スタヴ・シェレズ
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スタヴ・シェレズ(Stav Sherez、1970年 - )はイギリスの推理作家・音楽評論家。
略歴
[編集]1970年に生まれてロンドンで育ち、レイティマー上級学校を経てリーズ大学に進んだ。シェレズは1999年から2004年までイギリスの音楽雑誌『Comes with a Smile』の主要な寄稿者として活動。2004年にペンギンブックスから出版された処女作の小説『野良犬の運河』(The Devil's Playground)が[1]英国推理作家協会によるCWA賞のニュー・ブラッド・ダガー賞にノミネートされた[2]。
2006年12月からカトリック雑誌の『カトリック・ヘラルド』で編集者をしながら小説を発表している[3]。2012年に発表した『A Dark Redemption』と2013年の『Eleven Days』がそれぞれ翌年のシークストン・オールドペキュリア・クライムノベルオブザイヤーアワードにノミネートされ、2017年発表の『The Intrusions』は2018年の同賞を受賞した[4]。
2008年に『The Devil's Playground』が松本剛史の訳によりヴィレッジブックスから『野良犬の運河』の邦題で出版されたが[5]、以降の作品については未訳である。
著作
[編集]- 『野良犬の運河』 The Devil's Playground :ペンギンブックス、2004年 - ニュー・ブラッド・ダガー賞ノミネート
- The Black Monastery :フェイバー・アンド・フェイバー、2009年
- A Dark Redemption :フェイバー・アンド・フェイバー、2012年 - シークストン・オールドペキュリア・クライムノベルオブザイヤーアワード 2013年ノミネート[3]
- Eleven Days :フェイバー・アンド・フェイバー、2013年 - シークストン・オールドペキュリア・クライムノベルオブザイヤーアワード 2014年ノミネート[3]
- The Intrusions :フェイバー・アンド・フェイバー、2017年 - シークストン・オールドペキュリア・クライムノベルオブザイヤーアワード 2018年受賞[4]
短篇
[編集]- God Box - Perverted by Language: Fiction Inspired by the Fall 掲載, サーペンツ・テイル、2007年
- Hotel Room - The Flash 掲載、Social Disease、2007年
脚注
[編集]- ^ “Deadly trail of blood and gore”. Gulf Daily News (2006年5月27日). 2015年8月25日閲覧。
- ^ “CWA New Blood Dagger (The Crime Writer's Association Dagger Awards”. Awards & Winners. 2015年8月25日閲覧。
- ^ a b c “Stav Sherez”. Hebban.nl. 2015年8月25日閲覧。
- ^ a b “'Silence Of The Lambs for the web age' which looks at online crime, where ‘sextortion’ goes hand-in-hand with murder wins British crime novel prize”. デイリー・メール・オンライン. (2018年7月22日) 2019年2月20日閲覧。
- ^ “松本剛史のイチ押し本”. 翻訳ミステリー大賞シンジケート (2010年7月12日). 2015年8月25日閲覧。