セルウィリウス氏族
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セルウィリウス氏族 (ラテン語: Gens Servilia) は、古代ローマの氏族のひとつ。紀元前5世紀から執政官を輩出し続けており、共和政後期にはプレブス系からも有力者を出し始め、紀元前203年には二人の執政官を氏族で独占した。
伝説のホラティウス三兄弟の決闘によってアルバ・ロンガからローマへと移り住んだ6つの氏族のうちの1つという[1]。彼らは氏族の宝としてトリエンス貨(アス (青銅貨)の1/3)を祀っており、伝説によれば氏族の運命によってその大きさを変えるとされ、毎年生け贄を捧げていたという[2]。
パトリキ系
[編集]プリスクス - ストルクトゥス家
[編集]- プブリウス
- クィントゥス・セルウィリウス・プリスクス・ストルクトゥス、紀元前494年の独裁官マニウス・ウァレリウス・マクシムスのマギステル・エクィトゥム(副官)[6]
- ガイウス・セルウィリウス・ストルクトゥス・アハラ (紀元前478年の執政官)[7]
- クィントゥス・セルウィリウス・ストルクトゥス・プリスクス、紀元前468年、466年の執政官[8]
- スプリウス・セルウィリウス・プリスクス、紀元前378年のケンソル[9]
- ガイウス
フィデナス家
[編集]- スプリウス
- プブリウス
- クィントゥス・セルウィリウス・プリスクス・フィデナス、紀元前435年、418年の独裁官[11]
- クィントゥス・セルウィリウス・フィデナス (紀元前402年の執政武官)、更に398年、395年、390年、388年、386の執政武官[12]
- クィントゥス・セルウィリウス・フィデナス (紀元前382年の執政武官)、更に378年、369年の執政武官[13]
- クィントゥス・セルウィリウス・フィデナス (紀元前402年の執政武官)、更に398年、395年、390年、388年、386の執政武官[12]
- クィントゥス・セルウィリウス・プリスクス・フィデナス、紀元前435年、418年の独裁官[11]
- プブリウス
アクシッラ家
[編集]- ガイウス
- クィントゥス
- ガイウス・セルウィリウス・アクシッラ、紀元前427年の執政官、紀元前419年-417年の執政武官[14]
- クィントゥス
アハラ家
[編集]- ガイウス・セルウィリウス・アハラ、紀元前439年の独裁官ルキウス・クィンクティウス・キンキナトゥスのマギステル・エクィトゥム[15]
- クィントゥス
- プブリウス
- ガイウス・セルウィリウス・アハラ (紀元前408年の執政武官)、紀元前408年、407年、402年の執政武官[16]
- プブリウス
- クィントゥス
- クィントゥス
- クィントゥス・セルウィリウス・アハラ、紀元前365年、362年、342年の執政官[17]
- クィントゥス
トゥッカ家
[編集]カエピオ家
[編集]ゲミヌス家
[編集]- グナエウス
- クィントゥス
- プブリウス・セルウィリウス・ゲミヌス、紀元前252年、248年の執政官[26]
- クィントゥス
- ガイウス・セルウィリウス・ゲミヌス、紀元前218年の三人官[28]
その他
[編集]- ガイウス・セルウィリウス、紀元前102年のプラエトル。ルキウス・リキニウス・ルクッルスの後任としてシキリア担当[29]
プレブス系
[編集]カスカ家
[編集]ゲミヌス家
[編集]グラウキア家
[編集]ウァティア家
[編集]その他
[編集]- マルクス・セルウィリウス:紀元前181年のトリブヌス・ミリトゥム。プロコンスル、ルキウス・アエミリウス・パウルス・マケドニクスのリグリア出征に従軍[34]。
脚注
[編集]- ^ リウィウス『ローマ建国史』1.30.1-2
- ^ 大プリニウス『博物誌』34.38
- ^ MRR1, p. 13.
- ^ MRR1, p. 27.
- ^ MRR1, p. 34.
- ^ MRR1, p. 14.
- ^ MRR1, p. 25.
- ^ MRR1, p. 32.
- ^ MRR1, p. 107.
- ^ MRR1, p. 112.
- ^ MRR1, p. 60.
- ^ MRR1, p. 83.
- ^ MRR1, p. 103.
- ^ MRR1, p. 71.
- ^ MRR1, p. 56.
- ^ MRR1, p. 78.
- ^ MRR1, p. 115.
- ^ MRR1, p. 187.
- ^ MRR1, p. 211.
- ^ a b MRR1, p. 310.
- ^ MRR1, p. 423.
- ^ MRR1, p. 477.
- ^ MRR1, p. 553.
- ^ MRR1, p. 479.
- ^ MRR1, p. 556.
- ^ MRR1, p. 212.
- ^ MRR1, p. 242、245.
- ^ MRR1, p. 240.
- ^ MRR1, p. 568.
- ^ MRR1, p. 268.
- ^ MRR1, p. 315.
- ^ MRR1, p. 408.
- ^ MRR1, pp. 574–575.
- ^ MRR1, p. 385.
参考文献
[編集]- T. R. S. Broughton (1951, 1986). The Magistrates of the Roman Republic Vol.1. American Philological Association
- T. R. S. Broughton (1952). The Magistrates of the Roman Republic Vol.2. American Philological Association