スティーブン・キャリエール
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2007年NHK杯の表彰台で | ||||||||||||||||||
生誕 |
1989年6月15日(35歳) マサチューセッツ州 | |||||||||||||||||
身長 | 170 cm | |||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||
所属クラブ | スケートクラブ・オブ・ボストン[1] | |||||||||||||||||
引退 | 2015年6月10日 | |||||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||||||||||
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スティーブン・キャリエール[2](英語: Stephen Carriere, 1989年6月15日[1] - )は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州出身の元フィギュアスケート選手(男子シングル)。
2007年世界ジュニア選手権男子シングル優勝。
人物
[編集]2007年にウェイクフィールド高校を卒業し、現在はボストンカレッジに在籍。いとこのキャロライン・ハリセーはアメリカの女子ショートトラックオリンピック代表選手として、1998年長野オリンピック、2002年ソルトレークシティオリンピック、2006年トリノオリンピックの3大会に出場している[3]。
ボストンカレッジで経済学を学ぶ[1]。軽いスケーティングと安定したジャンプが持ち味で[3]、4回転トウループも完成させている[1]。
経歴
[編集]マサチューセッツ州ウェイクフィールドに生まれる。5歳のとき、五輪で滑る同州出身のナンシー・ケリガンを見て影響された姉とともにスケートを始めた[4][1]。2006-2007シーズン、ジュニアグランプリの3大会で優勝し、世界ジュニア選手権でも優勝を果たした。2007-2008シーズンよりシニアに転向。地元アメリカで開催されたスケートアメリカでは4位。NHK杯では公式練習中に左足踵に右足のトウが刺さり、数針縫ったものの[3]グランプリシリーズ初の表彰台となる3位となった。四大陸選手権ではパーソナルベストを更新して4位につけた。
2009-2010シーズン、コーチをマーク・ミッチェルとピーター・ヨハンソンからプリシラ・ヒルとカール・カーツに変更。全米選手権は足首の怪我により途中棄権。翌シーズンの全米選手権も同様の理由で欠場した。2011-2012シーズンからはコーチをスーナ・マーレイに変更。アイスチャレンジでシニアの国際大会で初優勝。全米選手権は6位[5]。
2014-2015シーズン、4シーズンぶりにグランプリシリーズに出場した。全米選手権は右足首の感染症により出場ができなかった。2015年6月10日に引退を発表した[6]。
主な戦績
[編集]大会/年 | 2003-04 | 2004-05 | 2005-06 | 2006-07 | 2007-08 | 2008-09 | 2009-10 | 2010-11 | 2011-12 | 2012-13 | 2013-14 | 2014-15 |
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世界選手権 | 10 | |||||||||||
四大陸選手権 | 4 | |||||||||||
全米選手権 | 4 N | 7 J | 1 J | 9 | 3 | 9 | 途中棄権 | 6 | 10 | 10 | ||
GPロステレコム杯 | 9 | |||||||||||
GPスケートカナダ | 4 | |||||||||||
GPスケートアメリカ | 4 | 9 | ||||||||||
GP中国杯 | 2 | 6 | ||||||||||
GPNHK杯 | 3 | 6 | ||||||||||
CSネペラ杯 | 1 | |||||||||||
USクラシック | 2 | |||||||||||
ネーベルホルン杯 | 3 | 4 | ||||||||||
アイスチャレンジ | 1 | |||||||||||
フィンランディア杯 | 3 | |||||||||||
世界Jr.選手権 | 4 | 1 | ||||||||||
JGPファイナル | 6 | 1 | ||||||||||
JGPハーグ | 1 | |||||||||||
JGPブダペスト | 1 | |||||||||||
JGPソフィア杯 | 1 | |||||||||||
JGPスケートスロバキア | 2 | |||||||||||
JGPウクライナ記念 | 5 | |||||||||||
トリグラフトロフィー | 4 J |
- N = ノービスクラス、J = ジュニアクラス
詳細
[編集]2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2014年11月14日 - 16日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 10 72.20 |
8 129.04 |
9 201.24 |
2014年10月31日 - 11月2日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ケロウナ) | 4 80.33 |
4 151.34 |
4 231.67 |
2014年10月1日 - 5日 | ISUチャレンジャーシリーズ オンドレイネペラトロフィー(ブラチスラヴァ) | 2 71.18 |
1 148.58 |
1 219.76 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2014年1月5日 - 12日 | 全米フィギュアスケート選手権(ボストン) | 12 64.42 |
9 138.83 |
10 203.25 |
2013年9月11日 - 15日 | 2013年USインターナショナルクラシック(ソルトレイクシティ) | 2 77.48 |
2 148.06 |
2 225.54 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2013年1月20日 - 27日 | 全米フィギュアスケート選手権(オマハ) | 17 62.77 |
9 138.53 |
10 201.30 |
2012年9月27日 - 29日 | 2012年ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 8 65.68 |
3 143.43 |
4 209.11 |
2011-2012 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2012年1月22日 - 29日 | 全米フィギュアスケート選手権(サンノゼ) | 9 71.82 |
7 141.59 |
6 213.41 |
2011年11月1日 - 6日 | 2011年アイスチャレンジ(グラーツ) | 1 71.96 |
1 143.24 |
1 215.20 |
2011年9月22日 - 24日 | 2011年ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 2 74.51 |
5 133.03 |
3 207.54 |
2010-2011 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2010年11月12日 - 14日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ポートランド) | 10 59.14 |
8 125.06 |
9 184.20 |
2009-2010 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2010年1月14日 - 24日 | 全米フィギュアスケート選手権(スポケーン) | 17 58.68 |
- | 棄権 |
2009年11月19日 - 22日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(キッチナー) | 10 59.40 |
7 128.91 |
8 188.31 |
2009年10月29日 - 11月1日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 7 65.24 |
5 129.84 |
6 195.08 |
2009年10月8日 - 11日 | 2009年フィンランディア杯(ヴァンター) | 2 70.22 |
5 123.02 |
3 193.24 |
2008-2009 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2009年1月18日 - 25日 | 全米フィギュアスケート選手権(クリーブランド) | 8 69.36 |
11 115.95 |
9 185.31 |
2008年11月27日 - 30日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(東京) | 5 68.99 |
6 123.31 |
6 192.30 |
2008年11月6日 - 9日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 3 72.00 |
2 145.25 |
2 217.25 |
2007-2008 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2008年3月17日 - 23日 | 2008年世界フィギュアスケート選手権(ヨーテボリ) | 11 68.20 |
9 133.49 |
10 201.69 |
2008年2月11日 - 17日 | 2008年四大陸フィギュアスケート選手権(高陽) | 4 74.08 |
5 144.22 |
4 218.30 |
2008年1月20日 - 27日 | 全米フィギュアスケート選手権(セントポール) | 3 76.66 |
3 151.40 |
3 228.06 |
2007年11月29日 - 12月2日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(仙台) | 3 67.85 |
3 137.13 |
3 204.98 |
2007年10月25日 - 28日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(レディング) | 6 66.85 |
4 129.48 |
4 196.33 |
2007年10月6日 - 7日 | 日米対抗フィギュアスケート競技大会2007 ジュニアクラス(横浜) | - | 1 122.39 |
1 団体 |
2006-2007 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2007年2月26日 - 3月4日 | 2007年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(オーベルストドルフ) | 6 57.71 |
1 131.16 |
1 188.87 |
2007年1月21日 - 28日 | 全米フィギュアスケート選手権(スポケーン) | 10 64.34 |
7 124.70 |
9 189.04 |
2006年12月7日 - 10日 | 2006/2007 ISUジュニアグランプリファイナル(ソフィア) | 1 59.46 |
1 128.67 |
1 188.13 |
2006年10月5日 - 8日 | ISUジュニアグランプリ ハーグ(ハーグ) | 2 57.48 |
1 121.14 |
1 178.62 |
2006年8月31日 - 9月3日 | ISUジュニアグランプリ ブダペスト(ブダペスト) | 2 58.40 |
2 105.61 |
1 164.01 |
2005-2006 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2006年3月6日-12日 | 2006年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(リュブリャナ) | 1 114.86 |
6 56.89 |
4 112.25 |
4 169.14 |
2006年1月7日-15日 | 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(セントルイス) | - | 2 53.40 |
1 126.88 |
1 180.28 |
2005年11月24日-27日 | 2005/2006 ISUジュニアグランプリファイナル(オストラヴァ) | - | 7 48.30 |
6 104.75 |
6 153.05 |
2005年9月29日-10月2日 | ISUジュニアグランプリ ソフィア杯(ソフィア) | - | 1 54.16 |
1 102.86 |
1 157.02 |
2005年9月1日-5日 | ISUジュニアグランプリ スケートスロバキア(ブラチスラヴァ) | - | 4 51.50 |
2 103.97 |
2 155.47 |
2004-2005 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2005年1月9日 - 16日 | 全米フィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(ポートランド) | 8 | 6 | 7 |
2004年9月29日 - 10月3日 | ISUジュニアグランプリ ウクライナ記念(キエフ) | 5 51.09 |
5 93.31 |
5 144.40 |
2003-2004 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2004年4月14日 - 18日 | 2004年トリグラフトロフィー ジュニアクラス(イェセニツェ) | 7 | 4 | 4 |
プログラム使用曲
[編集]シーズン | SP | FS | EX |
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2014-2015 | ラ・ヴィ・アン・ローズ 演奏:ルイ・アームストロング |
月の光 作曲:クロード・ドビュッシー 演奏:アンドレ・コステラネッツ & アンドレ・コステラネッツ楽団 Turning Page 曲:Sleeping at Last |
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2013-2014[5][7] | シェヘラザード 作曲:ニコライ・リムスキー=コルサコフ 振付:タニス・ベルビン |
ドン・キホーテ 作曲:レオン・ミンクス 振付:デヴィッド・ウィルソン |
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2012-2013 | Passionata by London Musicians Orchestra 振付:スコット・ブラウン |
白鳥の湖 作曲:ピョートル・チャイコフスキー 編曲:クリント・マンセル 演奏:ロンドン交響楽団 振付:イリーナ・ロマノワ |
A Change is Gonna Come ボーカル:サム・クック |
2011-2012 | ラ・ヴィ・アン・ローズ マック・ザ・ナイフ 演奏:ルイ・アームストロング |
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2010-2011 | After Midnight Hot Honey Rag 作曲:ダニー・エルフマン 振付:イリーナ・ロマノワ |
映画『ウエスト・サイド物語』より 作曲:レナード・バーンスタイン 振付:イリーナ・ロマノワ |
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2009-2010 | カルミナ・ブラーナ 作曲:カール・オルフ |
火の鳥 作曲:イーゴリ・ストラヴィンスキー |
ミスター・セロファン |
2008-2009 | Nothing Else Matters 曲:メタリカ |
ビリー・ジーン ボーカル:デヴィッド・クック | |
2007-2008 | 天国への階段[8] 曲:レッド・ツェッペリン |
ハリウッド・ノクターン[8] | Sexy Back 曲:ジャスティン・ティンバーレイク |
2006-2007 | Stray Cat Strut 作曲:ブライアン・セッツァー 映画『ピンク・パンサー』サウンドトラックより 作曲:ヘンリー・マンシーニ |
スペース・シャトル +ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド 作曲:バディ・リッチ |
スウェイ ボーカル:マイケル・ブーブレ |
2005-2006 | テレビドラマ『ピーター・ガン』サウンドトラック 作曲:ヘンリー・マンシーニ |
映画『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』サウンドトラック 作曲:ロバート・ロドリゲス |
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2004-2005 | 映画『黒いジャガー』サウンドトラック 作曲:アイザック・ヘイズ |
映画『アラビアのロレンス』サウンドトラック 作曲:モーリス・ジャール 歌劇『サムソンとデリラ』 作曲:カミーユ・サン=サーンス |
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2003-2004 | エルヴィス・プレスリーメドレー | ||
2002-2003 | ゾロ | ||
2001-2002 |
脚注
[編集]- ^ a b c d e 梅田香子『PASSION 2009 フィギュアスケート男子シングルフォトブック』双葉社、2009年2月、p.110
- ^ 本来はアメリカ式にスティーブンと発音するが、競技会の場内アナウンス等でステファンと読まれることもある。
- ^ a b c 斎藤貴子編『フィギュアスケート07-08シーズンフラッシュバック』実業之日本社、2008年3月、p.45
- ^ 小坂有紀編『COLORS 2007 フィギュアスケート男子読本』あおば出版、2007年3月、p.111
- ^ a b Salt shakers: Gold finds, fixes some loose screws
- ^ Boston's Carriere walks away with head held high
- ^ Carriere, Taylor, Su grab leads at U.S. Collegiates
- ^ a b 「2007NHK杯レポート」『フィギュアスケートDays vol.5』DAI-X出版、2008年2月、pp.46-57