スタジオ地図
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒167-0032 東京都杉並区天沼3丁目3番3号[1] 北緯35度42分21.1秒 東経139度37分14.3秒 / 北緯35.705861度 東経139.620639度座標: 北緯35度42分21.1秒 東経139度37分14.3秒 / 北緯35.705861度 東経139.620639度 |
設立 | 2011年4月 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 2011301017622 |
事業内容 | アニメーション映画の企画制作、およびそれに関わる業務 |
代表者 |
|
関係する人物 | 細田守 |
外部リンク |
www |
スタジオ地図(スタジオちず、英: Studio Chizu)は、日本のアニメ制作会社。正式社名は株式会社地図(ちず、英: CHIZU, Inc.)。
概要
[編集]2011年、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』のプロデュースを手がけた元マッドハウスの齋藤優一郎が、その監督である細田守とともに設立[2][3]。
最初の設立目的は、細田の新作映画『おおかみこどもの雨と雪』を制作する基盤となるスタジオを作ることだった[4]。「映画は一本一本が勝負の世界であり、毎回これが最後の作品と思って作っている。それまで以上に主体性と責任を持って誠実に映画と観客に向き合っていくためにも、たとえ小さくても誰かの軒先を借りるのではなく、自分たちの映画を作る場所が必要だと、細田監督とそう考えた」と齋藤は語っている[4][5]。そのため、他のスタジオのように大所帯にするつもりもなかったという[5]。細田も「とっても小さなスタジオ。一番いい形で作品づくりができる、最適な場所を求めた結果です」と述べている[6]。
スタジオの名付け親は細田[5]。『地図』という名前には、「映画にはまだ描かれていない白地図が無限に広がっている。チャレンジをしながら映画を作って新しい大陸を見つけ、そこに線を引いて一つ一つ新しい地図を描いて行きたい」という思いを込めている[5][7]。その未来に向かうチャレンジ精神を表すため、ロゴマークは『時をかける少女』の主人公・紺野真琴のシルエットが使われている[5]。
2012年、スタジオ地図のオリジナル映画第1弾として『おおかみこどもの雨と雪』が公開され、興行収入42.2億円のヒットとなる[7][8]。
2014年末、自社の映画作品から派生する事業をプロデュースするため、日本テレビ放送網との共同出資でスタジオ地図有限責任事業組合(LLP)を設立[9][10]。後にそこにKADOKAWAが加わったが、出資者は限定されている[9][10]。キャラクターグッズの販売などの作品の知的財産(IP)の管理活用はこちらで行っている。
2015年6月25日、日テレショップ内に「スタジオ地図SHOP」がサイトオープンされ、細田作品のオリジナルグッズの通信販売を開始[11]。
作品
[編集]劇場アニメ
[編集]公開年 | 公開日 | タイトル | 監督 | 原作 |
---|---|---|---|---|
2012年 | 7月21日 | おおかみこどもの雨と雪 | 細田守 | オリジナル |
2015年 | 7月11日 | バケモノの子 | ||
2018年 | 7月20日 | 未来のミライ | ||
2021年 | 7月16日 | 竜とそばかすの姫 |
関連人物
[編集]アニメーター・演出家
[編集]制作
[編集]脚注
[編集]- ^ “株式会社地図の情報”. 法人番号公表サイト. 国税庁. 2022年8月20日閲覧。
- ^ “細田守監督最新作は「おおかみこどもの雨と雪」 新スタジオ設立も”. 映画.com. 株式会社エイガ・ドット・コム (2011年12月13日). 2022年8月20日閲覧。
- ^ “細田守監督の映画制作における誠実さ「新しさを求めないと作品を作る意味がない」”. ORICON NEWS. オリコン (2018年7月19日). 2022年8月15日閲覧。
- ^ a b “映画『時をかける少女』10周年~スタジオ地図・齋藤優一郎プロデューサーインタビュー【前編】 「作家に寄り添う」と決めた原体験とは?”. アニメイトタイムズ. アニメイト (2016年11月16日). 2022年8月20日閲覧。
- ^ a b c d e “『バケモノの子』を生んだスタジオ地図ってどんな会社?”. シネマトゥデイ. 株式会社シネマトゥデイ (2016年10月23日). 2022年8月20日閲覧。
- ^ https://eiga.com/news/20111213/12/
- ^ a b “映画『おおかみこどもの雨と雪』 齋藤優一郎プロデューサー インタビュー前編”. アニメ!アニメ!. イード (2013年3月4日). 2022年8月20日閲覧。
- ^ “「おおかみこどもの雨と雪」興収42億円ヒットの背景”. アスキー. 角川アスキー総合研究所 (2013年3月9日). 2022年8月20日閲覧。
- ^ a b “【数土直志の「月刊アニメビジネス」】製作委員会を越える仕組みは可能か? 「ポプテピピック」から「未来のミライ」までの新潮流”. アニメハック. エイガ・ドット・コム (2018年9月13日). 2022年8月20日閲覧。
- ^ a b 『日経エンタテインメント!』2021年8月号、日経BP、2021年7月2日。
- ^ “最新作「バケモノの子」も登場予定 細田守作品揃えた“スタジオ地図SHOP”オープン”. アニメ!アニメ!. イード (2015年6月27日). 2022年8月20日閲覧。
参考資料
[編集]- 『細田守とスタジオ地図の仕事』(日経BP社、2015年7月、スタジオ地図 (監修), 日経エンタテインメント! (編集)) ISBN 978-4822278410
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- スタジオ地図 公式ブログ Powered by LINE - ウェイバックマシン(2015年5月28日アーカイブ分)
- スタジオ地図 (studiochizu) - Facebook
- スタジオ地図 (@studio_chizu) - X(旧Twitter)
- スタジオ地図 / STUDIO CHIZU - YouTubeチャンネル
- スタジオ地図SHOP