スモーキー・メディスン
Smoky Medicine(スモーキー・メディスン)は、日本のロックバンド。
概要
[編集]1973年から1974年にかけて活動したアマチュアバンド[1]であったが、メンバーがChar、金子マリ、鳴瀬喜博といった後に著名となるミュージシャン揃いで、現在では伝説のロックバンドである。
Charと佐藤準・藤井章司が在籍していたバンド「Shock」、およびCharと鳴瀬喜博が在籍していたバンド「Bad Scene」(キングレコードからシングル「すべてがわかる時/ロックンロールをふっとばせ」にてメジャーデビュー済み)の両バンド解散後に、Charが面識のあった金子マリを誘い結成された[2]。ライブ活動のほかロック・フェスティバルへの参加、別名義でのオムニバス・アルバムへの参加、バックバンドとしての活動を行ったものの、スモーキー名義でのシングルやアルバムは一作も残さず(売込み用のデモテープは制作したが)、メジャーデビューしないまま解散した[3]。
1982年、Charのソロ・アルバム『Moon Child』に、スモーキー・メディスンとして「Show What You’ve Got Inside Of You -Mama-」「Joy To The World(スリー・ドッグ・ナイトのカバー)」の2曲が収録される。
2002年4月27日、四人囃子との対バンライブにて、佐藤を除いたメンバーによる「スモーキー・メディスソ」として再結成(5月1日 - 2日にも対バンライブを開催)。2008年4月20日には、佐藤も加えたフルメンバーで再々結成し、初のワンマンライブを行う[1]。
2009年2月6日、藤井が他界したため、オリジナルメンバーでの再結成は不可能となった。同年発売された、鳴瀬の還暦記念アルバム『宴暦 EN REKI 〜NARUCHO 60 YEARS』には、1974年にリリースされた企画アルバム「ゴーゴー大パーティー 第4回 ロック・インパルス」の楽曲「Tutti Flutti」(「マイティ・マウス」名義)が収録された。
2023年5月13日、日比谷野音100周年記念イベントにて再結成。ドラムは縁の深い古田たかしと、藤井章司の実弟である藤井修が務めた。
2024年9月21日、アルバム『Smoky Medicine 1974 Live -Joy To The World-』発売。1974年5月3日の渋谷ジァン・ジァンでのライブ音源、同年7月17日の池袋シアターグリーンでのライブ音源、同年5月にエレックレコードのスタジオで録音されたデモ音源が収録されたCDと、前述の2023年日比谷野音でのライブを収録したBlu-ray・DVDがセットとなっている[2]。
メンバー
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “ライブレポート/ROCK LEGENDS(スモーキー・メディスン)”. ギター・マガジン (2008年5月10日). 2016年11月8日閲覧。
- ^ a b 「Smoky Medicine 1974 Live - Joy To The World -」『zicca.net』ZICCA。2024年8月24日閲覧。
- ^ “アマチュア時代~Smoky Medicine~ by TACTFUL WALRUS”. www.asahi-net.or.jp. 2024年6月15日閲覧。