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スーパードラゴン (列車)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スーパードラゴン
スーパードラゴン(左、2011年6月)
スーパードラゴン(左、2011年6月)
概要
日本の旗 日本
種類 快速列車
現況 廃止
地域 岩手県宮城県
前身 快速「むろね」
運行開始 1993年3月18日
運行終了 2013年3月15日
運営者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
路線
起点 一ノ関駅
終点 気仙沼駅
使用路線 大船渡線
車内サービス
クラス 普通車
座席 自由席
技術
車両 キハ100系気動車
一ノ関運輸区
軌間 1,067 mm
電化 交流20,000 V・50 Hz(仙台 - 小牛田間)[注 1]
非電化(小牛田 - 気仙沼間)
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スーパードラゴンは、かつて東日本旅客鉄道(JR東日本)が一ノ関駅 - 盛駅間を大船渡線経由で運行していた快速列車

概要

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大船渡線全線を走破する快速「むろね」が前身で、その線形にちなむ「ドラゴンレール大船渡線」の路線愛称付与にあわせて当列車も「スーパードラゴン」に改称された。

東日本大震災以降は太平洋側を運行できなくなり、一ノ関 - 気仙沼間の列車となっていた。2013年には列車そのものが廃止され、大船渡線の定期列車は全て普通列車となった。

運行概況

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1日1往復運行されていた。2010年12月4日のダイヤ改正までは1日2往復だった。

気仙沼駅 - 盛駅間は東日本大震災以降運休扱いとなっていたが、その後各種市販の時刻表5月号から気仙沼止まりの列車と表記されるようになった。

停車駅

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一ノ関駅 - 陸中門崎駅 - 陸中松川駅 - 猊鼻渓駅 - 摺沢駅 - 千厩駅 - 折壁駅 - 気仙沼駅

  • 2011年まで運行されていた気仙沼駅 - 盛駅間は全列車各駅停車であった。

使用車両

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キハ100系気動車が2両または3両編成で使用されていた。全車自由席であった。

大船渡線速達列車沿革

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キハ100形快速「むろね」
(1992年2月 盛駅)
  • 1960年昭和35年) - 仙台駅 - 盛駅間を運行する準急列車として「むろね」運行開始。
    • なお、仙台駅 - 一ノ関駅間は「くりこま」と併結運転。
  • 1963年(昭和38年) - 「むろね」2往復に増強。また、盛岡駅 - 盛駅間を東北本線大船渡線経由で運行する準急列車「さかり」運行開始。ただし、「さかり」の盛岡駅行は大船渡線内普通列車として運行される。
  • 1966年(昭和41年) - 「むろね」・「さかり」急行列車に格上げ。
  • 1968年(昭和43年) - 「さかり」、青森発着となる。
  • 1970年(昭和45年) - 「むろね」1往復増発。3往復に増強。
  • 1972年(昭和47年) - 以下の様に運行形態を変更。
    「むろね」1往復を一ノ関発着とし、「からくわ」の愛称を与える。「むろね」2往復に減。
    「さかり」、盛岡発着とし、大船渡線内を「むろね」と併結運転を行う。
  • 1982年(昭和57年) - 東北新幹線開業に伴い、以下のように運行体系の見直し。
    「からくわ」・「さかり」を廃止。
    「むろね」を快速列車に格下げ。
    急行列車停車駅(大船渡線内)
    一ノ関駅 - 陸中松川駅 - 摺沢駅 - 千厩駅 - 気仙沼駅 - 陸前高田駅 - 小友駅 - 大船渡駅 - 盛駅
  • 1988年(昭和63年) - 「むろね」下り列車のみ三陸鉄道南リアス線釜石駅まで乗り入れ。
  • 1993年平成5年) - 名称を「スーパードラゴン」に変更。
  • 1997年(平成9年) - 「スーパードラゴン」南リアス線釜石駅乗り入れを中止。
  • 2007年(平成19年)3月18日 - 一部の「スーパードラゴン」が通過していた陸中門崎駅、陸中松川駅に全列車停車開始。これにより、「スーパードラゴン」の停車駅がおおむね統一される。
  • 2010年(平成22年)12月4日 - 1日2往復から1往復になる。
  • 2011年(平成23年)3月11日 - 東北地方太平洋沖地震により、大船渡線運休。4月1日に一ノ関駅 - 気仙沼駅間のみ運転再開。
  • 2012年(平成24年)4月28日 - 上り列車のみ停車していた折壁駅に下り列車も停車。
  • 2013年(平成25年)3月15日 - 3月16日のダイヤ改正により各駅停車化され廃止。

注釈

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  1. ^ 但し、気動車を使用。

関連項目

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