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摺沢駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
摺沢駅
駅舎(南側)(2010年10月)
すりさわ
Surisawa
柴宿 (4.5 km)
(9.2 km) 千厩
地図
岩手県一関市大東町摺沢字街道下25[1]
北緯38度59分45.11秒 東経141度19分17.05秒 / 北緯38.9958639度 東経141.3214028度 / 38.9958639; 141.3214028座標: 北緯38度59分45.11秒 東経141度19分17.05秒 / 北緯38.9958639度 東経141.3214028度 / 38.9958639; 141.3214028
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 大船渡線
キロ程 30.6 km(一ノ関起点)
電報略号 スリ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[2]
乗車人員
-統計年度-
190人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1925年大正14年)7月26日[1][3]
備考 無人駅[1]
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北側(2023年10月)

摺沢駅(すりさわえき)は、岩手県一関市大東町摺沢字街道下[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)大船渡線である[2]

当線にはこの摺沢を経由にするため政友会が圧力をかけてできた大きな迂回があり、しばしば「我田引鉄」の代表例とされている。駅前にはその仕掛け人とも言うべき佐藤親子(秀蔵良平)の胸像が建っている[4][5][6]。なお当駅は開業から1927年(昭和2年)7月15日までは終着駅であった。

歴史

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駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する地上駅である[2]。互いのホームは構内踏切で連絡している。

駅舎は一関市役所摺沢出張所および客席数600のコミュニティホール(室蓬ホール)と合築で、鉄筋コンクリート造3階建て[7]。総工費は19億円で、当時の大東町が全額負担した[7]。なお、建物床面積のうち駅舎部分は110平方メートルに過ぎず、コミュニティーセンターが約2,000平方メートルである[7]。また、駅舎と駅北側とは自由通路で結ばれている[7]

一ノ関駅管理の無人駅である。2022年(令和4年)3月12日のダイヤ改正前日までは業務委託駅(JR東日本東北総合サービス委託)で、窓口と自動券売機が設置されていた。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 大船渡線 上り 一ノ関方面[11]
2 下り 気仙沼方面[11]

利用状況

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JR東日本によると、2000年度(平成12年度)- 2020年度(令和2年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。

1日平均乗車人員推移
年度 定期外 定期 合計 出典
2000年(平成12年)     373 [利用客数 1]
2001年(平成13年)     344 [利用客数 2]
2002年(平成14年)     327 [利用客数 3]
2003年(平成15年)     329 [利用客数 4]
2004年(平成16年)     350 [利用客数 5]
2005年(平成17年)     369 [利用客数 6]
2006年(平成18年)     347 [利用客数 7]
2007年(平成19年)     350 [利用客数 8]
2008年(平成20年)     355 [利用客数 9]
2009年(平成21年)     353 [利用客数 10]
2010年(平成22年)     365 [利用客数 11]
2011年(平成23年) 非公表
2012年(平成24年) 56 310 367 [利用客数 12]
2013年(平成25年) 53 292 346 [利用客数 13]
2014年(平成26年) 49 256 306 [利用客数 14]
2015年(平成27年) 45 238 284 [利用客数 15]
2016年(平成28年) 43 233 277 [利用客数 16]
2017年(平成29年) 42 223 265 [利用客数 17]
2018年(平成30年) 41 199 241 [利用客数 18]
2019年(令和元年) 37 190 227 [利用客数 19]
2020年(令和02年) 23 167 190 [利用客数 20]

駅周辺

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バス路線

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隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
大船渡線
普通
柴宿駅 - 摺沢駅 - 千厩駅

脚注

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記事本文

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  1. ^ a b c d e 駅の情報(摺沢駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月31日閲覧。
  2. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 56号 新庄駅・気仙沼駅・鳴子温泉駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年9月15日、25頁。 
  3. ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、485頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ 小学館『国鉄全線各駅停車・2 東北530駅』133頁。
  5. ^ 竹内理三ほか 編纂 『岩手県姓氏歴史人物大辞典』 角川日本姓氏歴史人物大辞典3、角川書店、1998年(194頁)
  6. ^ 『岩手人名辞典』(財)新渡戸基金、2009年(124頁)
  7. ^ a b c d e f g 「JR摺沢駅 交流施設を合築、便利に 地区民ら完成を祝う」『岩手日報』岩手日報社、1999年12月2日、18面。
  8. ^ 時刻表(JTB版)2015年5月号及び6月号、索引地図参照。
  9. ^ 広報いちのせき「I-Style」2月号 > 花泉駅・摺沢駅の無人化” (PDF). 令和3年度 広報いちのせき「I-Style」. 一関市. p. 28 (2022年1月25日). 2022年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月4日閲覧。
  10. ^ Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240711051550/https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240711_ho02.pdf2024年8月11日閲覧 
  11. ^ a b JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(摺沢駅)”. 東日本旅客鉄道. 2023年12月22日閲覧。

利用状況

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  1. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月14日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月7日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月13日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月31日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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