スポーツアワー
スポーツアワー | |
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ジャンル | スポーツニュース・情報番組 |
製作 | |
制作 | 日本放送協会 |
放送 | |
放送チャンネル | NHK総合テレビジョン |
放送期間 | 1968年4月7日-1974年3月31日 1978年4月3日-1984年4月1日 |
放送時間 | 放送時間を参照 |
『スポーツアワー』は、NHK総合テレビジョンで1968年4月7日から1974年3月31日、および1978年4月3日から1984年4月1日まで放送されていたスポーツニュース・情報番組である。
概要
[編集]1968年放送開始の第1期と、1978年放送開始の第2期では性格が異なるため分けて述べることにする。
第1期
[編集]第1期の放送は1965年4月11日より放送されていた『現代のスポーツ』を改題する形で放送を開始した[1]。1964年の東京オリンピックを契機にスポーツに興味を示し、見るスポーツから自ら行うスポーツへの関心が高まった。『現代のスポーツ』はこれを受け、日本のスポーツの現状を社会・教育・競技などの面から多角的にとらえ、スポーツの普及・発展のための環境作りを図る番組として放送した。この番組はスポーツの神髄・美しさを伝えるだけでなく、スポーツ界にある問題点もとりあげ、そのあり方を考える番組として放送されていた[2][3]。本番組は『現代のスポーツ』の内容をほぼ踏襲した。番組内容はフィルム構成が主だったが、スタジオからの放送の場合もあった[4]。
第2期
[編集]第2期はその日のスポーツの結果を中心とした内容となった。第1期では週に1回のペースで放送されていたが、第2期では帯番組になり、年末年始を除いて毎日放送されていた。特徴として、プロ野球だけでなく多くの種目をとりあげたほか、NHKのネットワークを生かして地方発の素材も多く放送した[5]。放送時間は基本15分(1983年度の日曜日のみ20分[6])だが、プロ野球のオールスターゲーム・日本シリーズ開催日には放送時間を拡大してハイライトを放送した[7]。オールスター・日本シリーズ以外にも、スポーツのビッグイベントが開催された日には放送時間を拡大するケースがあった[5]。 キャスターはNHKのスポーツ担当アナウンサーが交代でつとめ(初年度の1978年は久保田順三と西田善夫が1週間交代で担当[8])、またプロ野球や大相撲などの解説者が出演する場合もあった[5]。 取材制作体制は第2期の開始時からプロジェクトチームを組んでいたが[5]、『ニュースセンター9時』など他の番組と取材を一元化させるため、1980年10月に報道局内にスポーツプロジェクトを発足させた[9]。
第2期の終了後、番組は直後の時間帯に放送されていた『NHK今日のニュース』[注 1]と統合され、『きょうのスポーツとニュース』へとリニューアルした。以後しばらくの間、NHKではスポーツニュース単体の帯番組は放送されず、1989年に『スポーツタイム』と題して復活するまで通常のニュース番組への内包状態が続いた。
放送時間
[編集]第1期
[編集]- 日曜日 11:00 - 11:20 (1968年4月7日 - 1970年3月29日)
- 日曜日 11:35 - 11:55 (1970年4月12日 - 1974年3月31日)
第2期
[編集]- 月曜日 - 日曜日(1983年度は月曜日 - 土曜日) 22:45 - 23:00[6] (1978年4月3日 - 1984年3月31日)
- 日曜日(1983年度) 22:45 - 23:05[6](1983年4月10日 - 1984年4月1日)
- 日によっては23:00や23:10からの放送になる場合があった。
出演者
[編集]第2期
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 最終版。ローカルニュースと天気予報を含包し、この番組が当時の総合テレビ最終番組であった。
出典
[編集]- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室 編『NHK年鑑'69』日本放送出版協会、1969年、274頁。
- ^ 日本放送協会 編『NHK年鑑'66』日本放送出版協会、1966年、152頁。
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室『NHK年鑑'67』日本放送出版協会、1967年、140頁。
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室『NHK年鑑'72』日本放送出版協会、1972年、175頁。
- ^ a b c d 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室『NHK年鑑'79』日本放送出版協会、1979年、81頁。
- ^ a b c 日本放送協会放送文化調査研究所放送情報調査部『NHK年鑑'84』日本放送出版協会、1984年、115頁。
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部『NHK年鑑'83』日本放送出版協会、1983年、150頁。
- ^ a b c 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室『NHK年鑑'79』日本放送出版協会、1979年、169頁。
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部『NHK年鑑'81』日本放送出版協会、1981年、96頁。
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部『NHK年鑑'80』日本放送出版協会、1980年、180頁。
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部『NHK年鑑'81』日本放送出版協会、1981年、188頁。
外部リンク
[編集]NHK総合テレビジョン 日曜日11:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
あすをひらく
(1967年4月9日 - 1968年3月24日) |
スポーツアワー
(1968年4月7日 - 1970年3月29日) |
|
NHK総合テレビジョン 日曜日11:35枠 | ||
スポーツアワー
(1970年4月12日 - 1974年3月31日) |
海外リポート
(1974年4月7日 - 1980年3月16日) |
NHK総合テレビジョン 月曜日22:45枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
スポーツアワー(月曜日)
(1978年4月3日 - 1984年3月26日) |
||
NHK総合テレビジョン 火曜日22:45枠 | ||
スポーツアワー(火曜日)
(1978年4月4日 - 1984年3月27日) |
きょうのスポーツとニュース(火曜日)
(1984年4月3日 - 1985年3月26日) ※22:30 - 23:10 |
|
NHK総合テレビジョン 水曜日22:45枠 | ||
NHKの窓
(1976年6月30日 - 1978年3月29日) |
スポーツアワー(水曜日)
(1978年4月5日 - 1984年3月28日) |
きょうのスポーツとニュース(水曜日)
(1984年4月4日 - 1985年3月27日) ※22:30 - 23:10 |
NHK総合テレビジョン 木曜日22:45枠 | ||
スポーツアワー(木曜日)
(1978年4月6日 - 1984年3月29日) |
きょうのスポーツとニュース(木曜日)
(1984年4月5日 - 1985年3月28日) ※22:30 - 23:10 |
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NHK総合テレビジョン 金曜日22:45枠 | ||
スポーツアワー(金曜日)
(1978年4月7日 - 1984年3月30日) |
きょうのスポーツとニュース(金曜日)
(1984年4月6日 - 1985年3月29日) ※22:30 - 23:10 |
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NHK総合テレビジョン 土曜日22:45枠 | ||
スポーツアワー(土曜日)
(1978年4月8日 - 1984年3月31日) |
きょうのスポーツとニュース(土曜日)
(1984年4月7日 - 1985年3月30日) ※22:30 - 23:10 |
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NHK総合テレビジョン 日曜日22:45枠 | ||
スポーツアワー(日曜日)
(1978年4月9日 - 1984年4月1日) |
きょうのスポーツとニュース(日曜日)
(1984年4月8日 - 1985年3月31日) ※22:30 - 23:10 |