スター!
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スター! | |
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Star! | |
監督 | ロバート・ワイズ |
脚本 | ウィリアム・フェアチャイルド |
製作 | ソウル・チャップリン |
出演者 |
ジュリー・アンドリュース リチャード・クレンナ マイケル・クレイグ ダニエル・マッセイ |
音楽 | レニー・ヘイトン |
撮影 | アーネスト・ラズロ |
編集 | ウィリアム・レイノルズ |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
1968年10月22日 1968年8月17日 |
上映時間 | 175分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 |
400万ドル[1] 1,000万ドル[2] |
『スター!』(英: Star!(Star! (film)英語版)) は、1968年に公開されたロバート・ワイズ監督、ジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画。20世紀フォックス配給。ブロードウェイの大女優として知られたガートルード・ローレンスの半生を描いた作品。
興行が失敗したことから、1969年には上映時間を175分から120分に短縮し「Those Were the HappyTimes」と改題してリバイバル公開された。
ストーリー
[編集]この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
概要
ガートルード本人も、自覚していない求めていた「しあわせ」を、つかむまでの物語と言えよう。
120着を超える衣装、1920、30年代を、あますことなく伝える、映像(資料(ニュース)映像なども含む)に、セットなど、絢爛豪華な伝記ミュージカル映画作品。ガートルードが、出演している舞台など、当時の大ヒット曲(ジョージ・ガーシュウィン、コール・ポーター、クルト・ヴァイル、ノエル・カワードなど)楽曲も満載である。
英国育ち、女優でもあり、ミュージカル界の大スターでもあるジュリー・アンドリュースの真骨頂とも言える作品である。
ドキュメンタリー風なシーンは、スクエア画面。 物語は、シネマスコープで撮影、描かれる。
あらすじ
1920年代、舞台、銀幕などで大活躍の 伝説の大女優、ガートルード・ローレンスの半生を描く、伝記ミュージカル映画である。
映像は、劇場スタイルと同じく、「序曲」から、はじまり、ドキュメンタリー風画面、楽曲「スター!」から、物語がはじまる。ガートルードの幼少期などが、説明される。
シーンが、シネマスコープ画面に変わり、ガートルードに、製作者が、この通りか伝記が正しいかと、たずねるシーンになる。上映許可や意見をのぞむ製作者、ガートルードは「心の中までは、のぞかれたくないわ」とこたえる。
ロンドンの貧しい家庭に生まれたガートルード。あることから、父と別れ、そのことから、母から、舞台学校に、入学させてもらうことに、、 ノエル・カワードと出会い、カワードとは、生涯のかわらぬ公私ともに友人となる。 別れた父の一座のステージに立つことに、、そこから、やがて、ガートルードは、スター街道を歩むことに、、
ガーティー(ガートルードの愛称)が歌う楽曲ほかが、物語の進行と共に、名曲たちが、ちりばめられている。スター街道をあゆむこととなるきっかけのひとつ「バーリントン・バーティー」などである。
順調に、スターの道をあゆんでいるかにみえるガーーティー。 だが、お金の管理にうといガートルードは、借金問題から、裁判に、、 友人でもあるカワードから、生活をあらためなくては、、とアドヴァイスされるも、「死ぬほど、働けば、いいのでしょ」と、文字通り、映画出演に、CM(商品開発)に、ダンスマラソンに、、働き続け、ついに、倒れてしまう。
最愛の娘との関係も、うまくいかずに、、 お酒を飲みすぎてしまうガートルード。
そんな時、一見、失礼なものの言い方、態度をとる演劇に関心を持つ銀行家リチャード・アルドリッチとふたたび出会う。
自分でも、気づいていなかった孤独やさみしさを、、その言葉から、突きつけられるガートルード。 リチャードは、「ひばり」という作品に、アドヴァイスが欲しかっただけという。そんなリチャードが、気にかかるガーティー。
相性のまったく合わないと思われる2人であるが、ノエルとの電話中に、突然、プロポーズされ、ガートルードは、大笑いをしてしまう。 そんなリチャードのプロポーズを、ノエルは、彼独特の表現で、褒めちぎる。
レディ・イン・ザ・ダークの出演を揶揄されるガートルード。持ち前のユーモアでものともせず、、様々な困難をも、乗り越えていく。 だが、ノエルは、そんなガーティーにも、トラブル続きなのではないか、仕事漬けなのではないかと、心配が絶えない。
物語の進行とかさなる「マイ・シップ」ほかが、歌われる。
大問題なのは、楽曲「ジェニー」である。不安でいっばいのガーティーをリチャードは、うまくみちびくことに成功する。
リチャードとノエルの応援もあり、舞台で「ジェニー」は、大成功。
リチャードとガートルードの結婚式のシーンになり、、 製作者が、この通りか、ガートルードに、たずねる。
リチャードとガートルード。 2人の結婚についての会話で 物語のしめくくりとなり、、 (エンド)クレジットが重なる。
ミュージカル・ナンバー(劇中曲)
[編集]A面
1 Overture (Medley :Star!/Someone to Watch Over Me/Jenny/Dear Little Boy/Limehouse Blues)
序曲
2 Star!
スター!
3 Piccadilly
ピカデリー
4 In My Garden of Joy
喜びの庭で(歓びの園)
5 Oh, it's a Lovely War
すてきな戦争
6 N' Everything
すべてのものに
7 Burlington Bertie from Bow
Burlington Bertie 英語版
バーリントン・バーティー(バウから来たバーリントン・バーティー)
8 Parisian Pierrot
パリのピエロ(パリジャン・ピエロ)
9 Limehouse Blues
ライムハウス・ブルース
B面
1 Someone to Watch Over Me
見守ってくれるひと(誰かが私を見つめてる)
2 Do, Do, Do
ドゥー・ドゥー・ドゥー
3 Dear Little Boy (Dear Little Girl)
いとしい人よ(ディア・リトル・ガール)
4 Has Anybody Seen our Ship?
だれか船をみたかしら?
5 Someday I'll Find You
いつかあなたを•••(いつの日か貴方に…)
6 The Physician
素敵なお医者様(お医者さん)
7 My Ship英語版
マイ・シップ(私のお船)
8 The Saga of Jenny英語版
ジェニー(ジェニーの一生)
- Twentieth Centuty Fox Fanfare With CinemaScope Extension
- Forbidden Fruit
- Star! (Extended Single Version)
Extended Version(CD) に収録
エピソード
[編集]エピソード[3]などを記述
- 楽曲「バーリントン・バーティー」では、ジュリーにとり、難挑戦であったことが、監督、振付家ほか、、ジュリー本人により、語られている。この曲も、「スター!」出演前から、(ジュリーのアルバムや(レコード))に、レコーディングされていたと語られている。[4]
- ガーティーが、お酒を飲みすぎ、思いがけず、失礼な行動などをとってしまうシーンでは、あまりお酒を飲まぬジュリーにとり、難しいシーンではなかったかと、監督が語る。カメラトラブルにより、取り直しとなり、、ジュリー本人は、とても出来ないと思ったが、ラッキーなことに、再撮影も成功したと語っている。
- ドキュメンタリーシーンでは、初めアニメで描くという企画もあり、最終的に、スクエア(白黒(セピア色)風)画面に、決定したと監督が語っている。
- ドキュメンタリーシーンでは、スクエア画面。物語では、シネマスコープ撮影が、この作品の特徴でもあり、映画に効果を与えている。
- 楽曲「ライムハウス・ブルース」では、映画ならではの工夫があり、入念な振付などの練習、カメラなどのリハーサルが、行われたと語られている。
- チャリティーや故国のためにはたらくことを、忘れないガートルードの一面も描かれている。
- 仮装パーティのシーンでは、みなに、ローマ風の仮装をと言っておき、自分だけは、フランス風の仮装というガーティーのおちゃめな一面も描かれる。
- 劇中劇「私生活」、ガーティーとノエルの場面では、観客がいない舞台で、演技をしなければならず、リズム(間(ま))がつかめず、とても困ったと、明かされている。
- その舞台「私生活」のことを2人が、海上で、泳いだりしながら、話す撮影シーンでは、リハーサルも含め、血の気がひくほど、寒かったと語られている。
- 裁判所に出向き、絶対に、話してはいけないと、言い含められたガーティーが、つい話してしまうシーンでは、ジュリーのアイディアをとり入れたと、監督が、語っている。
- 楽曲「マイ・シップ」の話題では、スター!の出演前から、ジュリーが、レコーディングをしていたことに、監督が、驚いたことや、ジュリーが、お気に入りの曲のひとつであることも、語られる。
- 「マイ・シップ」は、NHKハイビジョン収録のコンサートでも、アンドレ・プレヴィンのピアノ演奏で、歌唱されている。[5]形を変え、何度か放送、再放送されている。
- 楽曲「ジェニー」では、振付家のアイディアなどにより、、アクロバット的な動き、サーカスが表現されていることからも、軽業などが、披露されている。ジュリーにとり、初めての動き(ダンス表現)だったことも、明かされている。
- 1993年には、映画公開から、25周年をむかえ、記念式典も行われている。DVD「スター!」特別編に、その模様が、収録されている。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
ガートルード・ローレンス | ジュリー・アンドリュース | 武藤礼子 |
リチャード・アルドリッチ | リチャード・クレンナ | 仁内達之 |
アンソニー・スペンサー卿 | マイケル・クレイグ | 黒沢良 |
ノエル・カワード | ダニエル・マッセイ | 納谷悟朗 |
チャールズ・フレイザー | ロバート・リード | |
アーサー・ローレンス | ブルース・フォーサイス | |
ローズ | ベリル・リード | |
ジャック・ローパー | ジョン・コリン | |
アンドレ・シャルロ | アラン・オッペンハイマー | |
デビッド・ホルツマン | リチャード・カーラン | |
ダン | J・パット・オマリー | |
宮内長官助手 | バーナード・フォックス[6] | |
ホステス | アンナ・リー[6] | |
レポーター | トニー・ロビアンコ[6] |
スタッフ
[編集]- 監督:ロバート・ワイズ
- 製作:ソウル・チャップリン
- 脚本:ウィリアム・フェアチャイルド
- 撮影:アーネスト・ラズロ
- 特殊効果:L・B・アボット
- 編集:ウィリアム・レイノルズ
- 作詞:サミー・カーン
- 作曲:ジェームズ・ヴァン・ヒューゼン
- 音楽:レニー・ヘイトン
受賞歴
[編集]- 第26回ゴールデングローブ賞 - 助演男優賞(ダニエル・マッセイ)
- 第41回アカデミー賞では、受賞はなかったもののアカデミー助演男優賞など7部門で候補となった。
主な録音、出版物など
[編集]レコード
[編集]- LP スター! オリジナルサウンドトラック 2枚組(SWG-7114/20th Century Fox Records)
CD
[編集]- CD スター! オリジナルサウンドトラック
Extention(バージョン)
本編(映画)とは、異なるバージョンも収録
ほか
ビデオ
[編集]- VHS スター!
ほか
LD
[編集]- レーザーディスク スター!2枚組(PILF-2495/1998年08月21日)
DVD
[編集]- スター!
- スター! 特別編(FXBQG-1180/2011年)[9]
- 本編
- 字幕 日本語 英語 吹替用字幕 字幕オフ
- 音声 英語 5.0ch DTS/サラウンド 日本語 モノラル
- 映像特典 ほか
・監督/スタッフ/出演者による音声解説
・「スター!」ミュージアム:甦る伝説
・ドキュメンタリー:「スター!」伝説の歌声
・25周年記念:シルバー・スター!
・スクリーンテスト
・劇場予告編集
・TVスポット集
・スティル・ギャラリー
ほか
出典
[編集]- ^ “Star!, Box Office Information”. The Numbers. March 4, 2012閲覧。
- ^ “Star!, Box Office Information”. IMDb. March 4, 2012閲覧。
- ^ 特別編(DVD)音声特典 裏表紙(ジャケット)などを参考
- ^ Burlington Bertie from Bow Spotify
- ^ サウンド・オブ・オーケストラ NHKクロニクル ページ
- ^ a b c クレジットなし
- ^ 国会図書館オンライン Star! ページ
- ^ 国会図書館オンライン Star! ページ
- ^ 国会図書館オンライン スター!特別編 ページ
関連項目
[編集]- ガートルード・ローレンス
- ノエル・カワード
- Ella Shields英語版
- Lady in the Dark(英語版/ミュージカル)
- サウンド・オブ・ミュージック (映画)