル)のスモール・フォワードとしてプレーした[2]。ペンシルベニア大学ウォートンスクールで経済学と副専攻の心理学、経営学を学び、経済学の学士号を取得した[2][3]。カレッジバスケットボールはプレーしなかった。
指導者歴
[編集]サンアントニオ・スパーズ
[編集]2007-2008年のシーズン中に、サンアントニオ・スパーズのバスケットボール運営部門でインターンを務め[4]、グレッグ・ポポビッチのもと、選手育成を担当していた。
オースティン・トロス
[編集]2008年から2013年まで、スパーズのDリーグアフィリエイトであるオースティン・トロスのアシスタントコーチおよびヘッドコーチを務めた。2011-2012シーズン、トロスがDリーグチャンピオンシップで優勝したとき、ジェンキンスはアシスタントコーチを務めていた。ヘッドコーチとして、2012–13シーズンにトロスを27–23(.540)の記録に導き、ベイカーズフィール・ドジャムにプレーオフ1回戦で勝利したが、準決勝でサンタクルーズ・ウォリアーズに敗れた[4]。
アトランタ・ホークス
[編集]ヘッドコーチのマイク・ビューデンホルツァーの下で、アトランタ・ホークスのアシスタントコーチを5年間(2013〜2018年)務めた。ホークスは、2015年のイースタン・カンファレンスファイナルへの進出を含め、4年連続でプレーオフに出場した。ホークスのスターターの4人をNBAオールスターに送り込んだ[5]。
ミルウォーキー・バックス
[編集]2018–19 シーズン中にビューデンホルツァーヘッドコーチに付いてミルウォーキー・バックスのアシスタントになるために移籍した。バックスはリーグベスト60勝で終了し、45年ぶりにイースタン・カンファレンス1位を獲得した[6]。コート上での小競り合いの最中にジェンキンスがベンチから飛び出し、プレーヤーを引き留めているところをESPNが映し出し脚光を浴び、ビデオはスポーツ・ウェブサイトの『アスレチック』で紹介された[7]。
2015年にNBAイースタンカンファレンスオールスターチームとNBAワールドチーム(ライジングスターズ)のアシスタントコーチも務めた。2016年8月、メキシコシティでナイキが発表したアメリカズチームキャンプに参加した。キャンプは、4日間のバスケットボールの練習とNBA選手とコーチによる競技で構成されていた[8]。
メンフィス・グリズリーズ
[編集]2019年6月11日、メンフィス・グリズリーズの新ヘッドコーチに就任した[9]。メンフィスコマーシャルアピールは、この採用を「オーナーのロバートペラにとって決定的な瞬間」とフロントオフィスと呼んだ。その月にグリズリーズを11–4の記録に導き、2020年1月にウェスタン・カンファレンスのコーチ・オブザマンスに選ばれた [10]。
ヘッドコーチ成績
[編集]NBAヘッドコーチ実績表略号説明 | |||||||||
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レギュラーシーズン | G | 試合数 | W | 勝利数 | L | 敗戦数 | W–L % | レギュラーシーズン勝率 | |
ポストシーズン | PG | 試合数 | PW | 勝利数 | PL | 敗戦数 | PW–L % | プレイオフ勝率 |
チーム | シーズン | G | W | L | W–L% | シーズン結果 | PG | PW | PL | PW–L% | 最終結果 |
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メンフィス・グリズリーズ | 2019–20 | 73 | 34 | 39 | .466 | サウスウェスト3位 | — | — | — | — | プレーオフ不出場 |
メンフィス・グリズリーズ | 2020–21 | 72 | 38 | 34 | .528 | サウスウェスト2位 | 5 | 1 | 4 | .200 | 1stラウンド敗退 |
メンフィス・グリズリーズ | 2021–22 | 82 | 56 | 26 | .683 | サウスウェスト1位 | 12 | 6 | 6 | .500 | セミファイナル敗退 |
Career | 227 | 128 | 99 | .564 | 17 | 7 | 10 | .412 |
脚注
[編集]- ^ 2007: 251st Commencement. University of Pennsylvania. p. 33 May 21, 2021閲覧。
- ^ a b “Taylor Jenkins: An Ivy Leaguer's Rise”. NBA.com (September 25, 2012). February 13, 2020閲覧。
- ^ “Wharton alum is new coach of NBA's Memphis Grizzlies”. Penn Today (June 12, 2019). May 21, 2021閲覧。
- ^ a b “NBA.com Taylor Jenkins”. www.nba.com. May 21, 2021閲覧。
- ^ “Taylor Jenkins - Official Booking Agent, Speaker, Agency, Representative”. Kauffman Sports. May 21, 2021閲覧。
- ^ “Echoes of '74: Giannis, Bucks clinch best record”. ESPN.com (April 5, 2019). June 12, 2019閲覧。
- ^ Nehm, Eric. “Buck stops here: No Milwaukee players are getting suspended...”. The Athletic. June 12, 2019閲覧。
- ^ “Hawks Assistant Jenkins To Participate In Americas Team Camp”. NBA.com (August 3, 2016). February 13, 2020閲覧。
- ^ “The Grizzlies' hiring of Taylor Jenkins is defining moment for owner Robert Pera, new front office”. The Commercial Appeal. June 12, 2019閲覧。
- ^ “Grizzlies' Taylor Jenkins named Western Conference Coach of the Month for January”. NBA.com (February 3, 2020). February 13, 2020閲覧。